2008年08月09日

ロシアとグルジアが“戦争”状態に突入!

北京にてオリンピックが華々しく開催を告げた。しかしその一方で、世界ではこのような恐ろしい事態が起こっていた。


西アジアの小国であり、旧ソビエト連邦の構成国のひとつであったグルジア共和国。ソビエト連邦の指導者として知られるヨシフ・スターリンの出身地としても有名である。

同国はソビエト崩壊後、帝政ロシア~ソビエト時代の過酷な支配政策の反動から、一貫して脱ロシア&親欧米政策をとっている。しかしロシアにしてみればグルジアは黒海へと抜けるための地理的要衝であるなどの理由から、それは容認できるものではない。そのためロシアはグルジアからの分離独立を目指す南オセチア自治州へと肩入れしているのだが、これをグルジアは「内政干渉である」として反発している。

参考:グルジア
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

そしてこのたび、グルジアが南オセチア自治州への攻撃を開始したこと受けてロシア軍が軍事介入を開始グルジアはこれに対抗して予備役(よびえき:現役を終わった軍人が一定期間服する兵役。非常時に召集されて軍務に服する)に召集をかけるなど、事態が悪化してしまっている。

こうした現状を受け、日本政府がロシア・グルジア両政府に対し即時停戦と当事者間の直接対話を要請するなど、国際社会も事態の収拾に努めているのだが、収まる気配が無いのが現状である。

うろ覚えの知識で恐縮だが、国際社会ではオリンピックとかサッカーワールドカップの期間中はこうした武力衝突は差し控えるという暗黙の了解があると聞いている。しかしオリンピックが神聖なるスポーツの祭典から世界最高峰のショービジネスへと変貌を遂げてしまった現状では、暗黙の了解も無と帰してしまったということか。

戦争をスポーツに喩えるのは不謹慎だとは思うが、戦争とはスポーツのように「柔よく剛を制す」ことは極めて稀「剛よく柔を断つ」のが普通である。よって国力の違いを見れば大国ロシアにグルジアのような小国が徹底抗戦を挑むのはあらゆる意味で凄い行為だ。

もちろん、ここでグルジア側に入れ込んで軍事介入する国や機構が出てくれば話は別だが、そうなると比喩表現抜きで第三次世界大戦の引き金が引かれかねない…

これが一昔前のアニメであれば美少女が瞳を潤ませながら「争いはやめましょう!」と言えば全ては丸く納まるだろう。しかし残念ながら現実の戦争は当事者国の利害・周辺国の利害・国際社会全体で見た場合の利害等々が複雑に絡み合ってしまっているため、そう簡単には収まらないのが実情だ。

かつて

「戦争には制限時間も得点もない。スポーツの試合のようなねェ~。なら、どうやって勝ち負けを決める? どこで終わりにすればいい? 敵であるものを全て滅ぼして…かね?」
(byアンドリュー・バルトフェルド:機動戦士ガンダムSEED より)

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MS IN ACTION!! ラゴゥ

と述べた者がいるが、彼が逆説的に述べているように戦争における勝利とは敵国民の殲滅ではない。あえて言えば相手国と何らかの条約を結ぶなどして自国にとって有利な状況・環境を整えることであろう。

今回の戦争を出来る限り早期に収拾する唯一の手掛かりはそこにあると自分は思う。とにかく当事者同士…それがダメならオブザーバー(顧問:発言権はあるが議決権はない存在)もつけて話し合いの場を持ち、双方が納得できる妥協点を探ることだ。ロシアもグルジアも、自国民を傷つけずに事態が収拾できるならそのほうが良いことに変わりは無いはずだから。

いずれにせよ、この問題の早期解決を祈ってやまない。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 20:30
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