2010年06月27日

『パンドラの箱』を開けた琴光喜関への代償

試験勉強のために“休筆宣言”したものの、先週は私にしては珍しく風邪を引いてしかも長期化。高熱を発することはなく会社を休むような事態にはならなかったものの、咳が止まらず試験勉強どころか睡眠もまともに取れない状態が続いた。ようやく小康状態となったので、暫くぶりの更新…。

琴光喜、永久追放!角界の極刑、初の「除名」へ
(スポーツ報知)

既に皆様も聞き及びであろう、大相撲を揺るがせている野球賭博問題。事が明るみに出たのは、或る週刊誌が大相撲の大関琴光喜関について「違法な野球賭博をしており、暴力団関係者から口止め料として1億円を恐喝されている」との記事を掲載したこと。

本人は当初関与を否定したが、日本相撲協会が独自に調査を勧めるなか、他の現役力士たち数名が関与を認めたことから琴光喜関も事実を認めた。その後、芋づる式に多数の現役力士・親方らが野球賭博へ関与していたことが判明したのはご存知のことと思う。国技に携わる者として品位と節度ある行動が求められる大相撲の関係者が、事もあろうに暴力団が非合法に主催する賭博の顧客となって結果的に暴力団の資金源となっていたなど、到底看過できることではない。

その一方で「相撲部屋が主催するパーティーに暴力団関係者が出席していた」とか「力士や親方が暴力団関係者とゴルフをした」といったような相撲界と暴力団との黒い関係は、これまでもにも週刊誌の片隅などにチラチラと掲載されていたものの深く突っ込まれることのない、ある意味『パンドラの箱』扱いであった。

琴光喜恐喝容疑で元力士を逮捕
(スポーツ報知)

今回これだけの騒動に発展したのは、欲をかいて琴光喜関を脅して口止め料を脅し取ろうとした暴力団関係者・古市満朝容疑者の存在だ。対応に苦慮した琴光喜関が複数の親方に相談するなど事を公にしてしまった。これで正式に警察も動いた。古市容疑者と琴光喜関は『パンドラの箱』を開け放ってしまったのだ。

『パンドラの箱』とは、ギリシャ神話で主神ゼウスがパンドラという女性に持たせた、あらゆる災厄の詰まった箱のこと。彼女が好奇心から箱を開けてしまったので、人間は災厄に見舞われながら生きていくことを余儀なくされた。このエピソードから『パンドラの箱』は「触れてはならないもの」を表す慣用句として用いられる。

パンドーラー
(Wikipedia)

「さてさて、パンドラの箱に希望は…残っているかな?」
(by弐神譲二:ラーゼフォン より)

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ラーゼフォン DVD-BOX

ギリシャ神話によれば、開け放たれた『パンドラの箱』に残ったのは“希望”だけだったという。しかし引退届の受理を拒まれている琴光喜関には、諸々含めて約8,000万円とされる退職金を手にすることも叶わない除名処分が下される可能性が高いとのこと。

『パンドラの箱』を開けた代償は、あまりにも大きい…。


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琴光喜、引退届受理されず 退職金なしの「解雇か除名」へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100626-00000292-sph-spo
posted by 只今(橘カヲル) at 12:28| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年05月28日

地元住民からの歓迎セレモニーを早々に切り上げさせたサッカー日本代表関係者に一言

南アW杯:民族舞踊で歓迎、横断幕も 日本代表スイス合宿
(毎日新聞)

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毎日新聞より

ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会開催を来月に控え、サッカー日本代表はスイス南部の高級リゾート地として知られるザースフェーで合宿をスタートさせた。ザースフェーはジュネーブから車で3時間半かかるという山間の小さな山村なのだが、写真にもあるように多くのスイス人が見学に訪れたとのこと。また日本代表が宿泊するホテル前広場では、26日夜に地元住民が民族舞踊を披露するなど、歓迎ムードに包まれたそうだ。しかし…。

アルプスの侍 いきなり本番モードだ!
(スポーツニッポン)
岡田監督、100人歓迎ムードも余裕なし
(スポーツ報知)

村の入り口のバスターミナルには約100人の村民が1時間前から待機し、日本代表チームを歓迎するためセレモニーが開催された。

しかし日本側から「選手が移動で疲れているから、できるだけ時間を短くするように」などと要請があったため、100人を超える地元の子供たちによる合唱や、スイスの伝統楽器アルプホルンの演奏などで構成される歓迎式典を僅か8分で終了させたとのこと。現地の観光局関係者は「最初は“どんどんやって”という感じだったが、韓国戦後に急に時間を短縮するよう言われた」と困惑しているという。

今月24日に行われた国内最終戦で韓国に完敗したことで精神的に余裕がなくなっているのは理解できるし、同情もする。しかし、この対応はいただけない。もしかしたら岡田武史監督らは「韓国にボロ負けした直後なのに“お遊び”のようなセレモニーに付き合うなんて不謹慎だ!」といった批判を恐れたのかもしれない。

しかし、そうした批判については

「遊びでやってんじゃないんだよーっ!」
(byカミーユ・ビダン:機動戦士Zガンダム より)

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MG 1/100 ゼータガンダムVer.2.0 HDカラー

と反論できるはずである。

W杯やオリンピックに代表される国際的スポーツイベントは、単なる運動技術の優劣を決めるための見世物ではない。国際交流と相互親善によって世界の恒久平和に貢献するのを究極の目的としているはずで、だからW杯やオリンピックは「平和の祭典」などと呼ばれたりもするのだ。そして、そんな大会に酸化するために日本代表のユニフォームを着て海外に遠征している以上、彼らは単なるサッカー選手ではなく、日本を代表する親善大使そのものだ。

彼らが地元の人に与えた印象イコール日本に対する印象となる。遠征先で地元の方々と交流を深めるのも、国際大会に出場する選手や関係者としての仕事である。決して遊びではない。海外の代表選手たちは前述のようなことを十分理解しているので地元の方々との交流に積極的だし、ファンやマスコミの目も厳しく光る。

前述したような日本代表の対応をみていると、こうした方面でも日本のサッカーは世界のレベルとは掛け離れていることを強く感じてしまう。うーん、頭が痛い。


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南アW杯 民族舞踊で歓迎、横断幕も 日本代表スイス合宿
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100528-00000008-maip-socc
posted by 只今(橘カヲル) at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

あれから2ヶ月も過ぎたのに――まだ理事選挙の“裏切り者”についての話題が出る大相撲界に思う

立浪親方、貴乃花親方への投票否定/相撲
(サンケイスポーツ)

今年2月1日に行われた日本相撲協会理事選挙で、貴乃花親方が下馬評を覆し理事に当選を果たしたのは記憶に新しい。私も『2010/02/01 貴乃花親方、下馬評を覆し理事に当選』で取り上げた。しかし過去のしきたりや序列を重んじる相撲界においては、こうした予定外の事象は一大事となる。今日も「一門の意向を無視して貴乃花親方に票を投じたとされる立浪親方(元小結旭豊)が一門を破門される」との報道が駆け巡った。

不世出の大横綱・双葉山を生んだ本家が一門から追放されることで立浪一門の名も消滅する、と一時騒然となったものの、立浪親方自身が一連の報道を否定。立浪一門の友綱理事(元関脇魁輝)も報道を否定するコメントを出したと記事は伝えている。

大相撲における一門とは“派閥”を意味していると考えて貰って差し支えない。その成立は明治時代まで遡る。当時は年2回・各10日間で計20日しか大相撲の本場所が開催されていなかったので、各部屋は収入確保のために自主興行の巡業を各地で行っていた。

その際、自然の成り行きとして看板力士を抱える裕福な相撲部屋が小さな相撲部屋を引き連れて巡業を行うようになっていった。これが相撲界における一門の始まりで、現在では出羽海・高砂・時津風・二所ノ関・立浪の5系統が存在する。

その昔は、本場所では優勝決定戦等を除き一門内の対戦が禁じられていたり、巡業も一門を単位として行われるのが一般的であったりと、一門には現実的な意味合いがあった。そんな制度も無くなった現在、一門の持つ意味合いは薄れているのだが、それが俄然輝きを取り戻すのが2年に一度行われる日本相撲協会理事選挙なのである。理事は一門の利益代表者だからだ。

それ故に各一門には、それぞれ理事数が割り当てられ、これを一門内で前もって調整し、理事は無投票で選出されるという一種の談合もよく行われ、事実21世紀に入ってからはこの形式が続いていた。別の言い方をすれば角界は“平和”だったのだ。

しかしその“平和”に一石を投じたのが貴乃花親方の理事選強行出馬であり、一門の意向に沿わず、貴乃花親方に票を投じて当選へと導いた親方たちである。“平和”を乱した彼らを“裏切り者”呼ばわりする人が、角界では少なからずいたという。しかし

「オレは「正しい」と思ったからやったんだ。後悔はない…こんな世界とはいえ、オレは自分の「信じられる道」を歩いていたい!」
(byブローノ・ブチャラティ:ジョジョの奇妙な冒険第五部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 組立式DXポージングフィギュア ~ブローノ・ブチャラティ~ 全2種セット

とした貴乃花親方らの方が世間の喝采を浴びたのは記憶に新しい。

随分話が反れてしまったが、要は、あれから2ヶ月もたったというのに、まだ角界は“裏切り者”探しを続けている模様だということ。そもそも無投票状態が長く続いたことの方が異常とは思わないのか?大相撲会の改革は、まずそのあたりの意識改革から始めるべきなのかもしれない…。


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2010年04月14日

JCBのお偉いさんを恫喝した亀田史郎氏、ついに?やっぱり?事実上の永久追放処分

WBC世界フライ級王座統一選で、チャンピオンだった亀田興毅選手(23)が挑戦者のポンサクレック選手に判定負けを喫したのは記憶に新しい。そして、亀田選手の父である亀田史郎氏(44)が判定の結果を不服として、日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内事務局長(48)、タイ人のスーパーバイザー(立会人)、レフェリーを控え室に呼びつけて「オレを怒らしたらどないなるか、覚えとけよ!。おのれのクビ、取ったるど、こら!!」などと怒鳴りつけて室内で椅子を蹴り上げるなどしたことも、ニュースなどで見聞きされている方も多いのではないだろうか。

以前、次男の亀田大毅選手が内藤大助選手と闘った際、セコンドについていた史郎氏らが、あたかも反則を指示したかのようなセリフを口にしたことをマイクがバッチリ拾っていたことが問題となり、史郎氏はセコンドライセンスの無期限停止処分を受けている。そんな状況下での出来事だったので、永久追放を含めた厳しい処分は避けられない情勢となった。

史郎氏サイドはJBCに上申書を提出したり、史郎氏がJBC本部に謝罪に訪れるなどして沈静化を図ったが、史郎氏がメキシコの本部で行われるWBC懲罰委員会への出頭を命ぜられるなど事態は悪化。ついに史郎氏はセコンドライセンスの自主返上という裏技的手段でボクシング界からの永久追放処分を免れようとしたが…。



JBC倫理委員会は史郎氏のセコンドライセンスを取り消す処分を決定した。今後は、史郎氏からのいかなるライセンス申請も受け付けず、また試合会場のリングサイドや控室などJBCの監督権限の及ぶ場所への立ち入りを禁止するということなので、事実上の追放処分といえる。

さらに亀田ジムの五十嵐紀行会長に対して、クラブオーナーとプロモーターの両ライセンスの無期限停止処分が科されたので、亀田ジム所属の選手である亀田兄弟は新たなクラブオーナーとプロモーターに世話をしてもらわないかぎり試合ができなくなる。史郎氏の息がかかった人間にも処分を下すことで、亀田兄弟のマッチメイクにも口を出させないようにするというのだから、協会の処分は徹底的だ。

JCB・財団法人日本ボクシングコミッションとは、文部科学省の監督下にある日本におけるプロボクシング統轄機構で、試合の認定、階級別ランキングの認定、ボクシングジムの管理、プロボクサーの認定などを行う。つまり日本のボクシングを管理・運営している団体である。そして史郎氏が恫喝した安河内剛事務局長は同団体の理事を務める「偉い人」なのだ。

いくら腹の虫が収まらなかったとはいえ、事もあろうに自分が所属する組織の大幹部を呼びつけて恫喝するなんて、怖いもの知らずにも程がある。そのうえ

「上官に手を上げるとは、身の程をわきまえろ!」
(byロイ・マスタング:鋼の錬金術師 より)

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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST プレイアーツ改 ロイ・マスタング (ノンスケール塗装済みアクションフィギュア)

といった感じで反撃されていれば世話はない。しかも本件はこれで終わりではなく、WBCによる処分が未だ発表されていないというのだ。下手をすれば世界レベルで追放処分が下されるかもしれず、そうなればウルトラCともいえる海外での再起も難しくなる。

まぁこれまでの言動が決して同情できるものではなかったから「身から出た錆」といえなくもないが…。


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ボクシング 亀田史郎氏を“永久追放” JBC
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100413-00000012-maip-spo
posted by 只今(橘カヲル) at 00:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年03月25日

渡辺恒雄氏、事業仕分けに物申す。

この方の主張には首を傾げたくなるものも少なくないが、この言葉には同意する。



日本プロ野球セントラルリーグの開幕を明日に控え、過日、財界人による東京読売巨人軍の激励会『燦燦会』が東京都内のホテルで行われた。その席上で渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長が挨拶で壇上に立ち「10連覇を目指してほしい」と激励した。

そして演説するうちに興が乗ったのか、渡辺会長は昨年の民主党政権による事業仕分けにおいて、蓮舫議員がスーパーコンピューター関連予算について議論で口にした台詞を引き合いに出し「愚かなタレント出身の女性議員が『なんで1番じゃないといけないのか、2番じゃダメなのか』とバカな発言をした。国民の働く人々の気持ちを傷つけた。バカな女がいるもんだ」と発言。

その上で「巨人は1番じゃないといけない。2位じゃいけない。それが巨人に与えられた宿命です」と厳命し、最後はラミレス選手を呼び寄せて、一緒に「喜んで~」と、今季のラミレスのお立ち台での決めぜりふまで熱演する力の入れようだった。一方で勇ましい激励を受けた原監督は「このところ、皆様におほめをいただいているが、勝負の世界は表裏一体。あぐらをかくことなく日本一を目指したい」と挨拶したとのこと。

この話を聞いて私が思い出したのが、高名な戦国大名の一人、毛利元就(もうり もとなり)の幼少期のエピソードである。幼き日の元就公が家臣と共に厳島神社へ参拝した時のこと。元就公が家臣に祈願の内容を尋ねると「松寿丸様(元就公の幼名)が安芸国の君主になられるよう願いました」との返事。それに対し元就公は「天下の主になると心がけて、やっと中国地方の主になれる。最初から安芸国の君主という心がけでは、安芸国すら取れずに終わってしまう」という趣旨の言葉を述べて反論したという。

進歩的文化人をもって自任する人たちは「平等」というキーワードの否定に繋がる「競争」を忌諱する傾向にあるが、ことスポーツや技術開発の世界においては別であろう。結果は謙虚に受け止めるべきであるが、目標は高く設定するにこしたことはない。目標をクリアするために、人は考え、工夫し、己を磨くのだから。無論、大言壮語のレベルになってしまっては逆に失笑の対象になるのでバランスが重要ではあるが(笑)。

もっとも「敢えて1番を目指さない」というのは、人間関係における処世術としては一定の効果があるのは認める。

「わたしは常に『心の平穏』を願って生きてる人間ということを説明していいるのだよ…『勝ち負け』にこだわったり、頭をかかえるような『トラブル』とか、夜もねむれないといった『敵』をつくらない……というのがわたしの社会に対する姿勢であり、それが自分の幸福だということを知っている… もっとも、闘ったとしても、わたしは負けんがね」
(by吉良吉影:ジョジョの奇妙な冒険第四部 より)

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RAH 吉良吉影

彼が「手の綺麗な女性を殺さずにはいられない」連続殺人鬼の本性を本性を隠し通して暮らしていたことでも、それは明らかだ…。


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巨人は1位じゃなきゃダメ!渡辺会長“必殺仕分け人”に皮肉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100324-00000005-sanspo-base
posted by 只今(橘カヲル) at 23:59| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

「21世紀枠」出場校の実力を侮った監督



甲子園球場にて熱戦が繰り広げられている、第82回選抜高校野球大会。昨日の第1試合で、21世紀枠で選出された向陽高校(和歌山)に1-2で惜敗した開星高校(島根)。同校を率いていた野々村直通監督(58)は余程ショックだったのか、試合後のインタビューで「負けたことが恥ずかしい。許されないことだ」、「腹を切りたい」、「恥ずかしくて立ち上がれません」などと発言した。

さらには野々村監督の口から

「ガルマの死を無駄にする訳には参りません。ザビ家末代の沽券にかかわります」
(byギレン・ザビ:機動戦士ガンダム より)

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PSP「プレイステーション・ポータブル」 ギレンの野望・スペシャルパック(PSPL-90001)

ではなく(笑)、「21世紀枠に負けたことは末代までの恥です」とのコメントが飛び出したことから、向陽高校への侮辱および21世紀枠を設けた高野連への批判と受け止められ、批判が噴出。緊急記者会見が開かれ、同監督は涙ながらに謝罪することとなった。

21世紀枠とは第73回(2001年)大会から設けられた制度。一般選考枠以外で、たとえば部員不足などの恵まれない環境を克服したチームや、他校や地域の模範になっているなどの理由で認められた高校が2校もしくは3校選出される。

「野球の成績以外の部分で評価されて出場した」という印象が先行している21世紀枠だが、実は各都道府県の秋季大会でベスト8以上(北海道、埼玉、千葉、神奈川、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡はベスト16以上)という条件があることはあまり知られていない。

向陽高校も2009年の春季近畿地区高校野球大会県予選では48年ぶりの優勝を果たし、さらに同年秋季和歌山県大会でも準優勝したうえ秋季近畿大会にも出場している。そもそも和歌山県は甲子園常連校の智弁学園和歌山高校を擁することからも分かるように野球の強い土地柄。和歌山県勢の甲子園優勝回数は7回と全国2位タイの好成績なのだ。

ここまで考えれば「21世紀枠だから…」と侮って考えるほうが間違いといえるのではないか。そうでなくても高校野球の試合は、些細なキッカケから実力校が無名校に敗れることも珍しくないのだ。「21世紀枠」の名に幻惑されてしまった野々村監督は墓穴を掘る格好になってしまったが、気の毒なのは同監督の思考が伝染してしまったであろう開星高校の生徒であろうか。


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腹切り発言の開星監督、大会本部で謝罪 会見では号泣
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100323-00000525-san-base
posted by 只今(橘カヲル) at 23:54| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年02月26日

浅田真央選手の銀メダルに見る、フィギュアスケートの採点方法について一言



バンクーバーオリンピック・女子フィギュアスケートは、韓国の金妍児(キム・ヨナ)選手が世界歴代最高得点をマークし金メダルに輝いた。日本勢は浅田真央選手が2度の3回転半ジャンプに成功するなどしたが銀メダル、安藤美姫選手は5位に終わり、メダルに手は届かなかった。

特に、女子では初となるショート&フリーで計3度の3回転半ジャンプを決めたにもかかわらずキム選手に敗れた浅田選手が、涙ながらにインタビューに答えていた姿に同情した方も多いことだろう。浅田選手はまだ19歳、次回(2014年)のロシア・ソチ五輪における活躍を期待したい。

さて、既に多くの方が指摘されているが、フィギュアスケートの採点システムには首を傾げたくなる部分がある。

真央銀、ヨナ世界歴代最高で金、美姫5位…フィギュア
(スポーツ報知)

なにしろフリー演技で150.06点もの高得点をマークし、金メダルを手にしたキム選手が、記事によれば「140点くらいを予想していた。あんな得点が出たことが信じられない。本当に驚いた」とコメントしたという。実際に演技していた選手の自己採点を大きく上回る高得点がついてしまうというのはいかがなものか。

フィギュアスケートの採点法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

詳しくは上のリンク先に譲るが、採点項目は多岐に渡っており、しかもその基準が分かり難いものも少なくない。フィギュアスケートは相手と同時に対戦して優劣を決めるスポーツではないし、記録を競うスポーツでもない。

無論○回転ジャンプを飛べるか否かというような技術力も競うが、いまの採点方法から考えると、フィギュアスケートは“表現力”という個人の主観に左右されるものを主に競うスポーツになっている(と私は感じる)。素人の私がそれを否定する権利がないのは十分承知しているし、

「個人の主観が入っているものは、的確な分析と論理的な思索の役に立たないってアラストールが言ってたから」
(byシャナ:灼眼のシャナ より)

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Figma 灼眼のシャナ シャナ 炎髪Ver.

…というわけではないが(笑)、もう少し客観的な基準にウエイトを置く採点方法にしたほうがよいような気もする。観客はもちろん競技する選手も戸惑うような採点基準では、競技そのものの人気に悪影響を及ぼすのでは?


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<五輪フィギュア>真央、悔し涙の銀
http://vancouver.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100226-00000117-mai-spo
posted by 只今(橘カヲル) at 23:23| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(30) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

横綱・朝青龍関、電撃引退の報に寄せて

突然の発表だったから驚きはした。だが彼に関しては常日頃から「力士人生を普通に終わることはないかも…」という懸念も少なからず抱いていたので、奇妙に納得もしてしまった。



【朝青龍引退】「これが自分の運命」涙の会見
産経新聞

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産経新聞より

第68代横綱・朝青龍 明徳(あさしょうりゅう あきのり、本名:ドルゴルスレン・ダグワドルジ)が引退を表明した。朝青龍関は大相撲史上初の7場所連続優勝を含む歴代3位となる25回の優勝を成し遂げた大横綱であるだけでなく、若貴ブームが去ったあとの相撲界を一人横綱として永らく支え続けた功労者でもあった。

ところが、今年初場所の最中に自身が引き起こした、酒に酔って他人に暴行を振るって怪我をさせるという不祥事の責任をとって引退せざるをえなくなってしまった。これだけの大横綱にも関わらず、なんとも

「バ…バカな…。か…簡単すぎる…。あっけなさすぎる…」
(by花京院典明:ジョジョの奇妙な冒険 第三部 より)

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超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 5.ハイエロファントグリーン

と思わず絶句しまうような土俵人生の千秋楽となった。

朝青龍関には、たびたび土俵上の成績以外の“品格”という面で「物言い」がついた。取組で負けたときに暴言を吐いたり、土俵上で必要以上に相手を睨み付けたり、勝負がついた相手へ殊更にダメ押しを加えたり…。また優勝を決めた際などに土俵上で派手なガッツポーズを見せることも幾たびかあり、これも批判の対象となった。

それゆえ朝青龍関の人格攻撃に走る輩も少なくなかったが、朝青龍関の「闘志の表れ」だと好意的に解釈する人たちも存在した。このように良くも悪くも朝青龍関の言動は人々の関心を集めたので、若貴無きあと一人横綱として孤軍奮闘していることもあり、角界にとって有難い存在となった。故に多少のヤンチャは関係者もお目こぼししていたのだ。

しかし白鵬関が横綱に昇進すると、それまでの持ち上げぶりは何処へやら、角界関係者の朝青龍関への風当たりが強くなった。制御の利く白鵬関の方が大相撲の看板にふさわしいと考えたのだろう。「一人横綱だからヘソを曲げられると巡業などの興行収益に響く」などといった極めて打算的な理由で、制御不能状態に陥るまで甘やかしていた自分たちの責任は完全に棚に上げて…。

無論「朝青龍関に全く非がないか」といわれれば、そんなことはないと思う。例えば引退の直接のきっかけとなってしまった暴行事件をとってみても、本場所中に、当時の状況を全く覚えていないぐらい泥酔するほどアルコールを摂るなどというのは、やはりプロとして言い訳できない失態であろう。

ともあれ、気になるのは朝青龍関の今後だ。大横綱が全盛期ともいえる実力を有した状態で現役を引退するのだ。格闘技団体などがこれだけの能力者を放っておくはずがない。まだまだ朝青龍関の言動は人々の関心を集めそうだ。


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<朝青龍関>引退…暴行問題けじめ「自分にとっての運命」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000096-mai-spo
posted by 只今(橘カヲル) at 23:38| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(20) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年02月01日

貴乃花親方、下馬評を覆し理事に当選

貴乃花親方、理事当選=37歳、角界に風穴-相撲協会
時事通信

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時事通信より

2年の任期が満了したことに伴う日本相撲協会の理事選挙が、大相撲の聖地、両国国技館で行われた。近年の理事選挙は事前調整の結果、無投票で理事が決まることも多かったが、今回は元横綱・貴乃花の貴乃花親方が強行出馬したことで4期(8年)ぶりの投票が行われた。即日投開票が行われた結果、貴乃花親方は当選を決め、37歳にて相撲協会の理事となった。

過去のしきたりや序列を重んじる大相撲の世界。貴乃花親方の強行出馬は当然のように物議を醸し出した。貴乃花親方は支持者となった他の親方達ともども所属する二所ノ関一門からの追放処分を受けるなど、逆風の中での選挙戦となった。だが流石は平成の大横綱、逆境をものともせず、確実とみられた7票を上回る10票を獲得して、みごと勝ち名乗りを受けたのだった。

貴乃花親方の立候補に関しては、否定的な意見も少なくなかった。そもそも現役時代の実績を考えれば、焦らずともいずれは理事職、そして理事長職の座に着くのは確実な人である。それなのに敢えて慣習を破り、一門を飛び出してまで立候補を強行する姿は、悪戯に混乱を招いているだけではないかという意見だ。

また自身が親方になってから関取を一人も育てていないにもかかわらず理事に立候補しようとしようとする姿勢に「先にやるべきことがあるだろう」という意見も聞こえた。さらに引退後の貴乃花親方は残念ながら相撲以外のプライベートな部分で悶着が絶えなかった時期があったため、そのころのイメージを引きずる人からは人格的な面を攻撃されることもあった。

だが、今回予想を上回る票数を獲得できた。色々いわれてはいるが、貴乃花親方を支持する勢力も親方衆に確実に存在する確実な証ではないだろうか。「引く」などありえない、「押し」あるのみという力士の本能に突き動かされるように、先輩親方衆を向こうに回して現役時代さながらの真っ向勝負を挑む貴乃花親方の姿に、

「覚えておけ。このドリルはこの宇宙に風穴をあける。その穴は後から続くものの道となる。倒れていったものの願いと、後から続くものの希望。二つの思いを二重螺旋に織り込んで、明日へと続く道を掘る。それが天元突破! それがグレンラガン! 俺のドリルは天を創るドリルだ!」
(byシモン:天元突破グレンラガン より)

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天元突破グレンラガン 9 (最終巻) [DVD]

…という気概を感じたかどうかは分からない(笑)。しかし少なくとも弟子の暴行死事件や大麻汚染問題など、近年大相撲界から聞こえてくるのはネガティブな話題ばかりだから、旧来のしきたりを打ち破ろうとする貴乃花親方の行動に、現状打破の可能性を見たのは間違いないのではないか。

しかし、ひとつ心配なのは貴乃花親方が理事になることで何をしたいのかが具体的に見えてこないことだ。無論、貴乃花親方には相応の考えがあって立候補したことは十分に理解できる。だが、貴乃花親方はお世辞にも能弁な方ではないから、自分の主義主張やアイデアを上手く他人に伝えることができず、損をしているように感じられる。

理事職として辣腕を振るうためには、彼の考えを上手く代弁できるサポート役が居るといいかもしれない。


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貴乃花親方、理事当選=37歳、角界に風穴-相撲協会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100201-00000076-jij-spo
posted by 只今(橘カヲル) at 23:01| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(12) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年01月08日

大相撲期待の力士「ひよの山」をご存知?

今日は、妙に衝撃を受けた、この写真からご覧いただきたい。

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時事通信より

稀代の大横綱・千代の富士こと九重親方と共に写真に写っている、丸い目に黄色いクチバシが印象的な謎の力士(?)。その正体は、

大相撲・「ひよの山」が国技館に
時事通信

日本相撲協会が子供たちに大相撲への関心を持ってもらうために製作した漫画「ハッキヨイ!せきトリくん」に登場するキャラクターの一人(「人間なの?」という疑問はさておき…)、ひよの山である。今月10日から始まる初場所開催中に両国国技館の入場口付近で観客の出迎えなどをするそうだ。

不覚にも「ひよの山」の存在を始めて知った私は、急ぎ財団法人日本相撲協会のサイトにアクセスした。そんなキャラクターがいるのであれば、彼らを(トリだけに)取り扱ったサイトもあるに違いないと思ったからだ。そしたら案の定…。

100108_01.gif
ハッキヨイ!せきトリくん
※音が出るので注意

公式サイトがあった。その内容は登場キャラクター紹介や相関図、相撲についての豆知識が学べる4コママンガや相撲の決まり手解説コーナーなど、なかなかの充実ぶり。

特に私が心引かれたのは登場キャラクターの詳細解説部分。けっこう確り設定を作りこんであるのだ。たとえば、ひよの山やそのライバル、また兄弟子たちの紹介部分には下記5つの項目についてのレーダーチャートが用意されていたりする。

・スピード
・わざ
・やわらかさ
・スタミナ
・パワー

こんなデータがあることで、彼らが単なるキャラクターではなく、ちゃんと“力士”っぽく見えてくるから不思議だ。

また、ひよの山の師匠・大鳥親方(おおとりおやかた)には

「釣りが趣味で、いつの日にか自分で釣り上げた鯛を弟子のせきトリに持たせ、優勝会見で涙するのを夢見ている」

なんて、思わず

「涙はこれで拭いとけ」
(byキンタロス:仮面ライダー電王 より)

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ART WORKS MONSTERS ~IMAGIN genetic Vol.02~ キンタロスイマジン

と親方に懐紙を渡したくなるようなホロリとするようなことが書いてあったり、親方とおかみさんの馴れ初めについては

「大鳥親方が海外巡業で乗った飛行機にスチュワーデスとして機乗していた、おかみさんに一目ぼれ。休日には成田に通いつめる親方の情熱が実を結びプロポーズを受けた」

と、全くの創作にしては妙に具体的なストーリー(笑)で、思わず「誰がモデルだよ!」と突っ込んでしまった。

ここで「そんなことより日本人力士を育てて日本人横綱を誕生させるほうが先じゃないか?」という指摘は野暮というものか。ひよの山に頑張ってもらって相撲ファンの裾野を広げることも、重要だ。


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「ひよの山」が国技館に=大相撲
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100107-00000156-jij-spo
posted by 只今(橘カヲル) at 00:32| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

箱根駅伝「山上り」5区の距離変更論について

すっかり正月の風物詩として定着した東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)。86回目の今年は、東洋大学が2年連続2度目の総合優勝を果たした。中でも箱根駅伝名物「山上り」の5区で大逆転を演じた東洋大学のエース・柏原竜二選手の活躍は特筆ものだった。しかし…。

“山上り偏重”に疑問の声も、陸連会長は各校の奮起促す
スポーツニッポン

柏原快走で5区再短縮も/箱根駅伝
日刊スポーツ

諸般の事情により2006年の第82回大会から4区を短縮し、5区を2.5キロ延長してからというもの、5区で逆転しての往路優勝は5年連続となり、総合優勝を左右する傾向も強まった。「山を制するものが箱根(駅伝)を制す」とはよく言われるが、あまりにも山上りの重要性が強すぎるのではないかとして、下のような意見が出ているそうだ。

「山を爆走したチームがほぼ優勝。それが最近の箱根になっている」
(早稲田大学・渡辺康幸監督)

「1~4区はもういらないんじゃないの」
(早稲田大学OB・瀬古利彦氏)

「選手を育てていく上で、学生の負担は大きい。箱根駅伝を発展させるためには、(以前の距離に)戻した方がいいかもしれません」
(山梨学院大学・上田誠仁監督)

「5区は育てるのでなく(適性を持った選手との)出会い。誰もが感じる課題の1つではないか。世界に通じる選手を育てるためというが、基本的には5000、1万メートルを走れれば問題ない。今は、往路優勝も総合優勝もシード権争いも、全部が5区にかかってきている。」
(東海大学・新居利広監督)

ただ、こうした意見が出るのは、柏原選手が

「今まで出会った どのスタンドをも越えている凄味を感じたッ!エンジン音だけ聞いて、ブルドーザーだと認識できるようにわかった!」
(by花京院典明:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 6.花京院典明

というぐらい(?)抜きん出た実力を有し、また結果を出しているが故の“有名税”という部分が大きいと思う。

箱根駅伝は10区間・217.9kmで争われる。単純計算で一区間22km弱というハーフマラソンのような距離を走る、他に類を見ない長距離駅伝なのだ。確かに5区は最長区間(23.4km)だし、ランナーには「山上り」という一種の才能が求められるから重要なのは間違いないが、突出した才能の持ち主が一人居るだけで勝てるほど箱根駅伝は甘くない。

長距離を走りぬくだけの純粋な持久力もさることながら、他の選手との競り合いや駆け引きでペースを乱して体力を無駄に消耗することがないよう、長距離を安定したペースで走り続けられることもランナーに求められる。なにしろ駅伝とはリレーなので、途中で力尽きてのリタイアだけは絶対に避けなければならないからだ。

箱根駅伝に限ったことではないが、駅伝では安定したペースでリタイヤすることなく長距離を走りきり、確実にタスキを繋げられるメンバーを揃えることが非常に重要なのである。振り返って今大会の東洋大学を見てみると、復路では7区を走った田中貴章選手が区間賞を取るなど、往路のリードを10秒広げて2位の駒澤大学とは3分46秒差をつける圧勝だった。東洋大学は、決して柏原選手のワンマンチームではないのである。

他校関係者の皆様の気持ちは分からないでもないが、条件が同じである以上「勝てないからルールの変更を要求する」というのは、いかがなものだろうか?


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“山上り偏重”に疑問の声も、陸連会長は各校の奮起促す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100104-00000038-spn-spo
posted by 只今(橘カヲル) at 22:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

サッカー日本代表・アウェー対戦の勧め

強化にならん!岡田監督「強い相手と戦いたい」
サンケイスポーツ

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サンケイスポーツより

昨日(14日)に宮城スタジアムにて行なわれたキリンチャレンジカップ・対トーゴ戦において、サッカー日本代表は5-0の大差でトーゴ代表に圧勝した。得点を挙げた岡崎慎司、森本貴幸、本田圭佑の3選手はいずれも北京五輪代表経験者という若い世代。南アW杯を来年に控えた現状を考えると喜ばしい結果なのは間違いない。

だがトーゴ共和国代表チームはベストメンバーとは程遠い上、40時間かけて移動してきており、また試合開始20時間前にようやく仙台入りしたような状況で、ベストコンディションとも程遠い状態だった。そもそもトーゴ代表は南アW杯を予選敗退しており士気も低い。これではアフリカ勢対策という本来の目的が果たせたとはいえない。

このあたりは日本代表の岡田武史監督も危惧しており「極東の日本でやる試合は、いいメンバーで来てもらうのは難しい。こちらから出向いて試合をしたい」と強敵とのアウェー戦を希望したと記事は伝えている。

強豪との対戦によるスキルアップは、サッカーに限らず対人競技の関係者であれば誰しもが思うこと。とはいえ、そのために海外の強豪国を日本に呼んで試合を願い出ても、極東の島国でサッカーのレベルもまだまだこれから…という日本に、海外の強豪国がベストメンバーを組んでベストコンディションで試合に臨もうとするとは考えがたい。これは幾度と無く指摘されていた事項である。

それでも国内で試合が行なわれていた背景に、日本サッカー関係者の思い違いは無かっただろうか?日本のサッカーは世界に認められているレベルにある。だから世界の国々が日本まで代表選手を送り込んでくれるのだと…。実際は大会スポンサーがジャパンマネーの力で呼び寄せていた部分が大きなウエイトを占めていたはずだ。

しかし来年6月から開催される南アW杯本番まで、残り時間は既に1年を切っている。本番までに少しでもレベルアップを図りたいと思えば

「俺より強い奴に、会いにいく!」
(byリュウ:ストリートファイターシリーズ より)

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Street Fighter - Action Figure Best Of Series: Ryu

という意気込みと、謙虚な姿勢で武者修行に出るのが正しい選択のはずだ。(実現可能かどうかはさておいて)武者修行の如く欧州や南米諸国を渡り歩き、対戦を繰り返すぐらいの意気込みが必要だと思う。


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強化にならん!岡田監督「強い相手と戦いたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00000005-sanspo-socc
posted by 只今(橘カヲル) at 21:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2009年06月22日

驚き!46歳での日本記録&自己ベスト更新!!

山本先生19年ぶり日本新更新!
スポーツニッポン

日本におけるアーチェリー競技の第一人者で、アテネ五輪銀メダリストの“山本先生”こと山本博(やまもと_ひろし)氏(46)が、アーチェリーの国体埼玉県予選の成年男子個人の部で、これまで自身が持っていた日本記録を実に19年ぶりに更新したと記事は伝えている。

新記録が出たのは70mW(70メートルダブル)というインターハイや国体などの競技会において予選として採用されている競技方式。70メートルの距離から合計72射(36射×2セット)を行い、その合計点数で決勝ラウンドのランク付けをするのだが、山本氏は36射で345点をマークし、自身が持つこれまでの記録である344点を更新したのである。さらに72射でも従来の記録を4点上回る687点の日本新記録を記録した。

山本氏はマネジメント会社を通じ「344点という記録は当時の世界記録だった。そのまま日本記録として破られることなく今日に至り、自らがまた更新できたことは最高の気持ち」とのコメントを寄せているそうだ。

教職を務める傍ら、コメンテーターとしてテレビ番組への出演もこなしつつ、練習も怠らずに結果を出すとは驚きである。何より驚くのは氏の「モチベーションの維持能力」である。なにしろ、山本氏は最初にロス五輪で銅メダルを獲得してから20年後のアテネ五輪で銀メダルに輝いたとき、最初にロス五輪で銅メダルを獲得してから20年かけての偉業となったことに引っ掛け、もう20年かけて金メダルを狙うと宣言するほどの方である。思うに、山本氏は

「わたしは「結果」だけを求めてはいない。「結果」だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ………近道をした時、真実を見失うかもしれない。やる気もしだいに失せていく。大切なのは、『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな。…………違うかい?」
(byアバッキオの元同僚の警官:ジョジョの奇妙な冒険第五部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (59) (ジャンプ・コミックス)

といったような思考の持ち主なのではないか。競技の結果に一喜一憂するのでななく、より良い結果に辿り着こうとする自分の意思を重要視する…といったような。

こうした意思を持ち続けている方であれば、20年後とは言わず次回(2012年)のロンドン五輪で早くも宿願を達成するかもしれない。僭越ではありますが、その日が来ることを私も願っています。


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山本先生19年ぶり日本新更新!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090622-00000043-spn-spo
posted by 只今(橘カヲル) at 20:35| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

プロレスラー・三沢光晴さん急死の報に寄せて

プロレスラーの三沢光晴が死亡 試合中に頭強打
サンケイスポーツ

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サンケイスポーツより

昨日の20時30分ごろ、広島市で行われていたプロレス団体・ノアの試合で、同団体代表も務めるプロレスラーの三沢光晴さん(46)が試合中に対戦相手のバックドロップ――相手の背後から腰に抱きつき、自分の体を後ろに反らせながら相手を頭越しに背後に投げつけるプロレス技の一つ――を受けた際に頭部を強打し、動けなくなった。三沢選手はリング上でAED(自動体外式除細動器)によって蘇生措置が施されたのち、広島大学病院に救急搬送されたが、同22時10分に死亡が確認された

三沢光晴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

三沢さんは覆面レスラーのタイガーマスク(2代目)を務めたこともあり、人気と実力を兼ね備えた現在の日本プロレス界を牽引する存在の一人であったが、まだ40代という若さで鬼籍に入ることとなってしまった。僭越ながらご冥福をお祈りしたい。

ところで、一般にプロスポーツは観客を集めて料金を徴収して催す興行という形式を取る。よってプロスポーツ選手は他者と試合の勝敗・優劣を競うこともさることながら、観客を沸かせ、楽しませるエンターテイナーとしての要素も持つことになる。どのような形でエンターテインメント【entertainment:娯楽】を提供するかは競技内容や選手の個性などによって異なるが、プロレスでは「相手の技を敢えて受け、そこから逆転する」様式美を確立させることでそれを提供しているという面がある。

プロレスラーの技が他の格闘技と比べて群を抜いて派手なのは、お互いが「相手の技を敢えて受け、そこから逆転する」様式美を認識しているからに他ならない。相手の大技が失敗した時の隙を突くような“姑息”な行為は

「男というものは…相手の弱みに付け込むような真似はどんなに苦しくてもしてはならないのだ。ばか正直と笑われようと…そのためにどんなに不利になろうとも」
(byタイガーマスク=伊達直人:タイガーマスク より)

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タイガーマスク 永久保存版/全105話パーフェクトガイド

と忌諱されるのだ。

閑話休題、この様式美がある故にプロレスラーは相手の技を受けきるために、あらゆる格闘技選手の中でも群を抜く打たれ強さ、つまりタフネスな肉体と驚異的なスタミナを身に着ける。そうでなければ「相手が自分の技をちゃんと受けきってくれる。だから派手な大技も遠慮なく出せる」という対戦相手の“信頼”に答えることができないからだ。

しかしどんなに鍛えても「相手の派手な大技を敢えて受け」る行為は身の危険を伴う。受身の上手さ、打たれ強さで知られていた三沢選手であっても、このような不幸に見舞われることを見てもそれは明らかである。プロレスに対してネガティブな印象を持っている人は、これを期に改めていただければ幸いである。


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<プロレスラー>三沢光晴さん死亡 試合中倒れる 広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090613-00000097-mai-soci
posted by 只今(橘カヲル) at 05:36| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(19) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2009年04月07日

甲子園球場『ココナッツガーデン』で飲食代が無料になるのはX年に一度の珍事!?

阪神タイガースの本拠地にして高校野球の殿堂といえば、阪神甲子園球場。リニューアル工事も完了して連日野球ファンで賑わっているが、このたび甲子園球場バックスクリーン内に新規オープンしたライブビアガーデン『ココナッツガーデン』から驚きのサービスが発表された。

甲子園の新レストラン HR着弾でタダ
デイリースポーツ

今期の阪神戦で、ホームランボールが同店内へダイレクトに飛び込む、もしくはスコアボードに着弾してから飛び込んだ場合、その時間までに同店で飲食したファンがレシートを提示すれば料金を全額返金するというのだ! しかも対象はタイガースの選手に限らず、相手チームの選手でも可というのだから剛毅なことだ。記事中のシミュレーションによれば、返金額は総額およそ50万円ほどになるとか。

…と、少し聞いただけでは随分と大盤振る舞いのサービスのように感じられる。思わず興奮してしまうが、記事中の以下の部分を読むと相当冷静になれる。

店内に飛び込むには150メートル級の飛距離が必要で、昨季に関しては“該当打球”はないものとみられる。

「そうカーズ きさまは『これも計算のうちかJOJO』…という」
(byジョセフ・ジョースター:ジョジョの奇妙な冒険第二部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (12) (ジャンプ・コミックス)

「これも計算のう……」ハッ∑(゚ロ゚〃) 

閑話休題、要するに、推定飛距離150メートル級の“該当打球”などめったに無いことを「計算のうち」で、このようなサービスを開始したのだろう。

では、どのぐらい「めったにない」のか? 同じ野球場を例に挙げよう。阪神タイガースの宿敵・読売ジャイアンツの本拠地である東京ドームには、外野のフェア地域にある懸垂物に打球が当たった、もしくは挟まった場合(推定飛距離150~160メートル)に「認定ホームラン」とする特別ルールがある。

しかし東京ドーム約20年の歴史の中で、認定ホームランは下記の2例しか無い。『ココナッツガーデン』の大盤振る舞いは、確率的には10年に1度あるかないかの珍事だといえるのかも!?

・1990年6月6日、日本ハム対近鉄戦で近鉄のラルフ・ブライアント選手が日本ハムの角盈男投手(共に当時、以下同)から記録。
・2008年6月7日、巨人対ロッテ戦でロッテのフリオ・ズレータ選手が巨人のエイドリアン・バーンサイド投手から記録。

とはいえ、こうなると誰が“第一号”を放り込むかに注目したいところである。
(⌒-⌒)


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甲子園の新レストラン HR着弾でタダ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090407-00000016-dal-base
posted by 只今(橘カヲル) at 22:14| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(4) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2009年03月24日

WBCでの日本連覇に寄せて

今日は、この話題以外に有り得ないだろう。


ワールド・ベースボール・クラシック(WBC:World Baseball Classic)決勝は、本大会通算5度目となる日本対韓国の一戦となった。

延長戦まで縺れる熱戦となったが、延長10回表にイチロー選手が貴重な勝ち越しタイムリーを放ち、その裏を9回からマウンドを任されたダルビッシュ投手が締め5-3で日本が逃げ切り。日本チームは見事大会二連覇を成し遂げた

WBCは歴史の浅い大会とはいえ、国際大会での優勝、しかも二連覇という快挙達成である。シャンパンファイトに挑んだ『侍ジャパン』の皆様はもちろん、現地及び日本で応援を続けた皆様も、今宵は(ハメを外さぬ程度に)大いに酔いしれていただきたい。そう、

「これが勝利の美酒というものだ!」
(byセルゲイ・スミルノフ:機動戦士ガンダム00 より)

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HG 1/144 GN-X(ジンクス) ~ガンダム00(ダブルオー)シリーズ~

さて、野球人気の凋落が囁かれて久しいにも係らず、本大会は世間の注目度が高いだけでなく、視聴率も好調だと聞く。

WBC日韓戦視聴率40%超え!決勝はもっと凄い?
スポーツニッポン

それなのに本大会での『侍ジャパン』に対する組織立ったバックアップ体制が脆弱だった思うのは自分だけだろうか。なにしろ所属選手の派遣に難色を示すなど、野球関係者の中でさえも非協力的な対応を取る所があったぐらいだ。どうも日本では花相撲(はなずもう:本場所以外に興行する相撲。転じて他競技における公式戦以外の試合)に対する評価の低さが目立つ。

その昔は「お抱え力士」と言って、大名が有力力士のスポンサーになることは一般的だった。当初は自藩の武術奨励を目的としたが、江戸時代に入り、天下泰平が永く続くと各大名の力を誇示する広告塔としての要素が強くなった。大名達にしてみれば、“公式戦”以外の“試合”で強さを誇示しても“公式戦”で勝ってもらわなくては広告塔としての価値は薄い。ましてや怪我でもされて“公式戦”に影響が出たら一大事だ…。

WBCへのバックアップ体制の脆弱さも、上記のような歴史的背景があるからだと思う。だが基本的に日本国内で全てが完結していた江戸時代ならともかく、いまや世界的な視野で物事を考えていくことが標準となりつつある。せせこましい了見を捨て、世界に立ち向かうためのバックアップ体制作りをするのが急務だと思う。さもないと、次回(2013年)のWBCでは苦杯を舐めることになりかねないからだ。


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<WBC>日本、世界一連覇! 宿敵韓国を延長十回5-3で破る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000032-maiall-base
<WBC>イチロー「最後に神が降りた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000034-maiall-base
MVP獲得の松坂「岩隈くんに悪いな」と謙遜
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000516-sanspo-base
ダルビッシュ有投手がブログで優勝報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000032-rbb-ent
posted by 只今(橘カヲル) at 20:57| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(58) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2008年11月27日

大相撲に新大関誕生!その名は…

横綱・朝青龍関の素行問題、時津風部屋での弟子リンチ致死事件、八百長問題に大麻汚染等々、暗い話題しかなかった昨今の相撲界。だが2008年も残り1ヶ月少々となった本日、ようやく明るい話題に恵まれた。

安馬改め日馬富士(はるまふじ)、大関昇進決まる
朝日新聞

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朝日新聞より

財団法人日本相撲協会にて来年初場所の番付編成会議及び臨時の理事会が開かれ、関脇・安馬関(本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋)の大関昇進が決まった

ここまでに6場所連続で関脇を務めていた安馬関は次期大関の筆頭候補との呼び声も高く、今回の九州場所では惜しくも優勝こそ逃したものの13勝2敗の好成績を残した。これで直近3場所で計35勝の勝ち星となり、大関昇進の目安とされる三役で直近3場所合計33勝のハードルをクリア。理事会にて満場一致で大関昇進が決まった。

理事会終了後、協会からの使者が伊勢ケ浜部屋の宿舎がある福岡県太宰府市の太宰府天満宮を訪れ、昇進を伝えた。師匠夫妻とともに使者を迎えた新大関は「今後も全身全霊で相撲道に精進します」と、緊張した面持ちで口上を述べたとのことだ。

そして、これを期に安馬関は四股名を改めた。新しい四股名は写真にもあるように『日馬富士』(はるまふじ)。『日』は太陽をイメージし、『馬』は旧四股名の安馬から引き継ぎ、『富士』は親方の現役時代の四股名から取ったものだという。

まことに申し訳ないが、自分は最初『日馬富士』と見て「ひまふじ」と読んてしまい(汗)「おいおい、大関が暇じゃ困るだろう」と思わずツッコミを入れてしまった。

さらに東南アジアのマレー半島にあるマレーシアという国は漢字で馬来西亜と表記し、馬と略すことがあるから「日馬って、日本とマレーシアの友好とか、まさかそんな意味? あれ、安馬関はモンゴル出身だよな?」などと瞬間ではあるが本気で悩んでしまった。いくらなんでも『日』を「はる」と読ませるのは苦しすぎるんじゃ…それなら素直に『春馬富士』で良かったような気もするのだが。

いや、新大関の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は、前名跡の安治川親方時代に“安”の字に拘った極めて独創的な四股名を次々と生み出し、弟子に授けた人物である。

【例】
安馬(あま:現 日馬富士)
安美錦(あみにしき)
安壮富士(あそうふじ)
安大葉(あおば:現 青馬)
安扇富士(あおぎふじ:現 扇富士)
安雷(あらい:現 雷鳳)
安聡富士(あさとふじ:現 聡ノ富士)
安輝ノ花(あきのはな:現 伊勢ノ花)
安虎(あこ:現 虎の山)
安大ノ海(あおのうみ:現 友和)
安早飛(あさひ:現 土佐光)
安幸富士(あこうふじ:現 椿富士)
安神竜(あんしんりゅう:現 北斗)
安希富士(あきふじ:現 一富士)

自身が育てた初の大関に生半可な名前を授けるはずも無い。親方のインスピレーションが「これだ!」と告げ、敢えて『日』を「はる」と読ませのだろう。まぁ実際問題として、最初は違和感のある四股名でも周りが呼び慣れ、また本人が好成績を挙げれば馴染んでくるものだ。

かつて、自らの名も思い出せなかった少年が、或る施設で出会った少女に神への感謝を表す意味を持つ名をもらった。後に彼はその出来事を

「…それは文字通り、僕にとっての洗礼だった」
(byアレルヤ・ハプティズム:機動戦士ガンダム00 より)

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HCM-Pro63-00 G-BOX アリオスガンダムコンプリートセット+スペシャルアイテム ~ガンダム00(ダブルオー)シリーズ~

と述懐している。安馬改め日馬富士関も、この新しい名が、思わず神に感謝したくなるほどに良く馴染み、大活躍できることを祈りたい

大関ともなれば協会の看板だから、ただ相撲をとっていれば良いわけではなく、ファンサービスなどに割く時間が多くなると思われるが、そんな中でも稽古に精進し、まずは初優勝、そして横綱を目指して下さい。


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大関安馬が誕生!新しいしこ名は「日馬富士」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081126-00000500-sanspo-spo
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2008年10月20日

イトマキエイから悪魔が去り、選手達は光に変わった。――タンパベイ・レイズのリーグ優勝に寄せて――

さきごろ日本でもプロ野球のリーグ優勝が決定したが、海の向こう米メジャーリーグ(MLB)でも、同様にリーグ優勝が決定した。ナショナルリーグ(ナ・リーグ)を制したのは、19世紀から存在するメジャーリーグ有数の歴史を誇る球団フィラデルフィア・フィリーズ。そしてアメリカンリーグ(ア・リーグ)の覇者となったのは…。


球団が創設されてから僅か11年目のタンパベイ・レイズである。ただ同球団は昨年までタンパベイ・デビルレイズと名乗っていたので、こちらの名の方が馴染み深いという人もいるかもしれない。デビルレイ[devil ray]という物々しい球団名は、本拠地があるフロリダ州のフロリダ湾に多く生息するイトマキエイに由来する。頭部にある前方に突き出したヒレ状の突起が悪魔の姿を想起させるのだとか。

だが、この物々しい球団名とは裏腹に創設以来チームは低迷を続ける。地区4位になった2004年を除けば、過去10年間で最下位が9度文字通りの“万年最下位”球団だから観客動員数も伸び悩み、このため選手の年俸が上げられず大物選手が獲得できなくて戦力の補強もままならないという悪循環が続いていた。

だが昨年のオフ、チームの名称から[devil]が無くなり、これと共に[ray]もエイから光線の意へと変更された。またユニフォームやロゴ、シンボルカラーも一新した。一般企業でいうところのCI(コーポレート・アイデンティティ[Corporate Identity])戦略である。

CIとは企業の特徴や理念などを簡潔に表したものを指すが、それを端的に表すための分かりやすい手段が、社名や会社のロゴを変更することである。これまで慣れ親しんだ社名やロゴを変えるのは大きなリスクを伴うが、逆に変革に賭ける経営陣の意気込みも伝えられる

また社員にとっても社名やロゴ変更の意味は大きい。これまでとは違う社名、違うロゴ、違うシンボルカラーで顧客に接するのだ。ここで「社名が変わっても人は変わっていないと言われないようにしなければ…」という考え方になれば社内的にも成功だ。

タンパベイ・レイズは、このCIが大成功した例ではなかろうか。もともと、戦力は決して低くないといわれていた。米国のドラフト制度は完全ウェーバー制のため、万年最下位が幸いして将来性のある若手選手が優先的に入団していたし、スター選手とポジションが重なるなどの理由で実力がありながら出場機会に恵まれない選手も同球団の門を叩いていた

そこに今回の球団名(社名)やロゴの変更で選手(社員)が奮起した。もともと実力はあったから、そこにヤル気が加わわれば怖いものは無い課題とされた投手陣が軒並み好成績を上げ、野手陣も手堅い守備でこれをサポートし、タンパベイ・レイズは接戦に強いチームへと昇華した。万年最下位という日の当たらぬ海の底にいたイトマキエイ(devil ray)は、自ら輝く一条の光(ray)へと変わって、チームに巣食う悪魔(devil)を退治したのだ。そう、気の持ちよう一つで

「人間はみんな自分自身の力で光になれるんだ」
(byマドカ・ダイゴ=ウルトラマンティガ:ウルトラマンティガ より)

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アクションヒーローシリーズ ウルトラマンティガ

この勢いで、タンパベイ・レイズがワールドシリーズ優勝を勝ち取れるか注目したい。


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岩村がウイニングボール!!レイズ歓喜のア・リーグ初制覇
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000507-sanspo-base
posted by 只今(橘カヲル) at 23:07| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(4) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2008年09月09日

「死すべき場所を誤った」北の湖理事長の辞任

大相撲の現役力士である露鵬と白露山から大麻使用の陽性反応が出た問題。一時は、第三者の吸った大麻の煙による副流煙による反応の可能性も示唆されていたが、精密検査の結果、両力士の大麻使用は自己吸引が間違いないレベルであることが判明した。これに関しては自分も先日『2008/09/07 角界大麻汚染:今度こそ日本相撲協会も“土俵際”か?』で取り上げたばかりだ。そしてついに…。


露鵬・白露山の両力士の解雇と共に、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱・北の湖)が一連の問題の責任をとって辞任した。

昨年起こった横綱朝青龍の素行問題時津風部屋での弟子リンチ致死事件、さらに先日発生した元若ノ鵬の大麻吸引問題など、どれ一つとっても相撲界を揺るがす大事件であったにも関わらず北の湖理事長は一貫して「部屋固有の問題である」などとして相撲界全体の体制改革に消極的な姿勢をとり続けた。今回の事件に到っては自らの部屋の力士が渦中の存在になったにも関わらず、弟子を信じる旨の発言を繰り返すばかりで毅然とした対応を取ろうとはしなかった

今回の事件をよく考えてみれば、両力士とも法律的には未だ処罰の対象とはなっておらず、おまけに一貫して容疑を否認している。道義的な責任問題を考慮しなければ、罪が確定したわけでも当人達が認めたわけでもないのに解雇とは、いささか過剰な処分という解釈も成り立たないわけではない。しかし世間がそれを許さなかったのは、前述した北の湖理事長の態度が世間の反感を買ったからという側面があることは否定できないだろう。

もし北の湖理事長が、最初に両力士から大麻の陽性反応が出た簡易検査の段階で、二人に「真相が究明され、罪が確定するまでは」といった形で謹慎処分を言い渡し、自身も即座に理事長の職を辞していたらどうだったか? まかりなりにも組織の責任者が責任を取ったことで世論もここまで硬化しなかったかもしれない。

そしたら理事長の座は暫く誰かに代行してもらっておいて、ほとぼりが冷めたら理事長の座に返り咲くなんてこともできたのではないか。そして露鵬・白露山の二人も――法律的に無罪になるのが前提だが――謹慎処分によって「禊が済んだ」として復帰させることだって…いや、前述したように道義的責任の問題があるからこれは難しいか。だが少なくとも即刻解雇という厳しい処分は逃れられた可能性が無くは無い。

“土俵際”に追い詰められてもトコトン粘るのは力士の本能なのだろうが、どうも北の湖理事長の往生際の悪さと決断の鈍さが、結果として自身の引責辞任に繋がったし、弟子の即刻解雇にも繋がってしまったような気がしてならない。

「男が死すべき場所を誤るはあわれなものよ…」
(by前田慶次:花の慶次-雲のかなたに- より)

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傾奇者恋歌

北の湖理事長に対し、こんな言葉が浮かぶのは自分だけだろうか?


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posted by 只今(橘カヲル) at 00:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(12) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

角界大麻汚染:今度こそ日本相撲協会も“土俵際”か?

八百長疑惑、弟子リンチ致死事件と角界を揺るがす事件が続出しているが、この事件も角界を土俵際まで追い込むには十分なパワーがある。


大麻取締法違反(所持)容疑で現役幕内力士(当時)・若ノ鵬関が逮捕されるという異常事態を受けて角界で抜き打ちの尿検査が実施され、露鵬関と白露山関からマリファナ(大麻)の陽性反応が検出された。

これを受けて両力士は大麻使用を否定するコメントを出したが、この問題に関し、国内唯一の世界反ドーピング機構(WADA)公認の検査機関である三菱化学メディエンスによる精密検査が行われ、再び陽性反応が出たとのこと。

ただし検体となる尿にはA,Bの二つがあり、双方から陽性反応が出ないと“クロ”とは認定されないから現時点では“クロ”とは言いきれない。このため日本相撲協会・北の湖理事長は別機関での再検査を依頼する意向のようだ。しかし基本的に同時期に採取した検体に同じ検査を行うのだから、再び陽性反応が反応が出る可能性は極めて高いといえるだろう。

今回の問題でややこしいのは、日本には大麻の栽培と所持を禁止する法律はあるが、吸引を禁止する法律は無いこと(これは、自ら大麻を吸引していなくても副流煙により反応が出てしまうケースが想定されるため)。よって疑惑の渦中にある両力士の部屋などから大麻やその吸引具が見つかっていない現状では、たとえ二人がこれまでの大麻使用否定発言を覆したとしても、法律的には逮捕まで漕ぎ着けるのは難しい。ましてや両力士は未だに大麻使用を否定しているのだ。

この問題に関して日本相撲協会に毅然とした対応を求める声は多いが、前述した事情を鑑みれば「本人達が否定しており、しかも法律では処罰の対象にならない人間に対し、いわば私的に制裁を加えることが許されるのか?」といった解釈が成立しないこともない。

しかし企業のような一般組織であれば、「大麻使用の陽性反応が出た」となれば本人の証言や法律云々などとは関係なく、何らかの処分は断行されるだろう。それは組織としての面子の問題であり、ケジメの問題であるからだ。

露鵬関の師匠である大獄親方(元関脇・貴闘力)からは「露鵬が否定しているので信用する」、日本相撲協会のトップで白露山の師匠でもある北の湖理事長からは、「本人たちは(大麻の)使用をずっと否定しているのだから、この段階で何かを言えるものではない」と、共に弟子の言葉と弟子の無実を信じるといった主旨の発言をしている。美しき師弟愛であり心情的には理解できるが、事態は

「たとえ嘘でもそれが別れの言葉じゃないなら、私は螢一さんを信じます」
(byベルダンディー:ああっ女神さまっ より)

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ああっ女神さまっ ベルダンディ 私服Ver. (1/8スケール PVC塗装済み完成品)

といったような乙女や女神のような言葉を口にしていれば済むレベルを越えてしまっているのではないか。

「弟子の言葉を信じる」というのであれば「大麻を吸引していないのなら陽性反応が出たのは何故か」という疑問に対して「実は両力士が痛み止めとして用いている、この薬のこの成分が反応して陽性と判定されてしまいました」というような、具体的かつ世間一般が納得のいく釈明をしていくのが本筋であろうと自分は考える。

ちなみに、現在の精密検査は反応した物質が大麻か痛み止めの成分かの判別も可能だし、大麻であれば主流煙か副流煙かまで判別可能なのだそうだ。そして関係者の証言によれば「今回の場合は主流煙の反応で、副流煙では出ない」とのことである…。


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posted by 只今(橘カヲル) at 05:06| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(6) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする