2014年05月25日

再び姿を現した姫路城の大天守が、驚きの“白さ”に!?

世界遺産にも登録され、「白鷺城」の異名でも知られる姫路城は、2009年から行われてきた大天守の補修工事が終わり、素屋根(すやね:工事中の建物を保護するための仮の屋根)の解体作業に入った。



これにより約3年半ぶりに姫路城の大天守が姿を現したのだが、姫路市民は騒然としているという。

“白い”姫路城に驚きの声続々、約3年半ぶりに姿現した大天守が話題に。
(ナリナリドットコム)
http://www.narinari.com/Nd/20140525989.html

世界遺産「姫路城」大修理終了…あれえ、ずいぶん白くない!?あれじゃあ「白すぎ城」
(J-CASTニュース)
http://www.j-cast.com/tv/2014/05/23205515.html

大天守が修理前よりも“白い”ためだ。確かに動画を見ると、写真や映像作品などで御馴染みの姫路城よりも格段に“白く”見える。

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ナリナリドットコムより

ただ姫路市教育委員会によれば「実はこれが本来の姫路城の白さ」とのこと。白さの正体は屋根に塗られた白漆喰。実は姫路城は全国でも珍しい、屋根に白漆喰が塗ってある城なのだ。今までは白漆喰にカビが生えた分だけ、くすんで見えていたとのだいう。

大天守の漆喰塗り替えを担当している株式会社山脇組もホームページで「大天守と小天守を渡り櫓で結ばれた連立式天守閣と、白漆喰総塗籠造の白壁に至るまで、壁は白漆喰に統一されています。さらに屋根目地にも白漆喰を施す事で、その均整の取れた美しさから、別名『白鷺城』とも呼ばれています」と説明している。

株式会社山脇組 > 左官工事 > 姫路城改修
http://e-yamawaki.jp/publics/index/9/

白漆喰は1年ほどでカビが生え黒くなるのだが、今回は防カビ剤を塗って3~5年はカビが生えないようにしているので、暫くは「本来の姫路城の白さ」が保たれるそうだ。

ところで記事によれば、修理を終えた大天守の白さについて、姫路城の異名と引っ掛けて「白鷺城(しらさぎじょう)ならぬ白すぎ城ですね」といった声があるという。ただし私は以前どこかで、姫路城の異名は「しらさぎじょう」ではなく「はくろじょう」が正しいと聞いた。

姫路城の近くに白鷺小学校(はくろしょうがっこう)・白鷺中学校(はくろちゅうがっこう)があることから考えても、正式には「はくろじょう」なのだろう。ちなみにGoogleの検索結果では「はくろじょう」が約906,000件なのに対し、「しらさぎじょう」が約46,800件となっている。

しかしTV番組などで「しらさぎじょう」とするケースも良く耳にする。下の動画でも、NHK神戸放送局(つまり地元)のアナウンサーが「白鷺(シラサギ)にも喩えられる美しい姫路城」と紹介している(1:48ごろ)。



白鷺を「はくろ」と音読みすると

「わたしは南斗六聖拳のひとり 南斗白鷺拳のシュウ」
(by.シュウ:北斗の拳 より)

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リボルテック シュウ 北斗の拳REVOLUTION Series No. 010

南斗白鷺拳(なんとはくろけん)のシュウを連想してしまうからだろーか(苦笑)。


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posted by 只今(橘カヲル) at 09:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:地域 | 更新情報をチェックする
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