2009年06月14日

プロレスラー・三沢光晴さん急死の報に寄せて

プロレスラーの三沢光晴が死亡 試合中に頭強打
サンケイスポーツ

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サンケイスポーツより

昨日の20時30分ごろ、広島市で行われていたプロレス団体・ノアの試合で、同団体代表も務めるプロレスラーの三沢光晴さん(46)が試合中に対戦相手のバックドロップ――相手の背後から腰に抱きつき、自分の体を後ろに反らせながら相手を頭越しに背後に投げつけるプロレス技の一つ――を受けた際に頭部を強打し、動けなくなった。三沢選手はリング上でAED(自動体外式除細動器)によって蘇生措置が施されたのち、広島大学病院に救急搬送されたが、同22時10分に死亡が確認された

三沢光晴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

三沢さんは覆面レスラーのタイガーマスク(2代目)を務めたこともあり、人気と実力を兼ね備えた現在の日本プロレス界を牽引する存在の一人であったが、まだ40代という若さで鬼籍に入ることとなってしまった。僭越ながらご冥福をお祈りしたい。

ところで、一般にプロスポーツは観客を集めて料金を徴収して催す興行という形式を取る。よってプロスポーツ選手は他者と試合の勝敗・優劣を競うこともさることながら、観客を沸かせ、楽しませるエンターテイナーとしての要素も持つことになる。どのような形でエンターテインメント【entertainment:娯楽】を提供するかは競技内容や選手の個性などによって異なるが、プロレスでは「相手の技を敢えて受け、そこから逆転する」様式美を確立させることでそれを提供しているという面がある。

プロレスラーの技が他の格闘技と比べて群を抜いて派手なのは、お互いが「相手の技を敢えて受け、そこから逆転する」様式美を認識しているからに他ならない。相手の大技が失敗した時の隙を突くような“姑息”な行為は

「男というものは…相手の弱みに付け込むような真似はどんなに苦しくてもしてはならないのだ。ばか正直と笑われようと…そのためにどんなに不利になろうとも」
(byタイガーマスク=伊達直人:タイガーマスク より)

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タイガーマスク 永久保存版/全105話パーフェクトガイド

と忌諱されるのだ。

閑話休題、この様式美がある故にプロレスラーは相手の技を受けきるために、あらゆる格闘技選手の中でも群を抜く打たれ強さ、つまりタフネスな肉体と驚異的なスタミナを身に着ける。そうでなければ「相手が自分の技をちゃんと受けきってくれる。だから派手な大技も遠慮なく出せる」という対戦相手の“信頼”に答えることができないからだ。

しかしどんなに鍛えても「相手の派手な大技を敢えて受け」る行為は身の危険を伴う。受身の上手さ、打たれ強さで知られていた三沢選手であっても、このような不幸に見舞われることを見てもそれは明らかである。プロレスに対してネガティブな印象を持っている人は、これを期に改めていただければ幸いである。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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<プロレスラー>三沢光晴さん死亡 試合中倒れる 広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090613-00000097-mai-soci
posted by 只今(橘カヲル) at 05:36
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