(ねとらぼ)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1605/26/news015.html
相手との上下関係(力関係)やTPOなどに応じて方法が多岐にわたるのが日本の挨拶文化。
そんな日本の挨拶文化を風刺したキリン生茶の動画コマーシャルが、上の記事でも紹介されている。
キリン生茶「難しすぎる日本の挨拶」サイト
http://greeting.namacha.jp/
各々のシチュエーション動画には「難易度」が記されている。
いずれもなかなかに面白いので、現時点で公開されている動画を難易度順に掲載する。
特に共感を覚えたのは最後にご紹介した「異業種交流会の意識高い系の人たちの挨拶」。
私が実際に出会った中でも、ネット関連に強い広告代理店やIT系新興企業のプレゼンは、とにかくカタカナ英語を乱舞させながら威勢よく捲し立てるのが定番だ。
そんな場面に遭遇するたび、私は心の中で
「お前、カタカナ使えば頭良いと思ってんだろ!」
(by.如月弦太朗=仮面ライダーフォーゼ:仮面ライダーフォーゼ より)

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーフォーゼ ベースステイツ
と呟いてしまう。
まあ好意的に解釈すれば、ビジネス英語を日本語に訳すと、元の言葉が持っている意味とは微妙な差異が出てしまうので敢えて原語のまま使っているのではないかなぁと思う。
しかし私のような捻くれ者だと、自分自身ですらよく分かっていない言葉を他人相手に一方的に羅列することで相手を「煙に巻こう」としているのではないか、そして自分自身ですらよく分かっていない言葉を多用している自分に酔ってしまっているのではないか(まさに「カタカナ使えば頭良いと思ってる」状態)……と勘ぐってしまうのだ。
私は商売柄、顧客向けの説明用文章を書くことが少なくないが、その際はなるべく平易な文章を用いるよう心掛け、専門用語や難しいカタカナ用語を使う際には括弧書きで平易な言い回しや日本語訳を併記するようにしている。
言葉というものは、相手に自分の気持ちを伝えるためのツールであり、そのためになるべく相手に伝わりやすいよう工夫するのが言葉を使う者の務めだと思うからだ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
