(スポーツニッポン)
記事によれば、体育の日だった10日、大相撲の十両力士・高見盛関(35)が東京都小金井市内にて行なわれた子供相撲教室にゲストとして招かれたとのこと。そして自ら胸を出して子供たちに相撲の稽古をつけた後の質問コーナーで、或る子供に「どうしてそんなにブサイクなのですか?」と質問され「生まれつきだから言えない…」と返答したそうだ。
記事には、なんだか微笑ましい出来事のように書かれているが、ものすごく違和感を感じるのは私だけだろうか? 角界屈指の人気力士として多忙な日々を送っているであろうことが想像に難くない高見盛関がわざわざイベントのゲストとして来てくれて稽古までしてくれたのだ。それに感謝するどころか暴言を吐くなど、普通に考えて許される行為ではない。
高見盛関が「生意気盛りなところも含めて(子供は)かわいい」と大人の対応をしてくれたからいいようなものの、普通であれば暴言を吐かれた直後に問答無用で殴り掛かられ
「言っていいことと悪いことがある! 俺は!」
(by.カミーユ・ビダン:機動戦士Zガンダム より)

PG 1/60 RX-178 ガンダムMk-II (エゥーゴカラー) (機動戦士Zガンダム)
ぐらいの啖呵を切らても不思議ではないところだ。
たとえ子供であっても、いや子供だからこそ、やっていいことと悪いことは、その場でちゃんと教育しなければいけないはずだ。それが何よりその子の将来にとってプラスになる。立場上、反論・反撃など許されない相手に対し暴言を吐いて悦に入るような、姑息な卑怯者に育たないよう正しい道を示すのが周囲の大人の務めであるはずだ。
情けないのは、記事を読む限り周囲の大人たちや記事を書いた記者が、この子供の行為を失礼な行為と捉えた様子が見受けられないことである。「子供だから何を言っても許される。場を盛り上げてくれてラッキー」ぐらいに思ったのだろうか? それこそ姑息な卑怯者の思考ではないか?
それとも、こんな風に考える私のほうがイレギュラーなのだろうか・・・。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

高見盛 小学生の「どうしてブサイク」にタジタジ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111011-00000014-spnannex-spo