代アニ:民事再生法適用を申請 負債総額約22億円
(毎日新聞)
なんと、民事再生法の適用を申請したとのこと。民事再生法とは債権者への弁済をはかりつつ、事業を継続し、経済的再建を意図するための法で、債務者自身が再生計画を立てて、それに基づいて再建を進めることを基本とする。大手百貨店のそごうが利用したことでも有名である。
「これだけアニメが市民権を得ているのに、なぜ…」とお思いになるかもしれないが、記事を読むと、実はアニメが市民権を得たことが仇になったようだ。つまりアニメやマンガやゲームが市民権を得るに連れ、アニメ科・コミック科・声優科・ゲームクリエイター科といった分野を他の専門学校でも設置するようになり、生徒の奪い合いが起こってしまった。折からの少子化で若者の絶対数が減ったうえに競争の激化で、資金繰りが悪化したようだ。なるほど、それで代アニの宣伝は100%を平然と越える珍妙な就職率を謳い文句にしていたのか。そうまでしないと客(生徒)が来なかったのね(笑)。
しかし法人の消滅を前提とした破産法ではなく、上にも書いたように事業継続を目的とした民事再生法の適用を申請したのだから、代アニはまだ死んだわけではない。瀕死の状態からの大逆転はまさに日本のアニメのお家芸ともいえるもの。是非、事業再建に成功して欲しい。
意外にも「代々木アニメーション学院」での検索結果は以下の三つ