2008年07月05日

電子マネーはゲームセンターの救世主となるか?

EdyやSuicaに代表される電子マネーは、いまやすっかり市民権を得た感がある。ジャラジャラと財布から小銭を取り出す手間もなく読み取り機にタッチするだけで支払いができるのは、列車の乗り換え時のような時間のない時の決済には非常にありがたい。しかしあまりに便利すぎて現金を使っている感覚がなくなるのが怖いという声があるのも事実だ。

自分もそうした考えを持つ一人で、PASMO定期券にいくらかお金をチャージしてはいるが基本的に交通機関の運賃支払いにしか使わない。これは小さな紙切れである切符を紛失するリスクを回避するためである。

とはいえ電子マネーがもっと普及し、子供のころから電子マネーが身近にある世代が社会の中核をなすようになれば、自分のような古い考えの人間などごく少数に過ぎなくなるのだろう。なにしろ様々な業界が電子マネーの導入に期待を寄せているのだ。たとえばこんな業界でも…

「電子マネー」が瀕死のゲームセンター業界を救う?
ダイヤモンド・オンライン

電子マネーの導入を渇仰している業界…それはゲームセンター業界である。ゲームセンターは顧客の利便性を考えれば、一回のプレイ料金を100円玉で○枚というような形にする必要がある。このため人件費や筐体購入費などが上昇しても簡単にプレイ料金に反映させることができない

だが電子マネーであれば極端な話をすれば1円単位で料金設定ができるため、コスト高に柔軟に対応することが出来る。また前述したように電子マネーは現金を使っているという感覚が薄いから、利用客も現金の時よりも大目にお店にお金を落としてくれる可能性が考えられる。店舗側にとっては願ったり叶ったりなのだ。そのためゲームセンター業界では、電子マネーは救世主のように考えられているのだそうだ。

…そううまくいくだろうか?ゲームセンターに人が行かなくなった理由として、自分は大きく3つに分けられると考えている。

(1)は家庭用及び携帯用ゲーム機の進歩によって、ゲームセンターの大型筐体と遜色ないクオリティのゲームがわざわざゲームセンターに足を運ばなくてもできるようになったこと。
(2)インターネットを用いたネットゲームというジャンルが登場したことで、ゲームセンターが家庭用ゲーム機に対して持っていた『見知らぬ様々な人と共にゲームがプレイできる』というアドバンテージが消滅したこと。
(3)対戦型のゲームに当てはまるのだが、一部のマニアがプレイ初心者を容赦なく血祭りにあげるので新規ユーザーが入り込めず、結果としてプレイ人口が限定され製品寿命が縮まってしまうこと。

これらの要因はすべて、電子マネーの導入によってクリアーになる要因とは思えない。電子マネーに過剰な期待をしても

「やめろ、私は救世主じゃ…メシアなんかじゃないんだ…」
(byゼロ=ルルーシュ・ランペルージ:コードギアス 反逆のルルーシュ より)

080705_00.jpg
project BM! コードギアス ゼロ R2 Ver. project BM! -18

というリアクションをされてしまうのがオチである…?

実際、ゲームセンターが『マニアの溜まり場』である間は斜陽産業のままだと思う。古臭い例えだが、かつてデパートの屋上に必ずあった遊園地のごとく、ファミリー層――つまりは一般の顧客を取り込めなければ…。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
banner_03.gif←管理人の励みになります。よろしければクリックをお願いしますm(_ _)m


posted by 只今(橘カヲル) at 01:09
"電子マネーはゲームセンターの救世主となるか?"へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: