(NEWSポストセブン)
http://www.news-postseven.com/archives/20160506_407672.html
近年、スマートフォン(スマホ)のフリック入力はできても、キーボードやパソコン(PC)への習熟度が低いという若者が増えていると記事は伝えている。例えば「びっくりするくらいメールを打つのが遅い」、「マウスの右クリックやドラッグ&ドロップがわからない」といったような状況なのだそうだ。
まぁ、誰も彼もが
「キャリブレーション取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定…、チッ!なら疑似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結!ニュートラルリンケージ・ネットワーク、再構築!メタ運動野パラメータ更新!フィードフォワード制御再起動、伝達関数!コリオリ偏差修正!運動ルーチン接続!システム、オンライン!ブートストラップ起動!」
(by.キラ・ヤマト:機動戦士ガンダムSEED より)
※彼が初めて乗り込んだモビルスーツのOSを書き換えつつ戦闘をこなすシーンでのセリフ

RG 1/144 GAT-X105 エールストライクガンダム (機動戦士ガンダムSEED)
スーパーコーディネイター、キラ・ヤマト並みの高速タイピングを披露されてもちょっと引いてしまうが(苦笑)。
それはさておき、中学・高校でも情報処理の授業が取り入れられて久しいが、最初の携帯がスマホで、自宅にPCがない若者も増える中、かつてのIT講習へやってきた中高年と同じくらいの情報技術力になってしまっているという。
とはいえ、今まで自分の生活に必要なかった機器の習熟度が低いのは当たり前だと思う。これだけデジタル機器が世に氾濫している時代とはいえ、一般人はチョコチョコとWebページの閲覧やSNSへの投稿ができれば十分のはず。そうであればスマホで事足りるので、PCに習熟していないのは寧ろ当然といえる。
これまでは満足にインターネット環境に接続できるのはPCしかなかったため、弥が上にもPCそしてキーボードに慣れるしかなかった。しかし、今ではスマホでも十分に役目を果たせる以上、学生のころから積極的にPCを操作する必要のある人は、例えばプログラムを組むといったような相当にクリエイティブな事柄に興味を持っている人ぐらいではないだろうか? そうでなければ、親がPCを所有し、使いこなしている人とか……。
つまるところ、この手の話題は「ナイフで鉛筆を削れない」、「缶切りで缶詰のフタを開けられない」といったような、いわゆる「最近の若い者は……」ネタの一環だと思う。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
