首都圏が桜の花見シーズンに突入。本日(29日)は開花から初めての週末でもあり、また東京都心で21.9度(正午現在)と5月並みの陽気と天候に恵まれたこともあって、桜の名所と呼ばれる各所は花見客で賑わった。

管理人撮影
本日は私の勤め先でも、御多分にもれず役職員出席のもと花見が執り行われた。この行事は家族同伴OKが恒例のため、幼い我が子を連れて参加する社員も少なくない。私も子供達と共に遊び(遊んでもらい?)、楽しい時間を過ごした。
そして私は今回、幼い子供が持つ、時代を超えても変わらぬ習性を目の当たりにした。それは子供達が、宴席用のオードブルなどを入れていた、ちょうど彼らが手足を縮めて入り込むのに手頃なサイズの段ボール箱に身を隠して遊んでいた事だ。
思えば私も幼少の頃は、
「私の『スタンド』はきさまのより遠くまで行けるが広い所は嫌いでね。必ず何かの中に潜みたがるんだ…」
(by.花京院典明:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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スタンドでも無いのに(苦笑)、母方の実家にあった掘り炬燵の中に潜り込むのが大好きだった。
子供達が持つ「狭い所に入りたがる」習性についてフロイトの精神分析学で説明すれば、胎内回帰願望になるのだろう。狭い所に入ると、お母さんのお腹の中にいた時の感覚を思い出して安心できるというわけだ。しかしこの説では、私が掘り炬燵に入って遊んでいた際に感じた一種の高揚感が説明できない。
ここまで考えたとき、私は嘗て掘り炬燵の中を「秘密基地」と呼んでいた事を思い出した。子供でも或る程度の自我が固まる年齢になれば「自分の場所(テリトリー)」が欲しくなる。これに子供の遊びの定番である「ごっこ遊び」が合わさり、子供達にとって段ボール箱は魅惑の遊具となるのではないか?
それはさておき「狭い所に入りたがる」のは子供達にとって危険が伴うのは言うまでもない。車のトランクや旅行用のスーツケースに潜り込んだら、鍵が掛かって出られなくなってしまった、といった事故は良く耳にする。親御さんに於かれましてはくれぐれもご注意を……。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
