2007年11月20日

「キャッチャーミットでゴルフボールを取れ」なんて…

生徒めがけ打ったゴルフ部コーチ「傷害容疑」
産経新聞

埼玉県の或る私立高校ゴルフ部で、その事故…いや、事件は起こった。同校ゴルフ部は全国高校ゴルフ選手権に14年連続出場しており、プロ選手を7人輩出している名門。当然練習は熱の入った厳しいものとなるのだが、ここで常軌を逸した“練習”が行われてしまった

同校ゴルフ部のコーチが「ボールの軌道を見せる」として部員たちを約50~60メートル離れた正面に立たせ、ボールをドライバーで打ったところ、ボールが部員の一人を直撃し、全治約2カ月の重傷を負わせてしまったのだ。

当初は「部員の右を狙ったが、手袋をしていなかったので汗で手が滑った」などとコーチが証言したため、警察も業務上過失傷害容疑で捜査していた。まさか名門ゴルフ部のコーチともあろうものが、故意に生徒めがけてボールを打ったりはしないだろう、との思い込みもあったのかもしれない。

ところがその後、コーチが部員に「当たりそうになったら取れ」キャッチャーミットを持たせていた(!)ことが判明。他の部員達の証言も加わり、このコーチが明らかに生徒に向けてボールを打ったことが判明。業務上過失傷害から傷害容疑に切り替わり、同コーチは書類送検されたという。

ドライバーで打たれたゴルフボールの速度は時速に直すと250km以上に達する。プロ野球のピッチャーが投げるボールは140~150km台が一般的なので、いかにゴルフボールのスピードが速いかが分かる。しかもゴルフボールは野球のボールよりも遥かに小さく、そして固い。そんなゴルフボールの直撃は命に関わる事故に繋がることもしばしばだ。そんな“凶器”を言うに事欠いて「キャッチャーミットで取れ」などとは!

もしそんな真似をして無傷な者がいるとすれば、

「北斗神拳の前ではボウガンの矢など止まった棒にすぎん」
(byケンシロウ:北斗の拳 より)

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コールドキャスト製胸像 ケンシロウ

と豪語し、放たれた矢を2本の指で挟んで受け止められる一子相伝の暗殺拳の使い手ぐらいではないか?

閑話休題、このコーチに関して「自分の技量を過信したのではないか」という学校関係者の証言があるが、それだけにしては指導方法がお粗末過ぎる。

思うに、単に自分の技量を過信するだけではなく「ボールが飛んでくるかも知れない」脅しをかけてキャッチャーミットを渡していたり、実際に部員のいる方向をめがけてボールを打っていることからすれば、部員達に当たるかどうかのギリギリのところにボールを打ち込んで、部員達が怯えたり、驚いたりする姿を見てサディスティックな喜びに浸っていたのではないか

無論真相は違うのかもしれないが、結果だけを見ればそう疑われても仕方が無い行動である。同コーチは既に辞表を提出し、学校側も受理する方向だというが、他人に指導をするということは、或る意味他人の人生を預かることと同義なのである。もし、そういう立場の方がこのブログを読んでいたら、肝に銘じていただきたい。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 00:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑感:地域 | 更新情報をチェックする
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