2014年05月06日

元JTB社員による遠足バス手配ミスの件について一言



「遠足中止を」生徒装い手紙=JTB社員、手配ミス発覚恐れ-岐阜
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014042900229

元JTB社員を業務妨害容疑で逮捕=遠足バス手配忘れ-岐阜県警
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014050500328

JTB中部・多治見支店の営業担当だった30歳の男性社員(当時)が、先月25日に実施される予定だった岐阜県立東濃高校の遠足に当たる「全校校外研修」にて使用するはずの大型バス11台を手配し忘れていた。

まぁ人間なのだから、どんなに注意をしていても仕事においてミスを犯してしまうのは仕方がない部分はあるので、その部分では同情しないでもない。しかし、この元男性社員はミス発覚後の行動が最悪だった。

なんと彼は、学校に赴いて「学校の郵便受け近くに落ちていた」と言って「(遠足に)行くのは死ぬよりつらい」などと書かれた、生徒を装って遠足中止を求める内容の偽手紙を届けたのだ。当然、学校側は全校生徒の安否を確認する事態に陥り、さらに遠足当日は来るはずのバスも来ずに遠足の中止を余儀なくされたため被害届を提出。男性社員は懲戒解雇されたうえに偽計業務妨害容疑で逮捕されたのだった。

私は旅行業界については素人だが、春の行楽シーズンで、11台もの大型バスを短期間で手配するのが難しいことぐらい容易に想像できる。しかし偽手紙を書く努力をするのなら、上司に相談して指示を仰いだり、付き合いのあるバス会社に片っ端から頭を下げて回るなど、別な努力をすべきだ。そうすれば奇跡的にバスの手配が間に合ったかもしれなし、間に合わなかったとしても厳重注意や始末書ぐらいですんだかもしれない。

私も仕事において相当にクリティカルなミスをした経験があるが、そんなときでも

「まぁ、最悪本気出すよ。俺が本気出せば土下座も靴舐めも余裕でできる」
(by.比企谷八幡:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 より)

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ぐらいに腹をくくって、上司や同僚や関係各所に片っ端から頭を下げて回れば、結構なんとかなるものだ。

閑話休題、この事件で不思議なのは、元社員の直属の上司や支店長が、事ここに至るまでバス手配の不手際に気づいていなかったことだ。営業所にしてみれば11台もの大型バスを利用してくれる取引先なんて大口顧客の部類に入ると想像できるが、末端の社員に仕事を丸投げして碌にチェックもしてなかったというのは“組織”としてどーよ? と思うのだが……。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 09:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:事件 | 更新情報をチェックする
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