
東方廳 浜松町店 (中華料理 / 大門駅、浜松町駅、御成門駅)
向かった先は、JR浜松町駅の北口、世界貿易センタービルの所にある浜松町バスターミナルから大通りを挟んで反対側の道を暫く歩くと徒歩数分ほどで到着する(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『東方廳(ドンファンティン)』さん。浜松町周辺は中華料理の名店が多いのだが、同店もそのうちの一件で、特に創作中華の評判が高い。ちなみに「廳」は「庁」の旧字体である。

店内の様子
店内はテーブル席オンリーで、ビジネス街に立地している関係もあって夜はグループ客がメインとなっている。

塩餃子(600円:税抜き)
まずは同店の名物である塩餃子。

その正体は、ホウレン草を練り込んだ皮で中身を包んだ焼き餃子。塩と黒胡椒で味付けされた、みじん切りのネギが餃子を覆い尽くすように掛けられているのがユニーク。

タレはつけず、添えられたレモンを絞ってからいただく。中身の豚肉にシッカリと味がついているので、タレをつける必要性は全く感じられない。ネギやレモン汁との相性も良く、あっという間に平らげられる美味しい一品である。これは名物になるのも頷ける……。

メニュー(一部)
お次は今回のメインディッシュとなる九龍城焼きそば。メニューには「何が出てくるか解らないのが九龍城、見てからのお楽しみ」とあるが……。

九龍城焼きそば(838円:税抜き)
出てきたのは、焼きそばを頼んだはずなのに何故か土鍋。

トロ味のついた餡が、熱された土鍋のために縁のあたりでボコボコと泡を吹いている。その他に目立つのは中央付近に割り入れられた玉子ぐらい。では、焼きそばはどこに?

おっと、餡の中に隠れていたぞ! 九龍城焼きそばの正体は「あんかけ焼きそば土鍋煮込み」だったのだ。土鍋を使うのは日本の煮込みうどんがヒントだろうか?
チャーシューや各種の野菜など多くの食材が入った餡とカリッと焼き目のついた麺が、土鍋で熱せられることで互いに味が良く馴染んで美味しくなっている。また土鍋の効用により最後までアツアツのまま食べられるのも嬉しい。寒い時期に食べたら身体が温まること請け合いだ。
繰り返しになるが、どちらもディナータイムのみの提供なので要注意。皆様もお試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
