2008年08月12日

インド勢初の個人競技金メダリストに贈られるものは…

近年ではBRICsの一画として経済発展が著しいインド。その人口は中国に次いで世界第二位の11億人超を誇る。しかし意外にもオリンピックでの金メダルは1980年に開催されたモスクワオリンピックでホッケーチームが金メダルを獲得して以来途絶えていた。個人種目に到ってはイギリス領時代の1900年・パリオリンピックにて初参加してから一度も金メダルを獲得していなかった

「これだけ人口が多ければさぞ逸材も多いだろうに」と思うのだが、一説によればIT(情報技術)大国であるインドではスポーツへの関心がそれほど高くないからなのだとか(これには異論もあるので一概には言えない)。ただインドは未だ貧富の差が激しいと聞いているから、スポーツという“趣味の世界”に時間と労力と費用をかけられるほど余裕のある生活が過ごせる人がまだ少ないのかもしれない

そんな状況の中、飛び込んできたのがこのニュース。

インド初の個人種目金メダル〔五輪・射撃〕
時事通信

男子10mエアライフルでインドのアビナブ・ビンドラ選手が見事金メダルを獲得。108年にわたる近代オリンピック史上、インド勢初となる個人競技での金メダル獲得という快挙である。僭越ながらこの場を借りて祝福の言葉を贈りたい

ビンドラ選手は「この優勝がインドのスポーツ界を盛り上げ、国民もスポーツにもっと興味を持ってくれたら」とコメントしているが、母国のスポーツ振興に思いを馳せるビンドラ選手にビッグなプレゼントが贈られることとなった。

インド初の個人種目金メダリスト、電車に一生乗り放題に
ロイター

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ロイターより

なんと、電車に一生乗り放題となるパスが贈呈されるのだそうだ! 「国際社会で活躍する選手なんだから『飛行機に一生乗り放題パス』の方が実用的なんじゃないの?」と思う人がいるかもしれないが、これはビンドラ選手が

「しかし承太郎…これでわしゃ、3度目だぞ。人生で3回も飛行機で墜落するなんて、そんなヤツあるかなぁ」
(byジョセフ・ジョースター:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (14) (ジャンプ・コミックス)

というような数奇な体験をしたからではなく、彼が「金メダル獲得に沸く国民の歓迎を楽しみにしているか」との質問に「そうでもない。飛行機の旅が好きじゃない」と答えたように、大の飛行機嫌いだから…というのは考えすぎか。

まぁ実際のところはインドではまだまだ飛行機は贅沢な乗り物の部類に入り、移動の主役は鉄道だというから実用的なところで電車のパスが選ばれたのではないか(おそらく国内限定のパスだろうし)。

しかし日本でもオリンピック金メダリストにはこうした特典があってもいいのになぁ…。


posted by 只今(橘カヲル) at 22:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2008年08月08日

北京オリンピック開幕!したものの…

2008年8月8日。中国人が大好きな8という数字が3つ並んだこの日、遂に

「それでは! ガンダムファイト、レディーゴー!」
(byストーカー:機動武闘伝Gガンダム より)

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機動武闘伝 Gガンダム DVD BOX 1

でおなじみ、コロニー国家間の覇権をかけた武闘大会であるガンダムファイト…じゃなかった、北京オリンピックが開会式を迎えた。


中国政府によるチベット弾圧を始めとする人権問題は言うに及ばず、北京の大気汚染に代表される環境問題、日本国内を震撼させた『毒入りギョーザ』事件などで注目を集めるようになった食品の安全や衛生面全般の問題、さらには世界に知れ渡った中国人観客の観戦マナーの悪さといった倫理・安全面での問題、これら全てが疑問・不安視される中での大会となる。

「中国は五輪開催国として時期尚早」という意見は早くから聞かれていた。しかし現在のオリンピックが、国境を越えたスポーツの祭典というよりは世界最高レベルのショービジネスという側面の方が強くなっている現状では、13億という巨大な人口を抱える中国は世界各国にとって魅力的な市場であるし、経済力強化を狙う中国にしてみてもオリンピック開催は旨味が大きい。そうした利害関係の一致が今回の北京オリンピック開催に繋がっているのだとすれば、なんとも複雑な思いがする。

それに、上記のような大人の事情は抜きにして純粋に選手たちの競技する姿を見て楽しもう…と思っても、近年日本のスポーツ中継は競技そっちのけでテレビ局と出演者ばかり盛り上がっているので興ざめすること甚だしい。興奮と感動を正確かつ的確に伝えるのが任務のテレビ局と出演者が、自ら興奮してしまうのは職務放棄ではないのか?

せめて選手だけでも応援したいと切に思うのだが、(偏見かもしれないが)どうも最近の日本のアスリート達の言動を見聞きしていると、現役生活よりも引退後のスポーツキャスター人生に興味がある人たちが多いようで…。

そんなこんなで、こうしたスポーツイベントに関してはWebで結果を拾い読みして満足してしまう自分がいる。

まぁ(かろうじて)オリンピックがガンダムファイトのように国家間の代理戦争となっていないだけましかもしれないが、どうにもテンションが上がらないなぁ…。せめて超個性的(笑)なガンダムファイターの皆様方のような――いろいろな意味で――凄い選手が現れることを期待したい。行き詰まり感のあるオリンピックに風穴をあけてくれることを願って


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ラベル:オリンピック
posted by 只今(橘カヲル) at 23:37| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(23) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2008年07月31日

亀田興毅選手乱入事件はやはりTBS主導…のお粗末さ


ボクシングの世界フライ級タイトルマッチが昨日行われ、世界ボクシング評議会(WBC)チャンピオンの内藤大助選手は挑戦者に勝利を収め、3度目のタイトル防衛に成功した。試合内容は序盤不利な展開が続いた内藤選手がKOで逆転勝利するという興味深い内容であり、またこの勝利により内藤選手は自身が持つ日本選手の世界王座最年長防衛記録を更新した。

しかし、本試合は試合内容とは掛け離れたところで話題となってしまうことになる。

“やらせじゃないか!”TBSに抗議続々
スポーツニッポン

驚くべきことに、試合終了後のインタビュー中、ボクサーの亀田興毅選手がリングに上がってきたのだ!


※既に削除されている場合があります

亀田選手は、言うまでも無く内藤選手とは因縁のある亀田一家の長男。何事かと思ったら、亀田選手は内藤選手の手を高々と掲げて“祝福”し、肩を叩きながら内藤選手に次の試合の申し込みまでしているのだ。

本件に関して述べたい事は多々あるが、スペースの関係もあるので論点を絞る。本件に関してTV中継を担当していたTBSには数多くの抗議が寄せられたとのこと。これに対しTBS広報部は「ハプニングで、最初から設定していたわけではない」コメントしたという。

ほーう、最初から設定されていたのではないとするなら、これは由々しき問題である。たしかに亀田選手はボクサーであり、内藤選手とは因縁もあるが、今回の試合に関しては両陣営の関係者ではない一人の一般観客に過ぎないはずだ。

それなのに今回のような事象が発生したということは、今回の一件は、その気になれば一般観客でも簡単に試合終了後のリングに上がって選手とスキンシップが取れるとことが証明されたという解釈でよいのだろうか? もしリングに上がってきた人物が亀田選手に変装した奸賊で、内藤選手に何らかの危害が及んでいたらTBSはどう責任を取るつもりだったのだろうか?

と、いうようなことをせっせと書いていたら、当然のようにこんな話が出てきた。

やっぱりTBS公認…亀田興毅“乱入”の舞台ウラ
ZAKZAK

内藤選手が所属する宮田ジムの宮田博行会長が夕刊フジの取材に対し、亀田選手の登場を「(事前に)知ってましたよ――中略――ただ、うちが(演出を)やっているわけではないですが」とコメントし、テレビ局の主導による出来レースだったことをアッサリと認めたのだ。

どうしてこう、TBSはすぐにバレるウソをつくのか! だいたい、亀田選手登場時のアナウンサーの奇妙なまでに落ち着いた対応ハプニングであるにも関わらず即座に対応しているカメラワークからすれば、素人でも「予定されていたイベントだな…」と分かる。TBSが長きにわたり亀田一家に入れ込んできたために今更引き返せない大人の事情があるのは理解しているが、それにしてもあざとい。

まぁ現地にいた観客の方は、その辺の怪しい雰囲気を更に良く掴んでいたようで、亀田選手の登場に「帰れ、帰れ」とブーイングで答えているのだが…。

まぁ、TBSと亀田選手にとってせめてもの救いは、30歳を過ぎて王座を掴んだ苦労人故に人間が出来ている内藤選手に「知名度がある選手がああいうパフォーマンスをやるのは大賛成」と大人の対応をしてもらったことだろう。

TBSも亀田陣営も、いいかげんパフォーマンス優先の営業戦略から脱していくべきだ。さもないと次に受けるブーイングは

「どうしてここにいる? おまえは死んだんだぞ? だめじゃないか! 死んだ奴が出てきちゃ! 死んでなきゃああああ!!」
(byザビーネ・シャル:機動戦士クロスボーンガンダム より)

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GUNDAM FIX FIGURATION # 0016 クロスボーンガンダムX-2

というぐらい厳しくなるはずである。



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posted by 只今(橘カヲル) at 22:14| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(2) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

「わざと警告もらった」のはレッドカード?

大分・西川「わざと警告もらった」ブログ掲載…すぐ削除
スポーツ報知

Jリーグ1部・大分トリニータに所属するゴールキーパー(GK)西川周作選手。サッカー・北京オリンピック代表チームのGKでもある。彼は20日に行われた対磐田戦で通算4枚目のイエローカード(警告)を受けた。この件に関し、西川選手が自身のブログに書き込んだ内容が問題となった。西川選手曰く

「通算で3枚たまっていたので今回1枚もらっておこうと考えてました」

説明が必要であろう。西川選手はこれまで警告を3枚受けており、累積で4枚となれば次回の試合には出場停止処分となる。ところが次回の試合となる26日のガンバ大阪戦は北京五輪代表合宿に参加するため元々出ない予定だった試合。そして北京オリンピック終了後にJリーグに復帰した時は警告の累積が無くなっている…つまり事実上ノーペナルティで警告の累積を解消するため今回“わざと”警告を受けたと、この言葉からは解釈できるのだ。

このコメントの重要性に気づいた関係者によってコメントは掲載後約20分ほどで削除されたが、アクセスが通常の約3倍に跳ね上がるなど大騒ぎになったため、チームは西川選手に対して注意処分を下し、ブログの無期限更新停止を言い渡した。またフェアプレー精神を掲げるJリーグ事務局もこれを問題視し同選手を事情聴取し、処分を検討するとのことである。

さて、皆様はマリーシアという言葉をご存知だろうか。ポルトガル語なのだが、サッカーの世界でマリーシアというと、例えば時間稼ぎを目的とした消極的なパス回しのような、スポーツマンシップやフェアプレー精神からは外れるかもしれないが、ルールの枠内おいては許容される行為をさす。概念的なものなので分かりにくい部分があるが、いわば

「兵は詭道なり」
(byエシディシ:ジョジョの奇妙な冒険第二部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (9) (ジャンプ・コミックス)

といったところ。ちなみに上の言葉は「へいはきどうなり」と読み、元々は古代中国・戦国時代の兵法書の中にある言葉で「戦いとは(相手を)騙すことだ」という身も蓋も無い意味。積極的に肯定するのは少々躊躇われるが、決して否定することは出来ない考え方である。

一方でマランダラージという言葉もある。これは例えば審判の目を盗んで相手チームの選手に足をかけて転ばせたりするような「汚いプレー」のことだ。

両者の違いというか、境界線はどこにあるのかと言われると難しいのだが、あくまでチームの勝利のために不本意ではあってもルールの枠内で行う行為がマリーシア、個人の利益のためにチームを危険に晒す危険がある反スポーツ的行為がマランダラージというのはどうだろうか。反スポーツ的行為は、明るみに出た場合選手個人にペナルティが及ぶだけでなく、監督が責任を問われたり、チームの評判を落としたりする

となると、今回の西川選手の行為はどちらであろうか。浮かれて“タネ明かし”をしなければ、どちらにも該当することなくスルーされていたかもしれないが…。いずれにせよ、今回の一件を反省してマランダラージに手を染めることだけは避けていただきたい。


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2008年06月28日

日本プロ野球界で3人目の薬物違反者

ドーピングとは『ある特定の競技者または競技団体が、薬物や物理的方法、あるいは他の方法で、競技に際して生体の体力的、または生理的能力を改変させるために行う不正行為』をいう(1964年国際スポーツ科学会議)。ドーピング対する監視の目が世界的に厳しくなる潮流にあるなか、日本プロ野球界でも昨シーズンから本格的なドーピング検査を実施している。

そして残念なことだが、昨年8月にリック・ガトームソン投手(福岡ソフトバンクホークス)が、今年に入ってからは5月にルイス・ゴンザレス内野手(読売ジャイアンツ:当時)がドーピング検査違反となった。そして今回、新たに…

ヤクルトのリオスが薬物違反=プロ野球3人目-プロ野球
時事通信

東京ヤクルトスワローズのダニエル・リオス投手にドーピング検査で陽性反応が示された。これを受けて日本野球機構(NPB)では同投手を1年間の出場停止処分にし、これを受けて球団では28日付けで同投手を解雇したとのことだ。

極端な話をすれば、ビジネスの場などで良く行われる飲み会も、アルコールという薬物の効果で仕事の能率を上げることを目的とする一種のドーピングである。だからスポーツにおける薬物使用に関しても「別に記録が伸びて成績が良くなるのだから、良いのではないか」という声も時折耳にする。

しかし薬物使用によるドーピングは、スポーツ用品メーカーがより機能的・効果的な競技用シューズやウェアを開発するのとは訳が違う「薬物を使用しての成績向上はスポーツマンシップに反する卑怯な行為だ」という精神論を別にすれば、ドーピングの大きな問題は薬物の濫用による副作用で選手の健康を害する所にある。

というより、スポーツ界がドーピングを取り締まる契機となったのが、ドーピングにおける選手の死亡事故なのだ。1960年に開催されたローマオリンピックの自転車競技にて、デンマークのクヌド・ジェンセン選手が興奮剤のアンフェタミンを乱用して競技に望んだ結果、競技後に死亡したのである。このような悲劇を生む危険性があるドーピングは、自己責任においてリスクを許容するという範囲を逸脱した許されざる禁じ手であろう。

ところで、スポーツを『サムライの武術訓練が形を変えたもの』と捉える日本人は、幸いドーピングに関して「薬物を使用しての成績向上はスポーツマンシップに反する卑怯な行為だ」という心理的な枷が強く、他国人に比べればドーピング問題が表面化していない。しかし当ブログで何度が書いてきたように、現在の日本社会は一旦負け組に転落すると再浮上が極めて困難な情勢にある。よって

「どんな手をつかおうが……最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」
(byカーズ:ジョジョの奇妙な冒険第二部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (12) (ジャンプ・コミックス)

と功を焦り、結果を求めてドーピングに手を染める選手が今後増えないという補償はどこにも無い。今後も徹底した監視に勤めるべきだ。


【蛇足】
ダニエル・リオス投手の今シーズンここまでの成績は11試合に登板して2勝7敗、防御率5.46。ドーピングしてなおこの成績だということは、ドーピングには背負うリスクに見合うだけの劇的な競技成績向上効果はないのではないか(笑)。


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posted by 只今(橘カヲル) at 19:25| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2008年06月26日

大英断!?高野連が連帯責任の考えを…

季節の訪れを示すイベント、というものがある。季節の風物詩、なんて言い方もする。そして夏の訪れを告げるイベントの一つに全国高等学校野球選手権大会、いわゆる“夏の甲子園”の予選会開始がある。そしてこの話題が出てくる時期に合わせるように出てきてしまうことがある話題に、高校野球部員による不祥事がある。

龍谷平安、暴行で3年生のみ出場 夏の高校野球、高野連が異例措置
京都新聞

龍谷大学付属平安高等学校、旧名は平安高等学校。高校野球では春夏あわせ64回という全国最多出場回数の記録を持つ(2008年6月現在)名門である。同校にて、5名の二年生部員が1人の一年生部員に対し「指導」として正座させたりバットで尻を叩くなどの行為が行われた。暴行を受けた部員は全治3週間の打撲となったことから、部員の両親が学校に訴えて事態発覚となった。

こうし事態が起きた場合、連帯責任として、不祥事への直接関与の有無に関わらず部全員が公式試合への出場を辞退・自粛するのが通例であった。

しかし同校は、今回の不祥事に関して三年生部員の関与がなかったことから、予選大会には三年生だけで出場したいとの意向を日本高校野球連盟(高野連)に説明、高野連もこれを受け入れたとのこと。正式な決定は7月下旬になるそうだが、高野連委員の一人が「これまでは問題に関与していない部員も連帯責任で出場機会を奪うこともあったが、どこかでやめなければと思っていた」と、今回の措置の理由についてコメントを寄せている。

この件に関しては、いいたいことが山ほどある。例えば

・事件に関与しなかった二年生部員の立場は?
・三年生部員はこれまで誰一人として暴力等の不適切な行為を行っていないのか?
・高野連は『営業上の理由』で出場常連校に甘い措置をとったのでは?

…など。しかし、それらを敢えて不問に付し、今回の高野連の措置には一定の評価をしたい。

結論からいえば自分は、連帯責任制とは犯罪抑止能力が皆無であるばかりか、規則を遵守するものが一番の被害者となる制度的欠陥を抱えていると考えている。

連帯責任制を取る主な意味は、個人個人に「私が何か不祥事を起こせば周りの人に迷惑が掛かる」という心理的抑圧を与えて不祥事を抑制すること、「あいつが何かしでかしたら皆に迷惑が掛かる」という心理的抑圧を与えて相互監視させるという2点にある。

しかし、そうした心理的抑圧が通用する人間はそもそも不祥事を犯さないまたそうした心理的抑圧が効かない人間を監視するといっても、実力行使で行動を押さえ込もうとすれば、それこそが不祥事になってしまうし、かといって口先介入の効果はタカが知れている

つまり、連帯責任制を取ろうと取るまいと、不祥事を起こす人間は不祥事を起こしてしまうのだ。その結果、他人を慮って自らの行動に制限をかけていた何の罪科も無い人間が、そうした配慮の全く出来ない人間の犯した不祥事のツケを払わされることになる。

「いや、不祥事を起こした人間も、無関係な人たちを巻き込んだことを反省し、更生する機会が与えられる。だから教育的見地から連帯責任制は残すべきだ」との意見もあるだろう。しかし、教育なら無関係な人たちを巻き込まない形でも行えるし、そもそも現在の日本社会が一旦“負け組”になってしまうと抜け出すのが極めて困難なトーナメント社会の様相を呈している以上、己の不始末ならまだしも他人の不始末のツケを強制的に支払わされて“負け組”になってしまうなんて辛すぎる。そんな

「正直者がバカを見る世の中なんだから」
(byドラえもん:ドラえもん漫画版 より)

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アニメ『ドラえもん』超特大ぬいぐるみ/座高75cmのBIGサイズ

と22世紀から来たタヌキ…じゃなかったネコ型ロボットに冷めた眼で皮肉を言われる社会から一歩脱却する意味で、自分は今回の措置には意味があると思う。


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2008年05月02日

井上康生選手の引退報道に寄せて

柔道:井上が現役引退を正式発表「柔道人生に悔いなし」
毎日新聞

柔道の大技の一つである内股…一方の足を相手の内股に掛け、大きく払い上げて投げる技である。この内股を得意技とし、2000年のシドニー五輪にて見事柔道男子100キロ級の金メダリストとなった井上康生選手(29)。急逝した亡母の遺影と共に表彰台に上がった姿は、日本中に感動をもたらした。

しかしその後は、アテネ五輪で無念の無冠(メダル無し)に終わったり、怪我に泣かされるなど苦難の時代が続いた。今年に入って生涯の伴侶も得、捲土重来を期して北京五輪への出場を目指していたが、最終選考会で敗退。五輪出場が絶望的となって去就が注目されていたが、本人が出した結論は現役引退であった。

引退会見の席上、井上氏は

「我が生涯に一片の悔いなし!! 」
(byラオウ:北斗の拳 より)

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北斗の拳1/6胸像 世紀末覇者ラオウ

…じゃなかった(笑)、「柔道人生に悔いはない」と語った。

北京五輪への切符を手に入れられなかったことは、客観的に見れば悔いが残る事柄のはずである。だが井上氏は「柔道人生に悔いはない」という。自分のごとき凡百の徒が井上氏の心中を推し量るなどおこがましいのだが、己が全力を出し切った上での結果であるが故に、その事実も受け入れられるということだろうか。なんとも心地よい決断である。

その潔さは「勝負の世界では、勝たなければならないので、勝ちに行く柔道を目指したり、迷ったときもあったが、最終的に僕自身、柔道は攻めて一本を取るものなんだと気づいて、その柔道を最後まで貫けた。29日の大会でも、最後まで貫き通したのがよかった」と井上氏自身がコメントしているように、有効・効果を稼いて優勢勝ちを目指す柔道スタイルへの転向を良しとせず、あくまで一本勝ちにこだわった氏の柔道にかける姿勢そのものの体現といえるかもしれない。

さて井上氏は、引退後は後進の指導にあたるべく、コーチ業を学びに英国へと留学する予定だという。近年の日本スポーツ界には、現役選手のころから、引退後にTVタレントとして活動することしか念頭にないような人たちも多い。それも選択の一つではあるが、しかし井上氏は、かの大選手にして名指導者の誉れ高いロサンゼルス五輪金メダリスト、恩師山下泰博氏と同じ道を歩むことに決めた。

無論、次の目標は第二、第三の井上康生を世に送り出すこと。井上氏なら、きっと成し遂げるに違いない。まずは留学を終え、名コーチ・井上康生として日本に帰ってくる日を期待したい。


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2008年02月09日

まだ終わらない…序ノ口力士集団暴行致死事件

相撲界のみならず、一般社会をも震撼させた時津風部屋での弟子リンチ致死事件。自分も以前『2007/09/26 双葉山も嘆く、弟子リンチ致死事件』で取り上げた。先日、ようやく前時津風親方と兄弟子3人が逮捕されるに至り、財団法人日本相撲協会(以下、協会)も会見を開き、また文部科学省にも協会幹部が謝罪に訪れ、事件は一区切りついたかのように思えたのだが…。

力士暴行死:遺族、示談を拒否 協会に損害賠償求め提訴も
毎日新聞

遺族側は前親方側からの2度にわたる示談の申し出を断り、前親方ら4人と協会を相手取り、損害賠償訴訟を起こすことも検討しているそうだ。この事件、なにしろ当初は被害者が病死扱いにされて危うく闇に葬られそうになったのだ。遺族側としては我が子の死を無駄にしないためにも、加害者たち及び協会側に対し真相の徹底究明を求めるスタンスを貫こうとするのは当然といえる。

それにしても疑問を感じるのは協会側の姿勢である。北の湖理事長以下、協会幹部が記者会見の席上で頭を下げることも無く、早々に会見を切り上げたことにも驚いたが、事件に関わったとされる3人の兄弟子達を未だに番付上に残している――つまり処分保留にしていることにも驚く。これでは協会が「前親方一人に全責任を被せて事態を終息させようとしている、いや『終わったこと』にしようとしている」と取られても仕方が無いのではないか。

こうした対応を見ていると、今回の事件で相撲界の暗部に世間の注目が集まったことに関して、協会側が

「風通しがよくて結構!」
(byマシュマー・セロ:機動戦士ガンダムZZ より)

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機動戦士ガンダム ZZ Part-1 ― メモリアルボックス版

などとは微塵も思っていないことが分かる。そうした隠蔽体質及び事なかれ主義が、今回の事件の一因となった事実に協会は気づくべきであろう。


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ラベル:相撲 時津風部屋
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2007年11月03日

「他人からみたら」プロ野球の監督は…

落合博満監督率いる中日ドラゴンズが53年ぶりとなる日本シリーズ制覇を成し遂げた。しかし8回まで一人の走者も許さない完全試合ペースの投球を続けていた山井大介投手を9回で降板させた采配を批判する声も同時に上がったことが、お祝いムードに水を差している。この件に関し、渦中の落合監督が口を開いたのが、以下の記事である。

山井交代の要因はマメ 不協和音はなし
スポーツニッポン)

落合監督曰く、交代理由は「4回ぐらいから(山井投手の)マメがつぶれた」のが原因だとのこと。「もし無理して続投させてフォームを崩したり、肩痛が再発したら野球人生を狂わすことだってある。マメがつぶれてなかったら続投はあったかもしれない。ただ、それ以上に無理はさせられない」と語ったそうだ。

「完全試合での日本一達成が見たかった」という野球ファンの心情は理解できる。しかし、勝負は水物である。完全試合目前だったのに一転して敗戦投手になった…というような展開は、野球ファンなら「あぁ、そういえば…」と例をいくつか簡単に挙げることができるのではないか。

もしもそんな展開になっていたら、それはそれで落合監督は批判に晒されていたはずだ。まぁ、プロ野球の監督というのは常に批判の対象となる大変な仕事である。なにしろ森祇晶氏が9年間の西武監督時代に8度のリーグ優勝、6度の日本一を達成しても、二言目には「采配がつまらない」などとイチャモンをつけられるほどなのだから。これは

「リーダーというものはね・・他人をおだててこき使えばいいのさ!!自分は一番安全な場所で!失敗してもあははと笑い!もしも勝ったら目一杯いばりちらしてやるのさ!!みんなの前で!!そんなものさ。他人から見たらね・・・」
(by高槻巌 ARMS より)

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ARMS 5 (5) (少年サンデーコミックスワイド版)

という言葉もあるように、プロ野球の監督というのはスター選手達の更に上に君臨する立場であるから「他人からみたら」そんな風に見える典型的な職業のためであろう。

しかし会社の経営者にとって最優先課題が会社を黒字に持っていくことであるとするなら、プロ野球の監督にとって最優先課題は試合に勝つことではないだろうか。もちろん試合に負け続けてもそれをリカバリーできるほど集客能力に優れる監督であれば球団の経営という面で話も違ってくるのだろうが、ネームバリューで客を呼び続けることができる監督などそうそういるものではない。

残念ながら、世の中、課程“だけ”を評価してくれることはないのだ(涙)。逆に過程はどうでも結果が出てしまえばなし崩し的に過程も評価されるのが悲しいかな今の世の中である。はたして己自身が監督の立場になったら、どっちの選択肢をとるか…。


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2007年10月12日

反則乱発の末に…亀田大毅選手判定負け

「腹が立つことがあった時は、一晩寝て、翌朝目が覚めても未だ腹が立っているなら文句を言え」と誰かが言っていた。そのアドバイス通り、一晩寝てみたのだが、どうにも気分がすっきりしないので、やはり書く。

罵声の嵐!大毅弱かった…王者・内藤に0-3大差負け
サンケイスポーツ

昨日行われた、WBC世界フライ級タイトルマッチ。何かと話題を振りまくことで有名な『亀田3兄弟』の二男で挑戦者の大毅選手が「この試合で負けたら、切腹する」と意気込んで現チャンピオンの内藤大助選手に挑んだものの、0-3の大差で判定負けを喫してしまった。

しかもその試合内容は、目を覆わんばかりの反則行為の嵐。ヘッドバット(頭突き)、サミング(目突き)、チョークスリーパー(首締め)、そして…(下の動画参照)


※動画は著作権侵害その他の理由により既に削除されている場合があります。

トドメがプロレスまがいのサルト(反り投げ)である。

自分もこの歳になるまでボクシングの試合はTV中継で何度も見た。頭を低くしすぎての頭突きや、パンチの際、たまたま親指が目に入ってしまった目突き、またクリンチ(抱きつき)をした時に首を絞める形になったり、体勢が崩れて倒れ込んでしまったという展開も見たことがある。

しかし、ここまでハッキリとした形での反則行為を、しかも連発するなど見たことも聞いたこともない。しかもこの試合は、チャンピオンベルトがかかった世界戦なのである。

これだけでもトンデモナイのだが、更にトンデモナイ出来事がこの試合中に繰り広げられていた。これも下の動画をご覧いただきたい。インターバル中の、亀田サイドのセコンドの会話である。


※動画は著作権侵害その他の理由により既に削除されている場合があります。

聞き取り辛いかもしれないので、音声と字幕のみのバージョンも掲載しておく。


※動画は著作権侵害その他の理由により既に削除されている場合があります。

「肘でもいいから目ぇ入れろ」などと、セコンドが反則行為をけしかけていると解釈されても仕方が無いセリフを選手に言ってどーするの!

これに関して亀田選手サイドからは

亀田興毅、「あれは亀田家のボクシング用語」と疑惑弁解
サンケイスポーツ

亀田父、反則に理解求める「反則行為は故意ではない」
サンケイスポーツ

というコメントを発表し、消化に必死だが、火の廻りの方が遥かに速いという状態だ。


こんな状態なのだから、当然のようにこんな動きも出る。

亀田大毅らの処分を検討 JBC、ライセンス停止も
サンケイスポーツ

日本ボクシングコミッション(JBC)が、倫理委員会を開催して処分を検討することを決めたそうだ。ライセンス停止などの重い処分を科す可能性が示唆されている。

なにより昨日の試合は、観客からの罵声が鳴り止まなかった。それも当然で、観客はボクシングを見に来たのだ。それなのにあんな試合を見せられたのでは

「リングの上では おのれの頭脳とふたつの拳(フィスト)!! それしかボクサーはもってないんだ それがボクシングだ」
(by高嶺菊:リングにかけろ より)

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リングにかけろ1 (Round1) (ジャンプ・コミックスデラックス)

という怒りがこみ上げるのも当然だ。

亀田選手サイドも、下手な弁明などせず、まずはこれまでの数々の蛮行を謝罪し、真摯にボクシングに打ち込んでいく姿勢をアピールするほうが先だと思うのだが…。


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2007年09月30日

これがホントの『テニスの王子様』?日本テニス界に現れた期待の新人

不勉強で申し訳ないがテニスにはそれほど明るくないので、日本男子プロテニスプレーヤーというと松岡修造氏(現在は引退してタレント、スポーツキャスター)ぐらいしか思い浮かばない。そんな自分でも名前を覚えておいたほうが良さそうな、期待の新星が現れたとのこと。

日本男子テニス界“期待の星”錦織圭がプロ転向
スポーツナビ

その名は錦織 圭(にしこり けい)氏。若干17歳。中学時代に渡米し、IMG(インターナショナル・マネージメント・グループ)アカデミーのテニス部門「ニック・ボラテリー テニスアカデミー」で修行。2007年7月のRCA選手権(注:RCA=アメリカの電気機器メーカー)で日本人男子としては最年少でツアー8強に入るなど輝かしい成績を手土産に、このたび堂々のプロ転向となったそうだ。

自分は寡聞にも彼の名を知らなかったのだが、同時に、この記事をみるまでIMGという存在を知らなかった。IMGとは一流スポーツ選手と契約を結びマネージメントを代行する会社で、ぶっちゃけて言えばスポーツ選手専門の芸能事務所のようなもの。そして、そのIMGの傘下にある「ニック・ボラテリー テニスアカデミー」とは世界最大のテニスアカデミーとのこと。なんでもあのマリア・シャラポワも腕を磨いたということもあって、世界中から入門者が訪れているらしい。

そんな数多くのライバルがいる中で鍛えられた彼が、生半可な実力の持ち主であるはずが無い。既に初戦の相手も決まったそうだが、

「油断せずに行こう」
(by手塚国光:テニスの王子様 より)

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108ピース テニスの王子様 手塚国光 AM108-106

そうすれば大丈夫だ。
゙☆⌒o(*^ー゚) オッケー♪

蛇足
彼が実績を残すようになってくると、またマスコミが『○○王子』――第一候補『テニス王子』(苦笑)――のような当人が望んだわけでもないアダ名をつけて大騒ぎするのかなぁ。かなり食傷気味なんだけどなぁ。盗撮・盗聴の類は勘弁して欲しいなぁ…。


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2007年09月26日

双葉山も嘆く、弟子リンチ致死事件

6月の終わりのこと。今春入門したばかりの若い力士が、稽古後に容態が悪化し、死亡したこの事件は、始めは意外なほど小さく報じられていた。一人の人間が死亡し、当時から「遺族が弔問に訪れた人に遺体との対面を断った」というほどの惨状だった、という話が伝わってきていたにも関わらず、である。

そのうち、横綱朝青龍関の仮病疑惑がワイドショーで大々的に報じられるようになると、この事件は人々の脳裏から忘れられ、そのまま風化していくかと思われた。ところが…。

大相撲:時津風部屋力士急死・親方立件へ 「通常のけいこ」一転、暴行認める
毎日新聞

時津風親方(元小結双津竜)が警察の任意の事情聴取に対し、酒席で親方自身がビール瓶で被害者の額を殴ったという暴行の事実を認めていたことが判明した。また親方は弟子三、四人が稽古場の調理室裏で、被害者に殴る蹴るの集団リンチを加えたという弟子たちの暴行についても認めているとのこと。

警察では傷害及び傷害致死容疑での立件に向け、暴行と死因との因果関係を慎重に捜査しているそうだ。まずはこの事件が風化しなかったことを喜びたい。

しかし当初は素知らぬ顔で「通常のけいこだった」と遺族に説明していたはずの時津風親方。ここに来て暴行の事実を認めたというのは、心を揺るがす何がしかの出来事でもあったのか。もっとも時津風部屋の祖である偉大なる大横綱、双葉山ですら、連勝が69でストップしたときに

「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」

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双葉山定次―相撲求道録 (人間の記録 (95))

との電報を親しい人に打っている。木鶏とは木彫りの鶏のように何事にも全く動じないことを表す様だが、21世紀の世になっても未だ破られぬ大記録を打ち立てた傑物であっても「未だ木鶏たりえ」なかったのだから、親元から預かった弟子を暴行で死なせてしまうようなレベルの人間では、動揺を抑えきれなかったとしても無理は無い

警察の捜査の進展次第では、相撲協会としては朝青龍問題以上に辛い試練となるだろう。しかし協会がここで逃げの姿勢をとれば、競技人口の減少や人気の凋落に歯止めがかからない大相撲の現状に自ら止めを刺すことになりかねない。相撲協会が対応を誤らないことを臨みたい。

ところで、相撲界には昔から「かわいがる」というスラング(隠語・業界用語)がある。時に制裁の意味合いも含まれる厳しい稽古のことだ。その「かわいがり」を拡大解釈して暴行を加え死者まで出し、名門・時津風部屋の名に傷をつけたのだ。時津風親方も暴行に加わった弟子たちも、いずれあの世で大師匠・双葉山に再会した時にはタップリと「かわいがって」もらえることだろう


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ラベル:大相撲
posted by 只今(橘カヲル) at 23:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(9) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2007年09月15日

ミスター・ファイターズに悩みがあるらしい

今年の5月17日、日本プロ野球史上35人目となる2000安打を達成し、名球界入りした田中幸雄選手(北海道日本ハムファイターズ)。日本球界遊撃手として唯一人打点王のタイトルを持ち、またパ・リーグの遊撃手としては最長となる339守備機会連続無失策を記録している(共に2007年時点)ことからも判るように、攻守共に優れた日本球界を代表する名選手の一人である。

田中幸雄 (内野手)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田中選手は残念ながら、ファイターズ一筋で22年間過ごした現役生活を今季限りで引退することが決定的となっているが、実は最近悩んでいるという話が伝わってきた。

田中幸うす~い…日ハムに尽くしたのに
ZAKZAK

記事によると、田中選手が親しい関係者に「これだけ球団に貢献したのに…」と漏らしているとのこと。例えば球団では、かつてファイターズの本拠地であった東京ドームで行われる9月19日の楽天イーグルス戦、および現在の本拠地札幌で行われる9月26日の同カードで引退セレモニーを計画している。

しかし投手ローテーションから考えると両カードとも、ファイターズがダルビッシュ有選手イーグルスが田中将大選手という今をときめく人気者同士の対決となる。また優勝争いをしているチームの現状を考えれば胴上げが絡んでくることも予想される。そうなると引退セレモニーが霞んでしまうことは十分に予想され、田中選手はそれを気に病んでいるというのだ。

一般論だが、関係者とか事情通といったニュースソースは「私の友達の友達が…」と同じぐらい出所不明だと考えたほうがよい場合が少なくない。この件も、球界でも無類の“いい人”で知られる田中選手だけに「あの人格者の田中さんが、最近ちょっと浮かない顔をしているんだ。なにか悩みでもあるのかなぁ」といった話に尾ヒレがついた可能性も十分考えられるので、田中選手が球団の対応に不満を持っていると結論付けてしまうのは早計と思われる。対応は詳報を待ってからでも遅くはないであろう。

ところで、自己アピールも仕事の一つとなる勝負事の世界において、田中選手のような“いい人”は、どうしても印象が地味になってしまうのは事実だ。そして勝負事の世界における“いい人”は

「そういえば聞いたことがある…」
(byテリーマン:キン肉マン より)

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浪漫堂 キン肉マン 正義超人 テリーマン

でお馴染みのテリーマンのように、貧乏クジを引きやすく、また割りの合わない目に遭いやすい運命にある。こういった星回りの悪さは個人の努力では如何とも解決しがたい部分があるので、周りがフォローするのが望ましい。田中選手で言うなら、記事中にもあるように球団サイドの対応である。永きに渡ってファイターズの屋台骨を支えてきた功労者に対し相応に報いてあげて欲しいと思う。

ただし、田中選手に関しては既に周りがフォローしている部分がある。田中選手が冠するミスター・ファイターズという称号、これこそファイターズファンを始め、同僚の選手や関係者といった周りによるフォローであり、最高の賛辞である。


北海道移転後、球場動員数は徐々に上昇傾向にある。
posted by 只今(橘カヲル) at 10:37| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2007年08月01日

逆境に追い込まれた横綱、大逆転なるか?

これまでも、稽古をサボったり、無断で帰国したり、関係者の葬儀に出席しなかったりといった破天荒な行為を繰り返してきた横綱朝青龍関。だがこれまでは、相撲協会にとっても営業的に大切な一人横綱だったこともさることながら、何しろ土俵の上で結果を出してきたので反対意見を力で封殺できた

だから『2007/07/26 巡業を休場してサッカー?』でも紹介した、ケガの治療を理由に夏巡業を休場しながらサッカーに興じた問題も、最初はそれほど大きな問題にはならないかのように思われた(まぁそれだけ皆が朝青龍関の奇行に慣れっこになっていた証明でもあるのだが)。

ところが下の映像が人々の目に触れれば触れるほど、「さすがにこれは目に余る」と感じる人が続出。世論は相撲協会に厳罰を求める方向に傾いた。



そして本日下された処分が、

朝青龍に2場所出場停止処分 現役横綱に初の厳罰
産経新聞

9月の秋場所及び11月の九州場所の2場所(つまり今年一杯)出場停止と四ヶ月の間30%の減俸(4カ月)またこの日から九州場所千秋楽(11月25日)までの謹慎処分と、異例の厳罰処分であった。

相撲協会がこれほど厳しい態度で臨んだ背景には、現在の日本相撲協会には朝青龍関以外にも白鵬関という横綱がいること、また琴光喜関が日本人として久方ぶりとなる新大関に昇進したことが挙げられると考えられる。つまり「協会の看板だから」と奇行に目をつぶる必要が薄れてきたのだ…。

さて、自分が注目しているのは朝青龍関の身の振り方だ。見事汚名を返上するのか、それとも癇癪を起こして自分自身に止めを刺してしまうのかだがこうした逆境に置かれたときこそが、本当の実力の見せ所なのだ。

「逆境とは…自分の甘い予想とはうらはらに、とてつもなく厳しい状況においつめられた時のことをいう!!だがそれは――男の成長に必要不可欠なものだと人はいう!!」
(島本和彦作:漫画『逆境ナイン』より)

さぁ、どうします、朝青龍関?


とにかく熱い名セリフの宝庫
ラベル:朝青龍 相撲
posted by 只今(橘カヲル) at 23:58| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(3) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2007年07月26日

巡業を休場してサッカー?

皆様は大相撲第39代横綱、前田山 英五郎(まえだやま えいごろう)をご存知だろうか。あわや右腕を失うかもしれないという重病を乗り越え、闘志あふれる突っ張りを武器に、横綱にまで上り詰めた力士である。

ところが彼は実に不名誉な形で引退を余儀なくされた。本場所休場中にも関わらず、来日していたアメリカの野球の試合を観戦にいっただけでなく、そのチームの監督と握手する写真が新聞に掲載されてしまったことから不謹慎だとして引退に追い込まれてしまったのだ。

下の記事を読んだとき、自分はその話を思い出してしまった。

朝青龍 腰骨折なのに元気にサッカー
“骨折”でサッカーした朝青龍に苦言
スポーツニッポン

腰の疲労骨折とひじ痛を理由に夏巡業を休場している横綱朝青龍関が、なんと母国モンゴルでサッカーのイベントに参加し、あまつさえ元気にシュートを撃つ姿がテレビ放映されたことが問題になっている、と記事は伝えている。

まぁケガの程度は本人にしか分からないこととはいえ、それを理由に相撲協会の公式行事を休場した上でこんな行動をとっては様々な憶測を呼ぶのは当然であろう。先の名古屋場所では3場所ぶり21度目の優勝を果たしたから、まだそれほど派手な批判にはなっていないものの、横綱という他の力士の見本にならねばならない立場の人間であれば、やはり自制すべきだったのではないか。師匠を始めとする角界関係者や後援会、ファンや母国の人たちはもとより、診察及びケガの治療をしてくれている医師に対しても礼節を欠く行為と言われても仕方が無いのではないと思う。

冒頭に書いた前田山の話に戻るが、彼が“前田山”の四股名を名乗ったのは、己の右腕を治してくれた前田和三郎医師への恩義を形に表したものである。医者とは根本的に

「私は死に物狂いで治ろうとする患者が好きでねえ」
(byブラック・ジャック:漫画ブラック・ジャックより)

というものであろうが、それは一般のファンだって同じなのだ。自分は横綱に意見できるような立場ではないが、朝青龍関には熟慮して欲しい…。


横綱いろいろ
ラベル:横綱 大相撲
posted by 只今(橘カヲル) at 23:48| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(2) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

川淵キャプテンの気になる反応

J選手よ身のほどを知れ!菊地の逮捕に川淵キャプテン粛正指令
サンケイスポーツ

若手有望株のサッカー選手、菊地直哉容疑者が未成年への淫行容疑で逮捕された事件は記憶に新しいが、この件に関して日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンがこんなコメントを寄せた。

菊地は22歳の若さでベンツに乗っていたという。(菊池容疑者が所属するジュビロ磐田の)右近社長にも話したが、そういう車に乗ることが身のほどに合っているのか。私個人の率直な考えでは、そういう姿勢も世間に対する生活態度の表れ。(事件に)直接関係なくはないと思う

要するに「若いうちからベンツなんぞを乗り回しているから、こんな事件を起こしたんだ」というご意見のようだ。ちょっと聞くと、至極真っ当なご意見のように思える。20代前半という若さで大金を手にし、高級外車を乗り回すような生活を送っていれば、道を踏み外すのも当然だ、というような。

しかしそれでは、若いうちから外車に興味を持つ人間は皆淫行予備軍だというのだろうか? この理屈は

バイクに興味がある→暴走族予備軍
髪の毛を染めている→不良予備軍
アニメ・ゲーム好き→変質者予備軍


というのと同じぐらい、一方的な穿った見方ではないかと自分は思う。外車に乗っていようが国産車に乗っていようが、このテの事件を起こす人は起こしてしまうものだ。それは当人の品性の問題だからである。趣味嗜好と品性に直接の関係は無い。

むしろ違和感を感じるのは、川淵キャプテンのコメントがまるっきり他人事のような内容であることだ。まるで新橋あたりで一杯引っ掛けてほろ酔い気分になっているオトーサンにインタビューしたかのようなコメントである。日本サッカー界の最高責任者として、今回の不祥事に責任を感じているのか否かが全く見えてこない。失礼ながら先のドイツワールドカップで日本が敗戦を重ねている間も、

「戦線から遠退くと楽観主義が現実に取って代る。そして最高意志決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けている時は特にそうだ。」
(by後藤喜一警部補:機動警察パトレイバー2 the Movieより)

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機動警察パトレイバー2 the Movie (Blu-ray Disc)

といったセリフを地でいくように自身が代表監督に推薦したジーコに固執し、1次リーグ敗退という結果となってしまった時と同様に「現場との距離があるなぁ…」と感じてしまう。

このような破廉恥な事件を起こす選手を出してしまったことは、己の不徳の致すところであり、まことに申し訳ない。責任を感じている」といった通り一遍のコメントでもいいから出しておかないと、アチコチから非難を浴びてもおかしくないような気がする…。


日本サッカー界の功労者であるのは間違いないのだが…。
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2007年06月13日

男子ゴルフの全米オープン選手権。記者会見でそんな質問なんて!

場違いなところで場違いなことを言ったり、トンチンカンな行動をとったりしてヒンシュクを買う人たちは、困ったことに何処にでも出没する可能性がある。しかし、よりによってこんなところで…。

ハニカミでテレ朝にブーイング…ウッズに場違い質問
ZAKZAK

男子ゴルフの全米オープン選手権が間近に迫り、出場選手への記者会見が開かれた。ところがその全米オープンを中継するテレビ朝日の関係者が、タイガー・ウッズ選手やフィル・ミケルソン選手に「ハニカミ王子」(この本人が全く望んでいないであろう妙なアダ名もどうかと思うが…)こと石川遼選手についての質問をして、世界中から集まった報道陣から失笑されたという。

全米オープンゴルフは、マスターズ・全英オープン・全米プロゴルフとともに、ゴルフの世界4大メジャートーナメント大会の一角を成す極めて由緒ある大会である。当然、このような大会に出場するのは、選び抜かれた世界トップクラスの精鋭なのである。そんな人たちに対し、大会そのものにも選手自身にも直接何の関係もない質問、しかも彼らに比べればまだまだ駆け出しといっていい選手について質問するなど、非常識にもほどがある彼らにとって失礼だし、そもそも、当の石川選手本人がいたたまれないだろう

とはいえ、さすがウッズ選手やミケルソン選手は大人である。「並外れた選手になるかもしれない」(ウッズ選手)、「信じられない。僕がプロの試合に初めて出たのは17歳のときで、予選通過もできなかったのに」(ミケルソン選手)とのコメントを返してくれた。しかし、内心ではこんな場違いな質問に対してどのように思っていたのか…。

今回テレ朝の関係者がこんな場違いな質問をした背景には、『2007/06/13 俄かギャラリーがやりたい放題。そのわけは?』でも触れた「ハニカミ王子」フィーバーが背景にあるのだろう。この記事の中で、自分は「ハニカミ王子」フィーバーに関しマスコミに取り上げられた人物だから有り難がっているだけでは?」と書いたが、当のマスメディアは何処吹く風で「ほら、ウッズやミケルソンも褒めていたから、彼は凄い人なんだよ~」と言って、フィーバーを煽り、一人の人間を神格化していく。

そうやって話題を集め、部数や視聴率といった数字を稼がせるだけ稼がせたのち、“神”の神通力が落ちて数字が稼げなくなったら、

「神を冒涜する罪悪者として、罰を受けるかもしれんな。では、罰を造らねばならないか…神は人間が造った想像の産物なのだ」
(byトレーズ・クシュリナーダ:新機動戦記ガンダムWより)

などと嘯(うそぶ)き、“罰”…すなわちスキャンダラスな話題をバラ撒いて更に数字を稼ぐという念の入った行動をとるつもりなのだろうか?

石川選手、マスコミによる“神格化”で潰されないといいなぁ。


トレーズの愛機、トールギスIIの画像はなかった。残念。
posted by 只今(橘カヲル) at 23:59| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2007年06月05日

俄かギャラリーがやりたい放題。そのわけは?

初心者ギャラリーやりたい放題
スポーツニッポン

15歳8ヵ月という史上最年少で男子プロゴルフツアーを制した“ハニカミ王子”こと石川遼氏。スター不在が叫ばれて久しい男子プロゴルフ界に久々に登場した期待の星だ。その彼が2週間ぶりに大会出場するとあって、会場には彼を一目見ようと大勢の人が押し寄せたとのこと。しかし、そうしてやってきた人たちの中には初めてゴルフ場に足を運ぶ人たちも多く禁止されている写真撮影を行う、石川氏と同じ組でホールを廻るプレーヤーに「邪魔だ」と罵声を浴びせるといった調子で、その場を混乱させたそうだ。

自分が思わず笑ってしまったのは、その俄かギャラリーの中に「フェアウェイを歩かないで下さい」と注意され、「フェアウェイってどこですか?」と返答する人がいたことだ。その昔、若花田・貴花田兄弟への注目に端を発した相撲ブームが起こった際、花田兄弟の取り巻きの中に「横綱ってなんですか?」と質問した人がいたという話を思い出してしまった。考えてみれば不思議な話だ。自分が興味を持ったり、好きになった人に対しては、より深く知りたい・理解したいという他者認知欲求が働きそうなものなのに、彼らが取り組むく競技に対する最低限の知識やマナーすら学ぼうとしないとは!

思うに彼らが石川氏を追い掛け回している理由は、各種報道により石川氏本人に興味を抱いたからではなく『マスコミで取り上げられた人物だから』ではないだろうか? 「マスコミに取り上げられている以上、この人は凄い人なんだろう」ということで、特に深く知ろうともせず有り難がっているだけだと…。

それは、そも石川氏に対し失礼な話である。その余波で彼のプレーの妨げに繋がる行動をとっているのだとすればもってのほかといえよう。


これで勉強を
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2006年12月30日

サッカーくじは武士道精神に反する!?

過去最低の年132億円 サッカーくじ売り上げ
サンケイスポーツ

『TOTO(トト)』に代表されるサッカーくじの年内販売が終了したが、前年より11億円近い減少となり、売り上げ低下に歯止めが掛からないそうだ。主力商品(?)である『TOTO』の売り上げは前年比で四割弱減少したし、最高当選金額6億円という触れ込みで話題となった『BIG(ビック)』にしても導入時期が今年9月と遅かったのがネックとなって売り上げ総額は振るわなかったとのこと。

『サッカーくじ』というのは通称で本当は『スポーツ振興くじ』である。公営ギャンブルのひとつで、収益は日本サッカーの振興に使われる…というのは誤解で、収益金は各種スポーツ施設の建設、各種地方スポーツクラブの運営や選手の育成、さらに生涯学習としてのスポーツの発展といった、日本のスポーツ文化の発展・高揚に広く使用されるものである。とはいえ、年々歳々売り上げが落ちているので、高邁(こうまい)な理想の実現には中々寄与していないのが現状ではあるが。

しかし自分はこの現状に然程驚きを感じてはいない。自分はスポーツ振興くじ――つまりスポーツを賭けの対象にすることは、日本人の文化風習に合わないと考えていたからである。

なぜなら日本人にとってスポーツとは、サムライが行う武術訓練が形を変えたものだからだ。そこに求められるのは結果ではなく、ましてやそれを通じて楽しさを感じることではなく、どこまでもどこまでも追い求め、探求し、成長し続ける姿勢にこそある武士“道”というぐらいで、道は果てしなく続いており、終わりはないのだから。この武士道精神の影響で日本人には「目先の結果に一喜一憂したり、増して賭けの対象にするなど恥ずべきこと」とする感覚が根強くあり、『スポーツ振興くじ』の売り上げが振るわない要因になっていると思う。

まぁワールドカップに代表される国際試合やセリエAを始めとする海外リーグに比べれば、まだまだ日本の国内試合のレベルは及ぶものではなく、とても賭けの対象として興味をそそられるものではないという現実的な問題もあるが(笑)。もっともっと日本サッカーのレベルが上がれば、状況に変化もでるかな?


あなたは興味ありますか?
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2006年12月01日

アルゼンチンなのにブラジル!

テベスに屈辱的試練!!練習でブラジル代表シャツ着用
サンケイスポーツ

サッカー・イングランドプレミアリーグ・ウエストハムに所属するアルゼンチン代表FWカルロス・テベス選手が、監督から試合中に交代を告げられたことに腹を立て、そのまま帰宅したそうだ。この行為に対し彼が与えられたペナルティが強烈だ。小児科病院への寄付に加え、

今後2週間、ブラジル代表のシャツを着用して練習

しなければならないのだ!


いまさら解説するまでも無く、ブラジルとアルゼンチンは自他共に認めるサッカー強豪国であり、永遠のライバルである。相手国のシャツに袖を通すなど、文字通りの屈辱であろう。この罰を思いついたのはチームメイトだったという。自分は状況を詳しく知らないので軽々しく論ずるのは危険なのは承知しているが、この罰に人種差別的な意味合いがあるとは思いたくない…。

閑話休題、テベス選手は新加入のチームで少々低迷気味だったようだが、母国アルゼンチンのラジオ番組に出演し、帰国説を否定したそうだ。「新天地で必ず結果を出す」と頼もしい言葉も口にしている。そう、今回の件は己が巻いた種といった部分も少なからずあるが、こうした試練に耐え抜いて結果を残すのが男の…いや“漢”の醍醐味である。屈辱の期間を終え、ピッチに戻る際には、いっそ

「再びジオンの理想を掲げるために… 星の屑成就のために…ソロモンよ! 私は帰って来た!!!」
(byアナベル・ガトー)

ぐらいの啖呵を切ってみるのは如何?


最強のオールドタイプ、アナベル・ガトーの雄姿は、これでチェック!
posted by 只今(橘カヲル) at 21:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする