韓国と北朝鮮の国境を目の当たりにした後、我々は最後の目的地である烏頭山(オドゥサン)統一展望台に向かった。

展望台の全景を撮るのを忘れてしまったので、公式サイトのスクリーンショットで代用
烏頭山(オドゥサン)統一展望台公式サイト(日本語ページ版)
http://www.jmd.co.kr/ここは漢江(ハンガン)と臨津江(イムジン河)の合流点を見下ろす高台にあり、公式サイトによれば關彌城(カンミジョウ)という古代のお城の跡に建てられたとのこと。北朝鮮との国境地帯を望遠鏡で一望することの出来る施設である。

施設の3・4階は展望ルーム。中には周辺地域の模型が設置され、周辺の地理や情勢が把握しやすくなっている。

解説ビデオが日本語のナレーションつきで流れているのには驚いた。

川の向こうにある北朝鮮の施設
川の向こうに薄っすらと見える白い建物。現地のガイドさん曰く「宣伝村」。なんでも
北朝鮮の人がどれだけ素晴らしい生活を送っているかを韓国の人に宣伝するために設置した施設とのこと。その名のとおり
宣伝目的なので当初は人が住んでいなかったのだが、
韓国側に展望台が出来て望遠鏡で覗いていることが分かってから、施設の数を増やし、実際に人も住み始めたのだとか。

下の階は展示ルームとなっており、南北統一政策の歩みや、

北朝鮮の学校(写真左)、家庭(写真右)の様子を再現したスペースなどがある。また地下までいくと、このタイプの施設のお約束で土産物売り場があるのだが、北朝鮮からの輸入品も売られていた。
ありがちな観光スポットのようで、実は“祖国の分断”という極めて重苦しい現実を目の当たりに出来る同施設。

金浦空港にて
日本に帰る自分にとって色々と価値のある経験となった。
韓国旅行追想記 THE END
以下余談
自分は、烏頭山統一展望台入り口での衝撃の再会を果たすことになった。既に人々の記憶から忘却されて久しい“彼ら”に出会ったのだ。

同施設周辺には、北朝鮮に先祖の墓がある人たちが供養を行うための遥拝壇(写真左)や、独立運動家チョ・マンシク(曺 晩植)の像(写真右)があるのだが、それに交じって…

2002年日韓共催ワールドカップ大会のマスコットキャラクター『スフェリック』
「な、なぜ、こんなところに…」と思わずつぶやいてしまった、正に衝撃の再会。このような場所で“彼ら”に再会したときの自分の心境は
「フフ、氷河よ、キグナスの聖衣 なかなかよく似合っているではないか」(byクラーケンのアイザック:聖闘士星矢 海皇ポセイドン編 より)

聖闘士聖衣神話 クラーケン アイザック
と、死んだとばかり思っていた兄弟子に呼びかけられたキグナス氷河のようだった(分かりにくいなぁ…)。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

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posted by 只今(橘カヲル) at 23:59| 東京 ☁|
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