
京華樓 (四川料理 / 元町・中華街駅、石川町駅、日本大通り駅)
みなとみらい線、元町・中華街駅から徒歩7~8分、中華街は関帝廟通りの中程に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『京華樓』さん。
店名は「きょうかろう」と読む。いかにも中華街でも指折りの老舗的な雰囲気があるが、中華街で中華食材を扱うお店の飲食店部門として同店がオープンしたのは2004年と以外に(?)新しい。しかし今回訪れた本館のほか数店舗を擁する四川料理の名店として名を馳せている。

店内の様子
二階席などもあり、店内の収容人数は相当に多い。おかげでコアなランチタイムの訪問にも関わらず、すんなりと席に着けた。
さて、何をオーダーしようかと思案していたところ、

職人の方が刀削麺(練り上げた小麦粉生地の塊を一方の手に持ち、それをもう一方の手に持った刃物で細長い麺状に削り出しつつ沸き立つ湯の中に直接投入し、茹で上げる麺)を作っている所が目に飛び込んできたので、

京華樓の麻婆豆腐刀削麺(1296円:税込み)
麻婆豆腐と刀削麺、2つの名物が一度に味わえる、京華樓の麻婆豆腐刀削麺に決定。なんでも常連さんのリクエストによって誕生したのだとか。まぁ私でも「作って欲しい」とリクエストすると思う。

とはいえ見れば見るほど真っ赤っ赤。さぞトンデモナイ辛さなのだろうと少々腰が引けながらも、意を決して口にした。

ところが……これが思いのほか辛くないのだ。いや、辛いのは間違いないのだが、口にして感じるのは唐辛子の痛いような辛さだけはなく、花山椒から来る痺れるような辛さ、さらに計18種類も使われているという香辛料が織りなす複雑な刺激と香りが絡み合って、とても奥深い美味しさを持つ麻婆豆腐となっているのだ。
そして、それを絡める刀削麺も出来がよい。刃物で一本ずつ削り出して作るために形が不揃いなのが逆に功を奏し、口にする度に違った印象が口中に残るのだ。茹で具合も良くモチモチした歯応えも楽しめ、こちらもとても美味しい。
皆様も訪れたみては?
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
