2007年11月06日

『夢の超特急』が地方に夢を運ぶ?

古いドラマを見たり、古いマンガを読んだりする機会があると、当時の世相が分かって面白かったりする。自分が今でも覚えているのが、石ノ森正太郎先生の代表作『サイボーグ009』におけるひとコマ。

本作品の初出は1964年なのだが、これは東海道新幹線のデビューと同じ年。そのためであろう、サイボーグ009こと島村ジョーが、自身の改造能力である加速装置を使い新幹線と併走するシーンがあるのだが、009はそこで新幹線を

「夢の超特急」
(by島村ジョー:サイボーグ009より)

071106_01.jpg
サイボーグ009ドラマアルバム~LOVE STORIES~(CCCD)

と称し(!)、あまつさえヒョイと新幹線の屋根の上に飛び乗りその速さに感嘆の声を上げるのだ(!!)。

ここで「加速装置は音速を超えるスピードが出せるはずだろ(笑)」と思わず突っ込んでしまった自分がいるのだが、すぐさま、それは野暮というものだということに気がついた。言うまでも無く新幹線は当時の日本の科学技術結晶といってよく、ジョーの思いは新幹線開業をリアルタイムで体験した人たちに共通の感想だったのだろう。

さて前置きが長くなってしまったが、こんなことを思い出したのも、下の記事を見つけたから。

東北新幹線に世界最速の時速320キロ型投入 東京-新青森3時間5分
産経新聞

JR東日本は、3年後の平成22年に東北新幹線で現在の終着駅となる八戸から新青森駅まで営業を延伸するのに合わせ、東京-新青森間を最速3時間10分で結ぶ計画を発表したそうだ。

その核となるのが、フランス国鉄が誇る超高速鉄道TGV(テジェヴェ)と並び世界最速となる営業最高時速320キロで走る新型の『はやて』。当初は時速300キロに抑えて走行するため最速3時間10分となるが、安全性が確認されれば320キロ運転を開始。これにより最速3時間5分になるそうだ。

鉄道ロマンの膨らむ「夢の超特急」の話、しかも近々に実現する話である。旅好きな自分としては、素直に楽しみではあるが、しかし同時に不安もある。320キロで走ることの安全性はもとより、騒音・振動といった公害問題も無視できない

また東海道新幹線開業の時は空の旅は一般的では無かったし、東京-大阪という東西の大都市を結ぶことから利用客が確保できた。しかしそれから40年以上が経った現在では飛行機での旅も随分と割安になっているうえに、旅行はともかくビジネスでの利用客は東京-大阪間よりも少ないであろうと考えられることから採算性の問題もある…。

と、いろいろ疑問点を挙げてみたが、地方活性化が叫ばれて久しい現在、地元民は「夢の超特急」がやってくることに大いに期待を寄せているだろうし、繰り返すが自分も基本的なスタンスは「楽しみ」なのである。なにしろ片道3時間強なら日帰りも十分可能だ。さて、ちょっと気が早いが旅行計画でも練りますか。
(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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ラベル:新幹線 青森 JR
posted by 只今(橘カヲル) at 23:18| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感:経済 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は空路より陸路を選びたいタイプなので、青森へ行くことがあれば新幹線で行きたいですね~♪
時間短縮(わずか数分なんですけどね)や時速更新ってサラッとニュースになりますが、その到達までの過程にロマンがありそうです。
今でも夢の超特急ですよ☆
Posted by miomio at 2007年11月08日 01:49
>miomioさん
自分も、もっぱら陸路を利用するタイプです。高所恐怖症の気があるので…(汗)。
Posted by 只今 at 2007年11月09日 09:30
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