(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYEA3G04220140417
アメリカのオレゴン州ポートランドでのこと。同市内にある貯水施設への不法侵入で10代の3人が出頭を命じられた。16日の深夜25時ごろ、監視カメラに3人の姿が映っていたからだが、なんと、そのうちの一人が貯水施設の水に放尿した様子も映り込んでいた! このため同市の水資源局は飲料水1億4300万リットルを廃棄したとのこと。
水資源局は水を廃棄した上で、貯水施設の操業を止めて汚染の有無を調べている。水資源局は「ここの水は家庭に直接流れており、再処理する方法はない」としている。
「1億4300万リットルの飲料水」と言われても全くピンと来ないが、
ドラム缶(200リットル)に置き換えると……71万5,000本
25メートルプール(360,000リットル)に置き換えると……約397杯
一方で膀胱の容量は、成人の平均が500mlとのことなので、このたび貯水施設に放たれた尿の量は最大でも0.5リットル程度と推察される。
つまり25メートルプールで換算すれば400杯近い量の水が、たった0.5リットル(もしくはそれ以下)の異物が混入したために使い物にならなくなってしまったのだ!
「この貯水湖を水道水に使っている100万人の人間は死ぬのだ! この貯水湖にはガラガラヘビの猛毒が入っている!」
(by.ガラガランダ:仮面ライダー より)

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「幼稚園バスジャック」にも匹敵する悪の秘密結社の定番作戦に「貯水施設への毒物混入」がある。彼らが貯水施設を執拗に狙ったのは、人間の生活に必要不可欠な「水」を少ない労力でも使用不能にできるという費用対効果の高さが好まれたのではないだろうか?
今日では、悪の秘密結社が幼稚園バスや貯水施設を狙う回数は減ったように感じるが、平和を乱そうとするテロ組織にとって貯水施設が「費用対効果の高い襲撃目標」である事実に変わりはない。警備の強化が必要なのではないだろうか?
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
