仕事の都合上、祝祭日は基本的に自宅待機となるので遠出ができない。せいぜいランチに凝るぐらいの贅沢しか出来ないのだが、少々胃の調子が悪いので、食事はアッサリと和食にすることに。一口に和食といっても幅広いのだが…。
東急東横線・代官山駅
今回は、住まいのある自由が丘から電車で10分ほどの代官山までやってきた。閑静な住宅街であり、また食品から衣料品まで「品のいい」品々を扱うお店の多いエリアのため、住みたい町のアンケートでは常に上位に位置する。
おにぎり田田(おにぎり / 代官山、中目黒、恵比寿)代官山駅から徒歩数分、「代官山駅入口」と書かれた交差点の傍に立つビルの二階にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)のが『おにぎり田田』(おにぎりでんでん)さん。近年ぽつぽつと増えてきた、料理店としてのおにぎり屋である。
店内の様子
テーブル席と椅子席が用意された店内は、和テイストを基調とした落ち着いた雰囲気。私が入ったときは開店直後だったので席は空いていたが、ほどなくテイクアウト目的のカップルとイートイン目的の家族連れが入店。決して広いとはいえない店内の人口密度が急上昇した。
メニュー
メニューには日本語で書かれたもののほか、
英語版メニュー
同店に程近い旧山手通りにはデンマーク・エジプト・マレーシアなど多くの大使館が立ち並んでいる関係からか、英語版も用意されている。低カロリーの和食はヘルシーフードとして諸外国から注目されていると聞いているが、意外なところでその証拠を見た思いだ。
田田にぎり+DENDEN+田田セット・豚汁(189+189+630=1,008円:税込)
店内に今日のお勧めのおにぎり(の具)が掲示されていて少々悩んだのだが、今回は基本に忠実に店名を冠したおにぎり二種と、プラス525円で小鉢二品+お新香+味噌汁+デザートが付く田田セットを注文。さらに田田セットの味噌汁をプラス105円で豚汁にランクアップした。
田田にぎり
まずはメニューの筆頭に載っている田田にぎり。物の本によれば、同店のおにぎりに使われる米は全て「幻の米」ともいわれる長野県木島平産コシヒカリ。これを一日に何度も鉄の羽釜で炊き上げるから、常に炊きたての米でおにぎりが握られる。
具材も全て自家製。田田にぎりの具は、手作り豆腐店の油揚げと新鮮な鰹節を一緒に醤油で煮込んだもの。なるほど店名を背負うだけあって、柔らかくふっくらと炊き上げられた白米の自然な甘さと美味しさを存分に引き出している。
おにぎりの具材は濃厚な味付けのものも少なくないが、田田にぎりの具材にはそこまでの自己主張は無い。だが白米に引けを取らないだけの個性は十分にある。アクが強いだけが個性ではないことの証明だと思う。
DENDEN
こちらはアルファベットで書かれたDENDEN。その正体はイタリア産パルメジャーノチーズと梅胡麻と醤油を、炊き上げられた白米と和えたもの。運ばれてきたときから熱で活性化されたチーズの匂いが漂ってくる。
もしかすると「ご飯にチーズ!?」と思ってしまう方がいらっしゃるかもしれないが、西洋料理のドリアを例に取るまでもなく、白米はチーズやホワイトソースやバターといった乳製品との相性が良い。柔らかくふっくらと握られているので箸で食べるのが基本になるが、とても美味しくいただける逸品だ。
田田セットの惣菜もレベルが高い。これは青菜とトロロ芋のおひたし。
ダシ巻き玉子はソボロ肉入りとプレーンの二種
ちょっと濃い目の味付けの豚汁は、おにぎりの友として最適。
締めは一口サイズのおはぎ。口直しに最適の清楚な甘さが嬉しい。
前述のとおり『おにぎり田田』さんはテイクアウトもできるので、代官山散策のお供にいかが?
おにぎり田田 [ 和食 ] - Yahoo!グルメ
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posted by 只今(橘カヲル) at 19:00| 東京 ☀|
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食:和食
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