2008年01月02日

海外で清酒が人気。その訳は?

肉食中心の食文化を持つ欧米人が「ヘルシーだ」として日本食(和食)に興味を持ち始めてから随分経つ。それに伴い、こちらもブームになっているそうだ。

米国の日本食ブームに乗り 清酒が熱燗でモテモテ
J-CASTニュース

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近所のコンビニの酒類販売コーナー(注:記事の内容とは関係有りません。)

記事によれば、海外で清酒が人気を集めているとのこと。日本食に合うアルコールは、やはり清酒ということなのだろう。自分が驚いたのは、日本で作られた清酒が海外に輸出されているのみならず、現地の米と水を使い、現地に工場が作られ、現地で生産されているという点。米国では市場規模が年間8~10%の伸びを示しているそうで、そうした体勢が確保されたようだ。

一方欧州では未だマーケット調査の段階だそうだが、こちらも日本食ブームの高まりと共に需要が増えることが予想されるからこそ、調査に乗り出しているのだろう。ただ個人的な見解を言わせてもらえば、欧州で日本食や清酒が爆発的なブームになるためには、米国でカニカマボコやアボガドを裏巻き(酢飯の内側に海苔を巻く手法)にしたカリフォルニア・ロールが日本食への敷居を低くしたように、現地人にも受け入れられやすい日本食が生まれる必要があると思う

さて、海外における清酒の飲まれ方のもう一つの特徴は、主に熱燗で飲まれていること。日本国内で吟醸酒・純米酒ブームが起こった際「熱燗とは、安酒の味を誤魔化すために考案されたもの」とされ、いわば邪道な飲み方といわれたことがあった。

しかしドイツではグリューワイン、フランスではヴァン・ショーといったように、ワインを始めアルコール類を暖めて飲む文化は洋の東西を問わずあるので、清酒だけが「冷やして飲まねば邪道」ということはないのではないか。質の良い清酒であれば熱を加えることで違った個性を発揮することはあっても、味が壊れてしまうようなことはないはずだ。もっとも場末の居酒屋のように徳利が持てないほどに熱を加えてしまっている場合はこの限りではないが…。

とまぁ、いろいろ書いてきたけれど、自分はアルコールを全く受け付けない体なんだよなぁ(笑)。なにしろフツーの食べ物を食べても、保存料にアルコールが使われていると全身が痒くなるぐらいなので。

「春は夜桜、夏には星、秋に満月、冬には雪。それで十分酒は美味い。それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが病んでいる証しだ 」
(by比古清十郎:るろうに剣心 より)

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るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 (09)

なんて、カッコいい事を言ってみたいんだけど。


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ラベル:清酒 日本食 熱燗
posted by 只今(橘カヲル) at 00:07| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑感:社会 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本食ブームと共に、日本酒も飲まれるようになっていることは聞いていました。「辛口の白ワイン」みたいなものですから、まぁ、抵抗感はないでしょうしね。熱燗で飲むケースが多いとは初めて聞きましたが、それはまだまだ飲み慣れないからではないでしょうか。お酒は温めると味がまろやかになり、飲みやすくなるので、慣れない日本酒へのとっかかりとして熱燗で飲んでみるのは、良い方法だと思います。なので、日本酒に慣れるにつれ、熱燗で飲む割合は減るかと。

なお、ヴァン・ショとかホットワインと呼ばれるものと日本酒の熱燗は、かなり趣が異なると思います。日本酒の熱燗は飲みやすくしただけのものですが、ヴァン・ショなどはオレンジジュースやスパイスを加えて風味付けをした、加工品です。熱も「温める」程度ではなく、しっかり加えられているので、アルコールは大部分飛んじゃっています。なので、欧米ではアルコールに弱い方も、ヴァン・ショは飲んでいたりします。只今さんも、ぜひお試しを♪
Posted by valvane at 2008年01月04日 05:00
追記。子供のアルコール摂取には厳しい欧米社会ですが、ヴァン・ショは、よほど小さい子でない限り、OKとされています。シャンメリーのような存在ってところでしょうか。
Posted by valvane at 2008年01月04日 05:03
>valvaneさん
>日本酒の熱燗は飲みやすくしただけのものですが、ヴァン・ショなどはオレンジジュースやスパイスを加えて風味付けをした、加工品です。
ご指摘されてみれば、そのとおりですね。一緒にしたのはちょっと乱暴な括りでした(汗)。いずれにしてもヴァン・ショはvalvaneさんお奨めとのことですので、いずれ機会を作って試して見たいと思います。
Posted by 只今 at 2008年01月06日 09:54
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