2019年12月28日

北参道『ふじもと』さんで、毎食でも飽きないうな重を食するの事

年の瀬も押し迫ったある日のこと。「鰻が食べたい」という父の要望を受け、あるお店に向かった。

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ふじもとうなぎ / 北参道駅千駄ケ谷駅原宿駅

東京メトロ副都心線・北参道駅の2番出口から徒歩数分、明治通りを南下し、千駄ヶ谷三丁目の交差点を左折すると見えてくるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『ふじもと』さん。

将棋会館の近くにあり、将棋棋士の中にもファンが多い鰻屋さんとして知られる……という紹介は、もはや不要かもしれない。
藤井聡太・四段(当時)が将棋史上最高記録となる公式戦29連勝を達成し、メディアが将棋フィーバーに湧いた際に、「将棋棋士ご用達のお店」としてよく取り上げられて、一般的な知名度も急騰したからだ。

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店内の様子

引き戸を開けて中に入れば、昭和レトロ感満載(注:言葉を選んでいます)の店内がお出迎え。
カウンター5席とテーブル席が2セット。奥が座敷席(小上がり)という構成

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メニュー

こちらが同店のメニュー。
うな重・うな丼ともに松・竹・梅がある。お店の方に違いをヒヤリングしたら、鰻の量とサイズの違いで、以下の通りとのこと。

・松:1.5尾(サイズ大)
・竹:1尾(サイズ大)
・梅:1尾(サイズ中)

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うな重:竹(3600円:税込み)※香の物つき
肝吸い(200円:税込み)

今回の注文はうな重。ただ父も私も、めっきり食が細くなってしまったので、松は回避し竹を注文。

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蒸し上げられたあと、丁寧に焼き上げられた鰻は、タレを纏って飴色の照りを発している。これを、少し固めに炊き上げられたご飯と共に口に入れる。

蒸しを掛けられた鰻は、極限まで柔らかく、比喩表現ではなく口にした瞬間に溶けてなくなってしまう。しかし溶けて無くなるまでに、鰻自身と、少し辛めに調製されたタレと、米粒が立っているご飯が三位一体となり、得も言われぬ至福の美味しさを口中に与える。

特筆すべきはタレの美味しさだろう。私も随分とうな重・うな丼を食べてきたが、同店のタレほど、良い意味で胃にもたれず後口に残らない、軽やかな美味しさのタレには出会ったことがない。
おかげで(値段の問題はさておき)毎日どころか、毎食のように食べても飽きが来ないと思える良いお味なのだ。


皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 11:10| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2019年11月17日

六本木『創作お茶漬け専門店 だよね。』さんで、味の“伏兵”に驚くの事

転職先で深夜までの残業が続き、疲労困憊。

ガッツリ系の食事は胃に辛いが「お茶漬けならいけるだろう」と思い、向かったのは……。

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創作お茶漬け専門店 だよね。 六本木店 居酒屋 / 六本木駅乃木坂駅六本木一丁目駅

地下鉄六本木駅から徒歩5~6分。東京ミッドタウン近くの路地裏に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『創作お茶漬け専門店 だよね。』さん。「お酒を飲んだあとのシメに食べるもの」という印象が強いお茶漬けをメインに据えた、お茶漬けの専門店である。

路地裏の雑居ビルの一階ということもあってか、数々のメディアで取り上げられた実績を持つ有名店にしては控えめな外観から店内に入ると、

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店内の様子

外観に違わぬカウンター席のみの小規模な店内が目に飛び込んでくる。黒を基調とした木目調で統一された店内は「大人の街」六本木にふさわしい落ち着きがある。

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鮭とイクラの海鮮茶漬け(980円:税込み)

今回の注文は、同店の看板メニューのひとつ、鮭とイクラの海鮮茶漬け。
最初からお茶漬け状態ではなく、出汁は別添えで饗される。

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出汁だけを味わうため、小ぶりの湯のみ茶碗が添えられているので、ありがたく出汁を注いで飲んでみる。

アゴ(トビウオ)・ウルメイワシ・昆布・かつお節といった食材から取られたという出汁は、薄味ではあるが魚介系の美味しさを感じる、滋味に満ちた美味しさ。

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一方でメインであるご飯の方は、石焼の器で提供されるのがユニーク。最後まで熱々で食べられるように、との配慮なのだそうな。

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この状態だと「銀シャケの炙り焼きとイクラの親子丼」なので、正直、このまま食べても十分過ぎるほど美味しいのだが……。

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別添えの茶碗に適量を取り分け、出汁をかけて食べると、美味しさが倍増するのだ!

魚介系の出汁が、同じ魚介類である銀シャケの炙り焼きやイクラとの相性が抜群なのは当然なのだが、“伏兵”として味のアクセントになっているのは、石焼の器によって作り出されたお焦げ。熱々のお焦げに熱々の出汁がかかって香ばしさと美味しさが引き出されるのだ。


皆様もお試しあれ。






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posted by 只今(橘カヲル) at 10:06| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2019年09月27日

人形町『天ぷら 中山』さんで、天丼ならではの美味しさを堪能するの事

復帰第二戦は同じく人形町から。
平日のみの営業なので、私にとって有給消化中でもなければ訪れるのは非常に困難なお店だったのだ。

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天ぷら 中山天ぷら / 人形町駅水天宮前駅茅場町駅

東京メトロ日比谷線・人形町駅のA2出口から徒歩数分、大通りから外れた路地の一画にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『天ぷら 中山』さん。

元から評価の高い天ぷら・天丼のお店だったのだが、ある時、人気テレビドラマ『孤独のグルメ』で紹介されたことから一気に知名度が上昇し、行列の耐えないお店となった。

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店内の様子

店内はカウンター8席と座敷席が4*2の、合計16席という小規模店舗。本来は店主夫妻と息子さんで店を切り盛りしていると聞いていたが、私が訪れたときは生憎と店主は不在で、女将さんと息子さんの2人で店を回していた。頭数が減って切り盛りが難しくなるはずなのに、それを感じさせない接客応対だったのは感心した。

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天丼(1100円:税込み)

今回の注文は、同点の看板メニューである天丼。
江戸前天丼のスタイルに乗っ取り蓋をして饗されるのは、蓋をすることで蒸しをかけるため。
香の物とシジミの味噌汁がセットでついてくる。

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ゴマ油で揚げられ、たっぷりとタレが掛けられた天丼の見た目は赤黒く染まっており、チェーン店の天丼に慣れていると驚いてしまうが……、

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これが美味しいのだ! 天麩羅の衣は、タレを存分に吸った上に蓋で蒸されているので随分と柔らかくなっており、カリサク系の衣がお好みの方にはご不満かもしれないが、ご飯と一緒に掻き込むのが前提の天丼であれば話は別。衣に染み込んだタレの美味しさと具材そのものの美味しさを、やや固めに炊き上げられたご飯と共に口にすると、口の中で渾然一体となって至福の快感をもたらすのだ。

もちろん私はカリサク系の天麩羅も好きだが、そうした天麩羅を食べたいときは天麩羅定食にする。
天丼という調理形態を取るならば、天丼ならではの美味しさを味わいたいのだよー! と声を大にして言いたい。


最後は少しヒートアップしてしまったが、天丼ならではの美味しさを堪能できる『天ぷら 中山』さんに、皆様も訪れてみては?


※おまけ

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店内に飾られていた井之頭五郎フィギュア(ドラマ版&原作漫画版)





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posted by 只今(橘カヲル) at 18:44| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2019年09月26日

人形町『玉ひで』さんで、行列必至の親子丼にて“復帰戦”を飾るの事

……随分と長い間、更新が途絶えており、失礼いたしました。
実は長らく転職活動をしていまして、ブログ更新に割ける時間的および心理的な余裕がありませんでした。

どうにか転職先も決まり、10月から新しい職場での新しい生活をスタートさせます。
現在は前職での有給休暇を消化中です。
今後も、細々ながらブログの更新は続けたいと思いますので、宜しくお願いします。

それはさておき、ブログ更新の“復帰戦”として向かったのは……。


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鳥料理 玉ひで鳥料理 / 人形町駅水天宮前駅浜町駅

東京メトロ日比谷線・人形町駅のA2出口から至近の場所にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『玉ひで』さん。親子丼の生みの親(注:諸説あり)として、あまりにも有名なお店である。

玉ひで(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%89%E3%81%B2%E3%81%A7

昼時の大行列は人形町の名物として知られており、私が訪れた日も、全くのド平日にも関わらず、開店30分前には早くも5~6名の方が店先で列を作っていた。私が行列に加わった後も着実に並ぶ人は増え続け、開店直前には30人ほどにまで増えていた。

仲居さんが歩道のガードレール近くに停めてあった自転車を動かしたときは意図を計りかねたのだが、行列が或る程度長くなるとガードレール側に並ぶルールになっているようだ。

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店内の入口付近

開店時間となり、お店の方に誘導され、靴を脱いで店内へ入る。
なお会計は事前に済ませるタイプで、電子マネーは交通系のみ使用可能。

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店内の様子

店内では相席が基本。掘りごたつ席なのが地味にありがたい。

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席に座ると、まずはお茶と鶏コラーゲンスープ(写真右)が出される。

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このスープ、決して濃い味ではないのだが、鶏の旨味がストレートに感じられ、実に美味しいのだ。
そして鶏スープの出来の良さで期待が高まる絶妙のタイミングで……。

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極意親子丼(3000円:税込み)

親子丼が到着!

今回の注文は、ブログ更新の復帰第一戦ということもあり、奮発して最上級メニューの極意親子丼を注文。

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東京軍鶏(とうきょう しゃも)というブランド鶏の胸肉とモモ肉を卵で綴じた基本の親子丼に、炙ったササミ肉がプラスされた贅沢な逸品だ。

東京しゃも(公益財団法人 東京都農林水産振興財団)
https://www.tokyo-aff.or.jp/site/tokyo-products/1197.html

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烏骨鶏の卵

仲居さんによれば、まずは、こちらの烏骨鶏卵を溶いて炙りササミを絡ませて戴くのが流儀とのこと。


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これが美味しい! 貧相な例えで申し訳ないが、昨今コンビニなどでよく目にするサラダチキンにジューシーさをプラスした最上級品といった趣。烏骨鶏卵の濃厚な味に負けず、口の中でしっかりと自己主張してくる。

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そして、これも仲居さんのお勧めどおり、余った烏骨鶏卵を親子丼の上に回しがけしてから、

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いざ親子丼を実食! 口にして驚いたのは肉の弾力。歯で噛みしめる際に心地よい抵抗があり、それでいて決して硬いわけではない。さらに肉自体の味にも、卵で寝ぼけない自己主張がある。慣れ親しんだブロイラーの食感を想定していると、面食らうこと請け合いの美味しさだ。

また、トロトロなのにきちんと火が通っている卵部分も納得の美味しさ。玉葱や三つ葉などは用いていないため、卵の美味しさがダイレクトに伝わってくる。食べた後で、しつこく後味が残らないのもよい(卵料理を食べたあと、喉の奥にいつまでも「卵をたべたぞ~」という感じが残っていること、ありませんか?)。

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なお、添えられた香の物をパラパラと親子丼に振りまいてから食べると、味に変化がついて楽しいので、ぜひチャレンジして欲しい。


突っ込み所があるとすれば、若い男性だと少し物足りないかも、という量的な面ぐらい。
行列必至ではあるが、ぜひ一度は皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 19:23| 東京 ☁| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2018年11月10日

いづろ通『和処 めっけもん』さんで、鹿児島名物てんこ盛りの西郷丼(せごどん)を味わうの事

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鹿児島旅行3日めは市内観光。西郷さんの像にご挨拶。

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西郷隆盛像

東京住まいなので西郷さんというと着流し姿のイメージが強いから、軍服を纏った西郷さんは新鮮な印象を受ける。

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ドルフィンポートより桜島を望む

そして市内をアレコレ散策しているうちに、鹿児島のウォーターフロントにある複合商業施設『ドルフィンポート』までやってきた。
気がつけば時刻は夕方に差し掛かる頃合いとなっており、お腹も空いてきたので、ここで食事をすることに。

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和処 めっけもん和食(その他) / いづろ通駅朝日通駅市役所前駅

やってきたのはドルフィンポートの1階で店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『和処 めっけもん』さん。鹿児島県で人気の回転寿司チェーン『めっけもん』のグループ店で、鹿児島近郊で水揚げされた鮮度抜群の魚介を使った和食料理が味わえると評判のお店である。

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店内の様子

店内は、ぶっちゃけていえば和風ファミレス。照明が白熱灯なので柔らかく暖かい印象を受ける。屋外の喧騒を忘れる落ち着いた雰囲気だ。

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西郷丼(1382円:税込み)

注文したのは西郷丼。大河ドラマにあやかって「さいごうどん」ではなく「せごどん」と読む。

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うずらの卵が乗ったネギトロを中心に、サツマイモの天ぷら、さつま揚げ、キビナゴの刺身、黒豚肉のしゃぶしゃぶが乗った、鹿児島名物を一度に味わえる贅沢メニューだ。

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セットの蕎麦

なおセットでついてくる麺類は、うどん/そば、温かい/冷たい、を選べる。

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魚介類は鮮度抜群、天ぷらは揚げたて等、いずれも侮れない美味しさ。肉・魚・野菜と食材が闇鍋式に盛られているにもかかわらず、個々の個性がシッカリ感じられ、かつ喧嘩していないのは感心の一言。「鹿児島名物の様々な食材を一度に味わえた!」というお値打ち感も食後の満足度向上に一役買っている。

チェーン展開するお店を軽く見る風潮があったりもするが、料理をビジネスとしてシビアに捉えて向き合う故に、個人経営のお店では生まれない美味しさもあると思う。皆様もお試しあれ。


※余談
今回食した西郷丼だが、私が今回の鹿児島旅行に際して持参したガイドブックには同じメニューが「鹿児島丼」として記載されている。大河ドラマ放送終了後は元の名前に戻るのか、それとも改名したままかは不明。





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posted by 只今(橘カヲル) at 23:36| 東京 ☁| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

鹿児島中央『とんかつ川久』さんで、今までの主張が崩壊するの事

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砂むし会館砂楽

鹿児島旅行2日め後半。そうめん流しに舌鼓を打った(前回エントリー参照)のち、指宿まで戻り砂風呂(砂むし温泉)を体験。
なお私がお世話になった『砂むし会館砂楽』さんは、あの日本屈指の有名ローカル番組『水曜どうでしょう』でロケが行われた場所なので、ご存知の方も多いかもしれない?

それはさておき、砂風呂体験ののち指宿の駅まで戻ったものの、鉄道の乗り継ぎに恵まれずバスで鹿児島市内まで戻った。
その後、ホテルには戻らず鹿児島中央駅界隈をぶらついて夕刻まで時間調整を行う。
あるお店の、夜の部の開店に合わせるためだ。そのお店とは……。

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とんかつ川久とんかつ / 鹿児島中央駅都通駅鹿児島中央駅前駅

JR鹿児島中央駅から徒歩3~4分、鹿児島中央駅東口から右手側にあるベル通りという商店街を進んでいくと到着するのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『とんかつ川久』さん。

鹿児島県は肉用牛・豚・鶏(ブロイラー+鶏卵)の産出額が全国一という畜産王国とのこと。
(参考:月刊「事業構想」2016年4月号:https://www.projectdesign.jp/201604/pn-kagoshima/002810.php

よって、それらを用いた肉料理を出すお店もレベルが高くなるのは自然の成り行き。同店は、そんな鹿児島においても指折りのトンカツの名店として知られており、メティアへの露出も多い。なんでも鹿児島の老舗精肉店『瀬戸口精肉店』の直営店なのだとか。

私が訪れたときは店舗の外装を工事中だったが、それにもかかわらず開店前から待ち人が店舗前に並ぶ盛況ぶりだ。

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店内の様子

和風な内装の店内はテーブル席と小上がり(座敷席)がある。地元民と思われるラフな格好の男女からスーツケース持ちの旅行者まで、客層は幅広い。なおオーダーを通す際、提供まで時間がかかる旨を告げられたが承諾した。

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上ロースカツ定食(1600円:税込み)

今回の注文は、同店の主力商品だという上ロースカツ定食。

メニューには「黒豚ロースカツ」という文字も見えたので、「やはり鹿児島に来たからには名産の黒豚かなぁ」と迷ったのだが、先程書いたスーツケース持ちの旅行者の方が「黒豚のほうが美味しいの?」と店員さんに質問し、どちらも変わらず美味しいといった趣旨の返答をされていたので、素直に値段の安い(笑)普通の豚肉の方を選択した。

なお、東京に戻ってから調べて判明したのだが、同店は黒豚以外のメニューでは、ひなもりポークという、霧島山麓で育てられた黒豚に勝るとも劣らない美味しさを持つ白豚で、かつ白豚ゆえにコストパフォーマンスも良いという銘豚の肉を使用しているとのこと。

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250グラムもの豚肉を用い、自家製パン粉を用いて揚げられたトンカツは大迫力かつ衣がキメ細かく、絵になる美しさ。
今風に「インスタ映え」する見た目、というと伝わるかな?

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切れ目を入れられたカツの一片を90度回転させてみた。切断面が僅かにピンク色なのが見て取れる。
これ故に、オーダーを通す際、店員さんから「当店のトンカツは……」的な事前の指摘があるのだが、予熱で火が通り、食べる頃には最適な火加減になっているという寸法である。

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左から、柚子味噌・醤油ダレ・ソース(ウスターソース)

この、見ているだけでテンションが上がるトンカツを、いずれも自家製となる3種類のソース(柚子味噌・醤油ダレ・ソース(ウスターソース))でいただくのだ。

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口にして驚いたのは、これだけ分厚く切られているにもかかわらず、苦もなく噛み切れる肉の柔らかさ。よくテレビのグルメ番組などでレポーターが「お肉が口の中で溶けてしまう~」といった表現を使っているが、まさかステーキではなくトンカツでそのような体験ができるとは!

さらに肉自体の旨味もしっかり、衣もサックリして美味しいのはもちろんだが、なにより驚愕したのは脂の美味しさだ。私は常日頃より「ロースは脂がキツいのでヒレの方が美味しい」と主張していたのだが、同店のトンカツで主張が崩壊してしまった。ロースなのに脂が軽く、後口にしつこさや重みが残らないのだ!

なおソースではなく、塩をパラパラとかけて食べても美味しいのには更に驚き。同店のトンカツは私の中で「マイ・ベストトンカツ」に位置してしまった。もう他のお店でトンカツを食べても満足できないんじゃないかな……それだけが心配。

皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 17:53| 東京 🌁| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2018年10月07日

入谷『割烹さいとう』さんは、プロの料理人も舌を巻くコストパフォーマンスな事

夏の暑さが戻ってきた或る日、元料理人だった父のお供で外食に出かけた。
もっとも、今回の目的地は私も長らく訪れたかったお店だったので、渡りに船ではあったのだが……。

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さいとう魚介・海鮮料理 / 入谷駅鶯谷駅

東京メトロ日比谷線・入谷駅4番出口から徒歩1~2分、出口を出たら右斜め前方、通りを渡ってすぐの所にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『割烹さいとう』さん。鮮魚店直営の海鮮料理屋で、特にランチタイム限定メニューの海鮮丼が名物。何度となくメディアに取り上げられた名店で、この日も開店前から長蛇の列が出来ていた。

私と父は開店時間の30分前ぐらいに到着し、行列に並んだのだが、開店直後に入店できる第一陣には間に合わず。お店の方が行列に並んでいる人たちに予め注文を訊きにきてくれるので、そこでオーダーを通して更に待つ。ラーメン屋などとは違うので、そう簡単に客は回転しない。入店できたのは、行列に並び始めてから約一時間後のことだった。

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店内の様子

店内は座敷席オンリー。したがって相席が基本となる。
同店を訪れた著名人の写真やサインが壁一面に掲示されており、人気のほどが伺い知れる。
なお事前にオーダーを通していたにもかかわらず、更に30分ほど待たされたのは意外だったが「包丁を握れるのが(=調理できるのが)店長だけなんじゃないかな?」とは父の弁。

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海鮮丼/具大盛り(1050円:税込み)

これが同店名物の海鮮丼(具大盛り)。味噌汁と小鉢はセット。なお注文時に
・具をご飯の上に載せる/別盛りにする
・ご飯の普通盛り/大盛り
・酢飯/白飯
を選択できる。私が注文したのは、具をご飯の上に載せるバージョン。

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その日の仕入れ状況によって饗される魚介類には若干の差異があるとのことだが、数々の魚介類が、鮮度抜群の証を見せつけるがごとく輝きを放ちながら、皿から溢れんばかりに盛り付けられているのは圧巻の一言。

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もちろん見た目だけではなく、味も抜群! 物の本によれば同店は鮮度だけではなく天然物の具材を提供することにも拘っているとのこと。新鮮な魚介ならではの癖や臭みの無い良質な美味しさを心ゆくまで堪能できるのだ。敢えて欠点を探すとすれば、具があまりにも多いため、ご飯の上に載せているバージョンだと些か食べ悪いことと、同じ理由で食べ進むうちにご飯が足りなくなってくることぐらいか。

よって同店で海鮮丼(具大盛り)を注文の際には
・具は別盛り
・ご飯は大盛り
をお勧めしたい。


同行していた父に、この話をすると父も同意見で、これを察した父は同メニューを別盛りバージョンで発注したとのこと。
父が発注した同メニューの別盛りバージョンはこちらなので、ご参考まで。

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最後になるが、今回の訪問において一番印象に残ったのは、父が発した「自分は、このメニューを1050円では出せない」という一言。「自前の建物で家賃を、家族経営で経費を浮かせられても、どういうルートで素材を仕入れれば、こんな値段で提供できるのか……」と唸ること頻りだった。

(元)プロの料理人も唸るほどのコストパフォーマンスを誇る『割烹さいとう』さんの海鮮丼を、皆様もお試しあれ。
なお海鮮丼はランチタイム限定メニューなので注意されたし。





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2018年05月06日

大岡山『九絵』さんで“役者”が揃った定食に満足するの事

ゴールデンウィークだというのに、仕事の都合もあり遠出が難しい(涙)。そこで、かねてより来訪してみたかったが近場のため逆に行く機会を逸していたお店に向かった。

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九絵魚介・海鮮料理 / 大岡山駅緑が丘駅北千束駅

東急大井町線・大岡山駅から徒歩2~3分、大岡山北口商店街から少し外れた所にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『九絵』さん。店名は「くえ」と読む。大型の個体では全長1.3メートルにもなる、偽装問題が起こるほどの超高級魚の名である。

新鮮な魚介料理を頂ける、昼は定食屋で夜は居酒屋、といった感じのお店で、近隣の住民やサラリーマンに愛されている。しかも数年前に人気テレビドラマ『孤独のグルメ』で紹介されて以来、遠方からもお客が訪れるようになった。開店から少し前に現地に到着したので、まだ暖簾は掛けられていなかったのだが、既に店頭に並んでる人や、私と同じくお店の外観を写真に撮っている人達がいた。

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店内の様子

店内はカウンター席・テーブル席・座敷席とあるのだが、なにしろひっきりなしに来客があるので、あっという間にほぼ満席に。近くに東京工業大学があるためか、学生と思しき若者のグループ客が目立った。

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なめろう付 九絵定食(2000円:税込み)

今回の注文は、店名を冠する九絵定食。プラス300円で、なめろう付きにできるので、今回はそちらをチョイス。ランチで2000円は、相当に奮発するレベルだと思うのだが、来店したお客の多くは、同メニューをオーダーしていた。それもそのはず、

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豪快に肉厚で切られた刺身と、

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なんと注文を受けてから煮られた煮魚、

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刺し身で使えるほどの魚を使ったアラ汁、

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鯵ではなく鰹で作られた、なめろう(※三枚に下ろして細く切った魚を味噌や薬味と一緒に粘り気が出るまで包丁でたたいた料理)

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おまけに玉子焼きやキンピラなどまで自家製なのだ。

これだけ“役者”が揃えば、そりゃあ人気メニューになるよなあ……。

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厚切りの刺し身は新鮮かつ食べごたえ十分、出来たての煮魚は煮汁で味が殺されることなく魚本来の美味しさを引き立たせている。なんと同じ皿に盛られた煮大根はわざわざ別口で煮ているという拘りようだ。そりゃあ美味しくないはずがない。人気になるわけである。


これだけの繁盛店なのに、料理に手間ひまをかけ、更に大将夫婦と息子さんの3人だけで回しているためか、とにかくオーダーを通してから料理が出てくるまでに時間がかかる(この日は約50分かかった)。また小さなお子さんは来店お断りだったり、大将夫婦の言葉遣いが荒っぽい(お客相手にはまだマシだが当人たち同士の会話は「喧嘩腰」と表現できるレベル)など、引っかかる点はあるものの、そういった点をクリアーできる皆様は訪れてみては?





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2018年04月29日

六本木一丁目『金子半之助 アークヒルズ店』さんで、コストパフォーマンス抜群の天ぷら定食を頂くの事

週末のこと、起床して間もなく眠い目をこすりながらスマホでニュースサイトを閲覧していると、「あの金子半之助がアークヒルズに出店」の文字を発見し、眠気が一気に吹き飛んだ。

以前に父と訪問した事があり、このブログでも紹介させていただいた『金子半之助』さんといえば、テレビなどで幾度も「行列のできる店」として紹介された天丼専門店。土日ともなると2時間待ちの行列は当たり前という超人気店だ。

そんなお店が天ぷら定食専門店を出店したとなれば“取材”しないわけにはいかない(使命感)! というわけで、さっそく出撃することに。

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金子半之助 アークヒルズ店天丼・天重 / 六本木一丁目駅溜池山王駅神谷町駅

東京メトロ南北線・六本木一丁目駅の3番出口を出て徒歩数分、テレビ朝日のお膝元、アーク森ビルの3階に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『金子半之助 アークヒルズ店』さん。正式な店名は『日本橋 天ぷらめし 金子半之助 アークヒルズ店』。

今年(2018年)3月、アーク森ビル3階のレストランフロアがリニューアルしたのだが、その目玉ともいえるのが同店。エスカレーターを降りてすぐの所という好立地なので、迷う心配はない。平日は近隣のビジネスマンが押し寄せ行列必至と聞いていたが、ゴールデンウィークまっただ中ということで、さすがに余裕があった。

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入り口で食券を購入(※本店には無い仕様)し、席に着く。カウンターには、大根の漬物・イカのゆず和え・きんぴら牛蒡の入った木蓋つきの入れ物が置かれていたり、湯呑み茶碗に炒った黒豆が入って居たりするのは本店と同じ仕様。

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天ぷらめし(980円:税込み)

今回の注文は、同店の基本メニューとなる天ぷらめし。

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揚げたての天ぷら全9品が数度に分けて饗される。まずは舞茸および鶏肉(かしわ)の天ぷらと、イカのかき揚げ。

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少しあとでエビ・キス・卵・ナス・シシトウ・カボチャの天ぷらが到着。

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揚げたての天ぷらというだけでもご馳走なのだが、いずれのタネも、衣はカラッと仕上がっている一方で、中のタネは熱はシッカリ通っているものの、フンワリとした柔らかさも残っている。美味しい天ぷらの基本なのだが、作りおきの天ぷらに慣れていると、これが有り難い美味しさなのだ……。

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なお卵の天ぷらについては、ご飯の上に乗せてから中を割って卵かけご飯風にして食べることを、お店の方から勧められる。これも美味しいので是非チャレンジ頂きたい。


まだ開店して間もないため従業員の方がオペレーションに慣れていない(天ぷらは本来3回に分けて出て来るはず)とか、本店では無料で付いてくる味噌汁が別料金(200円:税込み)とか、細かいツッコミどころはあるものの、1000円を切る価格で、このクオリティの天ぷら定食が食べられるのは嬉しい限り。皆様も訪れてみては?





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posted by 只今(橘カヲル) at 10:35| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2017年12月17日

新木場『丸惣』さんで、オカズ選びにテンションが上がるの事

とある用事で新木場まで足を伸ばし、気がついたら日が暮れていた。
ついでなので夕食も、この近辺で済まそうと、向かった先は……。

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丸惣定食・食堂 / 新木場駅

JRほか新木場駅から徒歩1分。駅施設の一階部分、別の言い方をすれば新木場駅の「下」という好立地にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『丸惣』さん。同駅周辺は、今でこそ大手IT企業やスポーツ施設が近隣に存在するが、その昔は貯木場や木材関連企業、もしくは倉庫ぐらいしか無かった関係で、現在でも食事処は然程多くない。同店は、そんな同駅周辺では貴重な大衆食堂となる。

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店内の様子

店内はテーブル席とカウンター席があるが、最大の特徴は、刺身・煮物・焼き物等々、数々の料理が既に調理されてラップが掛けられた状態で、所狭しと棚や冷蔵庫に並べられているところ。食べたいものを選んでトレイに乗せていき、最後にご飯(サイズを大中小で選べる)や味噌汁を注文して精算するというシステムである。なお煮物や焼き物等の温かいオカズは、精算後にレンジで温めてくれる。

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昭和の大衆食堂や学食のようなシステムのお店は久しぶりだったのでテンションが上がってしまい、オカズを4品も選んでしまった。

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鶏肉の照り焼き(190円:税込み、以下同じ)

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焼き魚(150円)

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野菜炒め(130円)

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モツ煮込み(190円)

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ご飯(中)と味噌汁(190円+70円)

これだけ豪華な内容となったにも関わらず、一品あたりの単価が安いため、トータル金額は税込み920円!
なんと1000円札でお釣りが来るのだ。

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それぞれの味は……まぁ「家庭的な味」というか、スーパーマーケットで売られているお惣菜を想起していただければ間違いない(苦笑)。しかし、コストパフォーマンス観点から考えれば十分すぎる美味しさだ。おかげで「調子に乗って取りすぎたかな……」と思っていたのだが、速攻で完食してしまった。料理の組み合わせで、栄養バランスを考えられるのも有り難い。なお同店はアルコールの類も充実しているので、これらのオカズを肴に昼から一杯、という方も多いそうな。

皆様も、新木場に訪れた際には、お試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 09:05| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2017年12月03日

千駄ヶ谷『みろく庵』で“丸山定食”に挑戦するの事

或る日のこと、別の用事で市中を彷徨っているうちに、千駄ヶ谷界隈に来てしまった。
お昼時だったので、この近辺でランチを取ることにした。
向かった先は……。

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みろく庵そば(蕎麦) / 千駄ケ谷駅北参道駅国立競技場駅

JR千駄ヶ谷駅から徒歩数分。首都高速4号新宿線と並走する東京都道414号四谷角筈線を代々木方面に向かって進んでいき、通り沿いに店を構えているのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『みろく庵』さん。「国立能楽堂」のバス停留所が見えたら、すぐそこだ。

同店は創業当時は蕎麦屋だったのだが、お客のニーズに応えていくうちに取り扱うメニューが増え、現在では定食等も扱う居酒屋のような業態のお店となっている。

そして将棋会館に近い同店は、将棋棋士の方々にも愛用されている。藤井聡太・四段が将棋史上最高記録となる公式戦29連勝を達成した日の昼食が、同店から出前された豚キムチうどんだったのは、あちこちで報道されたのでご記憶の方も多いだろう。ちなみに藤井四段のデビュー戦となった加藤一二三・九段との対局では、昼食時に同店から味噌煮込みうどんを出前注文している。

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店内の様子

「藤井フィーバー」で知名度が跳ね上がったお陰もあってか、コアなランチタイムでは無かったにも関わらず店内は盛況。厨房と接客で6~7人いる店員の方々が大忙しで対応されていた。少々入り組んだ構造になっている店内の、奥の方にあるテーブル席に通され、注文を通して暫く待つ。

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唐揚定食・唐揚げ3個追加(750+400=1150円:税込み)
※二人がけ用の小テーブルだったため、縦置きになってしまっているのはご容赦願いたい。

今回の注文は、同店の人気メニューのひとつ唐揚定食……なのだが、通常は唐揚げ3個入りのところ、さらに唐揚げ3個を追加して倍の6個にしている。

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よって皿の上に盛られた唐揚げ(骨付きなのがポイント高い)の迫力が尋常ではない。

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そのほかは、御飯、味噌汁、香の物、冷奴、大根おろしというベーシックな構成である。

さて、この「唐揚定食・唐揚げ3個追加」、メニューには無い特殊オーダーなのだが、『丸山定食』という俗称がある。私が「唐揚定食・唐揚げ3個追加」とオーダーした際も、店員の方は「丸山定食ですね」と復唱したし、料理を運んで来られた方もそう呼んでいた。メニューには無い特殊オーダーにも関わらず、それだけ多くの方が注文しているからだが、それは何故か?

実は「唐揚定食・唐揚げ3個追加」のオーダーは、大食漢としても知られる将棋棋士、丸山忠久・九段が同店からよく注文することで将棋ファンの間では有名なのだ。そして同店を訪れたファンが丸山九段に習って「唐揚定食・唐揚げ3個追加」をオーダーするケースが続き、それでいつしか『丸山定食』の名が生まれたのである。

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閑話休題。骨付きの唐揚げは、もちろん揚げたて。ジューシーで柔らかい上に塩コショウやショウガで下味がチャンと付いており、単品としての完成度は言うまでもなく、御飯のオカズとしても申し分ない美味しさだ。運ばれてきた6個の唐揚げを見たときは、若かかりし頃とは違い食事量が落ちた自分を鑑みて不安もあったのだが、御飯共々瞬く間に平らげてしまった。食べ進めるうちに更に食欲が刺激されて箸が進み続ける、なんて体験は久々だ!

豚キムチうどんもいいけれど、(絶対的に量が多いのは事実なので)胃袋に自身のある方は、ぜひ『丸山定食』をお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 17:33| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

西武新宿『かぶきち』さんで、ご当地グルメ「日田やきそば」を味わうの事

或る日のこと、夜半に新宿まで出向く用事ができたので、ついでに夕食も取ろうと決めた。
向かった先は……。

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かぶきち焼きそば / 西武新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅

最寄り駅としては西武新宿駅から徒歩3~4分ほどであるが、JR新宿駅や東京メトロ新宿三丁目駅からも十分に徒歩圏内、巨大なゴジラのオブジェで御馴染み、新宿東宝ビルの向かいに店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『かぶきち』さん。東京近郊では珍しい、大分県日田市のご当地グルメ「日田やきそば」を食べられるお店である。都内で日田やきそばを食べられるお店については、新高島平の『あぺたいと』さんぐらいしか知らなかったので、期待が膨らむ。

日田やきそば(Wikipedia)

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店内の様子

入店したのは20時を少し過ぎたころ。私が入店した際は若干の空席があったが、昼夜を問わず人の往来が絶えない歌舞伎町という土地柄か、すぐに空席は埋まっていった。

なお、日田やきそばは、麺を鉄板で焼き固めたのち、ほぐして具と炒める所に特徴がある。このため出来上がりまでに少々時間を要する。同店では麺を作り置きしておらず、注文が入る度に調理しているので尚更だ。少し長めの時間、はやる気持ちを抑えて待っていると……。

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焼きそば(並)(830円:税込み)

今回の注文は、基本メニューの焼きそば(並)。

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中央の生玉子は追加トッピングなのだが、無料なのが有り難い。

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オリジナルの自家製麺は、焼き固められてカリッとした部分と、そうではないモッチリした部分の対比が面白く、飽きの来ない食感を生み出している。これに、特性ソースの自然な辛味と甘味が馴染んで、とても美味しい。ある程度食べ進んだら生玉子を崩して麺に絡ませると、まろやかでコクのある味もプラスされて更に楽しめる。お陰で、小腹が空いていた程度の空腹感だったのだが、あっという間に完食してしまった。これなら大盛りをオーダーしてもよかったなぁ……。

眠らない町・歌舞伎町にふさわしく24時間営業なのも嬉しい限り。皆様も訪れてみては?





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posted by 只今(橘カヲル) at 09:10| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2017年08月19日

秋葉原『岡むら屋』さんでボリューミーな丼めしを掻き込むの事

或る日のこと、ガッツリと肉系の丼を食べたくなった私は、秋葉原へと向かった。
昔は飲食店探しに苦労した秋葉原周辺だが、近年では随分と解消されている。

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秋葉原 岡むら屋牛丼 / 秋葉原駅末広町駅岩本町駅

JR秋葉原駅の電気街口から徒歩2~3分、秋葉原UDXの向かいにある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『岡むら屋』さん。インパクト十分のガッツリ系どんぶり飯を食べられるお店として評判を集めている。

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店内の様子

開店直後だったのでテーブル席の人影はそれほどでもなかったが、カウンター席は既に満席に近い状態。空いていた最後のカウンター席に付き、注文を通す。

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デラ肉めし(590円:税込み 以下同)
※写真は、ねぎ(50円)と生玉子(50円)を追加

今回の注文は、同店おすすめメニューのデラ肉めし。
奮発して、ねぎと生玉子を追加トッピング。

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ぶつ切りにされ、大鍋で煮込まれた牛肉の塊がライスの上に惜しげもなく盛られ、更に同様の手法で調理された大根、豆腐、煮玉子も同席するという、見ているだけでお腹が一杯になりそうな見た目に圧倒される。

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もちろん圧倒されるのは見た目だけでない! 物の本によれば、牛バラ肉の一種である希少部位のカッパ(バラ肉の一番外側、牛の前腹の皮と脂身の間の部分)が用いられているという肉塊は、八丁味噌と赤味噌の合わせ味噌によって長時間煮込まれているため柔らかく、かつ旨味が濃くて美味しい。大根、豆腐、煮玉子も味がシッカリと染みている。また、トッピングの刻み葱と生玉子が食感と香りに変化をつけ且つ僅かに感じるクドさを打ち消している。

おかげで、相当にボリューミーな丼だったにも関わらず、あっという間に掻き込み完食した。皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 08:22| 東京 🌁| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

千駄ヶ谷『ほそ島や』さんで、「町の蕎麦屋さん」の侮れぬ工夫を体験するの事

小学生時代の私は代々木で暮らしていたのだが、通っていた小学校の学区内だった千駄ヶ谷周辺で過ごした時間も多い。
そして数十年の時が流れ、中年のオジサンとなった私は、ある深夜ドラマに触発されて再び同地を訪れた。

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ほそ島やそば(蕎麦) / 国立競技場駅千駄ケ谷駅北参道駅

JR千駄ヶ谷駅、もしくは都営大江戸線・国立競技場駅から徒歩5~6分、鳩森八幡神社の前から瑞円寺の方へ抜ける道を進むと見えてくるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、今回の目的地『ほそ島や(ほそじまや)』さん。蕎麦屋ではあるが饂飩や中華そば、ご飯物も充実しているという、所謂「町の蕎麦屋さん」。しかし侮るなかれ、近隣の将棋会館から出前注文も多く受ける事からも分かるように、棋士からの支持も厚い「町の名店」なのである。

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店内の様子

近隣の方と思しき人達で店内は盛況。訪れた時間はコアなランチタイムでもあり、私が訪れた後も、三人連れの客が立て続けに二組訪れた。一人客だった私は、黙々とカツ丼を口にする熟年男性と相席となった。

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カレー丼(770円:税込み)

今回の注文は、前述した深夜ドラマでヒロインが注文していたカレー丼。添えられた漬物は厚切り、味噌汁はナメコ入りなのが地味に良い感じ。

「町の蕎麦屋さん」にありがちなパターンとして「蕎麦よりご飯物やラーメンの方が良く出る(注文される)」というのがあるが、同店もご多分に漏れず。もっとも同店の場合、ご飯物と蕎麦のセットメニューが主力商品ではあるのだが。

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それはさておき、カレー専門店のファッショナブルなカレーライスや、給食などでよく目にした昔なつかしのカレーライスとも趣が異なる、「町の蕎麦屋さん」でなければ中々お目にかかれないカレー丼が私は好きだ。

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同店にはカレーライスやカレー南蛮もあるのだが、それぞれで独自の工夫をしているという。つまりカレーライス・カレー南蛮・カレー丼で「上にかかっているものは同じ」ではないのだ。カレー丼については、蕎麦ツユのダシやカツ丼などに使う丼もの用のダシをルゥに配合して、味に変化をつけているそうだ。

カレーがもたらすスパイスの刺激や具として用いられている豚バラ肉の旨味などは明らかに洋食の味ながら、蕎麦屋ならではのダシが入ることで、ダシの甘みと旨味が前に出た、とっても和風な美味しさとなっている。

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もりそば(550円:税込み)

なお、もちろん蕎麦も美味しいよ! 蕎麦の量は豊富だしツユは甘口でカレー丼との共通点あり。

皆様も訪れてみてはいかが?





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posted by 只今(橘カヲル) at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2017年07月16日

自由が丘『石焼き牛かつ 二階堂』さんで牛カツを初体験するの事

ある日のこと。天候不順で遠出を諦めた私は、かねてから気になっていた自宅近くのお店に出撃した。

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石焼き牛かつ 二階堂牛料理 / 自由が丘駅九品仏駅奥沢駅

東急東横線ほか自由が丘駅から徒歩4~5分、大丸ピーコックがある学園通りを北上し、ABCマートの向かいにある路地を入っていくと見えてくるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『石焼き牛かつ 二階堂』さん。近年、トンカツに比肩する人気となり、専門店も増えてきた牛カツレツ……牛カツ専門店の一件である。実は私、牛カツは未食だったので、訪問の機会を伺っていたのだ。

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店内の様子

店内はテーブルが3卓とカウンターが5席ほどの小規模店舗。内装の作りから、元々バーやスナックとして使われていたと思われる店内は半地下なので窓が無いのだが、思いのほか圧迫感はない。

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牛カツ御膳(120グラム:1400円)
※写真は漬物の代わりに牛すじ煮込み(プラス200円)を選択

待つこと暫し、牛カツ御膳(定食)のご到着~。
なお、雑穀米と味噌汁はおかわり自由となっている。

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牛カツは、トンカツよりも遥かに短い揚げ時間で仕上げるため、衣の中の肉はレアのまま。
希少部位である牛ミスジ(肩甲骨の内側部分の肉)の赤身が美しい。

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もちろんそのまま、わさび醤油や、にんにくヒマラヤ岩塩などをつけて食べても、薄いがカリッと揚がった衣と、まるでローストビーフのようなシッカリとした肉の旨味を感じられて美味しいのだが……。

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各々の目の前に用意されている七輪を使った溶岩石で、軽く焼いてから食べても美味しい!
ただ個人的には、折角のレア肉の美味しさを味わうため、あまり焼きすぎず炙る程度にしておいた方が良いと思う。

皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 10:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

自由が丘『波の』さんで2枚看板を同時に味わうの事

ある週末のこと、雨模様となったため遠出を諦めた私は、現在の住まいから至近の良店に向かうことにした。

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波の海鮮丼 / 自由が丘駅奥沢駅緑が丘駅

自由が丘駅から徒歩5分ほど、亀屋万年堂本店そばの踏切から程近い場所にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『波の』さん。路地裏の半地下というお世辞にも分かりやすい立地にあるとはいえないにも関わらず、昨年(2016年)末のオープン以来、客足の絶えない海鮮丼専門店である。

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店内の様子

店内はカウンターとテーブル席がいくつかあるだけの小規模店舗。天候に恵まれていないにも関わらず、店内は既に盛況。客層はシングル、カップル、ファミリーと様々で、幅広い客層からの支持があるのがわかる。

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いくら&天然鮪すき身丼(1080円:税込み)

同店の名物は、いくら丼と天然鮪すき身丼。今回は、その2枚看板を同時に味わえる、いくら&天然鮪すき身丼を注文。

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イクラには既に味がついており、そのまま食べてもOK。イクラを歯で噛み潰すと、口の中で心地よく弾け、中から濃厚なイクラの美味しさが飛び出してくる。もちろん生臭さは皆無で、御飯との相性も抜群だ。なお御飯は酢飯ではなく白飯である。

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マグロの剥き身の方は黄身醤油を掛けて食べる。剥き身にはマグロの脂が持つ旨味が存分に蓄えられているため、黄身醤油という個性の強い調味料に負けることなく、両者が渾然一体となった素晴らしい美味しさとして昇華されている。

ちなみに「剥き身」とは、皮と身を切り分けた時に皮側に残った身をこそぎ落としたもので、身体の外側に近いだけにトロの様に脂分が多く含まれている。一方の「中落ち」は、魚を三枚におろした際に中骨の周りに残った身をこそぎ落としたもので、身体の中心部分に近いので筋肉つまり赤身となる。

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アオサの味噌汁(200円:税込み)

味噌汁は別注。具はネギとアオサが選べる。今回はアオサの味噌汁を選択したのだが、磯の香り際立つ美味しい味噌汁でした。


テイクアウトにも対応しているので使い勝手良し!皆様も訪れてみては?





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posted by 只今(橘カヲル) at 07:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

新宿三丁目『雛鮨 新宿マルイ アネックス』さんで、非日常を堪能するの事

週末にもかかわらず仕事を片付けなければならなかったため、ちょっと遅めの時間での外出となった。
昼食を取ってから用事を片付けることとし、向かったのは……。

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雛鮨 新宿マルイ店寿司 / 新宿三丁目駅新宿御苑前駅新宿駅

地下鉄の新宿三丁目駅C4出口より歩いてすぐ、日本屈指の集客力を誇る映画館『新宿バルト9』が入っている商業施設、『新宿マルイ アネックス』の8階、レストランフロアにある『雛鮨』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。商業施設のレストラン街にあり、寿司食べ放題などをセールスポイントとしながらも、高級感を前面に出したスタイルで知られるお店である。

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店内の様子

店内は明るく広々として清潔感に溢れており、商業施設のレストラン街で時折見受けられるチープなところはない。
マルイアネックスの客層ゆえか、若い世代の利用が多いように感じられた。

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彩り御膳(1501円:税込み)

当初は別の料理を注文する予定だったのだが、メニューを見て急遽変更。
ランチ限定メニューとなる彩り御膳をチョイス。

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中トロ、真鯛、マグロ赤身、イカ、赤海老、サヨリ、そしてハマグリとイクラの軍艦巻き。
以上、計8貫の握り寿司をメインとし、

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味噌汁、サラダ、茶碗蒸し、甘味(白玉きなこ)という豪勢な内容。

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口にすれば、素材を吟味した旬の味を美味しく楽しめる贅沢に、顔も綻(ほころ)ぶ……。

同店は、映画を楽しんだカップルがデートコースの一環として利用する、というパターンがあるそうだが、なるほど非日常を堪能するにはうってつけだと思う。皆様もお試しあれ。





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2017年02月11日

東京駅『東京米バル 竹若』さんで老舗料亭の味を気軽に愉しむの事

この日は銀座界隈に野暮用があったのだが、運動を兼ねて東京駅から歩いていく事にした。その前にランチで立ち寄ったのが……。

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竹若創作料理 / 東京駅京橋駅宝町駅

東京駅の八重洲中央口を出てすぐ、数多くの飲食店が入る複合施設・グランルーフにある(詳しい場所は上部リンク先または記事下の地図を参照)『東京米バル 竹若』さん。築地本店をはじめ数多くの本格和食料亭、およびカジュアル系飲食店を展開する『竹若』グループが運営するテイクアウトおよび創作料理のお店である。

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店内の様子

店舗1階は弁当などのテイクアウトとイートイン用のスペースで、2階の創作料理店へはエレベーターで向かう。窓の外には八重洲のビル街と高速バスの発着場が広がっている。

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竹若のやわらか玄米とかご盛り膳(1300円:税込み)

今回の注文は、ランチにおける同店イチオシメニュー、竹若のやわらか玄米とかご盛り膳。

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ご飯は白米と玄米から選べる。今回は玄米をチョイス。

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主菜は4種類の中からひとつを選ぶ。今回は銀鮭の塩麹焼き。

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籠の中には、その日の仕入れによって内容が変わる様々な小皿料理が並び、

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更にサラダと小鉢が2品、

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そして味噌汁がセットになった、見た目にも豪華な内容となっている。

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品数が多いだけでも贅沢な気分に浸れるのに、膳に並ぶ料理はいずれも良質な素材を丁寧な仕事で調理した事が伝わってくる確かな美味しさ。また肝心の玄米も噛み締めるほどに滋味溢れ、老舗料亭の看板に恥じない膳となっている。

敢えて注意点を挙げるとすれば、店舗スペースがそれほど広くないので、旅行時の大荷物を持った時だと利用しにくいことぐらいか? 立地は最高なので訪れるのは難しくないはず。皆様もお試しあれ。





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2017年02月04日

関内『バンバン番長』さんで、お得でお値打ちな「ねぎとろ兄弟丼」を頂くとの事

この日、横浜方面に行く用事ができたので、近隣でランチを取れるところを調査していたところ、面白いお店を発見、向かうことにした。

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バンバン番長居酒屋 / 馬車道駅日本大通り駅関内駅

JR関内駅か、みなとみらい線の馬車道駅から徒歩6~7分、弁天通三丁目の交差点から少し日本大通り駅方面に入ったビルの2階にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『バンバン番長』さん。

かつて横浜市中央卸売市場で働いていた、大の横浜DeNAベイスターズファンのオーナーが開いたお店。店名の「番長」は、長らくベイスターズのエースとして活躍した「ハマの番長」こと三浦大輔・元選手に由来する。

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店内の様子

いかにも市場出身らしい威勢のいいオーナーの声が響き渡る店内はカウンター席と小上がりというベーシックな構成。

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店内に飾られたグッズの数々

だが圧巻なのは、店内に飾られた三浦氏の直筆サイン入りユニフォームを始めとするベイスターズに纏わるグッズの数々。ベイスターズの本拠地である横浜スタジアムに近いこともあり、ファンの交流場所としての機能も果たしているようだ。

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ねぎとろ兄弟丼(1000円:税込み)
※夜営業時は1200円

今回の注文は、ねぎとろ兄弟丼。

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同店の名物にして看板メニューに、三浦氏のトレードマークであるリーゼントに見立てた大量のネギトロを丼飯の上に盛った「ねぎとろ番長」がある。そして、ねぎとろ番長には醤油と塩という2種類の味があるのだが、これはその2つが半分ずつ盛られたお得感溢れる一品となっている。

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加えてオカズ3品に味噌汁までついて、ジャスト1000円とはお値打ち感満載だ!

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もちろん単に量が多いだけでは食べ進むうちに飽きがきてしまうが、同店のネギトロは醤油・塩のいずれもゴマ油やニンニクなどでシッカリと下味がついているので、大量に盛られているにも関わらず、最後まで美味しく頂ける。

正直、加齢と共に胃の許容量が低下しているので、膳が運ばれていたときには「食べ切れるかな……」と内心不安だったのだが、オカズ等も含めてあっという間に完食してしまった。皆様も訪れてみては? なお同店のメニューは、単品を複数でシェアするのは禁止なのでご注意されたし。





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posted by 只今(橘カヲル) at 22:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2016年04月10日

渋谷『めしや 太治兵衛』さんで正統派の和定食屋を味わうの事

或る日のこと、散髪を済ませた帰り道、運動を兼ねて明治通りを渋谷方面に歩いた。目的は……。

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めしや 太治兵衛定食・食堂 / 渋谷駅代官山駅恵比寿駅

渋谷駅からなら明治通りを恵比寿駅方面に歩いて5分ほど。並木橋交差点の近くにある(詳しい場所は上部リンク先または記事下の地図を参照)『めしや 太治兵衛』さん。この界隈では案外貴重な正統派の和定食屋さん。最近(2013年)のオープンだが、外観も

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店内の様子

店内も敢えてレトロ調に揃えて大人向けの雰囲気を演出。「若者の街」と称されて久しい渋谷ではあるが、日本有数のビジネス街であるのも事実なので、こうした落ち着いた感じのお店はもっとあって良いと思う。

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サーモンハラスと筑波鶏あぶり焼き定食(1000円:税込み)

今回の注文は、サーモンハラスと筑波鶏あぶり焼き定食。同店における魚料理と肉料理の一番人気を一度に楽しめる、一日10食限定のメニューである。

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鮭のハラス(魚の腹の身。マグロでいえばトロ・大トロの部分)と、食べやすく削ぎ切りにされた鶏肉、どちらも炭火で丹念に焼き上げられており、この上なく食欲を刺激する。

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そしていざ食してみれば、見た目に違わぬ美味しさ! 皮パリッで身はふっくらのハラスは脂もタップリ乗っている上に骨も少なく食べやすい。鶏あぶり焼きは柚子胡椒をつけて食べると味にアクセントがついて旨さ倍増だ。いうまでもなくご飯が進む進む……。

わかりやすい場所にあるので初訪でも訪れやすいのも魅力のひとつ。皆様も訪れてみては?





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posted by 只今(橘カヲル) at 11:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする