
スパゲッティーのパンチョ 渋谷店 (パスタ / 渋谷駅、神泉駅)
JR渋谷駅ハチ公口より徒歩数分、東京メトロの渋谷駅2番口からなら徒歩1分ほど、道玄坂から渋谷マークシティに通じる路地の一角に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『スパゲッティーのパンチョ 渋谷店』さん。
「改めてナポリタンはうまいと言わせたい」をスローガンに掲げる、パスタ料理の多様化した21世紀の日本では逆に貴重な存在となったナポリタンやミートソースのスパゲッティを専門的に扱うお店。東京近郊に計8店舗(2017年4月現在)を構えるチェーン店だが、ここは第一号店として、メディアへの露出も多い。

店舗入口
店舗は階段を下った地下一階にある。

店内の様子
入り口にある券売機で食券を購入すると、スタッフさんが席に案内してくれた。テーブルクロスがビニール製の格子柄だったり、卓上に置かれた大きめのタッパーに粉チーズが用意されていたりするのが郷愁を誘う。ナポリタンやミートソースのスパゲッティ専門店というコンセプトに則り、敢えて一昔前風の内装にしていると推察する。

ナポリタン全部乗せ(ナポリタン690円+全部乗せ500円:以上税込み)
今回の注文は、もちろん同店の看板メニューであるナポリタン。奮発してハンバーグ・目玉焼き・厚切りベーコン・とろけるチーズをトッピングさせる全部乗せを追加したので「山盛り」という言葉がふさわしい外見となった。
なお麺の量は小盛300グラム/中盛400グラム/大盛600グラムが同一価格で選べ、今回は中盛400グラムをチョイス。ちなみに一般的なお店におけるスパゲッティーの量は標準で200グラム程度なので、同店のスパゲッティーは小盛りでも一般的なお店の1.5倍の量があることになる。

物の本によれば、麺は茹で上げてから丸一日冷蔵庫で寝かしてから料理に使用するとのこと。モッチリムチムチとした太麺の食感はアルデンテとは縁もゆかりもない代物なのだが、甘口濃厚なケチャップソースとの相性は抜群で美味しいのだ! 大盛りにも関わらず味にムラが無いのも好印象。量が多いだけを売りにするのではなく、調理にも手抜かりがない証明だ。
またハンバーグや目玉焼き、ベーコンにチーズといったトッピング達も、ケチャップソースの効能で麺との調和が良く保たれ、美味しく味わえる。お陰で、些か若気の至り(という言葉はもはや使えない年齢になってしまったが……)で量的に多めの注文をしてしまったのだが、難なく胃に収められた。
あまりにも定番すぎてその魅力を忘れていたが、同店のスローガンにある「改めてナポリタンはうまい」と感じられる一皿だった。皆様もお試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
