2014年12月20日

ホテルオークラ東京『チャイニーズテーブル スターライト』さんのテーブルオーダー飲茶で忘年会を執り行うの事

年の瀬が近づき、忘年会シーズンとなった。現在の私の勤め先はシフト制の勤務形態なので、社員が一同に会しての忘年会は難しく、部署単位で執り行われるのが通例となっている。

更に私の部署では、私自身も含め酒豪がいないことから「ランチで忘年会」となった。

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スターライト中華料理 / 神谷町駅六本木一丁目駅虎ノ門駅

場所は東京メトロ日比谷線の神谷町駅、南北線の六本木一丁目駅、銀座線の虎ノ門駅からいずれも徒歩10分弱ほどで到着する(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、日本が世界に誇る高級ホテルのひとつホテルオークラ東京・本館11階にある中国料理店『チャイニーズテーブル スターライト』さん。

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店内の様子

豪華で上品な内装の店内には、社用・家族・友人同士といった様々な層のお客と、機敏なのだけれと品のある対応を取る多くのスタッフがおられた。総じて忙(せわ)しなくしている様子がなく、店内の優雅な雰囲気を創りだす一因となっている。

さて今回は約50種類の飲茶が食べ放題の「蘭コース(3240円:税込み)」となった。食べ放題といっても、作り置きされた料理を各自で取り分けるビュッフェ形式(私が幼少のころは“バイキング”と呼んでいた)ではなく、注文を受けて料理が運ばれてくるテーブルオーダー形式。注文してから料理が出てくるまでに時間を要するが、温かい料理を温かいうちに食べられるメリットがある。

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豆腐干糸(とうふがんす:豆腐を干して麺状にしたもの)のサラダ

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焼売とフカヒレ餃子

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エビ入り揚げ点心と蟹肉入り挟み揚げゴマ風味

まずはサラダと4種類の点心が出され、これ以降は各自が好みの料理をオーダー。点心は各自で頼み、小皿料理は皆で取り分けることに。

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ハチノスの中国黒豆蒸し

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豚足の醤油煮込み

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鶏肉と餅米の蓮の葉包み蒸し

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スペアリブの梅肉蒸し

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エビと豚肉の餅米蒸し

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ホタテの蒸し物

私は、点心は普段あまりお目にかからない料理を中心にチョイスしてみた。いずれも手堅い美味しさだが、特に印象に残ったのはコリコリとした食感が楽しいハチノス(牛の第二胃)の中国黒豆蒸しと、味の成分がミッチリ凝縮されたエビと豚肉の餅米蒸し。あと豚足の醤油煮込みやスペアリブの梅肉蒸しは、肉が柔らかく旨味タップリで、ご飯が欲しくなる味。

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クラゲの前菜

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麻婆豆腐

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エビチリ

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エビマヨ

一方で小皿料理は定番ものが中心となった(上の写真は一部)。なかでも複数のメンバーが賞賛したのがエビマヨで、合計3皿も注文する事となった。私も食べたが、エビもさることながらマヨネーズが「相当いいものを使っているな…」と一口で分かるほどの美味しさ。

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杏仁豆腐

食後のスイーツは杏仁豆腐を選択。もちろん一般的な菱型をした寒天状のものではなく、プリン状に形成された本格的なもの。濃密な味と滑らかな舌触りが美味しく、特に女性部員の受けは抜群だった。


「普段使い」のお店としては少々ハードルが高いと思うが(そんな身分になりたい…)、ハレの日にはぜひお世話になりたいと思う。皆様もご利用されてみては?





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posted by 只今(橘カヲル) at 10:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2014年10月04日

五反田『梅林』さんで「プロが本気出して作ったソース焼きそば」を味わうの事

縁日の屋台における花形のひとつ、ソース焼きそば。それ故に、ソース焼きそばには「縁日の屋台で売られているチープな食べ物」というイメージが付きまとっている気がする。好きなのに……。

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梅林中華料理 / 五反田駅大崎広小路駅高輪台駅

ということで(?)、美味しいソース焼きそばが食べたくなったので、JR山手線五反田駅より徒歩5分ほど、大通りから少し入った住宅地で清泉女子大学の近くにある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『梅林(めいりん)』さんまでやってきた。

その外見から漂う雰囲気に違わぬ「街の中華料理店さん」であり、ランチタイムには近隣の方々で行列必至の人気店である。

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店内の様子

店内は、街の中華料理店さんにありがちな壁や天井のくすみはなく、白を基調とした清潔感がある。入店したのはコアなランチタイムを過ぎた14時過ぎだったが、それでも店内は盛況だった。因みに2階席もあるので収容人数は思いのほか多い。

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肉ソースやきそば(850円:税込)

さて今回の注文は、同店の看板メニューである肉ソースやきそば。物の本によれば、お客さんのリクエストから生まれたそうな。

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普通盛りでも1.5玉分の麺が使われているので、ボリューム満点。食の細い人は少なめでオーダーした方が無難かも。

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口にしてみると驚くのが麺の美味しさ。縁日の屋台における焼きそばの麺は「細長い小麦粉の塊」でしかないが、同店の麺は一本筋が通った自己主張がある。俗な言い方をすればコシがあるのだ。なんでも特注麺を一度蒸してから焼き上げるとのことだが、この製法は、ご当地グルメブームの火付け役である富士宮やきそばに通じている。なるほど印象に残る食感のはずだ。

さらに肉や野菜といった具材は大きめにカットされており食べごたえは十分。麺と具材を纏め上げるソースは酸味が効いており、良いアクセントになっている。

皆様も「プロが本気出して作ったソース焼きそば」を食べに、訪れてみては?





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posted by 只今(橘カヲル) at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2014年09月20日

渋谷『香港ロジ』さんで疲れた胃を癒やすの事

或る日、散髪を済ませたあと、別の用事のために某所に向かう途中でランチのために寄り道をすることにした。とはいえ日頃の疲れが溜まっているので、胃の負担が軽そうなものにしておこうと思い……。

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中華粥 香港ロジ中華粥 / 渋谷駅神泉駅代官山駅

JR渋谷駅西口から徒歩3~4分、歩道橋をわたって国道246号線を超えた地区の路地裏にあるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)今回の目的地である『香港ロジ』さん。中華粥をメインとする中華料理店である。

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店内の様子

カウンターとテーブル席が用意された店内は雑然としているが、それが逆に香港映画に出てくる大衆食堂のような雰囲気を醸し出している。中国語で会話するスタッフの声もまた、よいBGMだ。

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海鮮粥(930円:税込)

今回の注文は、同店のチラシによれば人気度No.1という海鮮粥。

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エビ・イカ・ホタテの貝柱と、海の幸がタップリ入っている。ちなみに青みの部分はレタス。

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物の本によれば、粥は鶏ガラベースのスープで3時間以上煮込んで作るという。そうして出来たトロトロの粥には鶏ガラ由来のシッカリした下味があり、更に絶妙な塩梅の塩味がついているので、とても美味しい。仄かに効かせた生姜も、よいアクセントになっている。

またメインの具であるエビ・イカ・ホタテの貝柱も中まで火が通っているのに食感は柔らかく、そのうえ臭みも無い。新鮮な食材を使っていることが窺い知れる。

ランチだけでなく、遅めの朝食に、またお酒を飲んだ後の締めにも最適な『香港ロジ』さんの中華粥を、皆さんもお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 16:45| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2014年06月07日

麻布十番『エリート』さんの中華定食に助けられるの事

或る日のこと、所用を済ませた帰り道に、ランチを取るため麻布十番で途中下車した。目的地は……。

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エリート中華料理 / 麻布十番駅赤羽橋駅六本木駅

地下鉄の麻布十番駅4番出口より徒歩数分、麻布十番商店街の一角にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『エリート』さん。オシャレな街として取り上げられることも多い麻布十番界隈では少々意外な感もある、いわゆる「街の中華料理屋さん」なのだが、創業以来約40年の長きに渡って多くの方に愛されている。

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店内の様子

ただし、BGMにジャズが流れる、白を基調とした清潔感の有る店内は中華料理屋というより小洒落たカフェのよう。このあたりは「オシャレな街」麻布十番の面目躍如といったところ。

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鶏のササミと紋甲イカ炒め定食(1000円:税込み)

同店は定食メニューが20種類もあるので選択に迷ったが、今回は鶏のササミと紋甲イカ炒め定食を注文。なお定食にはライス・味噌汁・漬物と、写真には写っていないがソフトドリンクが付く。

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鶏のササミと紋甲イカが、数種の野菜と共に炒められている。ボリュームも十分だ。

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もちろん味も申し分なし! かなりシッカリした味付けだが、定食……つまり御飯のオカズとして食べるのが前提のためと思われるので寧ろ美味しくいただける。また特筆すべきは、フンワリとしているが適度な歯ごたえもあるという、絶妙な火の入り具合となっている紋甲イカの切り身。料理人の腕前の良さもわかるというものだ。

観光客が訪れるような類の店ではないとは思うが、街に一件でもこうしたお店が有ると地元民にとっては有難いはずだし、たまに街を訪れる私のような人間にとっても助かる。皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 09:49| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2014年04月19日

三軒茶屋『長崎』さんでボリュームも十分な美味しさに出会うの事

唐突で申し訳ないが、私はちゃんぽんが好きだが皿うどんも好きだ。この日は何故か唐突に皿うどんが食べたくなって……。

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長崎ちゃんぽん / 三軒茶屋駅西太子堂駅若林駅

東急田園都市線三軒茶屋駅の世田谷口から徒歩数分、雑多な昭和の風情が色濃く残る一角に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『長崎』さん。物の本によれば、店主は長崎市内で修行し、同地に店を構えて約40年になるという。

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店内の様子

カウンター席のみの小規模店舗だが、それを抜きにしても店舗に十分なスペースがあるとは言いがたい。なにしろ食べ終わった食器を片付けるため、女将さんは一旦店外に出てお客さんの側に回り込まなければならないほどなのだ。

しかしメディアで幾度も取り上げられている有名店だけに、狭い店内は常に活況を呈している。

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バリバリの皿うどん(800円:税込み)

さて、そうこうしているうちに今回のお目当て、バリバリの皿うどんが到着。なお頭に「バリバリの」とついているのは、柔らかい麺をつかったタイプの皿うどんもメニューにあるため。

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油で揚げられた針金のように細いパリパリの麺に、キャベツ・モヤシ・豚肉・アサリ・小エビ・キクラゲなど、タップリの具材が入った餡が掛かった逸品。互いの相性は抜群でとても美味しい上にボリュームも十二分。

中でも特徴的なのは、ワザワザ長崎から取り寄せているというピンク色のカマボコだろうか。現地では「はんぺん」と呼称されているそうだが、たしかにカマボコとハンペンの中間的な食感で、東京ではなかなか出会えない味である。

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シューマイ(500円:税込み)

こちらも同店名物のひとつである、シューマイ。相当に大ぶりなサイズなので、サイドメニューとしてオーダーするのであれば3個入りのハーフサイズにした方が無難かもしれない。

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とはいえ挽き肉とタマネギが醸し出す美味しさは相当なものなので、添えられた漬物を箸休めにすれば案外と簡単に平らげられるかも!? 皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 09:33| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2014年04月12日

浜松町『東方廳』さんの創作中華に驚かされるの事

週末の或る夜、私は仕事帰りに寄り道をした。お目当てのお店でディナータイムのみ饗される料理を食するためだ。

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東方廳 浜松町店中華料理 / 大門駅浜松町駅御成門駅

向かった先は、JR浜松町駅の北口、世界貿易センタービルの所にある浜松町バスターミナルから大通りを挟んで反対側の道を暫く歩くと徒歩数分ほどで到着する(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『東方廳(ドンファンティン)』さん。浜松町周辺は中華料理の名店が多いのだが、同店もそのうちの一件で、特に創作中華の評判が高い。ちなみに「廳」は「庁」の旧字体である。

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店内の様子

店内はテーブル席オンリーで、ビジネス街に立地している関係もあって夜はグループ客がメインとなっている。

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塩餃子(600円:税抜き)

まずは同店の名物である塩餃子。

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その正体は、ホウレン草を練り込んだ皮で中身を包んだ焼き餃子。塩と黒胡椒で味付けされた、みじん切りのネギが餃子を覆い尽くすように掛けられているのがユニーク。

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タレはつけず、添えられたレモンを絞ってからいただく。中身の豚肉にシッカリと味がついているので、タレをつける必要性は全く感じられない。ネギやレモン汁との相性も良く、あっという間に平らげられる美味しい一品である。これは名物になるのも頷ける……。

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メニュー(一部)

お次は今回のメインディッシュとなる九龍城焼きそば。メニューには「何が出てくるか解らないのが九龍城、見てからのお楽しみ」とあるが……。

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九龍城焼きそば(838円:税抜き)

出てきたのは、焼きそばを頼んだはずなのに何故か土鍋。

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トロ味のついた餡が、熱された土鍋のために縁のあたりでボコボコと泡を吹いている。その他に目立つのは中央付近に割り入れられた玉子ぐらい。では、焼きそばはどこに?

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おっと、餡の中に隠れていたぞ! 九龍城焼きそばの正体は「あんかけ焼きそば土鍋煮込み」だったのだ。土鍋を使うのは日本の煮込みうどんがヒントだろうか?

チャーシューや各種の野菜など多くの食材が入った餡とカリッと焼き目のついた麺が、土鍋で熱せられることで互いに味が良く馴染んで美味しくなっている。また土鍋の効用により最後までアツアツのまま食べられるのも嬉しい。寒い時期に食べたら身体が温まること請け合いだ。

繰り返しになるが、どちらもディナータイムのみの提供なので要注意。皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 08:50| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:中華 | 更新情報をチェックする

2013年10月27日

新宿三丁目『随園別館』さんで、北京料理の定番「帽子を被った野菜炒め」を食するの事

週末、背広を新調するため新宿まで出てきたついでに、昼食も取ろうと考えた。新宿周辺は選択肢が「ありすぎて困る」のだが、今回は、

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随園別館 新宿店北京料理 / 新宿御苑前駅新宿三丁目駅新宿駅

地下鉄の新宿三丁目駅から徒歩4~5分。住所としては、数々のカオティックゾーンが混在する“魔界都市”新宿でもジェンダーレスな部分が際立つ(もっとも一時期ほどの勢いは無いとの話もある……)新宿2丁目、その新宿通り沿いにある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『随園別館』さんにやってきた。

同店は1963(昭和38)年に開業し、今年で50周年を迎えた歴史ある北京料理店。高級食材を使った本格的な北京料理から麺類や炒飯、点心のようなリーズナブルなメニューまで取り揃えており、各方面から支持が厚い。また日本で水餃子をメニューに載せたパイオニア的な存在でも知られている。

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店内の様子

入店したのは14時半過ぎとランチタイムとしては相当に遅い時間で、また小雨混じりの天候も相まって客の入りは程々。まだランチメニューを頼める時間帯ではあったが、せっかくなので同店の名物料理を食べたいと思い、アラカルトで注文を通した。

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さて、お目当てのメニューとセットになっているトロ味のついた卵スープをすすりながら暫く待っていると、

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合菜戴帽(1200円:税込み)

今回注文したのは、北京料理の定番とされる合菜戴帽(がっさいだいぼう)。

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「合菜」とは五目野菜炒めのこと。これに玉子焼きを「戴帽」つまり帽子のように被せて仕上げるから「合菜戴帽」である。

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薄餅(300円:税込み)

こちらは別途注文となる薄餅(ポーピン)。北京ダックを包むのでお馴染みの、小麦粉で作った中華風のクレープ皮。

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そしてこれは、八丁味噌のような甘い味わいの甜麺醤(テンメンジャン)。奥にあるのは刻みネギ

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薄餅に甜麺醤を塗り、お好みでネギを添え、

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取り分けた合菜戴帽を乗せて包み、

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ガブリと噛み付こう! シャッキリとした野菜炒め、フンワリとした玉子焼き、モッチリとした薄餅の三重奏は、なかなか他では体験できない美味しさである。

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水餃子(700円:税込み)

こちらは水餃子。一皿10個の大盤振る舞い。同店名物のひとつで、店内でテイクアウト用も売られている。

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思い起こせば、今を去ることウン十年前。餃子と言えば焼餃子オンリーだった時代、私は同店で初めて水餃子を食べたのである。

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厚めのムチッと茹で上がった皮の中には、肉汁の詰まった肉塊が詰まっている。山椒の粉を加えたスープで茹でられているので下味がついており、そのままでも美味しいし卓上にある餃子のタレをつけて食べても美味しい。

皆様もぜひ、お試しあれ。





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2013年09月29日

四ツ谷『支那そば屋 こうや』さんで名物を愉しむの事(後編)

暫くぶりに四ツ谷の有名ラーメン店『支那そば屋 こうや』さんで名物の雲呑麺を堪能した私は(前回エントリー参照)、もう一つの同店名物(と私は認識している)を食べたくなり、

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支那そば屋 こうやラーメン / 四ツ谷駅四谷三丁目駅曙橋駅

ある日の夜、新宿通りから一本奥の道路で飲食店が多く立ち並ぶ『しんみち通り』の奥にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『支那そば屋 こうや』さんを再び訪れた。夜にやってきたのは、お目当ての品が17:00(夕方5時)以降のみ饗されるものからだ。

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店内の様子

17:00以降、同店は取り扱う単品メニューが増えて「ラーメンも食べられる中華風居酒屋」といった業態となる。私が入店したのは21時前後ぐらいの時間だったが、仕事帰りのサラリーマンと思しきグループが何組も来店しては、腸詰(中華風ソーセージ)を肴に青島(チンタオ)ビールなどを飲む姿が見受けられた。

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皿わんたん(700円:税込)

とりあえず、お目当ての品が来るまで皿わんたんを摘みながら待つことに。同店名物の雲呑麺にも入っている特大雲呑が、なんと10個も!

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個人的には、他の一般的な中華料理店における餃子のポジションに当たる品と考えている。香辛料が効いた、どことなくアジアンテイストな個性的な風味は、単なる茹で雲呑とは思えない美味しさ。ちなみに、皿わんたんは時間を問わずオーダー可能である。

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カクニ焼きそば(1250円:税込)

さて皿わんたんを平らげて待つことしばし、本命であるカクニ焼きそばのご登場。繰り返しになるが17:00以降のみの限定メニュー。

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あんかけ焼きそばの上に、超絶巨大かつ分厚い豚の角煮が2枚も乗っている大迫力の逸品だ。

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まずは麺から。表面の一部が焼き固められていて、パリッとした食感が楽しめるのがよい。また麺に絡みつく餡の奥深い旨みも特筆モノ。スプーンが添えられているのは餡まで残さず食べるためだ。そして隠し味は具として散りばめられている小指の爪ほどの大きさの干しエビたち。これが味に深みを与えている。

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そして角煮も美味しい! ベタな表現で申し訳ないが蕩けるように柔らかく、余分な脂は落ちているのに豚肉の旨みは濃厚で、かつタレの甘辛い味もキチンと染み込んでいる。

雲呑麺にも引けをとらない『支那そば屋 こうや』さんの名物カクニ焼きそば、皆さんもお試しあれ。





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2013年09月22日

元町・中華街『金陵』さんでジューシーなネギチャーシュウ丼に目を見張るの事

週末、食事のために横浜中華街を訪れることが少なくない。そもそも中華料理が好きなうえ、現在の住まいがある自由が丘からは、鉄道を使えば乗り換えなしで行けるからだ。

今日は数多い横浜中華街の名店のなかから一件をご紹介したい。

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金陵中華料理 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅

みなとみらい線の終点、元町・中華街駅から徒歩5分ほど、横浜中華街の関帝廟通り沿いに店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)のが、今回の目的地である『金陵』さん。本来はチャーシュー(叉焼)に代表される広東式の焼き物(焼腊)・煮物(滷味)の小売専門店……なのだが、2階に食事スペースがあり、同店自慢の焼き物を使った丼物が食べられる。

なお、ご存知の方も多いと思うが、日本の一般的なラーメン店で出てくる「チャーシュー」は、中国では「醤肉(ジャンロウ)」と呼ばれる煮豚のこと。本来の「チャーシュー」は、クシ(叉)などに刺し、専用の炉の中で吊して「焼く」ものである(だから「叉焼」なのだ)。

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店内の様子

それはさておき、2階の食事スペースに移動する。あくまで本業は小売業のため、内装は簡素なもの。席数も10席強と然程多くはない。

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ネギチャーシュウ丼(750円:税込)
※画像は小サイズ

今回の注文は、ネギチャーシュウ丼(メニュー表記に準拠)。ザーサイの小皿とスープがセットでついてくる。サイズは小と大から選べるが、今回は慎ましやかに小を選択。

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丼の内容だが、細切りにされたチャーシューとネギをタレで和えたもの(プラス煮玉子)が、ご飯の上にトッピングされている。小サイズとはいえ十分に一人前のボリュームはある。

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物の本によれば、20種類のスパイスが効いたタレで味付けされたというチャーシューは、すこぶるジューシーでとても美味しい! 日本のラーメン店でも他店との差別化のためか本来の意味でのチャーシュー(叉焼)を出す所が散見されるようになっているが、悲しいかな肉汁が飛んでしまったパサパサ状態のものが殆どだった。正直なところ、私も「本来のチャーシューはそんなもの」という偏見を持っていたため、同店のチャーシューを初めて食べた時には驚きで目を見開いてしまったほどだ。

食事の後は、同店の1階でチャーシューなどをお土産用に購入するのも有りかと思う。皆さんも訪れてみては?





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2013年08月04日

吉祥寺『炒王』さんの肉あんかけチャーハンに下準備を施すの事

週末、所要を済ませるべく吉祥寺に出没した。その前に昼食を取るべく寄り道したのは……。

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炒王中華料理 / 吉祥寺駅井の頭公園駅

吉祥寺駅南口から至近、駅前の細い通りを井ノ頭通り方向に進むと見えてくるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、今回ご紹介する『炒王』さん。屋号は「ちゃお」と読む。今年の3月にオープンしたばかりだが、早くも評判を呼んでいるチャーハンの専門店である。

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店内の様子

白を基調とした店内は、照明が多く用いられ、ファストフード店のように明るい。目を引くのは客席から厨房の様子がよく見えること。鍋を大きく振って米粒を舞い上がらせ、チャーハンが作られていく過程が観察できるのは楽しい。

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肉あんかけチャーハン(780円:税込)

今回注文したのは同店の看板メニューといえる肉あんかけチャーハン。なおセットメニューの唐揚げx2と温泉卵(共に100円:税込)も追加注文している。

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肉あんかけチャーハンとは、パラリと炒められたチャーハンに、醤油ベースの餡で絡めた豚肉の千切りを掛けたもの。なお物の本によれば、米は新潟産特別減農薬コシヒカリ、豚肉は鹿児島産黒豚と素材にも拘りがある。

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さて、食する前に下準備。形よく盛られたチャーハンの“山頂”付近に窪みを作り……。

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温泉卵をSET!

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チャーハンはパラリと炒められてはいるが味付け的には極めてアッサリ。だが醤油味を効かせた豚肉の餡かけと一緒に食べるには調度良い塩梅で、とても美味しい。餡かけの味の濃さが気になりだしたら温泉卵を割り崩してチャーハンと絡めて食べれは味がマイルドになってよい感じとなる。

駅からも近く、場所も分かりやすいので訪れるには苦労ないはず。皆様もお試しあれ。





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2013年06月09日

新宿『夜来香』さんで長年の疑問が氷解すると共に本格的な台湾料理を愉しむの事

同じ部署の人間が一人辞めてしまって仕事量が増えた上に、プライベートでも人に会ったり遠出をしたりと用事が続き、ようやくブログを書く時間が確保できた……。

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昨日のこと、とある事情により遠出をして、新宿駅まで戻ってきた頃には既に夕刻となっていた。疲労困憊の上に頭も回っておらず「このまま帰宅しても即寝だろうなぁ」と思ったので、ならば少し早いが夕食を済ませてしまおうと考えた。

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夜来香 新宿店台湾料理 / 新宿駅都庁前駅新宿西口駅

新宿駅の西口エリアに向かい、甲州街道から一本入った通りを進み、俗に「パチンコの景品交換所」と呼ばれたりする、パチンコホールで遊技球(出玉)と交換できる「特殊景品」と呼称される金商品(地域によってはライター石やボールペンだったりするそうな……)を専門に買い取るけれどパチンコホールとは無関係の別法人で(このため基本的にパチンコホールの従業員に景品交換所の場所を聞いても教えてくれない)、しかしなぜか必ずパチンコホールの近くにある大人の事情が満載の古物商がある雑居ビルの三階へと進むと到着するのが……。

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店内の様子
現地出身の料理人や接客スタッフにより、本格的な台湾料理と現地の雰囲気が堪能できると評判の『夜来香』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。店名は「イェライシャン」と読み、キョウチクトウ科の花の名前だが、往年の大歌手である山口淑子(李香蘭)女史のヒット曲の題名でもある。



それはさておき、同店は店舗スペースが僅か13坪のため、宴たけなわの時分に訪れたりすると満席で撤退を余儀なくされることもしばしばある。しかし、この日は夜の部の開店直後の入店だったこともあり、店内は私のほかには常連と覚しき2人連れだけだった。その2人連れの方々は、どうやら近いうちに台湾旅行に行くらしく、お勧めの観光・食事スポットを接客スタッフの方にヒアリングしていた。

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空心菜炒め(850円:税込)

まずは前菜代わりに注文したのは、中国野菜の一種・空心菜(クウシンサイ)をニンニクスライスと共に炒めたもの。

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茎が空洞になっているので空心(心=芯)菜なのだが、ヒルガオ科サツマイモ属の野菜であり朝顔のような花をつけるので朝顔菜(アサガオナ)とも呼ばれる。

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癖がなくシャッキリとして食べやすい空心菜に、ニンニクの風味が良いアクセントになって美味しくいただける。

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豚肉の角煮入りご飯(魯肉飯 750円:税込)

続いて代表的な台湾料理のひとつである魯肉飯(ルウロウハン)。甘辛いタレで煮込んだ豚肉をご飯に掛けた丼もので、日本における牛丼チェーンのように台湾では専門店もあるポピュラーな料理。

私も好物なので、同店に限らず台湾料理のお店に行った際は折にふれてオーダーするのだが、当然のように同店でも人気メニューであり、ランチタイムで売り切れになってしまうこともある。そのため私がオーダーを通したときは、接客スタッフの方が厨房に確認を取っていた。

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なお私は長らく「魯肉飯は豚肉の料理なのに“魚”の字が含まれている」ことが不思議だったので、よい機会と思い接客スタッフの方に質問してみたら“魯”とは「煮込む」という意味とのこと。

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一般的な魯肉飯は細切れの豚肉だが、同店では角状に大きく切った豚肉を使用している。本来はファストフード的な位置づけの魯肉飯を一品料理として昇華したといった感じで、豚肉の旨味を存分に味わえる良品である。美味しいので是非お試しいただきたいが、前述のとおり売り切れにはご注意を。





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2013年02月16日

川崎『松の樹』さんで“正統の回鍋肉”に出会うの事

或る料理が日本に来ると、日本人向けにアレンジされるのは良くあること。しかし汁無し担々麺のメジャー化など、近年では本来のバージョンの料理がクローズアップされる傾向も見られる。

ある日、日本の中華料理屋では馴染み深い或る料理に「本来のバージョン」があることを知った私は、早速それを食すべく行動を開始した。

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松の樹中華料理 / 京急川崎駅川崎駅港町駅

JR川崎駅もしくは京急川崎駅から徒歩10分ほど。国道15号線から一筋駅よりにある、平和通り商店街の中程に位置する二街区に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『松の樹』さん。本場の四川料理を頂けるお店として有名。また同店の店主は人気TV番組『チューボーですよ!』にて“街の巨匠”として紹介されている。

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店内の様子(2階)

入店したのは日も暮れた18時ごろ。店内は1~2Fはテーブル席、3Fは宴会用のスペースになっていて、通されたのは2階席。ゆとりを持たせた席間になっているので落ち着ける。

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正宗回鍋肉(1,365円:税込)

これが今回のお目当て、正宗回鍋肉。「正宗(zhèngzōng)」とは中国語で「正統の、本場の、由緒正しい」といった意味を持つ言葉。つまり正宗回鍋肉とは「正統の回鍋肉」といったニュアンスのネーミングになる。

なお料理が運ばれてきた時に、お店の方がテーブル上にあった未使用のはずの取り皿を取り替えた。訝(いぶか)しく思ったのだが、取り替えられた取り皿を触ったら温められていたので謎が解けた。料理が冷めないよいうに、わざわざ温めた取り皿に交換してくれたのだ! 心憎い配慮である。

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さて正宗回鍋肉に話を戻すと、一般的な回鍋肉との大きな違いはキャベツの代わりに葉ニンニクが用いられているところ。というより本来の回鍋肉とは「皮付き豚バラ肉と葉ニンニクの辛味炒め」なのである。

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味付けも豆板醤や山椒を用いた辛味の強いもので、甜麺醤を使った甘辛い味付けの日本版回鍋肉とは全く異なる。日本版回鍋肉が甘辛い味付けで豚肉とキャベツの美味しさを纏め上げるもの(味付けが主で素材の味が従)だとするなら、正宗回鍋肉は辛味により皮付き豚バラ肉と葉ニンニクの美味しさを際立たせている(味付けが従で素材の味が主)。辛いのが苦手な人にはちょっとオススメできないが、大丈夫な人であれば虜(とりこ)になる美味しさだと思う。

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正宗担々麺(840円)

さて「せっかく四川料理のお店に来たのだから」と、同じく注文したのが正宗担々麺。日本でも市民権を得た感のある本場四川式の汁無し担々麺だ。

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山椒・ラー油・黒酢の味が食欲を刺激し、ついつい食べ進んでしまう味わい。特に山椒の麻(マー:舌の痺れるような)味が強いので、こちらも辛いのが苦手な人にはちょっとオススメできないが、大丈夫な人であれば是非お試しいただきたい一品である。





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2013年01月27日

新宿『粥麺茶房』さんの中華粥で胃を癒すの事

このところ思いのほか胃を酷使する状況が続き、なんとなく胃が重い状態が続いていた。服薬も考えたのだが、既に高血圧の薬にお世話になっている事もあり「粥を食べて胃を労(いたわ)るか……」と考えた。

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粥麺茶房中華粥 / 新宿三丁目駅新宿駅代々木駅

やってきたのは、東京メトロ・新宿三丁目駅のE6番出口に直結するビルの地下2階にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『粥麺茶房』さん。

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店内の様子

中国茶や中華粥、香港麺を気軽に楽しめるシノワズリー(※)カフェである。空間に余裕を持たせているため寛(くつろ)ぎやすい店内には、雑誌などが置かれ、ゆったりとした時間を楽しめる。

※シノワズリー【仏 chinoiserie】:ヨーロッパで流行した中国風の美術工芸品。また、それらを珍重する中国趣味のこと。

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蛤の粥 Mサイズ(720円:税込)

今回の注文は、鉄分やカルシウム・タウリンなどのミネラルを多く含んで健康によい、蛤の粥。薬味として香菜(パクチー)、クコの実、四川ザーサイが小皿でついてくる。

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上湯(シャンタン:金華ハムと丸鶏、牛肉、豚肉を長時間煮込み、塩で味を調えたスープ)で炊き込まれた中華粥に蛤が3つトッピングされている。その他はレタス、万能ネギ、油条(中華風揚げパン。中華粥における定番の具)。

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優しくも力強い粥の旨味と、蛤から出る複雑な風味が相まって、美味しい一品に仕上がっている。胃の調子が良くない時でも、これならスンナリと食べられる。お好みで薬味を投入すれば味わいに変化が出てくるので、最初から投入してしまうのではなく、食べ進みながら適時加えていくのが良いと思う。

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蝦腸粉(450円:税込)

さて、こちらはサイドディッシュとして注文した蝦腸粉(えびちょうふん)。米粉の生地で海老を包んで蒸し、醤油ダレで味付けしたもの。皿が2重になっているのは、皿ごと蒸していた関係で上の皿が非常に熱くなっているため。

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同店のメニューリストでは蝦腸粉を「海老を包んだお米のクレープ」と表現している。「腸」の字が使われているのは、細長い筒のような形が豚の腸に似ているからだそうな。米粉独特のモチモチした食感と海老のプリプリ感、そして醤油ダレで各々の味が纏められ、こちらもオススメの一皿。

交通の便は非常に良いので、皆さんも訪れてみては?





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2012年12月22日

駒場東大前『菱田屋』さんの本格定食に大満足するの事

一人暮らしをしていると、栄養バランスが偏る食生活になりがちになる。なので定期的に食堂・定食屋に通うようにしているのだが、どうせなら少し足を伸ばしても美味しいお店の方がいいよね、ということで……。

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菱田屋定食・食堂 / 駒場東大前駅神泉駅池尻大橋駅

京王井の頭線・駒場東大前駅から徒歩数分、駅近の商店街の一画にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『菱田屋』さん。

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店内の様子

業態としては「お酒も飲める定食屋」といったところ。東京大学駒場キャンパスが近くにあるため学生や大学職員の方々の利用が多いのはもちろん近隣住人の皆様にも愛され、店内は昼夜を問わず盛況となっている。

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エビとチンゲンサイとキクラゲの炒め定食(1,050円:税込)

同店のラインアップは刺身、炒め物、揚げ物、丼物、麺類、創作料理…etcと多彩。仕入れ状況等によって内容が異なるからか印刷物のメニューリストでは無く、品ぞろえを黒板にチョークで記載し、売り切れたら消す方式を採用している。

今回注文したのは本格的な中華料理メニューの、エビとチンゲンサイとキクラゲの炒め定食。学生街に店を構えるからか、ライスの盛りが良い。

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メインディッシュの炒め物も、ボリューム満点だ。女性やお年寄りなど、食の細い方は事前に「少なめで」と断っておいたほうがよいかもしれない。

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大きめにカットされた各具材だがシッカリと火が通っている。個人的には幾分濃い目の味付けと感じるが、それは客層に若い人が多い故だろう。

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シャッキリとした歯ごたえと濃い目の味付けは、ご飯のおかずとして最適であり、おかげで加齢と共に最近すっかり胃の許容量が落ちた私でも苦もなく完食できた。

定食メニューのおかずは単品でも注文できるので、酒の肴にもオススメ。皆様も訪れてみてはいかが?





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2012年12月08日

下神明『芳園』さんで、中国屋台の味ロウメン(撈麺)を堪能するの事

外見は一般的な市井の中華料理店なのに、出される料理が本格的だったりするのは大歓迎だ。今日は、そんなポジティブサプライズに出会えるお店をご紹介したい。

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芳園中華料理 / 下神明駅大井町駅西大井駅

東急大井町線の下神明駅と大井町駅のほぼ中間地点、品川区役所前の五叉路の交差点付近にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)のが、今回の目的地『芳園(ふぁんえん)』さん。

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店内の様子

その小ぢんまりとした外見も、カウンター席中心の店内も、極めてスタンダードな「町の中華料理屋さん」の風情。私が入店した際には、近隣で何らかの工事に携わっていると思われる作業着姿の体格の良い男性が数名、がっつりと定食メニューを頬張っていた。これも町の中華料理屋さんではよく見かける光景だ。

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ロウメン(680円:税込)

今回の注文は、同店の看板メニューのひとつであるロウメン。漢字では「撈麺」と書く。「撈」とは「水中のものを掬い上げる」こと。ちなみに麻雀の役のひとつ「河底撈魚(ホウテイラオユイ:一局の最終捨牌でのロンあがり。俗称は海底(ハイテイ)ロン)」は「川底を泳ぐ魚を掬い取る」の意味。

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そして撈麺とは、湯の中で茹でて掬い上げた麺にタレなどを絡めて食べる料理のこと。日本では混ぜそばとか汁なし麺と説明されることが多い。また取り扱う店が近年増えて来た油そばも撈麺の一種といえる。本場中国では屋台などでも食べられるポピュラーなメニューだが、なぜか日本ではあまりメジャーになっておらず、それを食べられる同店は貴重な存在といえる。

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早速、丼の底にある甘辛い醤油ダレと、茹で上げられたばかりで熱々の縮れた中太麺をよく馴染ませて食べる。醤油ベースのタレのためか、油そばよりもしつこさがなく、サッパリと食べられる。具にはレタス、モヤシ、メンマ、ネギ、チャーシューのほか、砕いたピーナッツが含まれている。これがタレと麺を混ぜて食べる際に風味的にも食感的にも良いアクセントとなり、後を引く美味しさだ。

前述したが、油そばよりもサッパリとした味なので、油そばが苦手な人にもオススメ。量的にも十分満足できるので、皆様もお試しの程を。





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2012年09月09日

四ツ谷『嘉賓』さんで、シンプルな外見の中にある奥深い味に満足するの事

平日に溜まった疲れが一気に噴出したのか、土曜日は寝床に張り付いたような状態になってしまい、身体の自由が利くようになったのは、なんと夕刻になってから。それまで食事らしい食事もしていなかったので「どうせならディナータイム限定メニューがあるところにしようか」と考え、外出することに。

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嘉賓広東料理 / 四ツ谷駅四谷三丁目駅麹町駅

JR・東京メトロ四ツ谷駅から徒歩数分、三栄通りという路地を新宿方面に進むと(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)到着するのが、今回の目的地『嘉賓』さん。物の本によれば、ご主人のお母様のレシピが元になっているという広東家庭料理のお店で、メディアで取り上げられる機会も少なくなく、また幾多の著名人も足繁く通うとのこと。

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店内の様子

土・日・祝日はドリンク以外のメニューが2割引になる嬉しいサービスを行なっているため、昭和の時代の高級中華料理店といった趣の店内は盛況。そのため私も少し店外で待機した後、入店となった。

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カキソース和えソバ(840円:税込)

さて同店に来たら、これを食べなければ始まらない。それがカキソース和えソバだ。

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その正体は細麺を微細なネギ・ショウガと共にオイスターソースで和えたもの。目立った具が見当たらないので、メディアでは「具なし焼きそば」といった表現をされることもしばしば。

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しかし食べてみると、オイスターソースの香りと味が奥深く、後を引く美味しさなのだ。絶叫するようなタイプの美味しさでは無いが「もう一口、もう一口・・・」と食べてる間に、いつの間にか完食してしまっているという感じ。

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ワンタンスープ(1050円:税込)

カキソース和えソバを食べ終えたあと、さらに待つこと暫し。もう一つの注目メニュー、ワンタンスープのご登場!

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ワンタンの作りおきをせず、注文が入ってから調理にかかるため時間がかかるのだとか。それゆえディナータイムのみの限定メニューとなっている。

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チュルンとした舌触りの良い皮に、肉種がミッチリ入った美味しいワンタン。肉種に混じっているプリッとしたエビの身が食感のアクセント。どこにでも有りそうながら類似品を探すのが難しい逸品だ。作家の故・開高健さんや俳優の中尾彬さんなど、食通で知られる有名人に支持者が多いのも頷ける。

『嘉賓』さんの料理は家庭料理をベースにしているからか、いずれも中華料理にありがちなヘビーな油っぽさのない、毎日食べても飽きない味に仕上がっている。皆様もお試しあれ。





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2012年09月02日

新御茶ノ水『川菜館』さんで、四川料理の代表格・水煮牛肉を味わうの事

衰えない暑さのためか、それとも寄る年波(苦笑)のためか、このごろ週末になると、朝に一度目が覚めても、疲れがぶり返して寝床に逆戻りすることが多い。昨日もそんな状態となって、ようやく身体が動くようになったのは、13時を過ぎたころだった。

そのまま一日中寝ていたい衝動に駆られたが、御茶ノ水方面に用事があったことから無理やり起床。ついでにランチも御茶ノ水周辺で食べることに決め、出発した。

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川菜館四川料理 / 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅

ランチの目的地は、東京メトロ千代田線・新御茶ノ水駅から徒歩数分、本郷通りの駿河台交差点を神保町方面に向かって進んだ一画の路地にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『川菜館』さん。

店名は「せんさいかん」と読む。物の本によれば、料理人の方は中国は四川省の省都である成都のご出身で、本格的な四川料理をリーズナブルな価格で楽しめると評判のお店だ。

なお前述のとおり最寄り駅は新御茶ノ水駅だが、JRの御茶ノ水駅、また地下鉄の小川町・淡路町・神保町駅からも5分程度で到着できる。

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店内の様子

私が入店したのは土曜日の、しかも昼の部のオーダーストップ直前の時間だったため流石に他のお客さんはいなかった。オーダーを通し、席につく。

ちなみに店内1階はカウンター席。2-3階はテーブル席となっている。

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水煮牛肉セット(980円:税込)

今回の注文は、代表的な四川料理のひとつ、水煮牛肉(シュイジュウニューロー)のセット。水煮牛肉とライス、さらにミニサラダと玉子スープ、デザートとしてタピオカの粒が入ったココナッツミルクがつく。

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メインディッシュとなる水煮牛肉だが、「水煮」といっても水で煮込むのではない。大雑把に説明すると、唐辛子や花椒(かしょう:中華料理に用いられる山椒の一種)などを大量に炒めて辛さを移した油にスープを加え、事前に片栗粉をまぶして油通しをした牛肉と野菜を入れて煮込んで作られる。

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まるで血の池地獄から亡者を引っ張り上げるように、真っ赤な油の中から牛肉を引きずり出す。口にすると、唐辛子のホットな辛さや花椒の舌が痺れるような辛さと共に、牛肉の美味しさがバッチリ伝わってくる。見た目どおり非常に辛く、食べるそばから感染が開いて汗だくになるのだが、それでもなお箸を伸ばさずにはいられない魅惑の美味しさだ。

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言うまでもなく、ライスとの相性も抜群だ! 辛い料理が苦手な人には間違ってもお勧めしないが、「大丈夫」という貴方は、ぜひ試していただきたい逸品である。





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2012年05月13日

渋谷『かにチャーハンの店』さんで、別格のチャーハンを味わうの事

チャーハンというと、最近では冷凍食品でも十分に美味しいものができているが、やはり出来立ての、しかも米粒がベタベタしていないパラッと仕上がったチャーハンの美味しさは別格だ。「そんなチャーハン、有名料理人がいる高級中華料理店にでも行かないと食べられないし・・・」とお嘆きの皆様に、今日は手軽な値段で「そんなチャーハン」を食べられるお店をご紹介したい。

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かにチャーハンの店 渋谷店中華料理 / 渋谷駅神泉駅明治神宮前駅

渋谷駅から徒歩5~6分、井の頭通りを進んで宇田川交番を過ぎ、東急ハンズの手前付近にある雑居ビルの3階(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)にあるのが、今回ご紹介する『かにチャーハンの店』さん。

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階段付近に貼られたメニュー

餃子などのサイドメニューはいくつかあるものの、実質的にはチャーハンの専門店という、非常に珍しい業態のお店である。

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店内の様子

階段もしくはエレベーターで3階まで上り、食券を購入して店内に入る。カウンター席と厨房の距離が明らかに近く、チャーハンが作られるまでの行程を間近に見ることができる。そして、お店がこうした作りになっているということは、店側が、チャーハンができあがるまでの行程を「客に見せる価値のあるパフォーマンス」と捉えていることが窺い知れる。

実際、料理人によって北京鍋(把手が片側にある中華鍋。なお把手が両側にあるタイプは広東鍋)が振られるたびに、米粒が鍋の中で大きく舞い上がり、踊る光景は思わず「美しい」と形容したくなるほどで、つい見入ってしまう。

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その光景を愛でつつ、チャーハンのセットメニューである、蟹の足が入った味噌汁を啜っていると、

120513_05.jpgかにかにチャーハン(600円:税込)

チャーハンのご到着。

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米粒ひとつひとつが黄金色に輝くチャーハンの上には、蟹肉が惜しげも無く盛られている。この値段なのに、カニカマではない本物の蟹肉なのだっ!

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蟹肉の旨み、パラッと仕上がった熱々の米粒の美味しさは言うにおよばず、具として採用されているレタスが野菜の爽やかさを、シラスが塩気を、小さくカットされたキュウリの漬物が歯ごたえのアクセントを与え、レベルの高い逸品に仕上がっている。有名料理人がいる高級中華料理店でも、これだけのレベルのチャーハンを出す店はそうそう無い・・・。

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なおチャーハンには蟹肉の入った餡が付属しており、これを掛けて食べても実に美味しい。

物の本によれば同店はリピーターが多いというが、これだけのコストパフォーマンスであれば当然といえる。渋谷にお立ち寄りの際には訪れてみてはいかが?





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2011年12月18日

大久保『中華 八十番』さんで徳丼に脱帽するの事

中野方面で所用を済ませたあと、昼食のために総武線の大久保駅で途中下車した。

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中華 八十番中華料理 / 大久保駅新大久保駅西武新宿駅

JR大久保駅南口から徒歩数分、新宿方面へ続く大通りへと抜ける路地には飲食店が軒を連ねる一角があり、その中の一軒が今回ご紹介する『中華 八十番』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)である。

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店頭に貼られたメニュー

いわゆるひとつの「街の中華料理屋さん」なのだが、驚くべきはその価格設定。もっとも高額な料理でも650円! 給料日前で財布が寂い時に、こういうお店はありがたい。

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店内の様子

店内は間口の割に奥行きはそこそこ。カウンター席のみでテーブル席はなし。開店直後に来訪したため、店内の客は私ひとり。席について注文を通し、暫し待つ。こうした小規模店舗の場合、料理人の手際が間近で見られるのが楽しい。

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得丼(500円:税込)

注文したのは、同店オリジナルメニューである徳丼(とくどん)。

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醤油ベースで味付けされた豚肉、タマネギ、ニラ、炒り玉子が丼飯の上に景気よく盛られており、「てんこ盛り」という言葉がよく似合う。ワンコインでこのボリュームには脱帽する。

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もちろん脱帽したのは値段と量だけではない。厚みのある豚肉の旨み、シャキシャキとしたタマネギの甘味をメインとし、ニラと炒り玉子の味をサブとして、これらが醤油でうまく纏め上げられている。炒め加減も絶妙で、後を引く美味しさ。おかげで結構な量があったのに、ご飯ともども簡単に胃袋へと収まってしまった。

『中華 八十番』さんの周辺には専門学校があるが、学生の時分にこんなお店が近所にあったら、本当に有りがたかったのにな・・・と思う。皆さんも訪れてみてはいかが?





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2011年11月12日

伊勢佐木長者町『和香佐』さんに空きっ腹を救われるの事

とある事情により横浜・伊勢佐木町周辺をブラブラ歩いていたとき、ふと空腹を感じた。近くの飲食店に入ろうかと思ったが、生憎とこの辺りには土地勘が無い。そこで「街の中華料理屋さん」的なお店なら大きなハズレは無いだろうと判断し、ネットで近隣の店を検索。そこへ入店することにした。

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横浜中華料理 和香佐 中華料理 / 伊勢佐木長者町駅関内駅日ノ出町駅

目的地は横浜市営地下鉄ブルーライン・伊勢佐木長者町駅の4A出口から大通りを渡った向かい側にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『和香佐』さん。

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店内の様子

店内は中華料理店らしく赤を基調とした作り。テーブルやカウンター席だけでなく、店の奥には小上がりもあって思いのほか店舗規模は大きい。またカウンターには紹興酒の瓶が置いてあるところなどは、想像したよりも本格的な中華料理店であった。

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唐揚げ油淋ソース定食(800円:税込)

空きっ腹で気が動転していたのか、私としたことがメニューを写真に撮っておくのを忘れてしまった。なので料理名と値段はウロ覚えなのでご容赦願いたい。

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今にも転げ落ちそうなほど大量に盛られているのは、鶏の唐揚げに艶やかでトロ味のあるソースが掛かったもの。同店では「唐揚げ油淋ソース」と表記している(と記憶している)が、これは中華料理の油淋鶏(ユーリンチー)である。

油淋鶏とは「揚げ鶏の甘酢ネギソースがけ」といった表記をされることからも分かるとおり、鶏の唐揚げに酢と醤油をベースとした甘酢ダレを掛けたもの。刻んだ長ネギをふんだんに入れるのがポイントだ。

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酢を使った料理だが酢はそれほどキツくなく、ただでさえ美味しい揚げたての唐揚げをタレの味が増幅し、酢によって後口がサッパリするので、また箸が伸びてしまうという好循環が起こる。そのまま食べても美味しいが、皿に添えてあるマヨネーズをつけて食べても乙な味となる。

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ご飯の友としても良いし、またビールの摘みにも良いと思う(私はアルコールを受け付けない身体なので試せないが・・・)。ほぼ偶然に見つけたようなお店であったが、空腹どころか心も満たされたのは言うまでもない。皆様も『和香佐』さんを訪れてみてはいかが?





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