
お肉屋さんのラーメン家 生治ミート (ラーメン / 武蔵小杉駅、向河原駅、新丸子駅)
東急東横線・武蔵小杉駅の南口から徒歩5~6分、開発著しい武蔵小杉エリアにあって昔からの風情が残る商店街のひとつである法政通り南壱番街の一角に店を構える(詳しい場所は上部リンク先または記事下の地図を参照)『お肉屋さんのラーメン家 生治ミート』さん。店名は「しょうじミート」と読む。「お肉屋さんのラーメン家」という言葉通り、同じく武蔵小杉にある精肉店が数年前に開店させたお店である。

店内の様子
カウンター9席×テーブル12席の店内は、比較的最近できたラーメン店にしては内装がシンプルだが、定食系も扱っているタイプのお店だし、昔ながらの商店街に店を構えているのだから、このほうが落ち着く。店頭にある券売機で食券を購入してからカウンター席に陣取り、しばし待つ。

三匹の子豚麺(1450円:税込み)
そして到着したのが、今回のお目当て、三匹の子豚麺!

特大サイズのチャーシュー(×3)、分厚い豚の角煮、さらにラーメンの具としては極めて珍しいトンカツまで乗っかった、ビジュアルだけで胃袋に衝撃をもたらすラーメン。3種類の豚肉系具材が乗っかっているので三匹の子豚麺というネーミングなのだが、各具材の手加減抜きの大きさに「どこが“子豚”じゃ、“大豚”やんか~!」と怪しい関西弁でツッコミを入れずにはいられない。

はやる気持ちを抑え、まずはスープから。存外にもアッサリな醤油とんこつ系なのだが、これだけ脂ギッシュな具材がスープの上に乗っかっていることを思うと、意図的にアッサリ系に調整して全体のバランスを取っているのかもしれない。

そして麺は細麺で弾力のあるタイプ。主食として十分な美味しさを持っていると思うが、食べ終わってみると、なぜか箸休め的な印象が残るから不思議。それは何故かと考えたら、やはり、このラーメンの主役が三匹の“大豚”であるがゆえだろう。



口の中で柔らかく蕩けるチャーシュー、脂が乗った濃密な甘辛さを持つ豚角煮、オーダーが入ってから一枚ずつ揚げるためスープに浸っているにもかかわらず衣サクッ中ジュワッの感触が味わえるトンカツ……さすが精肉店が営むだけあって、いずれも主役を張れるだけの美味しさの持ち主だ。
注意点を挙げれば、半端じゃ無いボリュームなので胃袋への負担が尋常ではないところ。皆様も、お腹をペコペコにし、かつ体調を万全に整えたうえで訪れてみては?
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
