2014年06月14日

オトコが無痛分娩を語るのって…

「だって、おめー。生命の誕生だぞ!? 錬金術師が何百年もかけて未だ成し得てない『人間が人間を創る』っていう事をだな! 女の人はたった280日でやっちゃうんだぜ!?」
(by.エドワード・エルリック:鋼の錬金術師 より)

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リボルテックヤマグチ No.116 エドワード・エルリック

それだけ壮大で尊い「生命の誕生」という行為に挑む女性には“痛み”というリスクが伴う。当然、リスクを軽減しようという考え方も出てくる訳で……。

無痛分娩、賛成? 反対??--反対派の大半は男性「子供に対する愛情が薄れる」
(マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/news/2014/06/13/052/

上に紹介した記事では無痛分娩について老若男女による様々な意見が紹介されている。肯定派からは「痛みの感じ方は人それぞれ」、「痛くなかったからと言って子供が大事じゃなくなるわけでもない」、「次回の出産に恐怖心が残らないためにも良い」といった様々な角度からの意見があるのに対し、否定派の意見は「痛みを伴ってこそ子供に対する愛情も深まる」といった所に集約されている。

日本では無痛分娩での出産に否定的な意見が他国よりも多いというが、「痛みを伴ってこそ子供に対する愛情も深まる」といった思想の背景には、痛みや苦しみに耐えるのを美徳と考える国民性が影響しているのだろう。

無痛分娩は決して「完全に痛みがない」わけではなく麻酔が効くまでの間は陣痛がある。それに、いきむ(息をつめて腹に力を入れる)力が弱くなるので分娩に時間がかかることがある等のデメリットもあると聞いたことがある。だからメリット・デメリットを踏まえた上で、当事者…つまり女性の間で無痛分娩について理知的な議論が議論が活発に交わされるのは良いことだと思う。

ただ当事者ではない…つまり男性が「痛みを伴ってこそ子供に対する愛情も深まる」的な精神論を振りかざして無痛分娩を否定するのはいかがなものかと思う。自分が経験するはずも無い苦労を他人に強要するのはアンフェアだろう。

だいたい「痛みを伴ってこそ子供に対する愛情も深まる」というのであれば「出産の痛みを経験するはずが無い男性は我が子に対する愛情が深くなることはない」となってしまうのだが……?


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 11:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:社会 | 更新情報をチェックする
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