(読売新聞)
米長氏、将棋ソフト「ボンクラーズ」に敗北
(産経新聞)
コンピューター将棋ソフト『ボンクラーズ』と日本将棋連盟会長の米長邦雄永世棋聖(68)が対戦する『第1回将棋電王戦』が東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、ボンクラーズが113手で勝利を収めた、と記事は伝えている。
ボンクラーズは、会社員の伊藤英紀さん(49)が開発し、昨年の『第21回世界コンピュータ将棋選手権』で優勝した実績を持つソフト。米長永世棋聖は序盤、優位に対局を進めたが、形勢は徐々に逆転して最後は大差がつき、無念の投了となったとのこと。
コンピューター将棋ソフトが、一般的な公式戦と同じルールで男性プロ棋士に勝ったのは初めてのことだそうだ。しかも、既に引退して8年も経っているとはいえ、タイトルを通算19期獲得して現在は日本将棋連盟の会長職にある、言わばプロ中のプロを相手にした上での快挙である。しかしボンクラーズ開発者の伊藤さんは「これまで一歩一歩開発を進めてきた結果です」と謙虚に話したという。
同じボードゲームでも、チェスやリバーシ(オセロ)では、もう相当な昔から世界チャンピオンを負かせるだけのコンピューターソフトが出ていた。しかし将棋には、相手から取った駒を自分の物として任意の場面で使える「持ち駒(手駒)」というルールがあるため想定しうる戦術が非常に多岐に渡り、これが将棋ソフトの実力向上のネックになっている・・・という話を雑誌か何かで目にしたことがある。
しかし開発者たちによる日々のソフト改良と、それを動かすに足りるハードウェアの進歩によって、前述のネックを克服することができたのだろう。それが今回の結果に繋がったわけで、開発者の伊藤さんには敬意を評したい。
将棋ソフトそのものはホビーソフトの範疇かもしれないが、この開発で得られたノウハウは他の様々なソフト開発に応用が利いていくはずだと思う。もしかすると将来的には
「100万パワー+100万パワーで200万パワー! いつもの2倍のジャンプが加わって200×2の400万パワー! そしていつもの3倍の回転を加えれば400×3の・・・! バッファローマン! お前を上回る1200万パワーだーッ!!」
(by.ウォーズマン:キン肉マン より)

超像可動 「キン肉マン」 ウォーズマン 1P
これぐらいの超理論を導き出せるファイティングコンピューターに進化しているかも。ボンクラーズの次なるステップはベアークローの実装か!?
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

コンピューター将棋、米長邦雄永世棋聖を下す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120114-00000574-yom-soci