2008年02月11日

韓国国宝第一号『南大門』全焼!の悲劇

昨年11月、自分は社員旅行で韓国の首都ソウルに行く機会があった。

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南大門(ナンデムン:2007年11月9日撮影)

空港からバスにてホテルに移動中に見かけたのが、この南大門(ナンデムン)。韓国国宝第一号だけあって、バスの中、しかも夜半であったにも関わらず威厳のある建築物だと感じたものだ。

しかしなんと、その南大門が炎に包まれてしまったのだ!



ソウル「南大門」楼閣が全焼・ほぼ崩壊、放火の疑い
読売新聞

10日夜に出火した南大門は、木造瓦葺きの2階建ての楼閣が全焼、残ったのは石組みの土台だけというから、ほぼ完全崩壊状態といえる。原因としては当初照明機材の漏電と見られていたが、調査の結果出火場所付近には電気関係の設備が見当たらないこと、また立ち入り禁止になっている楼閣から出火直後に買い物袋を持った不審な男の目撃情報があることから放火説もある。

「地獄は、昼も夜も、いつどこにでも、思うがままに欲するがままに現れるらしかった。われわれが随意に呼ぶところに、すぐそこに存在するらしかった。」
(三島由紀夫著『金閣寺』より)

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金閣寺

というのは、三島由紀夫氏の最高傑作との呼び声も高い小説『金閣寺』の一節。今から約60年前の1950年7月2日未明、鹿苑寺舎利殿(通称・金閣)が放火され、収蔵されていた文化財もろとも全焼してしまった金閣寺放火事件を題材とした小説だが、韓国が世界に誇る貴重な文化遺産が灰燼に帰してしまった今回の事件は、韓国国民にとって正にすぐそこに存在する“地獄”といえるのではないか。

もし放火だとすれば、いかなる事情があるにせよ許しがたい犯罪である。後世に貴重な文化的遺産を継承していくというのは、国家の垣根を越えた人類全体の課題であり、現世に生きる我々へ共通に与えられた使命であるからだ。

金閣寺放火事件の犯人は、同寺の若い僧侶であったが、結局自ら命を絶った。これにより、彼が何故そのような行動に出たのかという真相は究明されぬままとなってしまった。もし報道にあるように放火が原因であり、その犯人が逮捕されたときは、真相の徹底究明を望みたいもう二度と、このような愚行を許してはならないのだから。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 11:04
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