2007年12月02日

同じコンビニで何度も強盗!そんなに上手くいくはずないでしょ

世の中には案外「懲りない人」が多いが、この事件の犯人などはその好例といえそうだ。

同じコンビニに強盗3回 現行犯で男逮捕
産経新聞

場所は中央区入船というから、東京メトロ日比谷線の築地駅と八丁堀駅の中間地点。ここにある某コンビニ店で強盗事件が発生。犯人は包丁を突きつけて店員を脅し、レジの現金を鷲掴みにして逃げたものの、警戒中の捜査員に取り押さえられたという。犯人の男は「生活費に困っていた」と供述しているが…。

驚いたのはこの男、記事の見出しにもあるように今年の10月と11月にも同店にコンビニ強盗として押し入っているのだ。今回を含め計3件。おまけに未遂もあるというのだから開いた口が塞がらない。手口も一緒で「白いタオルで顔を隠して…」というもの。

「聖闘士に同じ技は二度も通じぬ。今やこれは常識!!」
(byフェニックス一輝:聖闘士星矢 冥王ハーデス編 より)

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聖闘士聖衣神話 フェニックス一輝 (最終青銅聖衣)

ではあるが、一般ピープルが相手であっても短期間に3度も4度も同じ手口を使われたら対抗策を講じるのが常識であろう。

ただ犯人は他の店でのコンビニ強盗に関しても容疑を認める供述をしているので、おそらく犯人の脳内ではコンビニ強盗成功マニュアルのようなものが完成されており、それに従って狙いやすい店舗を狙っていたのかもしれない。まぁそのマニュアルは今回の逮捕で否定されることになったわけだが(笑)

ところで、最近コンビニの原則24時間営業を見直す動きが出てきているという。深夜でも賑わいを見せる繁華街や交通量の多い大通り沿いの店舗ならともかく、住宅街やビジネス街の一角にポツンとある店舗の場合、今回のような防犯面でのリスク増大もさることながら、24時間営業による売り上げの増加よりも人件費・光熱費などのコストが嵩む問題がの方が無視できないのが主な理由。またコンビニオーナーが高齢だと、深夜営業は体力的にキツイという面もある。

とはいえ、実際にはコンビニの24時間営業を簡単に止めるわけにはいかないようだ。表向きの理由として代表的なのは、コンビニは24時間営業を前提として店舗の効率的運営を進めているから。例えば商品の納入を交通量の少ない深夜帯に集中させることにより時間と輸送費のロスを切り詰めている、といった具合。

しかし実際には、コンビニの加盟店が本部に支払うロイヤリティー――というより日本語で上納金と言ったほうが実情に沿っている――の問題がある。コンビニの本部は、店舗の設備や前の段落で挙げたような効率的運営システムを提供する対価として各店舗より上納金を徴収しているのだが、これが純利益(売上高から諸経費を全て引いたもの)ではなく粗利益(売上高から仕入原価のみを引いたもの)に対して掛かり、しかもその割合は高いところで45%にもなる。

コンビニ経営者は、粗利益の約半分を本部に上納した上でさらに家賃や光熱費や人件費を支払わねばならず結局はなるべく人を雇わずに家族総出で24時間店を守ることで、経費を押さえつつ売り上げを伸ばさざるを得なくなるのだ。一方で粗利益ベースでロイヤリティを徴収している本部は末端の経営者の苦労に左右されることなく、収益を上げられるのである…。

最初の話から大分ズレてしまったが“ネタ記事”の部類に入るニュースからも、こんなに考えさせられることがある。実際、自分も勉強になった。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 00:00
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