アベノミクス(Wikipedia)
「アベノミクス」の効果については未だ賛否両論ある状態ではあるが、ポツポツと景気の良い話が耳に入るようにもなってきている……。
給与総額、3年ぶり増=月平均31万3995円-13年度
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_date2&k=2014051600341
厚生労働省の発表によると、昨年度の基本給や残業代、ボーナスなどを合わせた「現金給与総額」は前年度比0.1%増の31万3995円だった。増加は3年ぶりで、緩やかな景気回復を背景に残業代やボーナスが増加し、全体を押し上げたという。
世帯貯蓄、平均1739万円=株高で過去最高-13年家計調査
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_date2&k=2014051600684
また総務省の発表によると、1世帯当たりの平均貯蓄残高は前年比4.9%増の1739万円となり、増加率、金額とも調査開始以来最高となった。株高で有価証券の評価額が2割以上上昇したことが寄与したとのこと。
……そう言われても実感が湧かないという方も多いのではないだろうか。かく言う私も
「人類を守る? こんな実感も湧かない大事なことを……なんで僕なんだ?」
(by.碇シンジ:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 より)

LMHG エヴァンゲリオン初号機(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破) (新世紀ヱヴァンゲリオン新劇場版)
というぐらいに(?)実感がわかない。
まぁ、この辺りは統計における“平均”のマジックといえるだろう。まず世の中には「一般人には想像もつかないレベルの超絶的な高所得者や資産家が少なからず存在している」という事実がある。そして、そうした人達が元データに含まれていると、全体の平均が大きく押し上げてられてしまうのだ。
いつも思うことだが、多くの人達の実態に則した結果を公表するなら平均値(データの合計をデータの個数で割った値)ではなく中央値(データを大きさ順に並べ替えて順番が真ん中に当たる値)でないと意味ないのではないだろうか? 多くの人達の実態に則した統計結果を参考にしなければ、より良い経済政策は打ち出せないと思うのだが。
大卒就職率94.4%=高卒はバブル期並み水準-景気回復で改善続く
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_date2&k=2014051600113
とはいえ、景気関連で一番の問題となる雇用状況にも改善が見られているというのは、喜ばしい限り。このままのペースで……いや、更に加速して景気回復して欲しいところ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
