2015年06月27日

田端『かしやま』さんで、路麺店らしからぬ拘りを感じるの事

或る日のこと、珍しく早朝の田端駅周辺に出没した。かねてから気になっていたお店に向かうためである。

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立喰そば かしやまそば(蕎麦) / 田端駅赤土小学校前駅西日暮里駅

JR田端駅北口から徒歩数分、駅前右手にかかる陸橋に付随する歩行者専用橋を渡り、駅前ホテル近くにある急な階段を降りた付近に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『かしやま』さん。1968(昭和43)年の創業以来、40年以上営業を続けている路麺店(いわゆる「立ち食いそば屋」)である。

店内は立ち食いスペースのみで収容人数は6~7名、お世辞にも広いとは言えず、また客の入りも良かったため店内写真の撮影は断念。

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天ぷらそば(320円:税込み)

さて注文を通してから、ものの1分も経たないうちに天ぷらそばが到着。このスピーディーさは有難い。

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アミエビやイカが入った掻き揚げは彩りも良好。褐色のツユ・白めの蕎麦との対比も見事で全体の調和がとれている。「路麺店の天ぷら蕎麦かくあるべし」といった見本品のようなビジュアルだ。

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もちろん見た目がよいだけでなく、味のレベルも相当なもの。同店のHP(http://www3.kitanet.ne.jp/~kashi/)によれば、

・そば、うどんは自家製麺
・つゆは化学調味料等不使用
・塩は天然塩
・天ぷらも自家製(店揚げ)
・ネギは国産
 ……etc

など、路麺店らしからぬ拘り。ダシの香りが効いたツユは関東風の辛口なれどスッキリした味わい、麺は歯ごたえ・喉越し共に申し分なし。掻き揚げはダシを適度に吸って一層風味を増し、舌を大満足させる美味しさになっている。

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特に驚くのは豊かで膨らみのあるツユの美味しさで、思わず飲み干してしまったほど。一般的な路麺店の蕎麦ツユでは塩分が強すぎ、飲み干したら直後に水を求めて彷徨うことは必定なことを考えれば驚愕ものだろう。これだけのクオリティなのに価格は路麺店にしても安めの部類に入る。足繁く通う常連が多いのも納得だ。皆様も訪れてみては?





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posted by 只今(橘カヲル) at 18:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:蕎麦・うどん | 更新情報をチェックする
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