2009年12月10日

「寛容の国」オランダもシー・シェパードは認めない!?

捕鯨妨害なら船籍剥奪、オランダが法改正へ
読売新聞

米国の反捕鯨団体『シー・シェパード』所属の抗議船「スティーブ・アーウィン号」の船籍国であるオランダで、抗議船の船籍剥奪を目的とする船籍法改正案が来週にも国会に提出される運びになったと記事は伝えている。日本の調査捕鯨を妨害する同団体の過激な抗議活動に歯止めをかけたいとする日本政府の意向に、オランダ政府が応えたものだとのこと。

ヨーロッパの北西部に位置するオランダは、ライン川下流の低湿地帯に位置するため、国土の25%は海抜ゼロメートル地帯となっている。オランダの歴史は、洪水と戦う歴史でもあった。しかし洪水――つまり自然災害を100%完璧に防ぐのは不可能と言ってよい。そのため、いつしかオランダ人は「リスクを100%排除するよりも、それを或る程度割り切って生活する」ことに重点を置くようになったのだ…と、昔なにかのテレビ番組で見たうろ覚えの記憶がある。

オランダが大麻の所持と使用を(制約付きだが)お目こぼししていたりするのも、安楽死を合法化していたりするのも、同性婚を認めていたりするのも、管理売春がOKだったりするのも、

「なめやがって!食らえ!ネーデルタイフーン!!」
(byルドガー・バーホーベン:機動武闘伝Gガンダム より)

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機動武闘伝 Gガンダム DVD BOX 2

という搭乗者の威勢よいセリフと共に、胸部に装備された風車状の巨大な4枚の羽根(!)を高速回転させて必殺技を放つだけでなく、風車小屋への変形機能を持ち(!!)、あまつさえ風車小屋形態で飛行までしてしまう(!!!)、あらゆる意味で常軌を逸したデザインと性能を誇るネーデルガンダムという凄いモビルファイターを国の威信をかけた武闘大会ガンダムファイトの自国代表としてしまうのも、その割り切りというか、許容の精神がなせる業なのだろう。

しかし、さすがのオランダも環境保護活動を隠れ蓑にしたテロリストとの非難も多いシー・シェパードの存在を割り切れるほど心広くはなかったということか。船籍の無い船とは所属不明の船ということで、いわゆる不審船・海賊船の類となり、相応の扱いを受けてもおかしくなくなる。

さて、シー・シェパードはどうする? ネーデルガンダムに倣って、時期が来るまで自慢の抗議船を風車に偽装(笑)しておく?


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捕鯨妨害なら船籍剥奪、オランダが法改正へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091210-00000767-yom-int
posted by 只今(橘カヲル) at 23:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年12月02日

ブッシュ前大統領に靴を投げ付けたイラク人記者、今度は自分が靴を投げ付けられる!

昨年12月にイラクを訪問したブッシュ米大統領(当時)に靴を投げ付け、有罪判決を受けたイラク人記者ムンタゼル・ザイディ氏。当ブログでも何度か話題に取り上げた。

ザイディ氏は訪問中の国家元首に対する暴行罪で禁固3年を言い渡されたが、後に1年に減刑され、今年の9月に早期釈放されていた。今月1日、そのザイディ氏がフランスのパリでイラクの戦争犠牲者についての活動のために開いた記者会見の席上で…。



イラクの靴投げ記者、パリで会見中に靴投げられる
ロイター

なんと、別のイラク人記者から靴を投げ付けられたのだ!幸い投げ付けられた靴はザイディ氏には当たらず、記者はその場で取り押さえられた。今回靴を投げたイラク人記者は米国のイラク政策を支持する発言をしており、ザイディ氏が独裁主義に同調していると非難していたという。

現職大統領の支持率としては記録に残る中で最低の19%をマークするなど、その不人気ぶりで知られたブッシュ前大統領に靴を投げ付けたことで一躍ヒーローとなったザイディ氏。特に日本のマスメディアの報道を見ていると米国のイラク政策を支持する人など世界中に誰一人いないような錯覚に陥ってしまう。

しかし(例えば)フセイン大統領の治世を快く思っていなかった人たちなど、イラク国内において米国のイラク政策を支持する層が存在するのも紛れもない事実なのだ。それが、この事件で分かる。

「そんなに簡単じゃないのよ、世界は…。世界は、簡単じゃないの」
(by絹恵・クロスロード:機動戦士ガンダム00 より)

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機動戦士ガンダム00 2 [Blu-ray]

そう、世の中はそう簡単ではないし、単純でもない。後世の史家が見れば一目瞭然な事柄でも、歴史の“今”を生きている我々には把握できないこともある。後世の史家は、ブッシュ前大統領に靴を投げ付けたザイディ氏と、このたび同氏に靴を投げ付けたイラク人記者のどちらを評価するのだろうか?


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イラクの靴投げ記者、パリで会見中に靴投げられる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091202-00000385-reu-int
posted by 只今(橘カヲル) at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

「気球に乗らなかった」少年

アメリカはコロラド州フォートコリンズでのこと。竜巻の研究を行なっているアマチュア発明家のリチャード・ヒーン氏は、米ABCテレビの視聴者参加番組に出演するなどしており地元では知られた存在だった。そんなリチャード氏が自作した気球が如何なる理由からか上空に飛び立ってしまった

それだけならまだしも「気球には6歳になる同氏の息子さんが乗っている」との情報もあったことから、ヘリコプターによる救助活動やテレビの生中継などが行なわれるなど大騒動となった。しかも軟着陸した気球には人影が見当たらず、一時は同氏のご子息=ファルコン・ヒーン君の安否が心配されたが…。



「気球に乗った」お騒がせ男児、自宅で無事発見
ロイター

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ロイターより

ファルコン君はヒーン氏宅の屋根裏で無事発見された、と記事は伝えている。なんでもファルコン君は父親に叱られたため隠れていたのだという。騒ぎが大きくなってしまい、出て来れなくなってしまったのだとか。なんともお騒がせな話で、怒りの声も寄せられているとのこと。ただファルコン君の心理も理解できるので、一概には責められない。

古代中国の兵法書『孫子』に「囲師(イシ)ニハ必ズ闕(カ)キ、窮寇(キュウコウ)ニハ迫(セマ)ルコトナカレ」との一節がある。現代語訳すれば「(敵を)包囲したら必ず逃げ道を開けておかなければならない。窮地に追いこんだ敵に攻撃を仕掛けてはならない」といったところ。精神的・物理的に追い詰められた人間は、時に思いもよらぬ行動に出るものだからだ。

なにはともあれ幼子の命が無事だったのである。あまり問い詰めることなく

「安いもんだ、腕の一本くらい…無事でよかった」
(byシャンクス:ONE PIECE より)

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Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズNEO-4 赤髪のシャンクス

ぐらいのセリフで締めるのが、大人の対応というものかも!?


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はぐれ気球に6歳男児?=自宅で保護、一時騒ぎに-米西部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091016-00000024-jij-int
posted by 只今(橘カヲル) at 22:06| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(2) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年10月09日

意外?順当?オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞!

このニュースには、色々な意味で驚いた。


<ノーベル平和賞>オバマ米大統領が受賞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091009-00000030-maiall-int

高性能爆薬ダイナマイトの発明者として知られ、巨額の富を築いたアルフレッド・ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とし、彼の遺言によって始まった世界中の注目を集める賞。それがノーベル賞である。そのうちの一つ、ノーベル平和賞の本年度受賞者がアメリカのバラク・オバマ大統領に決まったとのこと。ノルウェーのノーベル賞委員会による、受賞理由の主なものは以下のとおり。

・国際政治の新たな潮流を生み、国連中心の多国間外交を強めた
・核なき世界へのビジョンは軍縮交渉を鼓舞した
・オバマ・イニシアチブによって米国は世界が直面する大きな課題に挑む建設的な役割を演じている

オバマ大統領が尊敬しているというマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)と同じ賞を、大統領就任後一年も経たぬ間に受賞するという快挙を成し遂げたことになる。もちろん喜ばしいニュースなので、まずは素直に祝福したい。しかしオバマ大統領にとって、今後は尊敬する人物と同じ賞をとったことを喜んでばかりも居られなくなる状況に陥ると思う。

例えば今年の4月、オバマ大統領はチェコのプラハで「核兵器のない世界を目指して努力を始める」旨の演説を行っている。残念ながら本演説以降、アメリカが実際に核兵器を削減したという話を聞いていないが、ノーベル平和賞を受賞してしまえば、具体的な削減計画のひとつも発表しなければならない立場に置かれるのではないだろうか。

また今後、オバマ政権下ではアメリカ軍は軍事行動を制限されてしまうと考えたほうがよいと思う。ノーベル平和賞を受賞した大統領が積極的に軍事行動を起こす訳にもいくまい。しかしアメリカにとって軍需産業は大きなウエイトを占めているし、強大な軍事力が背景にあるからこそ、国力が落ちたといわれる現在でもアメリカは国際的な発言力を保っているのだ。そう考えるとオバマ政権にとってノーベル平和賞受賞は重い足枷になってしまう可能性がある。

だがもし、オバマ大統領がアメリカの国力を削ることなく、率先して音頭をとって世界的な軍縮の流れでも作ろうものなら

「冬月先生、どうやらあなたは、僕が期待した通りの人のようだ」
(by碇ゲンドウ(※発言当時は六分儀ゲンドウ):新世紀エヴァンゲリオン より)

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NEON GENESIS EVANGELION vol.06 [DVD]

――じゃなかった(笑)、「オバマ大統領、どうやらあなたは、我々が期待した通りの人のようだ」と世界中の人々から賞賛されることになるだろう。その道は険しいが、ぜひチャレンジして欲しいと願う。



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posted by 只今(橘カヲル) at 22:26| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(26) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年10月08日

ルーブル美術館にマクドナルドはミスマッチ?

まずは、こちらの画像をご覧いただきたい。

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McDo au Louvre, une faute de goût

美術館として世界屈指の知名度を誇るパリのルーブル美術館にある、肖像画として世界屈指の知名度を誇る『モナ・リザ』である。しかし、彼女は何故かマクドナルドのフライドポテトを手にしている。いやそればかりではない、よく見れば彼女の背後には何故かマクドナルドの看板がいくつも描かれているのだ。

さて、何故こんな奇妙な絵をご紹介したかというと…。

ルーブル美術館にマクドナルド出店へ 反発や批判招く
CNN

ファストフードの代名詞であるマクドナルドが美食の国として名高いフランスに進出して30年になるそうだ。そんな節目の年を記念して…という訳でもないようだが、ルーブル美術館の正面入り口地下にあるショッピングモールにマクドナルドの出店が決まり、物議を醸し出しているとのこと。

冒頭で紹介した『Louvre pour tous』というサイトでは、マクドナルドの出店を悪趣味だと非難し、ルーブル美術館の上層部が出店を差し止めなかった結果「フライの匂いがモナ・リザの鼻先まで漂ってくるだろう」と述べている。またフランス国内の美術館愛好者団体の関係者は「美術館が飲食店などを設けることは極めて普通だ」としながらも「ルーブル美術館の幹部は来場者の質より人数を重視しているようだ」とし、開設する店を選択し、美術館を遊園地化するべきではないとの考えを明らかにしたそうだ。

まぁ気持ちは分からないでもないが、ちょっとピントがずれているような気もする。

「パリのルーブル美術館の平均入場者数は、一日で4万人だそうだ。この間、マイケル・ジャクソンのライブをTVで観たが、あれは毎日じゃあない。ルーブルは何十年にもわたって毎日だ……。」
(byディオ・ブランドー:ジョジョの奇妙な冒険第六部 より)

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超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 11.DIO (荒木飛呂彦指定カラー)

というぐらい、世界中からの観光客で盛況なのがルーブル美術館である。いまさら来場者の質より人数を選んでマクドナルドの入店を決めるとも思えない。それに、例えば「当美術館の“格”が落ちるので…」などといってマクドナルドの出店を断れば、それはそれで(例えば)職業差別として批判の対象になるだろう。そもそもショッピングモールは欧州最大の不動産会社ウニバリ・ロダムコの経営で同美術館の直営ではないのである。

まぁ個人的な意見を述べさせていただければ、マクドナルド側も定番の赤地に黄の派手な看板で飾り付けるのではなく、周囲の景観に合わせた店外・店内コーディネートをしてもらいたいものだと思う。おそらく本件に否定的な意見を述べる人たちの本音とは、どこの街角にでもあるマクドナルドがルーブル美術館の近くにできることで、同美術館の持つ非日常の雰囲気が壊されてがしまうのイヤなのだろうし。

その辺のバランスをとってもらえば、難色を示している人たちにも徐々に受け入れられていくと思うのだか。


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ルーブル美術館にマクドナルド出店へ 反発や批判招く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091008-00000003-cnn-int
posted by 只今(橘カヲル) at 22:18| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年07月29日

カーナビへの誤入力で見当はずれの目的地についたカップルの意外な(?)リアクション

カーナビゲーションシステム【car navigation system】、通称カーナビを搭載しているクルマが増えた。なにしろ行き先を入力すれば、目的地までの経路が自動的に地図上へ表示されるのだから便利この上ない。でも、いくら便利だからといっても、頼りすぎると問題だ。

旅行中のカップル、ナビ誤入力で到着地は650キロかなた
ロイター

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ロイターより、カプリ島の港

イタリア旅行を楽しんでいたスウェーデン人の中高年カップルが、この話の主役である。彼らはイタリア南部、ナポリ湾にある島であるカプリ島に向うため、カーナビにカプリ【Capri】と入力した…はずだった。

ところが実際には【Carpi】と入力してしまったため、イタリア北部のエミリア=ロマーニャ州にあるカルピという町に到着してしまったのだ。目的地であるカプリ島からの距離はなんと650キロ! 東京から函館までが直線距離で約680キロだから、どれだけ掛け離れた土地に到着したかが分かろうというものだ。

いくら「見知らぬ土地でのドライブだから」とカーナビの指示に従ったとはいえ、650キロも移動していれば途中で気がつきそうなものだが…。カルピ行政府のスポークスマンがロイターの取材に対して「どうしてこのようなことが起きるのか理解に苦しむ。カプリは島なのに」と答えているのももっともだ。海岸線どころか、行けば行くほど内陸部に進んでいくのに!

でも記事によれば、間違いを知った二人は特に怒ることもなく、また

「僕たちは…どうして… こんなところへ 来てしまったんだろう…」
(byキラ・ヤマト:機動戦士ガンダムSEED より)

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MG 1/100 フリーダムガンダム

と途方にくれることもなく、クルマに戻って南に向かったという。日本人の旅行にありがちな観光名所を訪れた数を競うかのような慌しい旅ではなく、旅の行程そのものを楽しんでいる旅なのだろう。

このカップルを、少し羨ましく思った。




旅行中のカップル、ナビ誤入力で到着地は650キロかなた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000684-reu-int
posted by 只今(橘カヲル) at 20:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

ドイツ発「靴泥棒の正体は、意外にも…」

本当は、こんなホノボノとした話題を常に取り上げたいのだが…。

ドイツで100足以上の靴泥棒、犯人は母キツネと判明
ロイター

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ロイターアメリカより

ドイツ西部の或る小さな町で連続窃盗事件が起こっていた。奇妙にも犯人は靴だけをターゲットとしており、その数は既に100足以上。婦人靴からスニーカーに至るまで様々な種類の靴が被害にあっており、地元の警察当局が捜査していたのだが、なんと犯人は1匹のキツネだったことが判明した。

森林調査員がキツネの巣穴の近くに転がっていた靴を偶然発見し、さらに巣穴の中からは最近盗まれた靴も見つかったそうだ。地元警察のスポークスマンによれば「母キツネが子どもの遊び道具にと盗んだようだ」とのこと。殆どの靴が状態も良く、持主は喜んで回収する意向だという。

犬が人間の靴を持ってきてしまう…という話は耳にしたことがある。犬は臭いに執着する事が多いので、靴や下着など人間の臭いが染み付いたものを収集することは珍しくないそうだ。キツネもイヌ科に属する動物なので、同じように人間の臭いが染み付いたものを集める習性があったとしても不思議ではない。

また犬は何かを咥えて運ぶのが好きだが、狩猟動物の彼らにとって物を咥えて運ぶ行為は仕留めた獲物を巣に持ち帰る行為に通じるので、ある種の高揚感があって、クセになるのではないか。キツネも狩猟動物だから同様の高揚感を得ているのかもしれない。

つらつらと書いてきたが、私は「母キツネが子どもの遊び道具にと盗んだようだ」とする見解には少々疑問を感じている。収集された靴が子供の遊び道具になっていたら、とても「状態が良い」ままではいられないと思う。メルヘンの無い話で恐縮だが単に本能で収集していただけではないか。

一方で、キツネが収集した靴を持主たちが「喜んで回収する」必要も無いと思うのだ。状態が良いといっても、キツネが巣穴に持ち帰る過程で汚れも歯形もついているだろう。それをキツネ母子の安息を脅(おびや)かしてまで取り戻すことに意味をあまり感じないのだか…。下手をして巣穴を壊したりしたら、

「それ壊したの、オマエ? オマエなんだな? じゃあ怒るよ、いい? いいんだ?」
(byリュウタロス憑依良太郎=仮面ライダー電王ガンフォーム:仮面ライダー電王 より)

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装着変身 仮面ライダー電王 ガンフォーム

などと言われて銃を乱射されてしまうかもしれないし(笑)、そっとしておいてあげてはいかが?


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ドイツで100足以上の靴泥棒、犯人は母キツネと判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090614-00000433-reu-int
posted by 只今(橘カヲル) at 00:00| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年04月18日

弾丸が額に命中したのに生きていた女性

米女性、頭を撃たれているのに保安官に「飲み物はいかが?」
エキサイト世界びっくりニュース

アメリカはアラバマ州バーミンガムに住む女性タミー・セクストンさん(47)は夫から家庭内暴力を受けており、裁判所も彼女の夫に対し彼女に近づくことを禁止する有罪判決を出していた。ところが、この夫が突然彼女の住まいにやって来て、彼女の頭を銃で撃ち、自身も銃で自殺した。

親戚からの通報を受けた警察が現場に駆けつけると、なんと彼女は弾丸が額に命中したにもかかわらず意識がはっきりしていただけでなく、自らお茶を入れて保安官に勧めたという。

通報を受けて駆けつけたマイク・バード保安官は当時の様子を「現場に行ってみると、驚いたことにセクストンさんの意識ははっきりしており、『一体どうしたの?』などと聞かれました。頭を撃たれているのに、彼女は自分でお茶を入れ、私にも飲み物を勧めてきたのです」と語り、そのときの衝撃を

「『ま……まさか…』も…もしかして、ツイテないのは…オレの方か!? ミ…ミスタのヤツが生きていたのが、絶対に「おかしい事」だったんだ。弾丸を3発も脳天に撃ち込んでやったのに…。 ヤツが「生きているのは」、太陽が西から昇らないのと同じように、おかしい事だったんだッ!」
(byプロシュート:ジョジョの奇妙な冒険第五部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (53) (ジャンプ・コミックス)

じゃなかった(笑)、「神の奇跡としか言いようがない」とコメントしているという。弾丸は彼女の額に命中したあと、頭蓋骨を貫通し、後頭部から抜け出ていたとのこと。彼女は病院で治療を受けているが完全に回復するとみられているそうだ。

額に弾丸が命中したのに命に別状はない…俄かには信じがたい話だが、たとえば弾丸が上手く脳梁の隙間を貫通した場合などは、可能性としてありえるのだとか。脳梁とは右脳と左脳の間にある、左右の大脳半球の皮質を連絡する神経繊維の集まりのこと。右脳と左脳をつなぐバイパスと考えていただくとわかりやすいか。

脳梁の機能については未だ研究段階であるが、大脳は基本的に左右で独立して機能できるようになっているので、脳梁が切断されても即座に生命活動に危機が迫るということは無いと考えられている。ただ脳梁が欠損すると左右の脳の連絡が上手くいかなくなることから、たとえば自らの意思どおりに手を動かせなくなるエイリアンハンド症候群と呼ばれる症状を発症したりするそうだ。人間は他の動物と比べ脳梁が発達しているそうだから、やはり大事な部位なのかも。

それはさておき、タミー・セクストンが命に別状が無いばかりでなく、何らかの後遺症が残るようでもないことは喜ばしい。


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奇跡!夫に頭を銃で撃ち抜かれた妻、保安官に「飲み物はいかが?」…米アラバマ州
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090419-00000001-sph-soci
posted by 只今(橘カヲル) at 21:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年04月14日

高度3000メートルで飛行機の操縦士が突然死!そのとき…。

時は1989年、エジプトに向った大型旅客機の機内において、同機のパイロット達及び一部乗客が、まるで何物かにに舌を引きちぎられたかのような形で無惨な死を遂げる“事件”が起こった(「大型のクワガタムシらしき生物が被害者の舌を引きちぎっていた」との未確認情報有り)。

操縦者を失った旅客機は墜落の危機に晒されたが、乗客の一人が

「うーむ、プロペラ機なら経験あるんじゃがの…」
(byジョセフ・ジョースター:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (14) (ジャンプ・コミックス)

などと言いつつも旅客機を不時着させて大惨事を逃れた…。

この記事は、そんなエピソードを思い起こさせる。

機長突然死、乗客が操縦=管制官誘導で無事着陸-米南部
時事通信

アメリカはフロリダ州での出来事。一家4人を乗せた小型プロペラ双発機(エンジン2基搭載)が同州南部の空港を出発。高度3000メートルに達したところで、なんと操縦士が突然死亡してしまったのだ!

不幸中の幸いだったのは、小型機の所有者である一家の父親が、20年前に単発機(エンジン1基搭載)の免許を取得しており、操縦経験もあったこと。操縦を交代し、管制官に非常事態を伝えた。管制官は同型機に詳しい自身の友人に操縦方法をヒヤリングして父親に伝え、最寄りの空港に無事着陸させたのだった。

「その父親も飛行機の操縦免許を持っていたのなら、特にピンチでもなかったのでは?」という意見があるかもしれない。だが単発機と双発機は、単純にエンジンの数が違うだけではない。双発機は単発機と比べ馬力が倍になるうえに機体重量が増えるし、機体そのものも大きくなるので空気抵抗も増す。よって一般的には単発機に比べ小回りが利かなくなるなど、制御が難しくなる。

ジェットエンジンであれば重量あたりの出力が大きいので運動性も向上するのだが、プロペラ機であれば上記で指摘した傾向がそのまま当てはまる。つまり単発プロペラ機と双発プロペラ機を同じ感覚で操縦するのは難しいのだ。

それを今回は地上の管制官との連携で上手く切り抜けた。亡くなられた操縦士の方のご冥福をお祈りすると共に、助かった4人の方々には祝福の言葉を述べたい。


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機長突然死、乗客が操縦=管制官誘導で無事着陸-米南部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090414-00000025-jij-int
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2009年03月05日

旧メリルリンチ幹部が超高額報酬をゲット!それってアリ?

かつて米国三大投資銀行の一角として名を馳せた金融機関メリルリンチ。創業以来約100年という伝統を誇った同社であったがサブプライム問題で躓き、昨年は276億ドル(1ドル=100円として2兆7600億円。以下同)の赤字を計上。経営再建を試みるも失敗し、経営難で米国の大手銀行バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)に吸収合併されたのだった。

メリルリンチ
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

そのバンカメはメリルリンチの損失が想定以上に膨らんだこともあって総額総額450億ドル(4兆5000億円)の公的資金が投入されている。歴史と伝統ある金融機関を倒産させてしまっただけでなく、助け舟を出してくれたバンカメにも大ダメージを与え多額の公的資金――すなわち国民の血税――を投入させるハメに陥いらせたメリルリンチ経営陣は、その責任を厳しく追求されるものと思われたが…。

米メリル、報酬33億円の幹部も=巨額赤字と公的支援の裏で-新聞報道
時事通信

そのメリルリンチの幹部が、昨年多額の報酬を得ていたことが分かったと米国の大手新聞ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたのだ。それによれば、メリルリンチの幹部で300万ドル(3億円)以上の報酬を得ていた幹部は149人、さらに1000万ドル(10億円)以上の報酬を得た幹部は11人に上るとのこと。なかでも投資銀行部門のアンドレア・オーセル氏(45)の報酬額は前年の受取額をやや下回るとはいえ3380万ドル(33億8000万円)。元幹部のピーター・クラウス氏は2940万ドル(約29億4000万円)を得ていたそうだ。

彼らの報酬の殆どは株式で支給されているとのことなので、NYはもとより世界中の株式市場が大幅下落を続けている現状ではその資産価値が目減りしている可能性は高いと思われる。まぁ、それを計算にいれたとしても、すさまじいまでの高額報酬だ。もちろん米国の躍進を支えてきたのは、こうした“アメリカンドリーム”が実現可能な環境に一因があるので、このような高額報酬を一概に批判することはできない。

しかし一般企業における役員報酬や賞与、給料とは、会社の売上を伸ばして利益を出した対価という面がある。特に会社運営に責任がある管理職や幹部の方々が貰う金銭は、その面が強い。会社の運営に失敗して国民の血税を会社の運営費用にあてておきながら超高額の報酬を得るなどという真似をすれば

「なんと破廉恥な!」
(byブレックス・フォーラ:機動戦士Zガンダム より)

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機動戦士Zガンダム メモリアルボックス Part.I [Blu-ray]

と評されても文句は言えないだろう。

まぁ法律上正当な手続きで得た報酬であれば――心情的に納得はできないが――理解は示せる。しかし、もし不当な手段を用いて自己の報酬のみチャッカリ確保したというのであれば、当然返納されるべきだろう。

…と書いていたら、既に調査が始まっているようだ。真相の究明を待ちたい。

メリル幹部に召喚状=巨額報酬問題で-NY州司法長官
時事通信


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米メリル、報酬33億円の幹部も=巨額赤字と公的支援の裏で―新聞報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090304-00000152-jij-biz
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2009年02月19日

イラク政府は“大津事件”を乗り切れるか?



「ブッシュが邪悪に見えた」靴投げたイラク人記者の初公判
読売新聞

『2008/12/16 ブッシュ大統領の受難――なんと靴を投げつけられた!?』でも取り上げた、アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)がイラクを訪問した際に現地テレビ放送局の記者から靴を投げつけられた事件。この事件を起こしたムンタダル・ザイディ記者に対する初公判が、イラクの首都バグダッドで開かれた。

同記者は法廷へイラク国旗を肩に羽織って登場し、靴を投げつけた理由について

「キサマに恨みは無いが、胸の回路がオレに告げる。破壊せよ、とな」
(byハカイダー:人造人間キカイダー より)

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S.I.C.クラシックス2007 ハカイダー&ハカイダーバイク

ではなく(笑)、「ブッシュが邪悪なものに見えた」と述べたとのこと。

イラクの法律では外国首脳への侮辱の罪に問われると最高15年の禁固刑が科せられるが、弁護側は「同記者は米軍のイラク占領に反対する意見を表明しただけで、大統領を傷つけるつもりはなかった」「抗議は法律で認められている」と述べた。

また同記者が「ブッシュ氏のイラク訪問は事前に予告されておらず公式な訪問ではない」と主張したため、裁判官は「ブッシュ大統領のイラク訪問が、公式なものであったかを首相府に確認するため公判を延期する」として公判を数時間で打ち切り、3月12日まで延期することを宣言した。

イラク国内で彼の支持者が多いからといって下手に罪を軽くしてしまうと、今後イラクでは海外要人襲撃を安易に模倣する輩が続出する可能性があり、それでは国際社会でのイラクの立場が無くなる。かといって「見せしめ」として厳罰に処してしまうと国民感情を納得させることができずただでさえ不安定な国内の治安が更に悪化する危険性がある。これは非常に注目すべき裁判となるだろう。

ふと自分が思い出したのは、明治時代に起きた、来日中だった帝政ロシアの皇太子ニコライ殿下を警備していた津田三蔵巡査が、突然持っていたサーベルを抜いて皇太子に切りかかり、怪我を負わせたという大津事件である。ニコライ殿下は全治2ヶ月の怪我を負ったが命に別状は無かった。

とはいえ当時の日本の国力はロシア帝国とは比べ物にならず、日本中がロシア帝国の報復を恐れ騒然となった。しかし関係各所各人の尽力によりこの問題を乗り切り、日本は近代的な主権国家として国際的な評価を高めたのだった。

参考:大津事件
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

イラクがこの問題を乗り切り、国際的な評価が高まることを願う。


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「ブッシュが邪悪に見えた」靴投げたイラク人記者の初公判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090219-00000884-yom-int
posted by 只今(橘カヲル) at 23:10| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年01月21日

バラク・オバマ米新大統領の就任に寄せて

今日は仕事の都合で帰宅が深夜に及んだので更新は見送ろうと思っていたのだが、やはりこの話題は避けて通れない。よって縮小ではあるが、更新することに。

オバマ米大統領が就任、平和と団結訴え
読売新聞

米国のバラク・オバマ前上院議員がワシントンD.C.の連邦議会議事堂前にて就任式を行い、正式に米国史上初のアフリカ系大統領として就任した。テロの危険性も考慮され、厳戒態勢の中で行なわれた就任式は大変な盛り上がりを見せ、周辺には就任式史上最多の約200万人とも言われる市民が集まり、祝賀ムードに包まれた。

そのクライマックスともいえるのが、オバマ氏の就任演説。



オバマ米大統領、就任演説全文(和文)
読売新聞

演説前はあれだけ熱狂していた聴衆が、演説が始まると同時に静まり返ったのが印象的だ。それだけ新しい指導者への期待が高いのだろう。だが一方で、就任式当日のNY株式市場は軒並み大幅下落している。いわゆる『ご祝儀相場』は早々に終了した模様だ。

実際問題として、

「遊戯…次のターンで、貴様の…決闘者(デュエリスト)としての真価が問われる」
(by海馬瀬人:遊☆戯☆王 より)

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遊戯王 青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン) プレミアムパック パラレルレア

ではないが、就任式を終え、実際に米国大統領の座に就いたオバマ氏は、周囲にできる限りの期待感を抱かせることを任務とするターンから、周囲の期待に応えるための成果を挙げる責務を果たすターンに突入し、真価を問われることになる。

その辺はオバマ氏も心得ているようで、演説中にも「試練は深刻で数多い。試練は容易に、または、短い時間で対処できるものではない」との文言を盛り込んでいる。短期間で劇的に状況が改善しない場合を想定し、世論に対する予防線を張っているのだろう。この辺は演説巧者で知られるオバマ氏の面目躍如だ。

この圧倒的な世論を背景に米議会を上手くコントロールし、政権運営できるか否か。その手腕に注目したい。 


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オバマ米大統領が就任、平和と団結訴え
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090121-00000001-yom-int
posted by 只今(橘カヲル) at 23:39| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(26) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

NY飛行機事故――全員無事救助に至った要因とは?

ハドソン川に旅客機不時着…邦人2人含む155人全員救出
読売新聞

アメリカはニューヨーク州で乗員・乗客合わせて155名が乗った米国内線旅客機が、離陸直後にトラブルを起こし、ハドソン川に不時着水する事故が起こった。あわや大惨事となるところであったが、機体は軟着水に成功。乗員・乗客も幸いにして全て救出され、死亡者はゼロ。原因は飛行機のエンジンが鳥を巻き込んだことによるものだとのことだ。

今回の事故では不幸中の幸いといえる点がある。まず今回の事故が、思想犯や政治犯によるハイジャック、または

「やはりヤツだ!…タロットでの『塔のカード』!破壊と災害…そして旅の中止の暗示をもつスタンド…『灰の塔(タワーオブグレー)』!」
(byモハメド・アヴドゥル:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (13) (ジャンプ・コミックス)

と、スタンド使いによるジョースター・エジプトツアー御一行様(命名:ディオ・ブランドー)への飛行機内での襲撃といったような人為的要因によるものでなかったこと。飛行機での事故は大惨事に繋がる危険性が極めて高いといって差し支えないだろうが、機内の意思統一が容易で、搭乗者から安全な不時着を妨害しようとする行為が無かったことが、軟着水の成功に寄与したといえる。

また、以下の要因も大きい。


事故が起こった飛行機の機長チェスリー・B・サレンバーガー3世氏(57)は、米空軍士官学校を卒業後、空軍で戦闘機のパイロットを7年勤めるなど、パイロットとして40年以上、飛行時間19,000時間以上というベテランであった。

氏の冷静で的確な判断力と豊富な経験からくる確かな操縦技術が軟着水成功に結びついたことはいうまでもない。さらに着水後は2度も機内を見回って乗客全員の無事を確認し機外に脱出させるという細やかな配慮もすばらしい。

そして飛行機が着水した直後に沿岸警備隊や民間フェリーなど多数の船舶が救助に向かったというのもポイントだ。機体は約1時間後には水中に没したという。気温は氷点下だったというから、乗客は救命胴衣を着けていたとはいえ、水の中に投げ出されていたら低温で体温を奪われて危険な状態に陥っていたとしても不思議ではない。迅速な救出活動が実を結んだ好例といえよう。

「飛行機事故」と聞くと多くの場合悲劇的な結末が待っているため、ニュースを聞いた直後は身構えてしまったが、結果として今回は朗報であった。それを素直に喜びたい。


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ハドソン川に不時着の米機、「選択肢尽きた」機長が冷静な判断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000186-reu-int
posted by 只今(橘カヲル) at 21:46| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(9) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年01月06日

車椅子生活だった人が自らの足で歩いた…のに感動できないのは?

【海外こぼれ話】奇跡の逃走?
産経新聞

メキシコ第三の都市モンテレー市に住む30歳の女は、普段は車椅子に乗っており、夫が車椅子を押していたという。ある日、この二人は家具店へ盗みに入ろうとしたが警備員に見つかり、投石して抵抗したが追い返されて逃走する羽目に。だがその時、なんと女は車椅子を棄てて現場から走って逃げたのだった!

車椅子の生活を余儀なくされていた人が自分の足で歩いたのである。本来なら

「立った! 立った! クララが立った!」
(byハイジ:アルプスの少女ハイジ)

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アルプスの少女ハイジ 35周年メモリアルボックス (期間限定生産) [DVD]

というぐらいの感動的なシーンになるはずだが、なにしろ相手は窃盗未遂の犯罪者である。車椅子を取りに戻ったところを夫ともども逮捕されたとのことだ。

この女が車椅子で生活していたのは、健常者にもかかわらず国の福祉制度を悪用して金銭的援助を受けるといったような詐欺行為を行っていたためだったかもしれない。だが、わざわざ危険を冒して犯罪現場まで車椅子を取りに戻った点を考えると、もしかすると本当に普段は足が動かなかったのだろうか?

神経症(ノイローゼ)の一種に心気症と呼ばれる病気がある。一言でいえば「私は病気だと思い込む」病気である。どんなに検査を行っても異常も病気も見つからないのだが「私は病気だ」と思い込んでいるために本人は検査結果に納得しないから厄介だ。

このため「私の病気を理解してくれる」医者を探して医療機関を点々とする、俗にドクターショッピングと呼ばれる行為を繰り返して何処の医療機関からも煙たがられてしまい、結果「私の病気はどんな医者にも治せない…」と思い込むという悪循環に陥る。

もしかすると、この女は心気症のために「私は足が動かない」と思い込んでいただけなのかもしれない。機能的には問題ないから警察から逃げるといった咄嗟の危機には体がスムーズに反応し、それが過ぎて我に帰った時には車椅子が不可欠な状態に戻ってしまったというような…。

いずれにしても、今後は“足を洗って”強盗をしようなどとは考えないように!


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posted by 只今(橘カヲル) at 22:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2009年01月04日

コカイン密売の中継基地になってしまっているアフリカの小国ギニアビサウの悲劇

今や「コカイン海岸」=南米マフィアが暗躍-ギニアビサウ
時事通信

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ギニアビサウ国旗

参考:ギニアビサウ
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

西アフリカの小国ギニアビサウは、かつて奴隷貿易の中継地として知られた。そして現在、同国は『コカイン海岸』という不名誉な別名で呼ばれ、周辺地域の不安材料になっているという。この別名は、南米コロンビアのマフィアによって同国がコカインを欧州に送り込む前線基地のような状態になってしまっていることに由来する。

国連麻薬犯罪事務所(UNODC)によると、コロンビアのマフィアは、欧州に運ぶコカインを小型船や軽飛行機で一旦ギニアビサウに運んで貯蔵し、そこから再び、陸海空さまざまなルートを使って欧州に密輸しているもようだとのこと。同国は沖合に小さな島々が散在しており、また海岸線も複雑なため、隠れるには絶好の地形であることからマフィアに利用されてしまうのだろう。

また潤沢な資金を持つマフィアは、勝手に港湾を整備し、飛行場まで持っているというから手に負えない。同国政府も事実を認めているようだが、なにしろ同国は熱帯の大三角州に広がる国のため水は比較的豊かなのだが地下資源に恵まれず、また内戦により知識層が国外へ脱出したため産業育成のための教育すらままならず、貧困から抜け出せないでいる。マフィアに鼻薬を嗅がされてしまっている人たちも多いと思われ、それがこの現状を打開できない理由なのだろう。

この問題の抜本的解決には時間がかかるのではないか。コカインの栽培や密輸に手を貸す人たちが生まれる理由には国家レベルでの貧困があり、これは一朝一夕で解決できる問題ではない。よくフィクションの世界で見かける密売組織の壊滅ミッションが遂行されたとしても、ぶっちゃけ他の誰かが“商売”を始めるだけだろう。

だが、他にしっかりとした産業を根付かせ、コカイン密売がハイリスク・ローリターンの「割りに合わない…」商売にするには時間がかかるとはいえ、それができるようになる目処が立つまで放置するというのもナンセンスだと思うのだ。ソマリア沖で横行する海賊行為に対し、各国が団結して対応していくことで意見の一致をみたように、コカインを売りさばいて暴利を貪るマフィアに対しても各国が団結して対応していくことが必要ではないだろうか。それとも、

「こういうのなら、いつでも……やるんだけどね」
(byアレルヤ・ハプティズム:機動戦士ガンダム00 より)

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MS IN ACTION!! ガンダムキュリオス

『武力による戦争の根絶』を掲げる私設武装組織ソレスタルビーイングの或るメンバーが麻薬畑(舞台が南米だったのでコカインの原料であるコカノキの畑と考えられる)を爆撃で焼き払ったときに上記のコメントを残したことに甘えて、彼らに一任してしまう? それはそれで各国の面子は丸つぶれだけど…。


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今や「コカイン海岸」=南米マフィアが暗躍-ギニアビサウ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000031-jij-int
posted by 只今(橘カヲル) at 19:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2008年12月27日

マチュ・ピチュ遺跡からの発掘物返還騒動

時は1911年、南米ペルー共和国にある海抜2400mの高原で、米国の考古学者ハイラム・ビンガム氏によって古代インカ帝国の都市遺跡が発見された。現地の言葉で「老いた峰」を意味するマチュ・ピチュ(Machu Picchu)と名づけられたその遺跡は、石造の神殿・宮殿・水路などが状態良く保存されており、山麓からはその存在を窺い知る事ができなかったことから『失われた空中都市』などの異名で知られるようになる。

この功績によりビンガム氏の名声も一気に向上し、後年は政治家に転身。州知事や上院議員を歴任した。また、こうした輝かしい経歴により、氏は映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの主人公であるインディアナ・ジョーンズのモチーフになった一人だとも言われている。

だがマチュ・ピチュ発見の折、米国に移されたミイラや人骨、陶器類など約4万点の発掘物を巡り、米国とペルーの間でトラブルが生じているという。

「インディ・ジョーンズ」の発掘物返せ! ペルーが訴える
産経新聞

ペルー政府が、発掘物を保管している米国のエール大学に対して発掘物の返還を求める訴えを米ワシントン連邦裁判所に起こしたのだ。

そもそもペルー政府は発掘の直後から全発掘物の返還を求めていた。第二次世界大戦などの混乱によって交渉が中断していたが、近年になって返還交渉が再開されていた。昨年、主要な発掘品を返還で一旦は合意に達したが結局話は御破算になった。現在も最終的な調整はつかないままだという。

欧米列強が世界各地に勢力を伸ばす過程で、現地の貴重な文化遺産を自国に収奪していったのは歴史的事実である。英国が誇る大英博物館が時に自国民からも「泥棒博物館」などと揶揄されるのは、こうした背景があるからだ。一方で結果論ではあるが、こうした行いによって貴重な史料の散逸が防止できたり研究が進んだりもしたという事実もある。

まぁ研究や調査の済んだものから順次返還していくのが筋なのかもしれないが、反政府ゲリラの運動が盛んなペルーはお世辞にも治安がよいとはいえない。ペルー政府には、後世に残すべき貴重な文化遺産を国内の騒乱で散逸させてしまわないような体制作りも同時にお願いしたい。

しかしまぁ、折角の貴重な発見ではあるのだが、こうして後々までトラブルの火種になるのなら、

「発掘なんかしないで、1万年でも2万年でも眠らせてあげればよかったのに」
(byフジ・アキコ隊員:ウルトラマン より)

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ウルトラマン Vol.3 [DVD]

というのは極論か?


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ペルー、米に返還求め提訴 インディ・ジョーンズのモデル考古学者が発掘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000090-san-int
posted by 只今(橘カヲル) at 04:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2008年12月22日

動物愛護の意識が強いイギリスでも、不況の影響で…

イギリスといえば、動物愛護精神の高い国というイメージがある。なにしろ19世紀の後半には、既に世界初の動物虐待禁止法である『家畜の虐待と不適当取り扱い防止条例』や世界最古の動物愛護団体であるSPCA(Society for the Prevention of Cruelty to Animals =動物虐待防止協会:後に王立[Royal]の名を冠しRSCPA=王立動物虐待防止協会となる)が成立していたのだ。

19世紀後半のイギリスといえば産業革命の成功により得た圧倒的な経済力と軍事力で世界の覇権を握っていた。無論貧富の差はあったろうが、現在の日本のように人々の生活レベルの平均は他国と比べれば高かったのではないか。そして人は経済的に豊かになると他者を慈しむ心を持つ余裕が生まれる。動物愛護の精神も、そうした経済的な余裕を当時のイギリス人が持ち合わせていたからだろう。

無論、当時全てのイギリス人が動物愛護精神に傾倒していたのかといわれればそうではなく、中には

「ぼくは犬が嫌いだ! 怖いんじゃあない 人間にへーこらする態度に虫酸が走るのだ!」
(byディオ・ブランドー:ジョジョの奇妙な冒険第一部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス)

という人もいたようだが(笑)。

それはさておき、そんなイギリスでも不況の波が押し寄せるとこんな事態に陥るようだ。

不況で捨てられるペット、施設は満員状態 英国
CNN

英国最大の犬の愛護団体ドッグズ・トラストが運営するロンドン市内の某里親センター。最近、ここに収容される犬の数が増え、施設は満員状態なのだという。いや、ここだけではない。各地の里親センターや保護施設は、どこもパンク寸前の状態なのだそうだ。引取りを希望する家庭は減少しているのも、こうした状況に拍車をかけているのだそうだ。

原因は英国の…いや、世界的な不況にある。飼い主が職を失うなどして経済的に余裕がなくなり、ペットを手放さざるを得ないケースが続出しているという。更に不況による減収や失業の結果、施設への寄付金も減っているというから大変だ。

施設の職員は「こんな時世だからこそ、ペットが慰めになってくれる」と力説するが、それは手放す側とて百も承知のはず。動物愛護のパイオニアであるイギリス人ですら、そうした選択をしなければならないほど、現在の不況は深刻な様相を呈しているのだろう。

根本的な解決策は景気回復しか無い。飼い主とペットが再び安心して暮らせる日が来るのはいつの日か…。


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不況で捨てられるペット、施設は満員状態 英国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081222-00000010-cnn-int
posted by 只今(橘カヲル) at 23:03| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2008年12月18日

人力発電で明るい新年を!

NYのカウントダウン、電力源の一部は「人力」
ロイター

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ロイターより

毎年、世界各地で行われる年越しカウントダウン。その中の一つ、アメリカはニューヨークのタイムズ・スクエアでの年越しカウントダウンは世界中に中継される恒例行事なので、テレビで、Webで、あるいは肉眼でご覧になった方も数多くいらっしゃることだろう。ただ今年は世界的不況のためか、はたまた環境に配慮してか、ライトアップに使用される電力の一部をなんと人力で賄うのだという。

仕組みはこうだ。タイムズ・スクエアに訪れた人たちを会場内に設営した小屋に案内する。そこで人々は自転車をこぐと電力が発生、それを大きな電池に蓄積する。この電力により、年明けと共に表示される“2009”のサインを点灯させるのだそうだ。これまでのところ、必要な総電力の約35%に相当する電力が集まったというからバカに出来ないものだ。

まぁ「この不況の最中、そんな派手なイベントなどしなくても…」といった声があるかもしれない。また環境に配慮といったところで、人を集める労力やシステム設営のための費用や手間まで考えれば、下手したら素直にコンセントから電気を引いてきたほうが安上がりかもしれない。だが不況や苦難を打破するためには、明るさや楽しさという要因が必要だと自分は考える。

日本神話における太陽神アマテラスは弟神スサノオの乱行に心を痛め、岩戸の中に引き篭もってしまった。おかげで世の中は暗闇に閉ざされてしまったのだが、これを打破すべく他の神々が考え出した作戦とは、天の岩戸の前でお祭り騒ぎをすることだった。皆の楽しそうな笑い声を聞いたアマテラスは外の様子を伺おうと思わず岩戸を開いてしまうのだ。随分ダイジェストで話をしたが、これが古事記における有名な『天の岩戸開き』の段である。

ここで他の神々達のうちの誰かが「この非常時に不謹慎だ」として作戦に異を唱えていたら、もしかしたら永久に世界は暗闇に閉ざされていたかもしれない。真面目で厳かな部分も大事だが、社会に閉塞感が漂っている今こそ、

「みなさんもっと バーット明るくやりましょう」
(byベルダンディー:ああっ女神さまっ より)

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ああっ女神さまっ ベルダンディー 20周年記念仕様 (1/8スケールPVC塗装済み完成品)


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NYのカウントダウン、電力源の一部は「人力」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081218-00000191-reu-int
posted by 只今(橘カヲル) at 23:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする

2008年12月16日

ブッシュ大統領の受難――なんと靴を投げつけられた!?

米国のジョージ・W・ブッシュ大統領は、米国内での支持率が現職大統領の支持率としては記録に残る中で最低の19%をマークしてしまうなど、その不人気ぶりが話題となってしまっている。そんなブッシュ大統領が久しぶりに話題の中心になったのだが…。


ブッシュ大統領は、今月14日にイラクを電撃訪問した。イラクの首都バクダッドで米軍がイラクに駐留する根拠となる米軍地位協定に、イラクのヌーリ・マリキ首相とともに署名したのだが、その際マリキ首相と臨んだ共同会見の席上で、イラクの現地テレビ放送局の記者に、記者自身が履いていた左右の靴を投げつけられるという前代未聞の事件に遭遇してしまったのだ!



だがブッシュ大統領もさるもの、上の動画にもあるように、日本流にいえば還暦を越えた62歳という年齢を感じさせない驚くべき反射神経で身をかがめて二度の“襲撃”をかわしただけでなく、犯人が拘束されていった後も動揺することなく記者会見を続けたのだった。

その姿はまるで、首を縮めることで敵の攻撃を見事にかわしただけでなく

「フ…よく見ろ おまえのとばしたのはマスクだけ それさえも気づかぬとは海闘士(マリーナ)の実力こそたかが知れてるというものだ」
(by牡牛座のアルデバラン:聖闘士星矢 より)

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聖闘士聖衣神話 タウラスアルデバラン

と余裕をもって返答する黄金聖闘士のようだった…というのはいささか大袈裟な表現か。

だが一国の責任者、しかも超大国アメリカの最高責任者ともなれば、そう簡単に動揺した姿を他人に晒すわけにはいくまい。それは自分自身、ひいては米国の沽券に関わるからだ。

また記者会見の席に不穏分子が紛れ込んでいたのだから、ややもすれば米国とイラクの関係悪化にも繋がりかねない重大な国際問題となる。それを映像にもあるようにジョークを交えて笑い飛ばしてくれたのだから、マリキ首相やその関係者はさぞブッシュ大統領に感謝したに違いない。

…と褒めるべきところもあるが、こうした事件が起きる背景には、やはりブッシュ大統領の対イラク政策に問題があると見るべきだろう。うろたえたり、取り乱したりしなかったことで晩節を汚す破目には陥らなかったブッシュ大統領であるが、最後の最後まで色々と考えさせられる御仁のようだ。


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「かわすのはうまい」と自賛=ご難のブッシュ米大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081215-00000065-jij-int
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2008年12月04日

25年後の懺悔…ある罪の告白

人間の本性は善か、悪か。この論争は古代より行われてきたが未だ結論には至っていない。恐らく永遠に結論は出ないのだろう。だが、こうした話に接すると「人間の本性は善である」と信じてみたくなる…。


12月2日の朝、オーストリア西部の都市ブレゲンツの警察署の郵便受けに、匿名で一通の封書が投函されていた。警察発表によると、中には現金1,400ユーロ(約17万円)と共に手紙が封入されており、それは25年前、自身が犯した或る罪についての内容だったという。

その手紙によれば、手紙の主は、1983年に劇場のそばで1台のモペッド(moped:50cc以下の原動機付き自転車)を盗んだとのこと。そのときは犯罪を犯したことで自らがどのような心理的状態に陥るかなどに思い至らなかったと述懐し、同封の現金は「後悔とお詫びのしるしとして被害者に渡してください」と書かれていたそうだ。また被害者を見つけることができず損害賠償金を渡せなければ、全額を地元の社会奉仕に寄付しても構わないとも記してあったという。

不勉強ゆえオーストリアの法律に明るくはない。よってオーストリアに法律的な時効というものが存在するかどうか分からないのだが、日本なら窃盗罪の時効は7年。とうの昔に時効である(もしオーストリアの法律に詳しい方がいたらご教授願いたい)。それに25年間もバレなかったのだから、手紙の主も罪の意識など当の昔に消失してしまっても不思議ではない。そもそも手紙の主は盗んだ直後は罪の意識など感じていなかったようだ。

だが時を経て、人生経験を重ね、学問を修めたことで、

「犯した罪の償いは どんなに心血注ごうとも誰かが許すこと無しでは償いにはならない…」
(by緋村剣心:るろうに剣心 より)

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高級居合刀 るろうに剣心 緋村剣心の愛刀 逆刃刀(セット商品有り)

と、贖罪の意識が芽生えたと自分は考える。

古代中国の性悪説では「人間はそのままであれば欲望に負けてしまう生き物であるから学問や礼節を教えて“矯正”しなければならない」といった考え方をするが、本当に人間がそのままであれば欲望に負けてしまう生き物であれば、そもそも学問や礼節を教えたところで守るとは思えない。

学んだ学問や礼節を実行し、実生活に生かせるのは人の本質が善である証明だ…と自分は信じたい。


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25年前の窃盗犯、自白の手紙と賠償金を警察に送付
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081204-00000499-reu-int
posted by 只今(橘カヲル) at 23:23| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする