英国がEU離脱へ BBC「離脱票が半数上回る」
(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6R7WSFJ6RUHBI03W.html
28カ国からなるEUから加盟国が脱退する初の事例となる。
EU離脱、背景に移民問題 英国民投票、首相が辞意
(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6S5J6QJ6SUHBI02G.html
これにより、EU残留を訴え続けてきたキャメロン首相は辞意を表明。
東証1286円安、欧米も急落 G7、安定化へ協議 英、EU離脱へ
(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12426285.html
また、この結果を受けて世界中で株価は急落、為替相場も一時1ドル=100円を超える強烈な円高となるなど、世界経済は大混乱となった。
今後イギリスは、EU基本条約の規定に従い、2年をかけてEU側と離脱の協定を結ぶ交渉に入る。さらに欧州の単一市場へのアクセスを失うため、イギリスは改めてEU側と貿易協定の交渉を行うことになる。
本件は暫く前からちょくちょく話題となっており、離脱の方にイギリスの世論が傾く度に株式や為替といった金融マーケットがネガティブに反応していた。なぜならEUから離脱すれば、イギリスにとってEUへの輸出に際して関税を支払わなければならないようになるし、EUへの窓口としてイギリスに支店をおいている海外企業は離れていくと考えられるからだ。故に残留派は、経済への悪影響を主に訴えていた。
一方で、EUに加盟していることでイギリスは難民・移民の受け入れを拒否できない。EU加盟国には一定の割合でEU域内の難民・移民を引き受けなければならない制約があるためだが、これがイギリスの雇用や社会保障、治安の不安定要因になっているというのが、離脱支持派の大きな言い分だった。
その中で、このたびの離脱派の勝利という結果は、イギリス国民は目先の経済不安よりも将来のイギリスへの不安を断つという選択をしたことになる。この選択により、未来のイギリスが嘗ての大英帝国のような繁栄を取り戻せるのか、そこに行き着く前に目先の経済不安に押しつぶされてしまうかは、正直言って現段階での判断は難し。それぐらい今回の選択がイギリスと世界に与える影響は大きすぎるのだ。まあ現在の金融マーケットの混乱は、要因が織り込まれれば落ち着いて来るとは思うが。
ともあれ、今回のイギリス国民の選択がイギリスにとって大英断だったとなることを願い、イギリス人なら誰もが知るという伝説の騎士の言葉をイギリス国民の皆様に捧げ、本稿の末尾としたい。
「ジョナサン… このおれの剣に刻んであるこの言葉をおまえに捧げよう! Luck!(幸運を) そして君の未来へこれを持って行けッ!
PLUCK(勇気を!)」
(by.黒騎士ブラフォード:ジョジョの奇妙な冒険)

ジョジョの奇妙な冒険第1部ファントムブラッド総集編 1 (集英社マンガ総集編シリーズ)
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