(シネマトゥデイ)
http://www.cinematoday.jp/page/N0065318
今月8日までカナダのモントリオールで開催されていた第18回ファンタジア国際映画祭において、日本映画『太秦ライムライト』にて主演したベテラン俳優の福本清三さんが日本人初の最優秀主演男優賞を受賞した。同映画において、50年以上の役者人生で初めて主演を務められた福本さんは御年71歳。歴代最年長受賞記録更新されたとのこと。なお同映画自体も最優秀作品賞のシュバル・ノワール賞を受賞している。
福本清三さんの名前を聞いてピンと来ない方も、下の動画をご覧になれば「あぁ、あの人か!」と察していただけるのではないか?
そう「時代劇で、いつも切られている人」……切られ役の名人として知られ、“5万回斬られた男”というキャッチコピーまでお持ちの方である。「日本一の切られ役」と称賛する人も多い。
福本清三(Wikipedia)
役者歴50年超の大ベテランだが
「それだけではない。いでよ!再生怪人諸君ッ!」
(by.ブラック将軍(※):オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー より)
※演:福本清三

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名有りの役(キャスト名に名前が乗るような役)を演じるほうが寧ろ珍しく、その他大勢のひとりとしてヒーロー側の役者に“切られる”のが通例である。故に、ご本人も何かで「代表作:なし」と語っておられたことを記憶している。
私の個人的なイメージとしては「時代劇で悪側の用心棒として雇われている(そして直ぐに撃退される)浪人」といえば福本さんを置いて他にない。今もなお、切られ役として切られ方の研究に余念がないという向上心には頭が下がる思いだ。海外の権威ある賞を受賞されたことで「日本一の切られ役」が「世界一」として認められたことは嬉しく思う。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
