2011年10月30日

上野毛『吉華』さんにて豆腐まで美味しい麻婆豆腐に出会うの事

新しく購入したグルメガイドを見ていたら、比較的近場のお店が紹介されていた。かねてから評判を耳にしていたので、良い機会と思い来訪することに。

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吉華 上野毛店四川料理 / 上野毛駅二子玉川駅

最寄り駅は東急大井町線・上野毛駅。環状8号線を北上し、多摩美術大学造形表現学部キャンパスの手前に位置するのが、今回ご紹介する四川料理の専門店『吉華』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。なんでもオーナーは日本における四川料理のパイオニアである陳建民氏の薫陶を受けた方とのこと。実は私が現在住んでいる自由が丘に支店があり、そちらはちょくちょく利用させてもらっている。

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店内の様子

訪れたのはランチタイムも終盤戦の14時手前ぐらいだったが、店内は盛況だった。中華料理店でよく見かける中央にターンテーブルがついた円卓(中華テーブルというらしい)に座っていたグループ客が、新しい料理が運ばれてくるたびに歓声をあげ、それを勢い良く食べていたのが印象的だった。

彼らの、場の空気を考えない声の大きさや話の内容からすると「ギョーカイ人」のようなのだが、高級料理を食べ慣れているであろう彼らにとっても、同店の料理は魅力的らしい。

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ランチセット・麻婆豆腐(1,000円:税込)

四川料理専門店ということで、今回はベーシックに麻婆豆腐を注文。本来は単品で1,600円するのだが、ランチタイムならセットで1,000円とお得だ。

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席に運ばれて来るときから麻婆豆腐より花椒の鮮烈な香りが漂い、食欲中枢を刺激する。

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口に運ぶと、まずは花椒の痺れるような辛さと唐辛子由来の刺激的な辛さが舌に訪れるのだが、それが過ぎ去ると豆腐や肉の美味しさがジワジワと感じられて来る。物の本によれば佐賀県産の大豆を使った豆腐を使用しているとのことだが、麻婆豆腐で肉はまだしも豆腐の美味しさを感じる、という経験をしたことが無かったので少なからず驚いた。

考えてみれば花椒や唐辛子による辛味は、あくまで具の美味しさを引き立てるための演出に過ぎないはず。『吉華』さんの麻婆豆腐を食べると、辛味で具の美味しさを塗りつぶしてしまっている麻婆豆腐が巷に多いことが知れる。

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それほど強烈な辛さではなかったのだが、ご飯と共に麻婆豆腐を食べ終わるころには頭皮からもジンワリと吹き出るように汗をかいていた。

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食後は、これもセットに含まれるデザートで口直し。写真だとコーヒーゼリーのように見えるが、中華料理のデザートでお馴染みの仙草ゼリー。辛味と格闘したあとの舌に心地よい。

麻婆豆腐はコンビニやスーパーの惣菜でもお馴染みだが、その「麻婆豆腐ってこんな味」ちいう概念を崩すには、『吉華』さんは適任かもしれない。皆さんもお試しあれ。





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2011年08月28日

浜松町『中国酒家 貘』さんで太平燕を食し、メジャー化を希望するの事

ご当地グルメに脚光が集まるようになって久しいため、それらが東京でも食べられるケースも珍しくなくなった。

昨日、私は或るご当地グルメを食するために浜松町まで出かけた。

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中国酒家 貘 中華料理 / 浜松町駅大門駅芝公園駅

JR浜松町駅の南口を出たら金杉橋口(5番出口)の階段を降りて直進。突き当たりを右折すると程なく右手に見えてくるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、今回の目的地となる『中国酒家 貘』(ちゅうごくしゅか ばく)さん。

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店頭のメニュー

同店は中国酒家との看板を掲げているものの、メニューには東南アジアの名物料理である海南鶏飯も載っていたりするので、実体は「中国料理メインの多国籍料理店」である。

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店内の様子

諸般の事情により訪れたのは日が暮れてから。席について注文を通す。

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太平燕(980円:税込)

さて同店を訪れたのは、熊本市周辺地域では学校給食で出てくるほどポピュラーなご当地グルメ、太平燕(たいぴーえん)を食したいと考えたから。同店の店主が熊本出身のため、メニューに載っているのだとか。

太平燕の詳しい説明は以下に譲るが「海鮮スープ春雨」と評しているのを見かける。

太平燕
Wikipedia

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しかし、イカ、カマボコ、エビ、シイタケ、キクラゲ、タケノコ、白菜、タマゴなどなどの大きな具が大量に入ったビジュアルと

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鶏ガラをベースにしたスープを考えると、

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「長崎ちゃんぽんの麺を春雨に替えたもの」という表現が一番わかり易いと思う。実際、味もそのとおりで美味しくいただける。ご当地グルメには正直ビミョーな代物も無くは無いが、太平燕は一般受けする味だと思うので、もっとメジャーになることを切に願う。麺が春雨になった分だけヘルシーだし。

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焼餃子(580円:税込)

さて同店は焼餃子も名物。しばしばメディアで取り上げられ、通信販売されるほどの人気だ。

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黒酢と刻みショウガでいただくのだが、野菜やニンニクを入れず豚肉100%で作られた餡とやや厚めの皮によって、小籠包のごとく内部に多量の肉汁が保持されており、迂闊に齧り付くと飛び出した肉汁で火傷する羽目になる。こちらも美味しいので、ぜひ試して欲しい逸品である。





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2011年06月25日

学芸大学『味味』の美味しさの秘訣は店主の勉強熱心さにあり

ある雨の土曜日、私が某所で所用を済ませたころ、時刻は既に夕方となっていた。ついでなので早めに夕食を取ることにし、学芸大学駅で途中下車した。

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中国料理味味 中華料理 / 学芸大学駅祐天寺駅

東急東横線・学芸大学駅から徒歩数分、駒沢通りへ通じる細い道路沿いに店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)のが、今回の目的地である『味味』さん。店名は「みみ」と読む。いかにも「町の中華料理屋さん」的な風情の外見からは想像つかないかもしれないが、本格的な中華料理が食べられるお店としてメディアで何度も取り上げられている名店だ。

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店内の様子

本来は17時から開店するのだが、店主曰く「雨天のため支度に手間取った」とのことで、15分オーバーぐらいの時間で入店。店内は4人がけのテーブル席がひとつとカウンター席が4席。2階に座敷席もあるが、外見どおりの小規模店舗である。

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北京水餃子(550円:税込)

まずは定番の水餃子から。店主自らが手包みして作る自家製だ。黒酢が満たされた小皿と共に出されたが、店主から「そのまま食べてみて、味がついているから」とのアドバイス。

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早速、なにもつけずにそのまま食べてみたが、しっかりとした旨みが感じられ、美味しい。もちろん黒酢をつけて食べても上出来の味である。物の本によれば隠し味に上海蟹(!)のエキスが使用されているのだとか。

店主曰く「醤油やラー油をつけて食べるのは(餃子に)味がないのを誤魔化すため」とのこと。店主は笑顔のままで穏やかに語っていたが、自分の出す料理に対する絶対的な自信が感じられた。

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ニララーメン(800円:税込)

そして今回のメインであるニララーメンのご到着! 

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器一面にゴルフ場の芝生のように敷き詰められた生ニラの量が圧巻。

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口にしてみれば、醤油ベースのスープの熱で程良く柔らかくなったニラの美味しさと、スープ内に投入された溶き卵の甘み、そしてスープの底に沈んだ豚挽き肉から出る旨みが渾然一体となって、脂が浮いているわけでもないのに濃密な味わいを醸し出している。また固めに茹で上げられた麺も出来が良く、総合的に専門店のラーメンと比べても遜色ない美味しさに仕上がっている。これは評判になるのも頷ける。

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完食!

そして出された料理の美味しさと同様に驚いたのが、店主が経済や国際情勢について詳しいこと。店内のテレビでEU(ヨーロッパ共同体)に関するニュースが流れていたときに「ギリシャは国民の四分の一が公務員だから国の財政が持たなくなっている」といった話をされたり、日本の経済に関するニュースになったときには「東京電力の株は大企業や有力者などが大量保有しているからJALのように簡単に倒産させられない」という趣旨の話をされていた。

思うに店主は勉強熱心な方なのだろう。それが料理にも生きているからこそ、評判になるのだ。皆さんも訪れてみてはいかが?





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2011年06月11日

六本木『御膳房』さんの雲南豆腐かけご飯で、豆腐の美味しさに感動するの事

小雨模様のなか、かねてから注目していた或るお店に向かうべく六本木まで足を運んだ。

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御膳房 中華料理 / 六本木駅麻布十番駅六本木一丁目駅

東京メトロ日比谷線六本木駅の3番出口から徒歩数分、六本木交差点から芋洗坂を下っていくと到着するのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『御膳房』さん。中国の西南部に位置する雲南省の料理が食べられる数少ないお店である。というより私は寡聞にして同店以外に雲南料理が食べられるお店を知らない。

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店頭のメニュー

コースメニューでの高級料理も手がける同店であるが、ランチタイムなら比較的リーズナブルな価格で利用できるのはありがたい。

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店内の様子

開店時間とほぼ同時に飛び込んだため、店内は私の外にはスタッフの方のみ。高級感溢れる内装に圧倒され少々いたたまれない気持ちだったのだが、程なくして天候に恵まれないにも関わらず何組かの客が同店を訪れてくれたため、その気持も収まった。

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雲南豆腐かけご飯(1,050円:税込)

そうこうしているうちに、今回のお目当てである雲南豆腐かけご飯が到着。ランチタイムなので玉子スープと小鉢が2皿(本日はゴマダレをかけた大根サラダとコーン)、そしてデザートとして杏仁豆腐がついている。

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全体が鮮やかな橙色に彩られた「雲南豆腐」のアップ。雲南料理の代表格である。豆腐が細かく砕けているのが大きな特徴で、同じく細かく刻まれて豆腐と共に煮込まれた赤と緑のピーマンおよび上に乗せられた白ネギと香菜(シェンツァイ:パクチー、コリアンダーとも呼ばれる香草の一種)が外見上の良いアクセントになっている。

一見すると中華料理の定番である麻婆豆腐にも似ているが、調理法には違いがある。一般的に、麻婆豆腐は

1.肉を炒める
2.スープを入れ豆腐と共に煮る
3.水溶き片栗粉でとろみをつける

という作り方であるのに対し、雲南豆腐は

1.豆腐を細かく砕いて炒める
2.スープを入れて煮る
3.水溶き片栗粉でとろみをつける

といった手順で作られる(※調理法は流儀によって若干の差異がある模様)。

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麻婆豆腐にも似た外見からピリ辛の味付けかと思いきや、さにあらず。口にすると豆腐由来の穏やかで優しい甘みが全面に感じられて、とても美味しい。豆腐の美味しさを引き出す調理法としては屈指のものではないだろうか? ご飯にもよく合い、食が進むこと請け合いだ。

辛い料理が苦手な人にもお勧めできるし、材料は豆腐と野菜なのでヘルシーだからカロリーを気にする人にもお勧めできる。皆さんもお試しあれ。





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2011年05月29日

汐留『帝里加』さんのレバニラ炒めに調理の巧みさと下処理の丁寧さを見るの事。

テレビゲームにおけるロールプレイングゲーム(RPG)で、なぜか地下迷宮(ダンジョン)の奥深くに宿屋や道具屋などが設置されていることがある。ゲームとしてのバランスをとるためだとは思うが「こんな所にお店があるワケないじゃん」とツッコミたくなるのも事実だ。

しかし「極めてそれに近しいシチュエーションの店がある」と聞きつけた私は、急ぎ現場へ向かうことにした。

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都営地下鉄大江戸線の汐留駅から電通本社ビルの前を抜け、首都高速・汐留JCT(ジャンクション)近辺ににある住友不動産汐留浜離宮ビル(ベルサール汐留)の近くまで来ると、地下駐車場である汐留パーキング(汐留駐車場)への入り口がある。

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階段を降りて駐車場に出ると、その奥で何やら煌く光芒を発見。

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帝里加 中華料理 / 築地市場駅汐留駅新橋駅

そこが今回の目的地である中華料理店『帝里加(でりか)』さん。入り口の食券販売機で確認できる料理の品揃えをみれば、どこにでもある「町の中華料理屋さん」だが、こんなロケーションで営業しているお店は、そうそうお目にかかれないと思う。

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店内の様子

入店したのは同店の夕方からの営業が始まる17時を少し超えたところ。近辺はビジネス街なので週末は逆に閑散としているのだが、5~6名の方が席について料理を待っていた。私が席についた後でテイクアウトを希望する方も訪れた。近隣の方々には重宝されているようだ。

中国人の女性スタッフに食券を渡し、さらにその女性が厨房の料理人に中国語でオーダーを通す光景を目にしながら、暇つぶし用に置いてある雑誌を読みつつ暫く待つ。

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レバニラ炒め定食(550円:税込)

すると間もなく、今回注文した「町の中華料理屋さん」の定番メニューのひとつ、レバニラ炒め定食が到着した。メインのレバニラ炒めにライス、スープ、ザーサイ、冷奴、口直しのデザートまでついて価格は驚きの550円。この界隈でこの価格設定は嬉しい限り。

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正直に言おう。定番メニューであるレバニラ炒め定食をオーダーしたのは、同店への来訪が初めてだったために「ハズレであってもそこそこ食べられる料理にしておこう」と考えたからだ。

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ところが食べてみたら、レバーにチャンと火が通っているのに柔らかくプルプルとしており、しかも臭みが無いという理想的なレバニラ炒めだった! 炒めすぎないギリギリのタイミングを計った調理の巧みさと臭み抜きを怠らない下処理の丁寧さが読み取れる。これは“アタリ”のレバニラ炒めだ。

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味付けは相当濃いめなのは好みが分かれると思うが、ご飯が進むのは間違いない。皆さんも一度お試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 20:52| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2011年05月21日

蒲田『歓迎』さんで餃子以外の新たなお気に入りを見つけるの事。

川崎で所用を済ませてからの帰り道、メガネを新調しようと蒲田で途中下車。メガネを作る場所はどこでもよかったのだが、新しいメガネができるまで暫く待ち時間が生じるので「ついでに昼食も済ませよう」と考えたため。

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中国料理 歓迎 本店餃子 / 蒲田駅京急蒲田駅蓮沼駅

JR蒲田駅の東口から徒歩数分。大田区役所の前を過ぎてから更に少し直進すると、大田区生活センターという建物の1階に赤地に白文字の看板を掲げるお店がある。ここが今回の目的地である『歓迎(ホアンヨン)』さん(詳しい場所は上部リンク先または記事下の地図を参照)。

同じく地元で支持を集める『你好(ニイハオ)』や『金春(コンパル)』と共に、羽つき餃子を蒲田のB級グルメとして世に知らしめた計り知れない功績を持つお店であり、テレビや雑誌といったメディアへの露出回数も数知れない。私はこれら3店を「冥界三巨頭(by.聖闘士星矢)」ならぬ「蒲田三巨頭」と勝手に名づけている(笑)。

なお、ご存知ない方に説明すると、羽つき餃子とは焼き餃子を作る過程において、蒸し焼きにする時に小麦粉や片栗粉を緩く溶いた水を流しこむことでパリパリとした薄皮が付いた餃子のことである。

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店内の様子

いつきても相変わらずの盛況に驚く。訪れたのは土曜日なのだが、毎週土曜日は本来6個300円で提供している羽つき焼餃子が50円割引の250円になるから余計に来客が多いのだと思う。

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焼き餃子(300円:税込)

席についてオーダーを通すと、焼き餃子が間髪入れずに運ばれてくる。あまりにも注文者が多いので見込み生産しているものと思われる。

それでは早速、小皿に醤油を……ではなく、ここで一つ小技をご紹介。

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同店にはニンニクを効かせた特製の餃子タレがあり、スタッフの方にお願いすれば無料で持ってきて貰える。

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ちょっと粘り気のある(糸を引く感じ)タレを小皿に取り分けたなら、

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おもむろに齧り付こう! まず香ばしく焼けた薄い“羽”とモッチリした厚みのある皮の対比が創りだす香ばしさと歯ごたえが堪能でき、一拍子遅れて豚肉と鶏肉および白菜などの野菜で構成される肉汁が存分に含まれた餡の濃密な美味しさが味わえるのだ。

相当ボリューミーなのだが、香りが良いためか後口が軽く感じる。これは物の本によれば漢方をスパイスとしてブレンドしているためなのだとか。

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レタスの包み(880円:税込)

ところで同店は餃子専門店ではないので、他の中華メニューも充実している。いろいろトライしているのだが、今回見つけたお気に入りが、レタスの包み。

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ピリ辛に味付けされた挽き肉炒めの上に砕いたナッツが掛けられていて、

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これをレタスに包んで食べる。挽き肉炒めそのものは相当に濃い味付けで直接食べるには不向きだが、レタスに包んで食べると実にいい具合に中和されて美味しくいただける。というよりレタスに包んで食べることを前提にしているので濃い味付けになっているのだろう。ナッツの風味も良いアクセントだ。今回は試さなかったが、この挽き肉炒めはライスの上に掛けて食べても美味しいと思うので、次回はチャレンジしたい。

注意点としては、繰り返すが味付けが濃いので、あまり挽き肉炒めを盛大にレタスに盛りつけないこと。味の濃さがレタスでも中和できなくなってしまうからだ。

『歓迎』さんに来たら、餃子の他にレタスの包みもお試しあれ。


歓迎 [ 中華 ] - Yahoo!グルメ





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2011年05月14日

元町・中華街『保昌』さんの中華風ビーフカレーに文化の変貌を見るの事。

過日、老舗蕎麦店で蕎麦屋のカレー丼を味わうという背徳行為に酔いしれた私(詳細はこちら)は、今度は横浜中華街でカレーを味わうことにした。日本最大の中華街で、あえてカレーを食べる……なんとも楽しいではないか。

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保昌 本館広東料理 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅

横浜中華街に数多くある小路のひとつ、香港路の一画にある『保昌』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。屋号の読みは「ほしょう」。外見はオーソドックスな街角の中華料理屋さんといった風情であるが、店頭に飾られている多数のメディア露出報告が示すように、その評判は高い。

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店内の様子

開店直後に飛び込んだので空席が目立つように思えるが、撮影直後ぐらいから続々と人が押し寄せて、あっという間に席が埋まってしまった。休日のためか観光でやってきたグループ客が多いせいもあるだろうが、それでも並居る大規模有名店を向こうに回しての繁盛には感心する。

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牛バラカレーゴハン(850円:税込)

こちらが、今回のお目当てである牛バラカレーゴハン。

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たまごスープがセットで付いてくる。

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具は牛バラ肉にザックリとカットされたタマネギという極めてシンプルなもの。

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しかし味わいは深い。単に「牛バラを具に使った」のではなく、横浜中華街の定番料理である牛バラ肉の煮込みの技法を応用したと思しきそれは、柔らかいだけでなく旨みもあり臭みも感じられない。これにタマネギのシャキシャキした食感と仄かな甘み、さらにカレーによるの食欲をそそる香りと口に入れた際の刺激が加わるので、専門店のカレーにも引けをとらない美味しさとなる。

インドで発祥したカレーはイギリスを経由して日本に伝わった。その過程でそれぞれの国の技法と食文化を取り込んで変貌を遂げていったが、横浜中華街に辿り着いたことで中華料理の技法と食文化も取り込み、更なる変貌を遂げたのが『保昌』さんのカレーなのだろう。皆様も一度お試しあれ。


有限会社保昌 [ 中華 ] - Yahoo!グルメ





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2011年04月24日

元町・中華街『海員閣』さんで定番の牛バラ飯を味わうの事。

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横浜中華街・関帝廟

昨日は天候不順であったが、久しぶりに横浜中華街まで足を運んだ。今回訪れる予定のお店は人気店なので、こんな日のほうが混まなくてよいと思ったからだ。

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海員閣 広東料理 / 元町・中華街駅日本大通り駅石川町駅

横浜中華街に数多くある小路のひとつ、香港路の一画にある『海員閣』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。派手な外観の大規模有名店が犇(ひし)めき合う横浜中華街において、知らなければ素通りしてしまいそうな地味な外観の小規模店舗だが、実力は確かなお店だ。

事実、私が開店時間の30分ほど前に到着したときには、時折激しく雨が降りしきるという生憎の天候にも関わらず、既に入口付近に並んでいる親子連れがいた。そして開店時間直前の頃には私を含め10名以上の人たちが列をなしていた。

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店内の様子

開店時間となり、店内に通される。2階席もあるので店内の席数は思った以上に多い。開店前から並んでいた我々が店内に通された後も、ドアのガラス越しに店内を伺って入店してくる人たちが後を絶たず、相席をお願いしてもなお瞬(またた)く間に満席状態になってしまった。

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燒賣(シューマイ 480円:税込)

まずは同店を訪れた多くの人たちが注文するシューマイから。お持ち帰り用も販売されているほど人気の一品だ。円筒形に整えられた一般的なシューマイと比べて随分と不恰好な外見に気圧されてしまうが、

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醤油を少し付けてから意を決して齧り付いてみると、肉の挽き具合を荒くしていることで外見は不恰好になっているが、肉の旨みと歯ごたえが素直に感じられる良品であることに感心する。

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牛バラ飯(牛ばらはん 900円:税込)
※牛バラ飯の「バラ」部分は「月偏に南」と書いて「牛腩飯」。ネット閲覧環境によっては表示されない場合あり。

シューマイで胃袋を軽く満たしてから暫くののち、お目当ての牛バラ飯が運ばれてきた。

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数多くの巨大な石塊のごとき牛バラの煮込みがドンブリ飯の上に惜しげもなく掛けられている。

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それを口に運ぶと食べた途端に肉の繊維があっという間に解けてしまうほど、柔らかく煮こまれている。肋骨(アバラ骨)周囲の肉であるバラ肉は、そもそもコクと旨みがある部位なので、焼いてよし煮てよしの万能選手なのだが、それにしても見事な美味しさで、ご飯との相性も抜群だ。

牛バラの煮込みはハッカク(八角)という独特の香りを放つ香辛料を使うので好き嫌いが分かれる料理なのは認める。だが牛バラの煮込みは『海員閣』さんのみならず横浜中華街ではポピュラーなメニューだ。未食の方は一度試してみて欲しい。





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2011年02月06日

宇都宮『正嗣』さんの餃子は「Simple is best」な美味しさを誇る。

このところストレスがたまっていたこともあり、普段とは違う環境に身をおくことで気分をリフレッシュさせようと思い、週末を利用して北関東有数の大都市・宇都宮まで足を伸ばした。宇都宮へは、新幹線のお世話にならなくても快速電車を利用すれば東京から2時間もあれば到着する。近いとはいえないかもしれないが、それほど遠い場所でもないのである。

さて宇都宮といえば「餃子の町」とのアイデンティティを確立して久しい。私も事前にピックアップしていた何軒かを巡ったのち、

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正嗣 宮島本店餃子 / 東武宇都宮駅宇都宮駅

締めくくりとして訪れたのが、宇都宮の鎮守様である宇都宮二荒山神社の程近くの路地に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『正嗣(まさし)』さん。どうやらメディアへの露出を意図的に避けている模様――宇都宮市内の書店で確認したが、地元の下野新聞社が編集したローカル色満点なガイドブックにすら載っていない――だが、ネットでの評判が高かったので来訪。

到着したのは18時半を少し過ぎたころ。店内を覗くと、夕食時とはいえメディアへの露出度が高い他のお店に引けをとらぬ盛況ぶりだったので期待が高まった。メディアへの露出を控えているのは、これ以上お客さんが来ても捌ききれないからかな……。

あいにく満席だったため入口の前で待機していたのも束の間、私の直後に4人連れの客が並んだ時点で店の女将がやってきて「お客さんたち(の注文)で売り切れになります」と告げられ、看板の明かりを落とすなどの閉店準備作業を始めたのには驚いた。ネットで調べたところ、同店の営業終了時間は20時だったはず。但し書きとして「なくなり次第終了」とも併記されていたものの、約一時間半も早く売り切れ仕舞いになるとは!

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店内の様子

空きができたので席に着く。店内ではお店の方がお持ち帰り用の餃子を箱に詰める作業に追われており、閉店ムードとは程遠かった。

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メニュー

御覧いただければ分かるように、同店で饗されるのは焼き餃子と水餃子のみでライスもビールも置いていない。メディアへの露出も多い他店を向こうにまわして純粋に餃子だけで支持を集めているのは驚きだ。

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焼餃子(210円:税込)

そんなことをつらつらと考えているうちに、焼餃子が運ばれてきた。皮についた美しいキツネ色の焼き目が食欲をそそる。

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醤油・酢・ラー油のゴールデントリオで形成されたタレに付けて食べれば、薄手でパリッと焼けているが具を包みこんで逃さないだけの強度がある皮と、小振りの外見をよい意味で裏切るほどに詰まっている野菜を中心とした餡が織り成すアッサリとした美味しさに目を見張る。税込210円という値段を考えれば驚愕のクオリティといえるだろう。スーパーで売られている惣菜の餃子や冷凍食品の餃子に相当する(あるいは勝る?)価格帯でありながら、それらよりも断然美味しいのだから。

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水餃子(210円:税込)

お次に水餃子の到着。焼餃子と同じ餃子が水餃子となって無造作に白湯(さゆ)の中へ入れられているが、何気ない光景に見えて結構驚愕すべきことだ。水餃子は皮の強度が低いと破けて具が散乱してしまうので、焼餃子用に調製した薄皮では強度が足りないケースが少なくないからだ。

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他店でもそのような食べ方を勧められたので、水餃子が泳ぐ白湯に醤油や酢やラー油を投入してスープ餃子風にするのが宇都宮流の模様。油を使わないからか焼餃子以上にアッサリした美味しさだ。また焼かない故に皮のプルンとした食感も楽しめる。焼餃子とは違った魅力に溢れる美味しさといえる。

『正嗣』さんの餃子の魅力は「小麦粉製の薄い皮で具材を包み加熱して作る料理」という餃子を構成する必要最小限の要素を最大限追求した「Simple is best」な美味しさではないだろうか。皆様も宇都宮来訪の際にはお試しあれ。







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2010年11月07日

本郷三丁目『いっしょもりてい』さんの極太スープ焼きそばは色物メニューにあらず。

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都営地下鉄大江戸線・本郷三丁目駅

日本最高学府の誉れ高い東京大学の最寄り駅である本郷三丁目までやってきた。かねてから行きたいと願っていた、評判の中華料理店を訪問するためである。

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いっしょもりてい 中華料理 / 本郷三丁目駅湯島駅水道橋駅

都営地下鉄大江戸線・本郷三丁目駅5番出口を出て右折。春日通りを御徒町方面に進むと右手にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)のが『いっしょもりてい』さん。ノーマルな外見とは裏腹にメディアでもたびたび取り上げられているお店なので、ご存知の方も多いのでは?

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店内の様子

この日、じつは急な仕事を一件片付けることになったので訪れたのは夕方になってから。ちょうど夜の部の開始時間に入店する形になったので、労せずして店内写真の撮影に成功(笑)。

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メニュー(一部)

メディアでは同店の名物として、石焼ビビンバならぬ石焼チャーハンがよく紹介されている。私も「それにしてみようかな」と思いつつも念のためメニューを物色していたところ、

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壁に張られた『極太スープ焼きそば』に目が釘付けとなってしまった。栃木県や青森県のご当地グルメに焼きそばを丼に入れてスープをかけた料理があるのは知っていたが、実際に食べる機会には恵まれていなかった。

スープ入り焼きそば
wikipedia

つゆ焼きそば
wikipedia

良い機会だし注文してみるか? しかし所謂ご当地グルメの類には“外れ”が存在するのも事実……。と悩んだのも束の間のことで、次の瞬間には「極太スープ焼きそばをお願いします」とスタッフの方にオーダーしていた。好奇心には勝てない。

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極太スープ焼きそば(800円:税込)

待つことしばし、極太スープ焼きそばとご対面。

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さっそく焼きそばから食べてみると……よいお味だ。ものの本によれば同店では自家製麺を使用しているそうだが、幅広で適度にウェーブのかかった麺は歯ごたえがよく、またソースがよく絡む。少し濃い目の味付けも、焼きそばらしくて良い。

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一方でスープはチャーハンの付け合せでおなじみの、あの味。焼きそばとは反対に少し薄味だが、よいお味である。

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ある程度食べ進めたところで、焼きそばをスープに投入! それぞれ単品では問題ない味ではあったが、混ぜてしまうことで、どんな味になることやら。不安と期待が入り混じる。

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ところが食べてみてびっくり。焼きそばの麺は絡んだソースが適度に洗い流される代わりにスープの味が加わって新たに美味しいラーメンの麺となり、

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スープは焼きそばのソースが溶け出すことでラーメンのスープとして申し分ない味に生まれ変わった。単に奇抜さを狙ったり形だけ真似て作られた色物メニューではない、料理人の確かな腕前を感じる一品だ。

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完食!

大満足のうちに食べ終わり、再訪を誓いつつ意気揚々とお店を後にした。皆様も訪れてみてはいかが?


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2010年05月05日

自由が丘『大山生煎店』さんで、上海名物・生煎(シェンジェン)を食べる際の注意点とは?

仕事の都合上、祝祭日は基本的に自宅待機。巷ではゴールデンウイークなのだが遠出も間々ならず、ランチも近所で軽く済ませることに。

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大山生煎店(肉まん・中華まん / 自由が丘、奥沢、緑が丘)

セブンイレブン自由が丘1丁目東店と同じビルにテナントとして入居している(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『大山生煎店』さん。店名は「タイザン シェンジェン テン」と読む。最近都内にも増えてきた生煎(シェンジェン)をメインに売るお店である。

生煎とは中国・上海生まれのローカルフードで、通常は蒸籠(セイロ)で蒸して作る小龍包(ショウロンポウ:肉団子とスープを薄い小麦粉の皮で包んだ点心。小籠包とも書く)を、焼き餃子のように鉄鍋などで蒸し焼きにして作ったもの。日本では分かりやすさを優先するためか焼小龍包と称されるのが通例のようだ。現地ではオヤツや夜食、また朝食として親しまれている。

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店内の様子

店内は上海ムード溢れる立食タイプ。テイクアウトも可能であることから、引っ切り無しに来客がある。また店内では皮で餡を包んで生煎を作っている光景を見ることができる。つまり生煎の作り置きをしていないのだ。

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生煎(6個 600円:税込)

店内で常に生産され、焼かれている生煎ではあるが、来客が集中したときは焼き上がりまで暫く待たされることも。この日も2~3分待ったのち、カウンターで生煎を受け取った。見た目は小龍包だが、鉄鍋に接していた部分には焼き目がついている。表面に薄っすらと油がついているのは、調理の仕上げに鍋を傾けて生煎を油にくぐらせるから。

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それでは早速ガブリと…はNG!

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店内に張られた注意書き

中に熱いスープが閉じ込められているため、いきなり齧り付くと口の中を火傷してしまう。私は何度も同店に訪れているが、不用意に生煎を口にして「アチチッ!」となった人をたびたび目撃している。

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レンゲの上に乗せて、このように箸などで皮を破き、まずはスープを丹念に啜ってしまうべし。

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ひとしきりスープを啜り終わったら、心置きなく生煎を口に放り込もう。写真ではテーブルに置かれている「サッパリ美味しくいただけます」という黒酢につけているが、つけなくても十分に美味しい。さきほどスープは啜ってしまったはずなのに、なおジューシーな餡に驚く。餡には生姜の風味が効いており、何もつけなくてもアッサリ食べられる秘訣はこのあたりにあるようだ。

また皮も鉄鍋に触れてた部分はカリッと、そうでない部分はモチモチとした良い食感が楽しめ、こちらも美味しい。大量のスープを逃がさずにキッチリ包み込んでいられるということは、それだけ皮のレベルが高いことの証明であろう。

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メニュー

生煎は3個300円での販売もされている。「お試しで…」食べてみるには丁度良いサイズではないか。また夕方からはちょっとした摘みの類も取り扱いを始めるので、それらや生煎を肴に青島(チンタオ)ビールに喉を鳴らすのもよいだろう。

皆様も自由が丘ご来訪の折には、お試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 19:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

桜木町『三陽』さんは、活気溢れる食のワンダーランド

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JR桜木町駅

この日、所用をこなすついでに、久しぶりに桜木町までやってきた。みなとみらい線の開通に伴い東横線の横浜‐桜木町駅間が廃止になって暫く経つが、そんなハンディキャップなど何処吹く風で、相も変わらず駅前周辺は賑わいを見せている。

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三陽(中華料理 / 桜木町、日ノ出町、馬車道)

さて今回ご紹介するのは、桜木町駅の南西に位置する「横浜の下町」野毛町(のげまち)の名物店『三陽』(さんよう)さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。TVや雑誌で桜木町・野毛町周辺が紹介されると必ずといっていいほど紹介されるので、ご存知の方も多いはず。

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インパクト抜群の看板

店名を聞いてピンとこなくても、この「毛沢東もビックリの餃子」や「周恩来も驚くラーメン」などとデカデカと書かれた看板を見て「あぁ、あの店か!」と思い当たった方も多いのでは?

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店内の様子

千客万来の店内は驚愕するほど狭い。カバンの類を持っていたら頭上に掲げないと通行もままならないほど。当然席数も限られており、家族連れの客などは店外…というか路上に簡易的に設置されたテーブル席で食事をしている。

またカウンター席にはコップの側面でレバーを押すと水が出るタイプの蛇口がついている。回転寿司屋でお馴染みの装置であるが、その他の飲食店で見かけるのは珍しい。狭い店内ゆえ、お冷を出す手間を省くためのものと思われる。

場外馬券売り場が近くにあるため店内に設置されたTVでは競馬中継が流され、客は料理を食べながら談笑し、その一方で中国の方と思しきスタッフの皆様が母国語で会話をしながら、あわただしく接客や調理をこなしている。野毛は「横浜の下町」とはよく言ったもので、客も店員も活気に満ちたその光景は、下町の食堂に通じるものがある。

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メニュー(一部)

店内のメニューにも、それぞれに面白い宣伝文が書かれている。それらは素人目にも「酒に酔った勢いで…」考え出したかのような破天荒な代物なのだが、小賢しい理屈を吹き飛ばす勢いが感じられるのが楽しい。

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会長定食(750円:税込)

さて今回は、同店の定食メニューの一つである会長定食を注文した。ちなみに同店の定食メニューは、係長定食(ピリ辛茄子炒め)、課長定食(肉野菜炒め)のように、なぜか会社における役職名を冠するものが多い。値段は同一なので定食のグレードを表したものではないようだが、おそらく酒に酔った勢い――もとい何らかの天啓あってのネーミングに違いない(笑)。

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“会長”の正体はトリネギ(白髪ネギを添えた鶏肉の自家製味噌ダレ炒め)。なおトリネギの宣伝文には「当店中央研究所開発部開発メニュー」と書かれている。いったい何処に三陽さんの「中央研究所開発部」なるものがあるのか、そもそも実在する施設なのかどうかすら謎のベールに包まれているのだが、そんな些細なことはどうでもよい(断言)!。

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トリネギにはニンニクを利かせており、甘めの味噌ダレと相まって鶏肉の美味しさが十二分に引き出されている。ライスにもバッチリ合うが、ビールの摘みにしても美味しいと思われる(私はアルコールを受け付けない身体なので試せない…)。ボリューム面でも申し分なく、値段も手ごろだから「これは近所にあれば常連客を多数生み出すに違いない」と思わせる逸品だ。

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餃子(7個400円:税込)

さて三陽といえば名物の餃子についてもコメントしなければなるまい。なにしろ「毛沢東もビックリの」餃子なのだ。

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店内の一角にある餃子包み機

餃子は本格的に作ると手間がかかるものだから、専門店ではない一般的な中華料理店では業者から出来合いの冷凍餃子を仕入れて使う所も少なくない。しかし同店の餃子は自家製である。これだけでも期待が高まろうというもの。

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サイズそのものは小さめの部類に入るが、ひき肉・白菜・ニンニクで作られた餡がタップリと詰まっているのでトータルでの食べ応えは申し分ない。ライスにもビールにも合うこと請け合い。美味しい餃子だが、あえて注意点を挙げればニンニクが利いているので商談やデートの前に食べるには向かないことぐらいか。

体力・気力が衰えたとお感じの皆様、三陽さんで栄養と活気をチャージしてみては?





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posted by 只今(橘カヲル) at 22:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

渋谷『上海食堂』さんのコストパフォーマンスに舌を巻く

今週は仕事の都合で帰宅が深夜に及ぶことがたびたびあり、平日五日間のうち二日しか更新できなかった(涙)。それはさておき…。

朝から傘が必要なほどの雨模様だったため遠出を断念、しかも先月下旬から今月上旬にかけて何かと入用だったため、今日のランチは安く済ませられるところにしようと決めていた。でもただ安いだけではなく、ちゃんとしたものを食べたいと考えた末…。

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上海食堂(上海料理 / 渋谷、神泉)


渋谷駅から徒歩5~6分ほど、渋谷センター街の奥にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『上海食堂』さんに向かった。

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店頭のメニュー

目的は同店の日替わり500円ランチ(!)である。この価格設定だけでも驚きだが、同店のメニューは主力が500~600円台だから、決してランチメニューだけが特別扱いされているわけではないことに、さらに驚く。

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店内の様子

中国人スタッフによる中国語が飛び交う活気溢れる店内は、お客さんが引きもきらずに入店してくる。この値段設定に加え、店頭にあるガラス張りの厨房での調理の様子を目の当たりにしたら、常連客ならずとも思わず入店してしまうことだろう。

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本日のランチA(500円:税込み)

内容だが、ライス・スープ・小皿に主菜が二品という豪勢な内容。同店に初めて訪れたとき「500円のランチだから…」と量の面ではさほど期待していなかった私は、そのボリュームに思わず腰を浮かせてしまったことを鮮明に思い出す。

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今日の主菜は肉炒時菜(豚肉の野菜炒め)と

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干焼魚(白身魚のチリソース)。

ものの本によれば、母国で30年修行を積んだ料理長さんが厨房を仕切っておられるとのこと。よって味の面でも一般的な中華料理店で饗されるものと遜色なく、美味しくいただける。

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ご飯との相性もよい。食べ終わるころには舌も胃も大満足していること請け合いだ。

なお『上海食堂』さんには二階席もあるのでキャパシティは大きい。外から覗いてみて満席状態であっても気落ちせずに入店されてみては?




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posted by 只今(橘カヲル) at 21:46| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2009年12月26日

横浜中華街の“あの”味が渋谷でも!『梅蘭 渋谷店』さんの梅蘭やきそば

私がとても気に入っている料理を食べさせてくれるお店の支店が渋谷にあるとの情報を聞きつけ、はやる気持ちを抑えられなくなり、駆けつけることに。

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梅蘭 渋谷店(中華料理 / 渋谷、神泉)

渋谷駅で降車し、道玄坂を登ること数分のところにある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『梅蘭 渋谷店』さん。

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到着したのは13時過ぎぐらい。少し奥まったところに入り口があるにもかかわらず、当初は順番待ちの人がいたほどの盛況ぶり。ようやく私の順番がきたので入店することに。

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壁面に飾られた著名人のサイン

横浜中華街にある本店はメディアに幾多も取り上げられた名店なので、ご存知の方も多いことだろう。こちら渋谷店さんも既にメディアの取材を受けている模様。さすがである。

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メニュー

さて『梅蘭』さんがメディアに注目されるようになった看板料理が、メニューのトップに記載されているこちら。

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梅蘭やきそば(900円:税込)

梅蘭やきそば。初見の際は、何の具も見当たらない異形にギョッとするかもしれない。

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しかし、目を凝らしてみれば…。

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麺の中に具が隠れていることに気づくことだろう! この異形のやきそばの調理法は以下のとおり。ものの本によれば、肉まんをヒントとして、中に具が包まれた焼きそばを考案したのだとか。

(1)麺に火を通して表面を焼き固める
(2)豚肉・ニラ・モヤシなどが入った餡かけの具を麺の上に乗せる
(3)麺で具を包み込むように形成する。
(4)周囲を溶き卵で固める。
(5)ひっくり返して完成。
参考:梅蘭やきそばの作り方[アメーバビジョン]

麺の中から具が出てくる驚きと遊び心で一躍有名になった梅蘭やきそばだが、しかし奇を衒っただけの料理ではない。麺の表面をパリッと焼き固めることで、普通の焼きそばと固焼きそば、二種類の美味しさが一度に楽しめる合理的かつ欲張りな料理なのだ。

一品料理も充実した『梅蘭 渋谷店』さんを、皆さんもランチや宴席でフル活用してみては?


梅蘭 渋谷店 [ 中華 ] - Yahoo!グルメ





posted by 只今(橘カヲル) at 07:53| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2009年12月12日

代々木『でっかい餃子 曾さんの店』さんで考えさせられた「料理としての餃子」とは?

所用があって新宿西口まで出かけた私は、そのまま徒歩で代々木駅周辺までやってきた。それは、

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でっかい餃子 曾さんの店 代々木店(餃子 / 代々木、南新宿、北参道)

JR代々木駅西口からは目と鼻の先ほどの距離に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の)『でっかい餃子 曾さんの店』さんの開店時間に合わせて到着するためだ。

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店内の様子

ものの本によれば3年前に開店したばかりというから比較的若いお店の部類に入ると思うが「餃子の美味しい店」として既に雑誌やテレビで幾度となく取り上げられており、実力店としての地位を確固たるものとしている。

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餃子定食(590円:税込)

餃子は作り置きや冷凍保存をせず、注文を受けてから生地を麺棒で手延べして皮を作り、それに餡を包んで焼く。このため少し時間がかかる。

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餃子(単品なら550円:税込)

しかし運ばれてきた餃子の出来栄えを見れば、出てくるまでに少しばかり時間がかかったことへの不満など瞬時に脳内から消し飛んでじまうであろう。皿に鎮座する6個の餃子はいずれも丸々とした体躯で、まるでアンコ型(注:肉付きがよくドッシリした体型を表す相撲用語)の力士が揃い踏みしているかのようだ。

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中を割ってみると、その堂々たる外見に違わず豚肉やニラを中心とした餡がタップリと入っている。もちろん、それを包み込んでおけるだけの皮の丈夫さがあってこそ実現できること。実はこの写真を撮るために箸で餃子を2つに割ろうとしたのだが、皮が丈夫なため悪戦苦闘してしまった。

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いざ口にしてみれば、モチモチとした厚みのある皮と肉汁に満ちた餡の旨さに大満足! 餃子の美味しさとは、餡の美味しさと皮の美味しさによる共同作業であると再認識した。合計6つと量も十分で、定食で頼めば500円台で成人男性でも十分満足できる、とお財布にも優しい。

市販の焼餃子では、皮の存在は「餡の包み紙」程度の役割しか与えられていない場合が多い。ある程度厚みを確保し、かつ合わせ目を丁寧に閉じなければ茹でる時に皮が破れて湯の中に餡がバラけてしまう水餃子ほど丁寧に皮を作らなくてもよいからであろう。しかし餃子とは皮と餡を一緒に食べることを前提とした料理なのだから、どちらの美味しさが欠けても料理としての評価はマイナスのはず。

あなたも『でっかい餃子 曾さんの店』さんで「料理としての餃子」を味わってみてはいかが?


曽さんの店代々木店 [ 餃子、飲茶 ] - Yahoo!グルメ





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posted by 只今(橘カヲル) at 22:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

外苑前『シャンウェイ』さんで味わえる、鉄板調理ならではの炒飯とは?

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東京メトロ銀座線・外苑前駅

私は「その店ならでは…」というオリジナルメニューを食べるのが好きだ。今日も、或るお店のオリジナルメニューを味わうため、日も暮れたあとの外苑前駅までやってきた。

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シャンウェイ(中華料理 / 外苑前、表参道、明治神宮前)

外苑前駅から徒歩5~6分、外苑西通り(通称:キラー通り)を千駄ヶ谷方向に暫く歩くと到着するビル(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、

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お店の入り口

その2階にあるのが、今回の目的地『シャンウェイ』さん。

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店内の様子

なんでも同店のオーナーシェフが、中国・上海で目にした鉄板を用いて料理する技法に魅せられてオープンした、鍋ではなく鉄板で調理する創作中華料理のお店とのこと。そんなお店に私としては珍しくディナータイムに訪れたのは、ランチタイムにはない同店オリジナルメニューを食すためである。それが…。

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髙山烏龍炒飯(840円:税込)
※ディナータイムのみ提供

この髙山烏龍炒飯である。物の本などでは「ウーロンチャーハン」などと表記されることもある。炒飯の上に降りかかっているのは一見すると海苔のようだが、実は烏龍茶の茶葉を素揚げしたもの。「花粉症に効く」と報じられてから日本でもブームになった凍頂烏龍茶の茶葉をふんだんに使用している。

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そして、なんといっても目を引くのが、炒飯に混じっているオコゲだ。鉄板で炒飯を作る際にライスの一部を鉄板の上で薄平べったく延ばすことでオコゲも同時に作り、仕上げの段階で二つを鉄板の上で混ぜ合わせる。中華鍋では出来ない、鉄板で調理するからこその技法である。

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鉄板調理の利点は、中華鍋やフライパンで作るよりも油っぽさが軽減されるところにあるという。なるほど確かに、どんなに良く出来た炒飯でも少なからず感じる油っぽさがない。だが米粒にはちゃんと味がついている。そこにオコゲのパリパリ、茶葉のサクサクとした食感と、各々が持つ種別の違う香ばしさが加わり、味を引き立てる。美味しい。

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紅油水餃子(600円:税込)
※ディナータイムのみ提供

なお同店は、鉄板以外での料理もレベルが高い。写真は特製の辛しダレをつけて食べる水餃子。

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ぶっちゃけ、深く考えず「何気なく」注文した品であったが、

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シッカリした皮の中に肉汁タップリの餡が包まれた、とてもレベルの高い美味しさの水餃子だったので、良い意味で不意打ちだった。こんな不意打ちなら大歓迎(笑)。

肉や海鮮の素材を使った一品料理も充実しているので、食事だけでなく酒席にも活用できる。繁華街から少し外れた地域にあるので、周りが静かなのもよい。訪れてみてはいかが?





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2009年09月21日

渋谷『麗郷』さんで感じた、大人になった自分

「年齢を重ねることで理解できるようになるものがある」といったことを実感した方も多いのではないだろうか。私も先日、或るお店でそんな経験をすることになった。

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麗郷 渋谷店(台湾料理 / 渋谷、神泉)

渋谷駅から徒歩5~6分、道玄坂を上り道玄坂小路という路地に入ると、ひときわ映えるレンガ造りの建物が目に入る(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。ここが『麗郷』さん。創業は1955(昭和30)年。渋谷を…いや東京を代表する台湾料理専門店として、かれこれ50年以上、この地で渋谷という街の変遷を見守り続けてきた名店である。メディアにも何度となく取り上げられているので、訪れたことはなくても、このレンガ造りの建物を「どこかで見たことがある」という方も多いことだろう。

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店内の様子

久しぶりに訪れたが、テーブル席からカウンター席まで人で溢れている、相変わらずの盛況ぶりに感心する。

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メニュー(一部)
※メニューの価格表記が税抜きなので注意

スタッフの方に勧められるままカウンター席に座り、オーダーを通す。注文の品が来るまでの間、カウンター越しに見える厨房で料理人の方々が休む間もなく働く姿に敬意を表していると、

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焼きビーフン(840円:税込)

創業当時からのメニューである、焼きビーフンが到着。一見して違いが分かるほど細いビーフンと、モヤシ・ニラ・干しエビといった具材が共に炒められている

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店外に飾られているビーフン

この細いビーフンは本場・台湾から直輸入で取り寄せているもの。店外の通りに面した箇所に現物が飾られていることからも、同店がこのビーフンに自信を持っていることが分かる。

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ビーフンが細いと他の具材と絡みやすく味も染み込み易いというメリットがある一方で、調理の過程で絡まってしまって団子状になりやすいというデメリットもある。単純な料理に見えるが、これだけ均一でムラの無い美味しさに仕上げるには熟練したテクニックが要求されるのだ。久しぶりに食べたが、変わらぬ美味しさに笑みが零れる

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店内に吊るされた自家製腸詰め

そして『麗郷』さんといえば、店内に吊るされている自家製腸詰めが名物だ。これを抜きには同店を語れない!無論こちらもオーダーした。

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腸詰め(840円:税込)

腸詰めは注文を受けてから低温の油でジックリと揚げられてから饗される。揚げたことにより発する芳香に、まずはうっとり。

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これを白髪ネギ及びパクチー(香草の一種コリアンダーのこと。中国語では香菜:シァンツァイ)と共に、辛子味噌につけて食べる。一般的なソーセージよりも肉が締まっていて、噛むほどに肉本来の旨みが滲み出る逸品。久しぶりに食べたにもかかわらず、当時の記憶がありありと蘇るという、相変わらずの美味しさだ。

さて、久しぶりに『麗郷』さんを訪れて思ったのは、私が若いころに同店を訪れて感じた妙なプレッシャーを今回は感じなかったことだ。同店の、いかにも本格的な外見・内装・メニューから発せられる雰囲気に若年のころは呑まれていたからかもしれない。ところが今回の訪問では、そうした同店の雰囲気が逆に心地よいとすら感じた。私も少し精神的に成長した…ということだろうか。

お断りしておくが、同店は決して「一見さんお断り」のような堅苦しいお店ではない。雰囲気に呑まれることなく、一度は訪れてみて欲しいお店である。






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2009年08月29日

本銚子『さかい餃子店』さんの餃子は、餃子自体に濃厚な味がある。

パソコンの故障で中断していた「銚子旅行記」を再開。もう暫くお付き合いください。
m(_ _)m

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銚子電気鉄道・本銚子駅

かつて駅周辺が銚子の中心地だったことから名づけられた本銚子(もとちょうし)駅に降り立った。紫陽花の名所として知られているが、季節はずれでもあり、私が訪れたときは地元の人々が幾人か乗降する程度であった。さて同駅までやってきた理由であるが…。

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さかい餃子店(おにぎり / 本銚子、観音、仲ノ町)

本銚子駅から徒歩5分ほど、大通りから一歩入った路地に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、『さかい餃子店』さんを尋ねるためである。

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店内の様子

個人経営のお店らしく、店内はカウンター席と座敷席で構成された小規模なもの。写真には写っていないが、私が訪れたときは座敷席に地元在住のご家族の方と思しき3人の方々が餃子とビールで宴の最中であった。

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メニュー(一部)

メニューを見て餃子定食を注文。すると、おもむろに店主が餃子の具を皮に包み始めた。作り置きをせず注文を受けてから調製を始める…このあたりの拘りは嬉しい。

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餃子定食(800円:税込)

作り置きではないので運ばれてくるのに少々時間がかかったが、カウンター越しに店主の丁寧な仕事ぶりが見られたので、不満が沸くどころか逆に期待度が上がりっぱなしだ。大ぶりの焼餃子が5つ盛りの良いライス熱々の味噌汁、さらに付け合せというレベルを越える量のお新香と、サービス満点。

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出てくるまでに少々時間を要した上に空腹だったこともあり、思わず醤油などをつけるのを忘れてそのまま齧り付いてしまった。「しまった!」と思ったのは束の間のことで、次の瞬間には「何もつけないのに美味しい!」と感動してしまった。丈夫な皮に包まれた餡から野菜の優しい甘みと肉の強い旨味が強く伝わってきたからだ。ものの本によれば銚子産のキャベツが具として使用されているとのこと。地場野菜の持つ濃厚な味が同店の餃子のポイントか。

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もちろん醤油をつけて食べれば味わいは一層の広がりを見せる。

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ライスとの相性も、抜群だ。

夕方からの営業でもあり、また観光で訪れるような場所に店を構えているわけではないので、地元の人でなければ訪れる機会にそうそう恵まれないとは思うがチャレンジしてみて欲しいお店である。


さかい餃子店 [ 餃子、飲茶 ] - Yahoo!グルメ





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2009年05月31日

中野『梅林餃子』さんの名物、扇焼とは?

今回ご紹介するお店は、駅から遠いこともあって今回ようやく訪れる機会に恵まれた…。

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梅林餃子(中華料理 / 東中野、中野、新井薬師前)

早稲田通り沿いの、決して繁華街とはいえない一角にポツンと店を構える『梅林餃子』(ばいりんぎょうざ)さん(詳しい場所は上部リンク先参照)。最寄り駅はJRの中野駅か東中野駅、あるいは東京メトロ東西線落合駅のいずれかになるのであろうが、どの駅を起点にしても歩いて10分ほどかかる。

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写真左:店内の様子 写真右:メニュー

お世辞にも交通の便がよいとはいえない場所に位置しており、また店内はカウンター席のみという小規模店舗であるが、同店は雑誌やムック本で餃子特集が組まれると頻繁に掲載される実力店。メニューに踊る本格的一品料理の数々を見ても、同店の実力が窺い知れる。

ものの本によれば同店のご主人は中国東北部に位置する黒龍江省チチハル(斉斉哈爾)市のご出身とのことで、餃子のみならず中国東北部の伝統的料理がいただけるのだ。

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餃子・炒飯定食(700円:税込)

いろいろ魅力的な料理があったのだが、今回は一番ベーシックな餃子と炒飯のセットを注文した。

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まずは店名にも掲げられている餃子。一見すると何の変哲も無い焼き餃子であるが、作り置きをせず、注文を受けてから餡を包んで焼き上げている。単品では5個で300円というリーズナブルな価格設定もありがたい。

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本場中国の餃子らしくニンニクは入っておらず、味の構成は肉・白菜・生姜など少数精鋭。中国東北部という寒い地方の味付けだからか塩気が強く、醤油をベッチャリと付けなくても十分に良い味がして美味しい

最初に口にしたとき、神田神保町の名店『スヰートポーヅ』さんの餃子に似た味だと感じたが、そういえば『スヰートポーヅ』さんの餃子も同じ中国東北部の大連で初代店主が学び覚えられた味であることを思い出した。

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さて、こちらは炒飯。具は小ネギ(万能ネギ)と炒り卵ぐらいというシンプルさ。

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同じく塩気は強いのだが、フンワリとした炒り卵の味わいがアクセントとなっており、全体としては優しい味に仕上がっている。

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扇焼(300円:税込)

せっかくなので単品で同店の人気メニューのひとつ、扇焼(おおぎやき ※店内メニューの表記に準拠)を追加注文した。餃子の皮よりも厚めに生成された小麦粉の皮と、餃子の餡よりも肉を多めにしていると思われる餡を幾層にも重ねて焼き上げてある。

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本体にシッカリと味があるので、何もつけずにそのまま食べられる。餃子とは一風違った食感と香ばしい風味を例えるのは難しいのだが、中華風ミートパイといったところだろうか。どこの中華料理店でも食べられそうなのに食べられない味なので、一度お試しいただきたい。

前述のとおり『梅林餃子』さんには本格的な一品料理も数多く取り揃えられている。お世辞にも交通の便が良いとはいえないが、折を見て訪れてみてはいかが?


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posted by 只今(橘カヲル) at 19:20| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2009年04月11日

武蔵小杉『粥菜坊』さんで味わう本格的広東粥と手作り餃子

三月後半~四月前半は移動の時期であるためか飲食の場に呼ばれることが多く、胃が疲れてしまった。こんなときでも食べられるものといえば…お粥だ。


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ということで、東急東横線・武蔵小杉駅から徒歩6~7分のところにあるサライ通りまでやってきた。

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粥菜坊(中華粥 / 武蔵小杉、新丸子)

目的地は『粥菜坊』(かゆなぼう)さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図参照)。中国は広州出身の女性店主・招杏明さんが腕を振るう広東料理のお店。招さんはもともと近所の奥様方を対象に料理教室を開いていたのだが、評判の良さから店を持つことになったのだとか。

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『粥菜坊』HP

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写真左:店内の様子、写真右:メニュー

サライ通りそのものが初めて訪れる際には地図が必須と思われるほど少々分かりにくい場所にあるためか、顧客層は基本的に地元民の模様。この日も家族連れがテーブルを囲んで団欒していた。メニューを見るとわかるように、本格的な味の料理店にもかかわらず、値段が比較的リーズナブルなのも人気の秘密と思われる。

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椎茸鶏肉粥
(餃子5個と・デザートつきで850円:税込)

今回は、本日のサービスセットから椎茸鶏肉粥をチョイス。

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粥には一度炊いたご飯を炊き直す「入れ粥」と生米から炊いて作る「炊き粥」があるが同店の粥は炊き粥。手間と時間がかかる分だけ出来上がりにムラが無く、味も良いのが特徴だ。日本では粥というと「病人が食べるもの」といったイメージがあるが、同店の粥は米の持つ甘みと旨みが良くわかるし、椎茸や鶏肉からも存分に味が出ていることで美味しくいただける。いい意味で既成概念が破壊される味だ。

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ニンジンと豚肉の餃子

餃子も出来が良い。単なるサイドメニューではなく、十分主力商品としての実力を備えている。

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皮がモチモチしているのが特徴で、皮自体の美味しさが味わえるのが嬉しい。さらに皮の中には餡がパンパンに詰まっている。皮に弾力がある…つまり丈夫だからこそ一杯に中身を詰められるのだ。餡そのものも野菜と肉の旨みが存分に味わえ、出来の良い皮と相まって大満足の逸品となっている。

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デザートは、スタッフの方によれば「菊の花びらが入ったお汁粉」とのこと。

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自然な甘みに加え、菊の花の爽やかな香りが口直しにピッタリだ。

前述のように駅から少し歩くのが難点であるが、機会があれば訪れてみて欲しい。


粥菜坊 [ その他 ] - Yahoo!グルメ





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