2016年06月12日

「ジムのフィットネス器具には便座の362倍の細菌がついている!?」と言うけれど……?

知らずに使ってた!ジムのフィットネス器具には便座の362倍の細菌がついている!?
(アメーバニュース)
http://news.ameba.jp/20160611-737/

ジムに置かれたフィットネス器具は、たとえ使用前後に布で拭いていたとしても、細菌まみれだということが明らかになった、と記事は伝えている。なんでもバーベルにはトイレの便座の362倍、バイクにはカフェテリアにある再利用トレイの39倍の細菌がついていたとのこと。調査で見つかった細菌の70%以上が、人体に影響を及ぼす恐れがあるといい、「バーベルやバイクのハンドルを握るたびに、病気や感染のリスクにさらされているといえる」としている。

そういえば、

「今度、ぶどうヶ丘高の方に『スポーツジム』がオープンするそうだが…… 真剣に『会員』になることを考えたよ…『体力』をつけなくっちゃあな…… でも、あーゆートコの『会員』ってのは、どーなんだろうな? 一週間もフロに入ってないヤツが、チンポいじった手で、同じダンベル持ち上げたり、プールに入ったりするのかな?」
(by.吉良吉影:ジョジョの奇妙な冒険第四部 より)

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超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第四部 26.吉良吉影・セカンド(荒木飛呂彦指定カラー)

と気にしていた人が居たが、その懸念が当たってしまったということになる。

しかし記事にもあるように、これらの菌は人体や自然界に存在する菌であり、それ自体は特別驚くようなことではない。使用後に手を洗えば済む話ではないだろうか? また近年では、行き過ぎた清潔重視(潔癖)のために抵抗力がつかなくなってしまったり、アレルギーなどの発症の原因となっている、なんて話もある。何事も過ぎたるは及ばざるが如しなのだ。

以前、「列車やバスの吊革が汚く思えて触れない」という人がいると話題になったが、そもそも街中に出れば、吊革だけでなくエスカレーターの手摺やエレベーターのボタン、ドアノブなど、不特定多数の人が触る場所は無数に存在する。また紙幣や硬貨だって不特定多数の人が手を触れたものだし、こんなことを気にしていたら他人と握手もままならない。

もし日常生活に支障をきたすぐらい公共物の衛生面が気になって仕方がないのであれば、強迫性障害(強迫神経症)のひとつ不潔恐怖症(俗に言う潔癖症)の可能性があるので、医療機関の心療内科などを受診されたし。


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posted by 只今(橘カヲル) at 11:20| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:サイエンス | 更新情報をチェックする
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