(もぐもぐニュース)
http://mogumogunews.com/2017/05/topic_15392/
記事によると「大きな声で悪口やネガティブな言葉を叫ぶと身体能力が向上することが、大学の研究結果により判明した」という。
つまり『ドラゴンボール』のフリーザの
「ぜったいに許さんぞ、虫けらども!!!!! じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!!」
(by.フリーザ:ドラゴンボール より)
フィギュアライズメカニクス ドラゴンボール フリーザの小型ポッド 色分け済みプラモデル
とか、『ジョジョの奇妙な冒険』のDIOの
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ――――ッ」
(by.DIO:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)
超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 11.DIO (荒木飛呂彦指定カラー)
といった発言は、激しい運動(バトル)に際し、実に理にかなっているのだそうな。
イギリス・キール大学のリチャード・ステファンズ博士が、今月5日、英国心理学協会の年次会議においてこの研究について発表を行った。同博士が行った実験は以下の通り。
◆第一の実験
平均年齢21歳の29人の被験者らに、悪口や乱暴な言葉をはかせてサイクリングテストを実施。それとは別に、ふつうの言葉を言わせても行った。
→前者は後者に比べて1.5倍近いパフォーマンスを見せた。
◆第二の実験
平均年齢19歳の52人の参加者らに握力テストを実施。同じように悪口雑言を言わせてと、中立的な言葉を言わせての2通りで行った。
→前者の握力は2.1kgも高い数値を記録。
なお同博士は09年にも「悪口や乱暴な言葉を発した方が、そうでない時よりも、氷水に手を浸したときの痛みに耐えやすい」という実験結果を発表している。
ただし、なぜそういった言葉を発すると“パワーアップ”するのか、その理由はまだ未解明なのだそうだ。「交感神経が活発になるためではないか」という予測もあったが、先の実験で、被験者らの心拍数に変化はなく、それは考えにくいという。
……個人的な考えを述べさせて貰えば、交感神経云々などという難しい話ではなく、自己暗示の一種ではないかと思う。前述したフリーザやDIOのセリフは、自分が他者より圧倒的な実力差があると確信しているからこそ、他者を「虫けら」呼ばわりしたり、他者の攻撃を「無駄」と言い切ったりできていると考えられる。
よって意図的に他者を見下すような発言をすることで「自分が他者より圧倒的な実力差がある」と思い込め、自分の肉体的限界により近いところまで実力を引き出せるようになるのではないだろうか? スポーツの世界では心理状態が体力に及ぼす影響やイメージ・トレーニングによるアスリート能力の向上が注目されて久しいが、それの一種と考えれば合点がいく。
ただし他人を見下すような発言を繰り返していたら人間関係が悪化するのは必定なので、実生活に応用するのは厳しいよなぁ(苦笑)。フリーザやDIOの発言が許容されているのは彼らに圧倒的な実力があるからなので、そうでない私のような一般ピープルは、普通にポジティブワードを口にして自分に発破をかけようかな……。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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