2013年10月19日

「神在月」に出雲で太陽が3つ!?

島根県の出雲地方にて、気象を原因とする珍しい大気光学現象が3つ同時に起こったという。

「神在月」に神が降臨!? 3つの太陽、逆さ虹…
(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131018/wlf13101819540027-n1.htm

131019_01.jpg
産経新聞より
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/photos/131018/wlf13101819540027-p2.htm

太陽の周りの光の輪は「内暈(うちがさ、ないうん)」、両サイドの光源は「幻日(げんじつ)」、逆さまの虹は「環天頂(かんてんちょう)アーク」と呼ばれる現象。これらはいずれも上空の薄雲を形成する無数の氷の粒の働きで光が屈折してできる。つまり3つの現象とも原理は一緒なので、理論的には3つ同時に見られることもあるそうなのだが、やはり珍しいという。

131019_02.jpg

【参考】
内暈(Wikipedia)
幻日(Wikipedia)
環天頂アーク(Wikipedia)

写真でみても相当に神秘的な現象なので、肉眼で見れば尚更それを感じるに違いない……!

日本神話の天照大御神やエジプト神話のラー、ギリシャ神話のアポロンの例を挙げるまでもなく、古来より太陽を神格化する例は、世界中で枚挙にいとまがない。闇夜を照らす明るさや、寒さを凌ぎ作物を育てる暖かさを恵む太陽は、人間だけでなく生きとし生けるもの総てにとって掛け替えの無い存在だからだ。

加えて、太陽が時折見せる内暈・幻日・環天頂アークといった自然現象が人々の心に畏怖や憧憬を刻みつけ、その神格化を更に推し進めたのだろう。

もちろん21世紀の現代を、日本という世界でもトップクラスの先進文明国家で生活している身なので、知識としては

「太陽も神じゃない。高熱のかたまりだ。太陽に近づきすぎれば、燃え尽きるだけ」
(by.エドワード・エルリック:鋼の錬金術師 より)

131019_03.jpg
リボルテックヤマグチ No.116 エドワード・エルリック

というのは重々承知している。しかしこうした自然現象が、約60年ぶりの遷宮を終えた出雲大社のある島根県の出雲地方で、奇しくも全国から神々が出雲に集まって会議をする「神在月(かみありづき)」を間近に控えた時期に観察された……というのは、なんとも言葉にならない感動を覚える。

願わくば、これが日本国の復活を告げる瑞兆であらんことを……。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 23:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:地域 | 更新情報をチェックする
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