2007年08月25日

京都『山元麺蔵』さんで見つけた魂の言葉

一昔前は、「関東は蕎麦文化、関西はうどん文化」という言葉をよく聞いた。だが讃岐うどんブームによって関東でも薄口醤油を使った色の薄いツユのうどんを饗する店が増え、関東にも関西風うどんの味を嗜む人が増えた結果、この境界線はあまり意味を成さなくなってきているような気がする。

とはいうものの、関東人の自分にとって「関西がうどん文化の本家である」という意識に変わりはなく、過日の京都旅行の際も本場関西のうどんを楽しんできた。今日ご紹介するのは、京都のうどん屋さんである。

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平安神宮

1895年(明治28年)、平安遷都1100年を記念して創建された“千年王城”京都では極めて新しい神社である平安神宮から程近くに店を構える、

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(写真左:外観 写真右:店内)

『山元麺蔵』さん(詳しい場所は上部リンク先を参照)。黒を基調にし、照明を控えめにした店内はうどん屋というよりアルコールを提供するバーのようなイメージもある。写真を見ればご理解いただけるかもしれないが決して大規模な店舗ではない。しかし時に営業時間前に麺が売り切れてしまい店を閉めてしまうことから考えても支持者は多いと思われる。実は自分も一度それで撤退を余儀なくされている。

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梅とオクラのざるうどん(785円:税込)

今回注文したのは、季節限定メニューの『梅とオクラのざるうどん』。

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冷水で締められたうどんは艶やかな光沢を放ち、食べるものを誘惑しているかのようだ。

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このうどんを、練り梅とオクラをを具にした漬け汁につけて食す。漬け汁は関西圏らしい薄口タイプ。

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麺は若干柔らかめに調製されているが、決してコシが無いわけではない。寧ろキチンと弾力はあるがスンナリと歯で噛み切れる絶妙な調製であるといえよう。さらに梅の爽やかな酸味と、オクラのとろみが漬け汁を通して麺に絡み、喉越しの良さと後口のすがすがしさを演出する。なるほど、営業時間終了前に売り切れるわけだ

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完食!

酷暑で辟易していたこともあり、あっという間に平らげてしまった。シンプルな構成のメニューではあったが、それゆえ作り手の自信と意気込みが伺えた。再訪の機会があれば、今度は種物を食してみたいと思う。

そうそう、作り手の自信と意気込みといえば、それを表す(?)こんな張り紙が店内にある。面白かったので最後に皆さまにもご紹介したい。

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「男たる者、麺を残すな名を残せ!!」

麺を残さないことと名を残すことに何の関係があるのだろう…」などと冷静に分析してはイケナイ(笑)。これは頭で考えるのではなく、魂で感じとる類の言葉である。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 22:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:蕎麦・うどん | 更新情報をチェックする
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