2011年06月15日

「イジメではないが悪質な悪ふざけの延長」とは何か?



発端は、群馬県内の市立中学校の男子生徒が、他の生徒9人に和室の中央で他の生徒に頭を押さえつけられて倒された上に布団を何枚も押しかぶせられ、あまつさえ布団から出てくるとカメラに追われ、枕も執拗に投げつけられ笑われている様子の一部始終が収められた動画が、動画投稿サイトに投稿されていたこと。


修学旅行大乱闘! 投稿者 acsiv0

「じじいは…決して逆上するなと言った…しかし…それは…無理ってもんだッ! こんなことを見せられて、頭に来ねえヤツはいねえッ!」
(by.空条承太郎:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 12.空条承太郎・セカンド (荒木飛呂彦指定カラー)

という人達が多かったことからネット上で問題となり、彼らが前橋市立第三中学校3年生の生徒であることが判明しただけでなく、加害者たちの実名の割り出しまで行われ始めた。このため同校は関係した生徒9人と保護者を集めて厳重に注意した。と、ここまでの展開は私も納得したのだが、学校側の「いじめとは認識していないが、悪ふざけの延長で悪質だ」としたコメントには憤りを覚えた。

私には「イジメ」と「悪質な悪ふざけが延長したもの」の区別がつかないのだが、別な言葉で表現しているからには、両者には明確な線引きが存在するのだろうか? そもそも私は、暴行・傷害・恐喝・窃盗・名誉毀損といった様々な犯罪行為がイジメという別な言葉で表現され「大したことない事」のように扱われることが納得がいかないのだが!

また「イジメではないが悪質な悪ふざけの延長」なるものが存在するのであれば、「虐待ではなく暴力行為を用いた躾の延長」とか「猥褻行為ではなく少し激しいスキンシップの延長(苦笑)」なんてものも存在するのだろうか? こんな理屈がまかり通るなら、セクシャルハラスメント(セクハラ)やパワーハラスメント(パワハラ)が社会問題になるハズがないではないか!

もちろん、学校側が「イジメではないが悪質な悪ふざけの延長」などという奇妙な言葉を使う背景には、イジメがあったと認めてしまえば指導力不足を問われて自分達の出世と給料に悪影響が出るからだ、というのは承知しているつもりだ。つまるところ、その仕組みを変えていかなければ、学校側が加害者に“味方”して事実を隠蔽しようとする構図に変化は起こらないであろうことも。

それでも、学校側がこんな対応をしたら、火に油を注ぐような事態になると思うのだが……。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 01:02
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