2008年04月05日

JR岡山駅突き落とし殺人事件…加害者の父の苦悩

突き落とし殺人:少年の父、苦しい胸中語る
毎日新聞

JR岡山駅にて、18歳の少年が縁もゆかりも無い男性客をホームから突き落したため、この男性客が電車に撥ねられて死亡した事件は、事件発生から10日を越えた現在でも各方面に衝撃を残している。殺人容疑で逮捕された少年の父親が毎日新聞の取材に応じた様子を掲載しているのが、上の記事である。

「何が正解だったのか」
「原因が分からない。今となっては自分があまり干渉せず、もっと自由に育てたら良かったのかと思うこともあります」
「いつも一緒にいたのに変化が分からなかった」

と、今なお苦悩する父親某氏。少年が学校で暴力を受けたり、恐喝されてゲームソフトを奪われたりした際には「僕が守ってあげないといけないと思い、いじめていた子供の家に話をしに行ったこともあった」という。また少年が東大進学を希望するようになった時は「目標をもって取り組んでいて、うれしかった」と、父親として素直な感想も洩らしている。この記事を読む限りでは、過保護で少年の行動に対して万事甘い父親という感じはしない。むしろ人の良い、いいお父さんという印象すら持てる。

しかし、親、特に父親が“いい人”であることは、必ずしも子供の成長にとってプラスになるとは限らない。父親が子供に過保護…といって言いすぎならば過干渉してしまうと、子供は依存心の強い人間になる危険がある。少年は事件を起こした動機として「刑務所に入りたかった」と供述しているが、これは極論をいえば将来に希望を持てなくなった少年が刑務所に“依存”して衣食住の生活を賄おうとした結果ともいえる。無論、人の心とはそう単純に分析できるものではないのだが。

ともあれ、これから犯罪者の父親という十字架を背負って生きねばならない某氏。その前途は暗く、辛いものとなることは想像に容易である。もしかしたら一昔前のアニメのヒーローのように、極端なプラス思考に偏った慰めの言葉の一つもかけてあげるべきなのかもしれないが、残念ながら自分は

「綺麗事で世界は変えられないから」
(byルルーシュ・ランペルージ:コードギアス反逆のルルーシュ より)

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プロッププラス コードギアス ルルーシュ・ランペルージ

と思うタイプの人間である。どんな慰めの言葉をかけたとて、某氏から犯罪者の父親というレッテルは剥がれないならばそれを許容した上で、強く生きていくしかないのだ…。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 11:31| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感:事件 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
残念ながら他人の気持ちって想像することしかできないから
家族でも親子でも本当の気持ちって分からなくても不思議じゃないです。
このお父さんの苦悩も想像することしかできないからねえ。
ほんと、強く生きて欲しいですね。
Posted by miomio at 2008年04月07日 00:46
>miomioさん
たとえ親子であっても、他人(己以外の人間)であることには間違いありません。その気持ちを把握するのは、本当に難しいと思います。
Posted by 只今 at 2008年04月20日 05:40
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