2015年07月26日

生水での流しそうめんにはご注意を……

山形県の中央東部に位置する東根市は、サクランボの有名品種『佐藤錦』の生まれ故郷として知られるが、市内に最上川・白水川・村山野川・乱川・小見川・日塔川を有する、水資源の豊富な所でもある。

山形・東根市の流しそうめんで47人食中毒
(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/general/news/1513032.html

東根の沢水で47人が食中毒 流しそうめんに使う
(山形新聞)
http://yamagata-np.jp/news/201507/25/kj_2015072500531.php

記事によれば、山形県は、東根市沼沢の沢水で流しそうめんを食べた47人が下痢や腹痛など食中毒の症状を訴える“事件”があったと発表した。このうち医療機関を受診したのは男児4人でいずれも軽症、幸いにも入院した人はいなかったそうだが、同県は原因菌などについて調査を進めている。

今月18日のこと、東根市と仙台市の10歳未満から40代までの家族連れ男女80人が集まり、東根市沼沢で田んぼの草むしりや川遊びを楽しんだ。さらに近くを流れる沢から水を引き、麺つゆを沢水で薄めて流しそうめんを実施したところ“事件”が発生。共通した食品にスイカとかき氷もあるが、沢の生水を使ってそうめんを食べていることなどから、沢水が原因の可能性が高いという。

さて俳句で夏の季語にもなっているように、流しそうめんは日本の夏の風物詩のひとつである。竹(もしくはプラスチックなど)の樋(とい)のなかに水とそうめんを流し、流れてくるそうめんを箸で捕まえてつゆにつけて食べる、

「水が流れて綺麗…風流です。そうですよね。これはゆとりをもって楽しむものなんですよね。この水音がまたいいです。耳が涼やか目でさわやか」
(by.町子リョウ:幸腹グラフティ より)

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といったように、季節感とイベント性に優れた代物である。しかし器材の準備や実施時の手間暇もあり、知名度の割に実際に流しそうめんを体験した人は少ないのではないだろうか? かくゆう私も未経験だ。

それ故「沢の水を使って流しそうめん」というイベントは参加者の期待を煽ったに違いない。前述したように東根市は水の豊富な土地柄だけに尚更テンションは上がったことだろう。

しかし沢水・湧水・井戸水などの衛生事情は、外気温や降雨などの自然条件に左右されやすい。また廃棄物等の汚染源や野生動物などによる病原体に汚染されている可能性もあるので、飲用には思いの外リスクが存在するものなのだ。

【参考】
飲料水の衛生対策について|徳島県
http://www.pref.tokushima.jp/docs/2007071700011/

日本は水に恵まれた国ゆえに、明らかな濁り水でもなければ油断してしまいがちだが、保健所の検査をクリアしていないのであれば、生水での飲用は避け、煮沸してからの飲用を徹底して欲しい。まして夏場は体調を崩しやすい季節なのだから……。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 12:02
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