ざっと抜き出してみても以下のようなお粗末な体たらく。
四国がオーストラリアの形、九州はアフリカ 奇妙な日本地図を放送したフジテレビが謝罪
(J-CASTニュース)
https://www.j-cast.com/2016/01/25256563.html
…四国がオーストラリア、九州がアフリカ大陸の地図に置き換えられ、対馬、佐渡島、淡路島などがカットされている奇妙な日本地図を引用。
「月は自転しない」!?フジテレビが誤り訂正し謝罪
(日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1803916.html
…番組中にテロップとアナウンスで「月は地球の周りを公転するものの、自転をしないため、地球からその裏側を目にすることはできない」と誤って解説。
フジテレビ謝罪 宮崎駿監督引退発言集はウソ…丸パクリ疑惑には回答せず
(デイリースポーツ)
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/05/30/0010236922.shtml
…アニメ監督・宮崎駿氏(76)の引退に関わる過去の発言を、実際に発言したかどうかの真偽を確認しないまま放送し、後に謝罪。
そしてまた……。
フジテレビがまた謝罪、「ガリガリ君」の実在していない味を紹介「ノンストップ!」
(スポーツ報知)
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170607-OHT1T50102.html
6日放送のフジテレビ系番組「ノンストップ!」で、赤城乳業が販売する有名氷菓「ガリガリ君」について特集していたのだが、「ガリガリ君」の期間限定タイプの商品を紹介する映像で、「スイカ」「九州みかん」に続き、実在しない「火星ヤシ」の商品パッケージを、インターネット上のコラージュ画像とは気づかずに放送してしまい、翌日の放送で謝罪する事態となってしまった。
赤城乳業によれば、架空の味を描いたパッケージを「ガリガリ君」ファンがインターネット上に公開することは、よくあるのだとか。要するに、フジテレビは、こうしたインターネット上の画像を、碌々真偽を確認することもせず本物と勘違いして放送してしまったということになる。視聴者に真実を伝える義務を負う、報道に携わる人間とは思えない杜撰な仕事と非難されても仕方がないのではないか?
そもそも「火星ヤシ」なんて奇妙な名前の商品、たとえ元ネタを知らなくても、実在しない代物なのではないかという、見当というか、直感も働かないなんて、報道機関として恥ずべきことだと思う。
さてここで、ご存じない方に「火星ヤシ」の元ネタを説明しておく。「火星ヤシ」とは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』というアニメに登場するデーツ(Date:ナツメヤシの実)に似た果実。同作品の主人公である、三日月(みかづき)・オーガスが劇中で食しているシーンがよく出てくるのでファンにはお馴染みだ。
さらに「火星ヤシ」と「ガリガリ君」の繋がりについてだが、これは同作品の登場人物の一人であるガエリオ・ボードウィンに由来している。
ガエリオと

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三日月が

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モビルスーツで戦闘した際、
「この声…あんたチョコの隣の……」
「ガエリオ・ボードウィンだ!」
「ガリガリ?」
「貴様、ワザとか!」
(by.三日月・オーガス&ガエリオ・ボードウィン:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ より)

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ガエリオが三日月に名前を「ガリガリ」と間違われたことから、ファンの間で彼を「ガリガリ」と渾名するようになり、それが元で、今回の騒動の発端になったコラージュ画像が作成されたと考えられる。
ところで、以前も当ブログで書いたことがあるが、赤城乳業さんは前衛的でチャレンジングな社風がセールスポイント。
今回の騒動に乗って、本当に「ガリガリ君 火星ヤシ味」とか作ってくれることを期待しています(要望)。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
