しかし諸般の事情により現地まで足を運ぶのは厳しい方も多いはず。そんな皆様のために、今日は東京で富士宮やきそばを食べられるお店をご紹介したい。

富士宮焼きそばこころ 渋谷店 (焼きそば / 渋谷駅、表参道駅)
JRほか渋谷駅を降りて宮益坂を登り、登りきったら金王坂の方へ横断。そこから一本裏の通りに入ると見えてくるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『富士宮焼きそば こころ』さん。同店は富士宮やきそば学会が認定する木下製麺所の麺を使用するなどした、同学会正規登録(※)のお店である。
※「富士宮やきそば」は登録商標なので勝手に看板に掲げることはできない。

店内の様子
本日の天候が本格的な雨模様だったこともあり、人影はまばら。しかしテイクアウト用の注文を受けている光景に出くわしたので、土曜日ではあるが需要は思いのほかあるようだ。

ランチセット(やきそば並盛 750円:税込)
今回の注文は、11~15までのランチタイム限定となるランチセット。その内訳は

並盛・中盛・大盛から選べる、やきそば

サラダ
結構な量があるのが嬉しい、サラダ

玉子スープ
まだ肌寒い季節なのでありがたい、暖かい玉子スープ

ジンジャーエール
ジュース(やきそばへのトッピングと選択式)

杏仁豆腐
デザート(肉ごはんとの選択式)という豪勢なラインアップ。

卓上に用意された魚粉(イワシの削り粉)を適宜ふりかけたら、早速食べてみよう! ラードで炒められた麺は、他の焼きそばとは違うピンとした張りのある食感。また味付けも一般的な焼きそばがソースのみであるのと違い、魚粉や肉かす(豚の背脂や豚バラからラードを搾った後に残ったものを油で揚げたもの。一般的には「油かす」という)が加わっているので力強さがある。具として用いられている、歯ごたえ位のよい細切りキャベツが良いアクセントだ。
現地に足を運ぶの辛くても、交通至便な渋谷であれば来訪のチャンスを作るのは難しくないのでは? 見体験の方も、現地で食べた味が忘れられない方も、お試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
