枚聞神社
鹿児島旅行2日め。早朝に目を覚ました私は、鉄道を乗り継ぎ、薩摩半島の南端、開聞岳を仰ぎ見る枚聞神社(ひらききじんじゃ)に参拝。
唐船峡 そうめん流し (そば・うどん・麺類(その他) / 開聞駅)
その後、バスに乗り込んで北上し、10分少々で到着したのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『指宿市営 唐船峡そうめん流し』さん。
唐船峡とは、環境省による平成の名水百選にも選ばれた湧き水「唐船峡京田湧水」が豊富に湧き出る水資源豊かな渓谷。
しかし景勝地というよりも……。
店内の様子
モーターの力で水流を発生させたドーナツ状の容器に、そうめんを流して食す、回転式そうめん流し発祥の地として知られる。
天然の湧き水が用いられた多数の回転式そうめん流し器が並んでいる店内の光景は壮観の一言。
私が訪れたのは季節外れの、しかも開店直後だったので人影はまばらだったが、オンシーズンともなると、この広々とした空間に90台以上も設置されたテーブルが盛況になるそうな。食券を購入し、席を選べば準備完了。
A定食(1650円:税込み)
そうめん単品でも注文可能だが、お腹も空いていたので定食を注文。
まず、一見すると刺し身のようだが鯉の洗い。酢味噌でいただくのだが川魚にありがちな臭みもなく美味しくいただける。
洗いならではの、コリコリとした食感も良い感じ。
※洗い:下ろした魚の切り身を、流水やぬるま湯で臭みや余分な脂分を洗い流したあと、冷水(氷水)に漬けて身を引き締めたもの。
味噌汁かと思いきや鯉のアラ汁(メニューが「鯉こく(鯉の輪切りを入れて煮込んだ味噌汁)」記載なのはご愛嬌)。
身が柔らかく香ばしいマスの塩焼き。
握り飯との相性は抜群。
そして、そうめんはザルに入れられ、回転式そうめん流し器の中央、つまり“ドーナツの穴”部分に置かれる。
“ドーナツ”の中を、結構な勢いで反時計回りに回転(左利きの方用に時計回りで回転する場所もある)する流水に、そうめんを一口分ぐらい投入して少し泳がせる。
そうめんが流水の中で踊るように流れる姿は、宙を舞う羽衣のようでビジュアル的にも美しい。
いつまでも見ていたい衝動に駆られるが、それを堪えて箸で掬う。流水の勢いがいいので、全て掬うには少々苦戦するので注意されたし。
見事そうめんを箸で掬えたら、同店オリジナルという、少し甘口の麺つゆに漬けていただこう。
驚いたのは、そうめんを一度流水で流すことで、適度にほぐれる上に冷水で締まって、麺の美味しさがアップしていること。
「そうめん流しはエンタテインメント性重視の食べ方で味には影響を及ぼさない」と思っていた私の浅はかな思い込みは打ち砕かれてしまった。
とはいうものの、もちろんエンタテインメント性も十分。私のように一人で訪れるよりも、気心の知れたグループや、特に小さなお子様のいるご家族で訪れたら、大いに盛り上がると思う。
最後に、拾い物ではあるが動画をご紹介。
皆様も訪れてみては?
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
←管理人の励みになります。よろしければクリックをお願いしますm(_ _)m