2007年12月22日

自殺志願のオタク男性、秋葉原で保護

平成10~18年の間、年間自殺者が3万人を割り込んだ年は無い、というデータがある。

平成18年中における自殺の概要資料(PDFファイル)
警察庁HP

毎年、そんなにも多くの人が自らの命を絶っているという事実は驚きである。自分だってお世辞にも順風満帆の人生を送ってきたとはいえない人間であり、一歩間違えれば統計上のカウントを一つ増やしていた事は想像に難くないだけに、同情する。ただただ、ご冥福をお祈りすることしか自分には出来ない事がもどかしくはあるが…。

その一方で「死に切れない」「思いとどまった」として現世に踏みとどまる人たちもいる。理由は様々であろうが、喜ばしいことに違いは無い。

「好きなアキバで死にたい」 自殺志望のオタク男性保護
産経新聞

兵庫県尼崎市に住む或る男性(28歳)が、母親に叱られて家を飛び出し、自殺を決意。富士の樹海を彷徨ったものの死に切れず、訪れたのが秋葉原、通称アキバ。今や全世界にその名をとどろかすサブカルチャーのメッカ。オタクの聖地である。

この男性、記事タイトルにもあるとおりオタク的嗜好の持ち主で、秋葉原に訪れた理由も「好きな秋葉原で死のうと、(飛び降りるための)ビルを探していた」ためだったとか。しかし結局男性は秋葉原でアニメグッズを購入しただけで自殺を実行したりはせず、母親に電話をかけた後、警察に保護されたそうだ。

自分は僧侶でも牧師でも無い。それほど悟りを開いているわけでもない俗物である。人の生死について哲学的なことを語る身分でもなければ資格も無いが、まぁこの男性にかける言葉として思い浮かぶのは、以下の通りである。

「なんつーかよ、漫画とかよ、小説とかよ、映画とかよ、テレビとかよ、そういうもんがおもしれーうちは、おもしれーと感じられるうちは、死なねー方がいいんじゃねえか? だってオメー、この先もっとおもしれーもんが見られるかもしんねーんだから」
(by銀八先生:銀魂 3年Z組銀八先生 より)

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銀魂―3年Z組銀八先生 (JUMP j BOOKS)

滔々と哲学や倫理感を語って自殺を思い留まらせるのもアプローチの方法の一つであるが、案外こうしたライトな考え方が効果的な場合があるかもしれない。仮に自殺を決意するような辛い出来事があっても「死ぬ前に来週の○○を見てからにしよう」という感じで、少しずつ先延ばしに行けば、いつの間にか障害を乗り越えられている…といったケースだってあるはずだから。


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ラベル:自殺 秋葉原
posted by 只今(橘カヲル) at 02:52| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑感:社会 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
案外、明日用事があるから、とか、来週、映画見に行くんだとかそんな感覚で自殺を思いとどまることもあるようです。
つか、この青年は、衝動的に自殺を考えたかもしれないと思います。
親に叱られてということからこんな行動にでたのですから、あまり叱られたことがない青年だったのかもしれないし、自殺を考えたのは、叱った親への復讐だったのかもしれませんね。
というか、簡単なことでもう自分を傷つけるようなことは繰り返さないでほしいですね。
きっと親たちも生きた心地はしなかったでしょうから。

Posted by ろざ at 2007年12月29日 09:36
>ろざさん
こちらこそ、始めまして。
m(_ _)m

確かに親御さんは心配したことでしょう。まずは無事で何よりだったと思います。彼も、これからはもう少し熟慮してから行動して欲しいものです。
Posted by 只今 at 2007年12月30日 18:59
 孤独男ーなれのはてですなー
Posted by 橋本徹司 at 2009年08月21日 08:33
>橋本徹司 さん
>孤独男ーなれのはてですなー
人間関係が希薄となって久しい現代では「明日は我が身」かもしれません。お互いに気をつけたいですね。
(^_^)
Posted by 只今@管理人 at 2009年08月23日 20:05
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