2007年11月03日

「他人からみたら」プロ野球の監督は…

落合博満監督率いる中日ドラゴンズが53年ぶりとなる日本シリーズ制覇を成し遂げた。しかし8回まで一人の走者も許さない完全試合ペースの投球を続けていた山井大介投手を9回で降板させた采配を批判する声も同時に上がったことが、お祝いムードに水を差している。この件に関し、渦中の落合監督が口を開いたのが、以下の記事である。

山井交代の要因はマメ 不協和音はなし
スポーツニッポン)

落合監督曰く、交代理由は「4回ぐらいから(山井投手の)マメがつぶれた」のが原因だとのこと。「もし無理して続投させてフォームを崩したり、肩痛が再発したら野球人生を狂わすことだってある。マメがつぶれてなかったら続投はあったかもしれない。ただ、それ以上に無理はさせられない」と語ったそうだ。

「完全試合での日本一達成が見たかった」という野球ファンの心情は理解できる。しかし、勝負は水物である。完全試合目前だったのに一転して敗戦投手になった…というような展開は、野球ファンなら「あぁ、そういえば…」と例をいくつか簡単に挙げることができるのではないか。

もしもそんな展開になっていたら、それはそれで落合監督は批判に晒されていたはずだ。まぁ、プロ野球の監督というのは常に批判の対象となる大変な仕事である。なにしろ森祇晶氏が9年間の西武監督時代に8度のリーグ優勝、6度の日本一を達成しても、二言目には「采配がつまらない」などとイチャモンをつけられるほどなのだから。これは

「リーダーというものはね・・他人をおだててこき使えばいいのさ!!自分は一番安全な場所で!失敗してもあははと笑い!もしも勝ったら目一杯いばりちらしてやるのさ!!みんなの前で!!そんなものさ。他人から見たらね・・・」
(by高槻巌 ARMS より)

071103_01.jpg
ARMS 5 (5) (少年サンデーコミックスワイド版)

という言葉もあるように、プロ野球の監督というのはスター選手達の更に上に君臨する立場であるから「他人からみたら」そんな風に見える典型的な職業のためであろう。

しかし会社の経営者にとって最優先課題が会社を黒字に持っていくことであるとするなら、プロ野球の監督にとって最優先課題は試合に勝つことではないだろうか。もちろん試合に負け続けてもそれをリカバリーできるほど集客能力に優れる監督であれば球団の経営という面で話も違ってくるのだろうが、ネームバリューで客を呼び続けることができる監督などそうそういるものではない。

残念ながら、世の中、課程“だけ”を評価してくれることはないのだ(涙)。逆に過程はどうでも結果が出てしまえばなし崩し的に過程も評価されるのが悲しいかな今の世の中である。はたして己自身が監督の立場になったら、どっちの選択肢をとるか…。


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posted by 只今(橘カヲル) at 19:53| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
部下を縛ってばかりいる我侭なリーダーは最低ですね。
ウチの会社でも終に人でなし上司が解雇されることが確実になりました。
Posted by Mr. Tommy Hilfiger at 2007年11月04日 19:02
>Mr. Tommy Hilfigerさん
>ウチの会社でも終に人でなし上司が解雇されることが確実になりました。
何度かmixiで話題にされていた、アノ方ですね。よりよい職場環境となってMr. Tommy Hilfigerさんの実力が発揮できる日まで、あとわずか。数々の気苦労もようやく報われること、嬉しく思います。
Posted by 只今 at 2007年11月04日 19:55
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