2008年01月27日

高幡不動『パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ』にて味わう、一個で二度も三度も美味しい味

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京王線・高幡不動駅

この一週間、どうにも気が滅入ることばかり続いて気分が落ち込んだので、昨日は気分転換をかねてちょっと遠出した。

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高幡不動

目的地は、ここ高幡山明王院金剛寺(たかはたさんみょうおういんこんごうじ)。…というより通称である『高幡不動』の方が有名であろう。大日如来の化身・不動明王を本尊とし、成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)、玉嶹山總願寺(ぎょくとうさんそうがんじ)とならぶ、関東三大不動のひとつである。そして当寺院は

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土方歳三の像

新選組“鬼の副長”土方歳三の菩提寺としても有名である。

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幕末の動乱期を峻烈な印象を残して駆け抜け、21世紀の今も尚その生き様人心を捉えて離さない。ここには何度か訪れたことがあるが、そのたびに己が鼓舞されるのである。

さて、今回高幡不動に訪れたのには、もうひとつ訳がある。

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高幡不動駅前で評判のケーキショップ『パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ』さんにお邪魔するためである。

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店内の様子

テレビや雑誌などでよく紹介される人気店。朝8時からという早めのオープンなので、高幡不動へ朝のお参りをした後に寄るにも都合がよい。店内はイートインスペースがあり、評判のケーキをテイクアウトだけでなく店内で食べることも可能だが、時折近所の方を集めてケーキ教室などを開いているので、同スペースが使えないこともあるので注意。

実は昨日がそのケーキ教室の日で「時間までなら…」とご無理を聞いていただき、イートインスペースを利用させていただいた。この場を借りて御礼申し上げる次第です。

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フジウ(420円:税込)

さて今回注文したのは、店名でもあり、また当店オーナーシェフ・藤生義治氏の名を冠するケーキであるフジウ。艶やかに光るチョコレートでコーティングされた外見は黒曜石を思い起こさせる。

このチョコレート、一見すると固体のようだが実は固まってはおらず、何の抵抗も無くフォークが入る。チョコレートの粘度が緩いとコーティングした瞬間から流れ落ちてしまうし、一方で粘度を上げ過ぎてしまうと、この艶やかな外見が失われるだけでなく口の中に入れた際の滑らかな舌触りが無くなってしまう。この微妙な匙加減が、シェフの腕の見せどころか。

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写真では判別し辛いが、ケーキ内部はチョコレートムースの中に砕かれたピスタチオが入り混じり、更にグリオットチェリー(フランスで採れる小ぶりで酸味の強いサクランボの一種)のゼリーが板状になっておさまっている。チョコレートの甘みとグリオットチェリーの酸味、さらにピスタチオの食感&香ばしさがプラスされた、一個で二度も三度も美味しい逸品である。

ところで、同店は生のケーキだけではなく焼き菓子も有名。イートインコーナーで生のケーキを楽しんだ後は、お土産に焼き菓子を購入するというのはいかが?


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ラベル:高幡不動 ケーキ
posted by 只今(橘カヲル) at 08:39| 東京 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2007年08月14日

北野天満宮門前『モニカ』さんで味わう完成度の高いケーキ

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北野天満宮

福岡県にある太宰府天満宮と共に、全国の天神様信仰の中心となっている北野天満宮。菅原道真公の誕生日(6月25日)と命日(2月25日)にちなみ、毎月25日には縁日が開かれ、露店や骨董市などが立ち並ぶことでも知られる。

北野天満宮公式サイト
http://www.kitanotenmangu.or.jp/top.html

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二条城見学のあと、あちこち寄り道をしつつ北野天満宮に到着。蒸し暑くは無いので日陰を選んで行動すれば結構凌げるとはいえ、炎天下での移動に変わりは無い。小休止するために北野天満宮の門前近くに店を構える(詳しい場所は上部リンク先を参照)『モニカ』(MONICA)さんに入店。

同店にはセットメニューの類は無く、単品での注文になる。自分は紅茶が好きなのでドリンクはアイスティーを選んだ。そしてケーキは

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ショーケース

こちらのショーケースよりチョイスする。いかにも京都らしい抹茶や小豆を使ったケーキもあったのだが、ここはあえて、

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アイスティー(400円:税込)と桃のショートケーキ(420円:税込)

季節メニューである桃のショートケーキをチョイスした。

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断面から艶やかな顔を覗かせる桃の果肉がとてもsexy。クリームの白、スポンジケーキの薄黄色との対比が映える。

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口に入れると桃の甘み、クリームの甘み、スポンジケーキの甘みが渾然一体となって味覚に優しく働きかけ、炎天下の移動で疲れた身体を癒してくれる。また桃の果肉が柔らかい桃を使っているためクリームやスポンジケーキと同じ速度で口の中で溶けていくのも良い感じ。こうした速度の調和がないと、桃とショートケーキを別々に食べているのと変わらないからだ。このように完成度の高いケーキだったので、決して量的に少ないわけではないのにアッという間に平らげてしまった。

ショーケースがあることからも分かるように、同店はテイクアウトも行っている。自分は同店に長時間滞在してはいなかったのだが、そんな短い時間のなか、近所の方がひっきりなしに訪れてはケーキを購入していた。甘味に一家言持つ人が多いであろう京都人にも認められている味のようだ。

目立たない外観のためか、観光スポットの近くにありながら観光客でごった返すようなこともなく、静かな時間が過ごせるのも魅力これは平日だったからかもしれないが…)。近くに来られた時には、寄られてみてはいかが?


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ラベル:京都 ケーキ
posted by 只今(橘カヲル) at 07:20| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2007年05月05日

和菓子の名店『船橋屋』さんは洋菓子でも実力を発揮

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JR亀戸駅

学生の時に訪れて以来となる亀戸への訪問。或る私的な事情のためだったのだが、それは果たせずじまい。だがこのまま帰るのも惜しかったので、折角だから、

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亀戸天神社

藤祭りに沸く亀戸天神社を訪問。

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鮮やかに咲く藤の花と、池でノンビリと甲羅干しをする亀達のコントラスト(対比)が妙に印象深かった。しかし今日は暑い…

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船橋屋別館

その亀戸天神から大通りを挟んだ向かい側にあるのが、亀戸で知らぬ人はいない和菓子の名店『船橋屋』さんの別館(だったはず。暑さでボーッとしていたので記憶が曖昧)。この『船橋屋』さんは、くず餅が非常に有名亀戸駅でも土産物として売っているぐらいなのだが、今回暑さに耐えられなかった自分が思わず注文したのは、

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こちらのアイス最中(350円:税込)。フレーバーは和菓子の店らしく抹茶・黄な粉・黒蜜など。自分は今回黄な粉を注文。

一口食べて驚いたのは最中の皮の旨さ。調製したばかりなのでコンビニやスーパーで売っているアイス最中のように皮がふやけていないのは当然だとしても、そのサクサクとした小気味良い食感がたまらない。しかも食べカスが飛び散らないのだ。

下手な店の最中の皮であれば、同じようにふやけていなくても「口の中に刺さるのではないか」と思えるほど妙に堅いか、サクサクなのは結構だが食べてる傍からボロボロと分解してしまうほどに脆いかのどちらかになるのではないか。

このサクサクなのに形はシッカリとキープするという絶妙なバランスで作られた皮は、老舗和菓子屋の面目躍如といったところ。また、肝心のアイス部分もチャンと黄な粉の味がするのに粉っぽい後口にならないという優れもの。和菓子の名店は洋菓子でも実力を遺憾なく発揮するようだ。

段々暑さが厳しくなるこれからの季節、亀戸散策のお供にうってつけかも。


いずれ、くず餅のレビューもしたい
posted by 只今(橘カヲル) at 20:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

『ホームランヨーグルト』を食べて、今日もホームランをかっ飛ばそう!

“当たり”つきヨーグルト「ホームラン ヨーグルト」
Excite Bit コネタ

自分が子供のころは「“当たり”がでたらもう1本」といったように、“当たり”つきの菓子が少なからずあった。当たりクジを買ったお店に持っていけば、もう一つ同じ菓子がもらえたりしたのだ。そういえばその手の菓子をめっきり見なくなったと思っていたのだが、個人経営の駄菓子屋が少なくなり、コンビニやスーパーが小売の主役になったからなのだとか。言われてみれば、当たりクジと商品の交換といった、ある意味融通が利かないと出来ないサービスはコンビニやスーパーでは難しいと思われる。それでも当たりクジ付き菓子は消滅した訳ではなく、現在では当たりクジを発売元まで郵送して、景品と交換してもらう形にしたのだとか。

それはさておき、当たりクジ付きアイスクリーム『ホームランバー』などでお馴染みの老舗メイトーから、このたび『当たりクジつきヨーグルト』なるものが発売されたという。面白い。早速購入だ。

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その名も『ホームランヨーグルト』。

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フタは野球のボールをイメージしているからか、えらく直球勝負のネーミングだが、そこが素敵だ。

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中身はこんな感じ。味に関しては商品パッケージに「酸味をおさえたさわやかな味わい」とあるが、各社が趣向を凝らした高級ヨーグルトの開発に力を入れて様々なテイストのヨーグルトが店頭に並んでいる中にあっては非常にレトロな、昔ながらのヨーグルトの風味と食感学校給食に出てきたヨーグルトの味をイメージしてもらうと丁度いいかも。

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ところで肝心の結果は…ハズレだった(涙)。だが、あと三つ残っている。逆転満塁ホームランを狙うぞ!


ヨーグルトは自分の好物。最近では自家製ヨーグルトも簡単に作れる。
posted by 只今(橘カヲル) at 22:44| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

とっても愛らしいスイーツ『ポリンまん』を実食

最近文章ネタが続き「ブログに華が無いなぁ…」と思っていた矢先、とっても絵になりそうなネタを見つけた。

この冬注目の新中華まん「ポリンまん」って何だ!?
Excite Bit コネタ

木枯らし吹きすさび、体が芯から冷えるこの季節は、また肉まん・アンまんを始めとするコンビニの中華まんが恋しくなる季節だ。そして当然のように各コンビニも中華まんの新作開発に力を入れてくるのもこの季節。そしてこのたび(株)サークルKサンクスから発売されたのが、この

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参考:ポリンまん宣伝ページ

『ポリンまん』である。ポリンとは日本最大級のオンラインゲームのひとつ『ラグナロクオンライン



に登場するモンスターの一種。ラグナロクオンラインの世界を代表するモンスターである。このポリン、以前は浴衣の柄にもなったが(ここを参照)が、今回は中華まんになって登場と相成った。

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つぶらな瞳がとってもラブリー(笑)。最初、瞳の材質はチョコレートは何かで書いてあるのかと思ったが、色が違うだけで中華まんの皮で出来ている。

さて、中の具は何か確認しなければならない。愛くるしいその姿をみれば不憫ではあるが…

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キラン!

ズバッ!!!

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と、このように中にはカスタードクリームが入っている。実際に食べて見ると、カスタードクリームの甘みは存外控えめ。意外な感じがしたが甘い味付けの中華まんの中には嚥下するのが辛いほど甘~いものがある。温かいだけに甘みもまた活性化してしまうからだが、そうした類の甘すぎる中華まんに比べれば余程好感が持てる。また皮の部分はきれいなピンク色なので何か味がついているのかと思ったがさにあらず、少々拍子抜けしたが、ここで余計な味をつけてしまうとポリンというキャラクターにまで不必要な“色”がついてしまう危険性があるからからそれはそれで良い判断だったのかも

一般的に、魚はアンコウやオコゼといったようにグロテスクなものほど美味しいというのは良く聞く話。一方でスイーツは可愛らしいものほど、食べて楽しくなってくるものだ。この『ポリンまん』もそんなスイーツのひとつではないか。1月末日までの限定発売とのことなので、一度食して見てはいかが?


こちらもいかが?
posted by 只今(橘カヲル) at 21:20| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2007年01月04日

山口県限定『晋ちゃん応援まんじゅう』を、キミは知っているか?

三が日も終わり、職場に人が戻ってきた。自分は東京生まれのため帰省という行為には縁遠いのだが、社内には地方出身者も多く、正月休みを故郷で過ごした人たちが手に手に地方独特の土産物を携えて出社してくる。

地方の土産物というのは、例えば北海道の『白い恋人』や仙台の『萩の月』、山梨の『信玄餅』や浜松の『うなぎパイ』、広島の『もみじ饅頭』といったように「これさえ買ってくれば大丈夫…」というような定番商品もあれば、「へーっ、こんなのもあるの?」といった趣の珍品もある。

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山口県限定『晋ちゃん応援まんじゅう』

これなど、後者の部類に属する典型的なものだろう。NHK大河ドラマの主役にご当地の英雄が抜擢されると、必ずといっていいほど彼らを題材とした駅弁などが製作されるが、ノリは一緒の商品だと思われる。

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箱の裏書には安倍家の華麗なる系譜や山口県の観光名所が記されており、故郷が生んだ8人目の総理大臣を祝福し、また8人もの総理大臣を輩出した山口県への郷土愛がアピールされている。なぜこんな構成になっているかというと、山口県民の郷土自慢として「総理大臣出身者が一番多い県」というのがあるから。幕末維新の原動力となった旧長州藩の気風を受け継いでいるからか、山口県は総理大臣だけに限らず、有力政治家を多く排出する土地柄として知られている

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中身は大人の親指と人差し指で輪を作ったぐらいの大きさの薄皮饅頭が1箱に12個入っている。

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皮は黄な粉味で、餡は黒ゴマ味。皮は、安物の薄皮饅頭にありがちな妙にパサパサしていて食べると口の裏側にへばりついて往生するといったことが無く好感が持てる。また餡は一口サイズなのも手伝って後味が残るようなしつこい甘さが残らないので、食後の口直しやお茶受けとして適任の品である。この手の「キャラクター商品」にありがちな、キャラクターの知名度だけで勝負せず、ちゃんと味の組み立て方を考えているのは好感が持てるところ

ところで興ざめするようで恐縮だが、実はこのお菓子、パッケージが違うだけで中身が同じものなら東京駅の土産物コーナーでも手に入る。以前『Excite Bit コネタ』でも紹介されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれない。

やっぱり出た! 「誕生!晋ちゃんまんじゅう」
Excite Bit コネタ

しかし、味が同じだからといって東京駅で買って済ますというのは、真の漢(おとこ)の採るべき道ではない(笑)。中身が一緒でもパッケージが違えば別の商品である(マニアには常識)との認識を持って、さぁ山口県まで、レアものハンティングにGO!


山口県出身の総理大臣8名
posted by 只今(橘カヲル) at 21:36| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

空を飛ぶ!?『郭公だんご』とは何か

デジタルカメラのデータを調べていたら、面白い写真が出てきた。

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厳美渓

これは確か…何年か前に父方の実家の法事で田舎にいった際についでに寄った、厳美渓(げんびけい)だ。

厳美渓は岩手県一関市にある渓谷。天然記念物にも指定されており、自分がいった時も観光客で溢れていた。といっても皆の目当ては厳美渓の景観というより、

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この「空飛ぶ団子」として有名な郭公だんごである。

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写真左側の籠の中に代金を入れ(三本セットでで3~400円だったはず…)写真右側にある木の板を木槌で叩いて対岸にある店の人物とコンタクトを取る。籠は店側に引き取られていき

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引き換えに郭公だんごが入れられてくる、という按配だ。

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本当はゴマ・餡・みたらしの三種類なのだが、自分が行ったときは餡が売り切れだった。

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これはゴマ

今でも、この郭公だんごの食感は覚えている。一般的な団子はただベタベタするだけで嚥下するのにも苦労するといったものも少なくないが、この郭公だんごは弾力があるのにベタつかないのだ。だんごがスルリと串から抜け、串にだんごの残骸が殆どと言っていいほど残らなかったのを忘れない。この郭公だんご、ビジュアル的に面白いのでテレビ番組でも何度か取り上げられるのを見たが、パフォーマンスだけではこれほど有名にはならないはず。

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そうそう、写真にあるように赤い旗が出たら売り切れ御免の合図なのだが

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自分が注文してから暫くしたら、赤い旗が立った。ふぅ、滑り込みセーフ


オマケ

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厳美渓で見かけた馬車。


父の実家は宮城。でも岩手との県境なので、最寄り駅は一ノ関となる。
posted by 只今(橘カヲル) at 22:24| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

恵比寿、鯛、蛸の不思議な縁

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JR恵比寿駅

自分がかつて青春時代(というほど輝いていたわけではないが)を過ごした町、恵比寿。以前この町の名物として恵比寿様の顔の形をした大判焼きである恵比寿様焼きなる甘味があることを『2002/09/09 『恵比寿様焼き』を食べて大開運!』で紹介した。恵比寿様といえば、欠かせないのが脇に抱える見事な鯛。そう、実は恵比寿には恵比寿様焼きだけではなく、たい焼きの名店もあるのだ(ちょっと強引なフリか…)。今日はそちらをご紹介。

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たいやき ひいらぎ

恵比寿駅から徒歩5分ほどで到着するこのお店は、兵庫県は姫路に2店舗を構え、地元では有名らしい。その東京進出一号店がこのお店。メニューは

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たい焼き 126円

このたい焼き一品のみで、しかもテイクアウトオンリー。店内では数人掛りで大量にたい焼きを作っており、さながら『たい焼き製造工場』の様相を呈しているが、評判のため売れ行きが良く、それでも追いつかないほど。

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中のトロリろした餡の旨さもさることながら、特筆すべきは皮の食感である。店頭チラシには『当店のたい焼きは、30分以上かけて表面がパリパリになるまで焼いた』とあるが、一般的なたい焼きの皮がホットケーキのようにフワフワであるのに対し、こちらはまるでトーストのようにパリパリ・サクサクした食感と、そして音が楽しめる人間は音でも味を感じていることを体験したい際は、是非来店されるべし

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恵比寿東公園

場所は通称“タコ公園”こと、恵比寿東公園のそば。タコもタイも兵庫県の名物として有名。そういえば恵比寿信仰で有名な西宮神社も兵庫にある。『たいやき ひいらぎ』さんがこの地に店を構えたのは、なんとも不思議な縁(えにし)といえよう。


恵比寿はガイドブックも多い
posted by 只今(橘カヲル) at 23:06| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2006年09月09日

『恵比寿様焼き』を食べて大開運!

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恵比寿駅

七福神の一柱、恵比寿神と同じ名を持つこの町。自分は両親の仕事の関係で中学・高校・大学時代をこの町で過ごした。山の手的高級感あふれるエリアと下町的親しみやすさに満ちたエリアが混在する魅力的な町である。

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駅前の恵比寿像

さて、この恵比寿で最近ウワサとなっている名物の品をご紹介したい。

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『ちか八』
こちら恵比寿銀座商店街にある『ちか八』さんは、煎餅・鯛焼き等を販売しているお店。

『ちか八』公式サイト
『ちか八』公式ブログ

ここで昨年末から売り出されて評判となっているのが、

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恵比寿様焼き

この恵比寿様焼きである。ぶっちゃけていえば恵比寿様の顔を模した大判焼き(今川焼き)のような代物なのだが、凡百の大判焼きと恵比寿焼きの違いは…

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ピントがぁぁぁ!

このように、中に白玉が入っているのだ。

恵比寿様焼きは粒餡が中にタップリ入っているが、白玉がいい具合に後口の良さを演出してくれる。また白玉の食感は求肥(ぎゅうひ)ほど自己主張が激しくない適度な歯ごたえを提供してくれるし、同時に満腹感も向上させる優れもの。もちろん餡や皮自体も美味。作りたてはもちろん、冷めても美味しいのでお土産にも向く。また、これは推論だが中に白いものを入れることで縁起物的な意味合いも持たせているのだろう。

この恵比寿焼き、キャッチフレーズは「金運幸運恋愛運が何でも叶う」。小店舗の品と侮るなかれ。商売繁盛の神、恵比寿様のご加護を得て、この恵比寿様焼きが恵比寿名物として知らぬもの無き存在になる日は近い…かもしれない。


おまけ

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大開運間違いなし!?のツーショット


ガイドブックも多い
posted by 只今(橘カヲル) at 13:29| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

甘味所『いっぷく亭』にて学んだ長寿の秘訣

『2006/07/30 餃子といえば三日月形…とは限らない』で触れた『ホワイト餃子』さんのチェーン店は、近場では庚申塚だけでなく亀有にも存在することは知っていた。どちらにいこうかと迷った際に庚申塚『ファイト餃子』さんを選んだのは、この近辺にもうひとつ、かねてから寄ってみたかったお店があったからだ。

庚申塚いっぷく亭外観 庚申塚いっぷく亭店内
庚申塚 いっぷく亭(左:外観 右:店内)

庚申塚周辺は“とげぬき地蔵”こと高岩寺(こうがんじ)が近いこともあり、和菓子を饗する店が多いのだが、ここもその一軒。とても分かりやすい場所にあるので迷うことはないと思う。どこにあるかというと…

庚申塚いっぷく亭
赤線部に注目!

『いっぷく亭』さんは、都電荒川線庚申塚駅・三ノ輪橋方面ホーム内にあるのだ。

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いや『いっぷく亭』さんの店の前が都電のホームといったほうが正しいのかも?


それはさておき『ファイト餃子』さんで食事を終えたあと、デザートをこの店で食すことに。

白玉あんみつとミニところ天のセット
白玉あんみつとミニところ天のセット

不覚にも値段を失念してしまったのだが、確か700円ぐらいだったはず。白玉あんみつも蜜の甘さ、寒天の歯ごたえ、白玉の食感が一体となってとても美味しかったが、ところ天も使っている酢がキツすぎずツルツルと食べられた。正直なところ自分はところ天があまり好きではなかったのだが『いっぷく亭』さんでところ天の魅力に目覚めてしまったかも。これからはもっと積極的に食してみることにする。

ところで、このお店で目に留まったものを二つご紹介したい。まずこちら。

オリジナルのコップ

写真では判り辛いかもしれないが、このコップは四方に窪みがあって手で持ちやすくなっている。お店の看板に描かれているサルと同じイラストがあるのでこの店のオリジナルかもしれない。これは推論だが、場所柄ご老人のお客さんが多いと思われるので、握力の弱くなったご老人でもシッカリとコップが保持できるようにとの工夫ではないだろうか。

長寿の心得

あと、これも客層の関係であろうが、長寿の心得が額縁に入り恭(うやうや)しく飾られている。これが「長生きしたければ○○せよ」というような説教系の内容ではなく、思わず笑みがこぼれてしまうものだった。写真では小さくて見辛いかもしれないし、また折角なのでテキストでもご紹介しておく。長寿の参考にしていただきたい。

長寿の心得
・六十才は人生の花
・七十才で迎えがきたら留守だと言え
・八十才で迎えがきたら早すぎると言え
・九十才で迎えがきたら急ぐなと言え
・百才で迎えがきたら時期をみてぼちぼち考える
posted by 只今(橘カヲル) at 20:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする
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