砂むし会館砂楽
鹿児島旅行2日め後半。そうめん流しに舌鼓を打った(前回エントリー参照)のち、指宿まで戻り砂風呂(砂むし温泉)を体験。
なお私がお世話になった『砂むし会館砂楽』さんは、あの日本屈指の有名ローカル番組『水曜どうでしょう』でロケが行われた場所なので、ご存知の方も多いかもしれない?
それはさておき、砂風呂体験ののち指宿の駅まで戻ったものの、鉄道の乗り継ぎに恵まれずバスで鹿児島市内まで戻った。
その後、ホテルには戻らず鹿児島中央駅界隈をぶらついて夕刻まで時間調整を行う。
あるお店の、夜の部の開店に合わせるためだ。そのお店とは……。
とんかつ川久 (
とんかつ /
鹿児島中央駅、
都通駅、
鹿児島中央駅前駅)
JR鹿児島中央駅から徒歩3~4分、鹿児島中央駅東口から右手側にあるベル通りという商店街を進んでいくと到着するのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『とんかつ川久』さん。
鹿児島県は肉用牛・豚・鶏(ブロイラー+鶏卵)の産出額が全国一という畜産王国とのこと。
(参考:月刊「事業構想」2016年4月号:
https://www.projectdesign.jp/201604/pn-kagoshima/002810.php)
よって、それらを用いた肉料理を出すお店もレベルが高くなるのは自然の成り行き。同店は、そんな鹿児島においても指折りのトンカツの名店として知られており、メティアへの露出も多い。なんでも鹿児島の老舗精肉店『瀬戸口精肉店』の直営店なのだとか。
私が訪れたときは店舗の外装を工事中だったが、それにもかかわらず開店前から待ち人が店舗前に並ぶ盛況ぶりだ。
店内の様子
和風な内装の店内はテーブル席と小上がり(座敷席)がある。地元民と思われるラフな格好の男女からスーツケース持ちの旅行者まで、客層は幅広い。なおオーダーを通す際、提供まで時間がかかる旨を告げられたが承諾した。
上ロースカツ定食(1600円:税込み)
今回の注文は、同店の主力商品だという上ロースカツ定食。
メニューには「黒豚ロースカツ」という文字も見えたので、「やはり鹿児島に来たからには名産の黒豚かなぁ」と迷ったのだが、先程書いたスーツケース持ちの旅行者の方が「黒豚のほうが美味しいの?」と店員さんに質問し、どちらも変わらず美味しいといった趣旨の返答をされていたので、素直に値段の安い(笑)普通の豚肉の方を選択した。
なお、東京に戻ってから調べて判明したのだが、同店は黒豚以外のメニューでは、ひなもりポークという、霧島山麓で育てられた黒豚に勝るとも劣らない美味しさを持つ白豚で、かつ白豚ゆえにコストパフォーマンスも良いという銘豚の肉を使用しているとのこと。
250グラムもの豚肉を用い、自家製パン粉を用いて揚げられたトンカツは大迫力かつ衣がキメ細かく、絵になる美しさ。
今風に「インスタ映え」する見た目、というと伝わるかな?
切れ目を入れられたカツの一片を90度回転させてみた。切断面が僅かにピンク色なのが見て取れる。
これ故に、オーダーを通す際、店員さんから「当店のトンカツは……」的な事前の指摘があるのだが、予熱で火が通り、食べる頃には最適な火加減になっているという寸法である。
左から、柚子味噌・醤油ダレ・ソース(ウスターソース)
この、見ているだけでテンションが上がるトンカツを、いずれも自家製となる3種類のソース(柚子味噌・醤油ダレ・ソース(ウスターソース))でいただくのだ。
口にして驚いたのは、これだけ分厚く切られているにもかかわらず、苦もなく噛み切れる肉の柔らかさ。よくテレビのグルメ番組などでレポーターが「お肉が口の中で溶けてしまう~」といった表現を使っているが、まさかステーキではなくトンカツでそのような体験ができるとは!
さらに肉自体の旨味もしっかり、衣もサックリして美味しいのはもちろんだが、なにより驚愕したのは脂の美味しさだ。私は常日頃より「ロースは脂がキツいのでヒレの方が美味しい」と主張していたのだが、同店のトンカツで主張が崩壊してしまった。ロースなのに脂が軽く、後口にしつこさや重みが残らないのだ!
なおソースではなく、塩をパラパラとかけて食べても美味しいのには更に驚き。同店のトンカツは私の中で「マイ・ベストトンカツ」に位置してしまった。もう他のお店でトンカツを食べても満足できないんじゃないかな……それだけが心配。
皆様もお試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 17:53| 東京 🌁|
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食:和食
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