ハニカミでテレ朝にブーイング…ウッズに場違い質問
(ZAKZAK)
男子ゴルフの全米オープン選手権が間近に迫り、出場選手への記者会見が開かれた。ところがその全米オープンを中継するテレビ朝日の関係者が、タイガー・ウッズ選手やフィル・ミケルソン選手に「ハニカミ王子」(この本人が全く望んでいないであろう妙なアダ名もどうかと思うが…)こと石川遼選手についての質問をして、世界中から集まった報道陣から失笑されたという。
全米オープンゴルフは、マスターズ・全英オープン・全米プロゴルフとともに、ゴルフの世界4大メジャートーナメント大会の一角を成す極めて由緒ある大会である。当然、このような大会に出場するのは、選び抜かれた世界トップクラスの精鋭なのである。そんな人たちに対し、大会そのものにも選手自身にも直接何の関係もない質問、しかも彼らに比べればまだまだ駆け出しといっていい選手について質問するなど、非常識にもほどがある。彼らにとって失礼だし、そもそも、当の石川選手本人がいたたまれないだろう。
とはいえ、さすがウッズ選手やミケルソン選手は大人である。「並外れた選手になるかもしれない」(ウッズ選手)、「信じられない。僕がプロの試合に初めて出たのは17歳のときで、予選通過もできなかったのに」(ミケルソン選手)とのコメントを返してくれた。しかし、内心ではこんな場違いな質問に対してどのように思っていたのか…。
今回テレ朝の関係者がこんな場違いな質問をした背景には、『2007/06/13 俄かギャラリーがやりたい放題。そのわけは?』でも触れた「ハニカミ王子」フィーバーが背景にあるのだろう。この記事の中で、自分は「ハニカミ王子」フィーバーに関し「マスコミに取り上げられた人物だから有り難がっているだけでは?」と書いたが、当のマスメディアは何処吹く風で「ほら、ウッズやミケルソンも褒めていたから、彼は凄い人なんだよ~」と言って、フィーバーを煽り、一人の人間を神格化していく。
そうやって話題を集め、部数や視聴率といった数字を稼がせるだけ稼がせたのち、“神”の神通力が落ちて数字が稼げなくなったら、
「神を冒涜する罪悪者として、罰を受けるかもしれんな。では、罰を造らねばならないか…神は人間が造った想像の産物なのだ」
(byトレーズ・クシュリナーダ:新機動戦記ガンダムWより)
などと嘯(うそぶ)き、“罰”…すなわちスキャンダラスな話題をバラ撒いて更に数字を稼ぐという念の入った行動をとるつもりなのだろうか?
石川選手、マスコミによる“神格化”で潰されないといいなぁ。
トレーズの愛機、トールギスIIの画像はなかった。残念。
「ウッズもハニカミ王子を絶賛!」とかなんですよね・・見てるだけで恥ずかしい・・・
はじめまして。これからも遊びに来てください。
m(_ _)m
>タイガーウッズみたいになれればいいですよね。
男子プロゴルフ界久々の明るい話題ですから、上手く育って欲しいです。
>記号士さん
朝日サイドにしてみれば、試合の模様を中継するとあって、少しでも話題を集めたかったのでしょうが…。どうもスポーツ中継がワイドショー化しているようです。