2018年02月18日

遅きに失した!? 国際忍者学会設立について一言

「忍者の魅力」探る 三重大国際研究センターが伊賀で国際忍者学会設立シンポ
http://www.sankei.com/region/news/180218/rgn1802180030-n1.html

国際忍者学会を設立=忍びの里、伊賀で記念大会-三重
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018021700538&g=soc



忍者の国際的な学術研究を推進する「国際忍者学会」が本年2月17日に設立、「忍びの里」として知られる三重県伊賀市で総会と設立記念大会が開かれた。と記事は伝えている。

設立記念大会では、国内外の研究者や忍者愛好家ら約200人が出席。国内外の研究者によるシンポジウムや研究発表に聞き入ったとのこと。同学会の事務局は三重大学国際忍者研究センター(伊賀市)に置かれ、忍者の歴史だけでなく、小説や漫画などの文化、忍者食などさまざまな切り口で総合的な研究を深めるそうだ。

……それにしても「国際忍者研究センター」とか「国際忍者学会」なんて壮大だなぁ、忍者って日本にしかいないんじゃないか? と思ってはイケナイ。世界中に忍者愛好家がいて、

「あの星にわれらと同じ忍者と呼ばれている者どもがいる」
(by.タウ・ザント:忍風戦隊ハリケンジャー より)

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忍風戦隊ハリケンジャー Vol.1 [DVD]

宇宙にだって忍者はいる、という事実から考えれば、国際忍者学会の設立は、寧ろ遅きに失した感がある。

さて、ここで私が経験したことをお話する。以前、とある国際的なシンポジュウムに観客として出席したときのこと。壇上には主要国の国会議員クラスの錚々たるメンバーが席についていたのだが、そのシンポジュウムのホスト役を務められた方が茶目っ気を効かせ、運営スタッフの衣装を忍者装束にしたのだ。

それが発表されたとき、壇上の錚々たるメンバーが我先に身を乗り出して手持ちのスマホで写真や動画を撮り始めたのには驚いた。社会的地位も高く、公の場での理性的行動が見についているであろう方々でも、我を忘れてしまうぐらい海外の人たちは忍者が好きなのだなあ、と感じた次第。

その後、小耳に挟んだ所によると、海外の人は「ニンジャ」という言葉の響きがすごく格好良く聞こえるのだとか。日本人がドイツ語の固い響きを格好良く感じたり、フランス語の流れるような響きをお洒落に感じたりするようなものなのだろう。

それはさておき、世界中に忍者愛好家がいるなかで、正式な忍者研究団体が発足し、忍者の正しい歴史と知識と実情を発信していくのは良いことだと思う。忍者って、どうしてもマンガやアニメのイメージ先行になるし、実情が知られていないの故に珍説が横行し易いところがるので……。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 11:17| 東京 ☀| Comment(0) | 雑感:地域 | 更新情報をチェックする
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