さらし首、町のあちこちに=「イスラム国」恐怖で住民支配-国連調査委
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014111400993
記事によれば、イスラム国の支配地域では、思想や宗教が異なる市民、戦闘で捕らえた兵士の処刑が横行しており、犠牲者遺体が磔にされて住民の目に付きやすい場所に晒されたり、切断された頭部が「晒し首」として公園の柵に並べられたりするとのこと。また少女がイスラム国の兵士との結婚を強要される・性的暴行の対象になるなどしていたり、学校が18歳未満の少年の徴兵や軍事訓練の施設として使われるなどしているという。
国際調査委員会はイスラム国が「大規模な戦争犯罪」を行っていると断定する報告書を纏めた。そして「組織的に基本的人権と自由を否定している」と、イスラム国による人道に対する罪を改めて批判。イスラム国指導者らを処罰するため国際刑事裁判所(ICC)への付託などを訴えたそうだ。
……21世紀になって10年以上も過ぎた現代の世の中で磔や晒し首での恐怖支配など時代錯誤感が半端ない。いかなる思想信条・信仰の自由があったとしても、これは許されざる行為だろう。よく「彼らの言い分も聞くべきだ」的な意見を耳にするが、初詣には神社に行き・結婚式は教会で挙げ・葬式ではお坊さんに読経して貰う日本人と、神はアッラーだけだとする彼らとの間で共有できる価値観を探すのは至難の業と思われる。
またイスラム国は石油資源を抑えていて資金的にも余裕があるため、支配地域では食料や燃料を安価に支給している。これは一見すると善行のようだが、イスラム国は支配地域の食料や燃料を抑えた上でこれを行うため、イスラム国に依存しないと生活が成り立たなくなるのだ。これも一種の恐怖支配だろう。
【参考】善か悪か?イスラム国の統治能力がすごい。(NAVERまとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2141035991114204501
「その日、人類は思い出した。ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を……」
(by.アルミン・アルレルト:進撃の巨人 より)

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しかし人は恐怖に萎縮したとしても、その心には屈辱が刻まれる。それはやがて反抗心となり、自分より遥かに巨大な存在にも立ち向かう原動力となるものであるが……。
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